女殺し油煙の地獄(二十五周年カップ参加作品のハードコア版)

中井春一郎

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第十章

勲一等淫奔あるいはインポ老人 ~平和な日々のバイブの唸り~

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 妖魔は刻々と、その魔の手をタケシに忍び寄せている。


 タケシは『AI緑子』『AI麗華』のコピーを作った。

 それを生成AIプロジェクトに渡し、その飼育を委ねる。

 緑子と麗華を『AI淫』『AI乱』に魔改造することにタケシは全力を傾注する。

 まず『AI淫』『AI乱』を可変にした。

 容貌の仕上がりには満足していたので、顔には一切の変更を加えない。


      緑子の身長は163~171、麗華は156~164。

      緑子のウエストは56~60、麗華は55~59。

      緑子のトップバストは85~91、麗華は84~88。

 
 それ以上の変更はプロポーション上、好ましくないと思われた。

 原『AI緑子』と原『AI麗華』には無い、乳輪・乳首・陰裂・陰毛及び肛門は、

北条冴子を始めとするポルノ女優の性器画像データをもとに様々に取り換えてみる。
 
 脳裏に刻み込んだオサセホステス、明日香と絵里のパーツも多大な貢献をした。

 例えば、『AI麗華』に明日香の陰核を取り付けてみるといった。

 『AI緑子』と『AI麗華』は、SEXアンドロイドの『淫』『乱』に一歩一歩、

近づいていく。


        *     *     *     *


 しかし、タケシの日常生活は平穏そのもの。

 深夜まで生成AIの研究に没頭する剛も、終末は研究室を閉じ、美久と過ごす。

 金曜の夕方には美容専門学校から高層高級マンション最上階に直行してタケシの

胸に飛びついてくる美久は、見違えるほど垢抜けてきた。

 専科の麻里先生の目に留まって、美久がモデルを務めることになったのだ。

 タケシのもとにやってくるたびに、美久のヘアスタイルは違っていた。


 「美久、もっと弱火にして」
 
 「はい、ママ」

 「このキッチンは素敵ね」

 初めて息子のマンションを訪れた聖良は、その暮らしぶりに満足した。

 「社長秘書の緑子さんが誂えたそうだけど、調理器具も使いやすいでしょ。でも、

ズボラなお兄ちゃんには勿体ないね。お湯を沸かすのも見たことないもの」

 「こらこら美久、お兄ちゃんはいけません。タケシにしなさい」

 「でも、二人だけのときは、お兄ちゃんでいいでしょ」

 「もう、勝手にして・・・・」

 聖良はまだ、息子のアレに吸い付く妖夢に落ちることがある。

 剛のマンションを訪ねるときは、必ず美久と一緒にすることにしたのだ。

 「さあ、出来上がり。お二人だけでどうぞ。ママは帰るわ。パパとの夕食は、デパ

地下で適当に買うことにしましょう」

 まだ若々しく、黒のスパッツにピッチリのお尻を揺らす養母を二人で見送る。


         ・・・・・・チュパッ・・・・・・

 
 夕食もソコソコに美久がコンドームを唇に吸い付ける。

 美久はネットの『泡姫に学ぶマル秘テク』で密かな学習を続けている。

 コンドームを唇と舌だけで装着するテクも覚えたのである。

 元気になったお兄ちゃんのチンボに上手に被せていく。

 二人が愛を交わすことが出来るのは週末だけだが、1ダース入りコンドームが月に

二箱も消えていくのだ。

 「・・・・・・月が出てきたよ」

 夜は深まっている。東京湾に浮かび出たのは下弦の月であった。

 美久に覆い被さって『絞め小股』で激しく撃ち込んでくれたお兄ちゃんは、萎えて

チンボが抜けそうになるまで抱いてくれるけど、下敷きの美久には月が見えない。

 「・・・綺麗なお月さま?」

 「空気が澄んでいるからね。綺麗だよ」

 「美久も見たい。それに、もう抜いてくれないと・・・漏れたら大変だわ」

 「そうだね・・・」

 超高層の最上階である。

 情事を覗かれる心配は無い。

 カーテンを開け放っておいた窓の向こうに浮かぶ下弦の月を裸の二人が眺める。

 美久が唇でチンボにコンドームを被せてあげるのがお兄ちゃんは好きだ。

 でも、そうしなくてもいい日が、美久は待ち遠しい。

 「・・・・ん?美久、お腹がいたいの?」

 「ううん。早くここを膨らませて欲しいと思って、撫ぜていたの」

 「そうだね。美久が専科を終えると、早く赤ちゃんをつくりたいね・・・」

 
 二人の思いは同じで、捨て子にされてしまって養護施設で育った境遇も同じだが、

大きな違いもある。

 親に捨てられたときの年齢である。

 九歳の美久を育児放棄した母親を、美久は憎んでいる。

 タケシには二歳で生き別れた顔も知らない母親を、恋しく思う気持ちもある。

 タケシの名札を付け、着ぐるみに包んだ僕をそっと置いて消えた悲しい女。

 貧乏でも、どこかで懸命に働いているのに違いない・・・・。

 ときどき、もしかしたらいつも、僕のことを想いながら・・・・。

 美久は母親を思い出したくも無い。お兄ちゃんがいるだけで幸せ・・・・。


 公認会計士邸は春のような穏やかな日々である。

 養父母は熟慮の末、美久をタケシの勉強部屋に住まわせていた。

 美久をタケシのマンションで同棲をさせることも考えたが、タケシへの慕いぶりを

見ると連夜のようにSEXを求めるに違いない。新しい道に踏み込んだ息子の妨げに

なる恐れがある。養女にした美久を自宅から通学させ、終末に適度なSEXをさせる

だけでなくタケシの健康管理にも気を配らせるという判断に建太郎は満足していた。


 タケシと離れ、ふさぎ勝ちになるかと心配した妻も、以前より若返ったようだ。

 ウエストは63とさほど変わらないが、脂が乗ってポッテリした下腹の膨らみも、

却って建太郎の乗り心地を良くしていた。


      ・・・ブ・・ブブ・・ブ・・ブブッ・・・ブブウ~・・・

 
 還暦を超え精力に衰えが見え始めると、性欲の激しい妻を満足させるため建太郎は

バイブも使うようになった。

 「嗚呼、ケンタロオ~、もっと強くして・・・もっとよ!」

 貞淑な人妻の見本のような聖良の中に淫らな淫女も潜んでいるのを知るのは、夫の

建太郎だけ。だが、夫婦の寝室で聖良が多淫な本性を隠そうともしなくなったのは、

『喪服の麗人~犯られましたの』を目の当たりにしてからとは全く知らない・・・・


          *     *     *     *


 「君、還暦を過ぎても奥様を可愛がり過ぎるのは体に毒だよ」

 かつて赤坂の夜の帝王と言われた某経済団体代表が、建太郎の肩をポンと叩く。

 この財界有力者の勲一等叙勲祝賀会の会場である。

 主賓の御老体の片手はもう、さりげなく聖良のお尻を撫ぜている。

 「あっ・・・・こ、今後とも主人を宜しくお願いいたします・・・・」

 口をつけていないグラスを両手でそっと挟んでいた聖良が、お尻にタッチされ頬を

赤らめ、貞女の鏡のように深々とお辞儀する。

 聖良は黒紋付の正装で夫に寄り添い祝賀会場の末席にいたが、勲一等老人は目敏く

聖良を見つけると傍を離れないのだ。

 「聖良ちゃん、昨夜は亭主に寝かせてもらえなかったようだね」

 「いえ、そんなことは・・・・」

 「朝まで・・・アレ、かい?」

 「いえ、そんなことは・・・・」

 「隠しても、吾輩の眼は節穴ではないよ。念入りにお化粧したようだが、ほら」

 聖良の下瞼を指さす。

 「少し隈があるぞ。君、少し手加減したまえ」

 今度は建太郎の肩ではなく、聖良のお尻をポン、ポンと軽く叩く。

 聖良の頬はますます赤くなり、建太郎の頬はピクピク震える。

 黒紋付の前に合わせた聖良の手を勲一等老人の眼がネットリと舐め回す。

 聖良の手のひらに皺だらけの手が伸びていく。

 そっと押す。

 もう一度、ポンと押すと手を停めた。

 黒紋付の正装だから聖良はパンティを穿いていない。

 勲一等の指は聖良のオメコのほんの数ミリ上を押さえたのだ。

 好色老人は、さりげなく指先を少し蠢かすと離してはいったが・・・・

 「還暦を過ぎても奥様を可愛がり過ぎるのは体に毒だよ」

 ヤニだらけの眼で、夫では無く妻を見詰めて最初のセリフを繰り返した。

 大企業社長や現役大臣の奥様方が、勲一等叙勲者が自分達には目もくれず、聖良と

だけ親しそうにするのを、妬ましそうに見ていた。

 聖良はますます恥ずかしい。


 聖良のオメコから数ミリにまで迫った好色老人の指は、妖魔の指でもあったのか?

 我が家に向かうハイヤーの中で、聖良の脳裏にポルノ『犯られましたの』で夫婦が

夢中になってSEXに耽っているシーンが、まざまざ蘇っていた。

 義父と義兄に凌辱された未亡人が夫を腹上死させた夜の回想シーンである。



         💀       💀       💀



 妻の陰核を跳ね上げるようにして抜け出た夫の怒張が赤黒さを増していた。

 「アア~ン、早く入れて!!」

 「お前の手で嵌め直してくれないかね?」

 夫はわざと腰を引き、妻を焦らしに焦らしていた。

 『早く入れて』とオネダリした妻も直ぐ収めはしなかった。

 熱いチンボは握らず、乱れた黒髪を掻き上げ、拡げた股を寄せていく。

 すっかり馴染んだカラダとカラダ。手を添えなくても秘部に秘部がピッタリ。

 「・・・・アッ!ウウッ!!」

 夫が前屈みになって妻の乳首を甘噛みすると、不意に腰を突き出したのだ。

 チンボをオメコの半ばまで押し込んだが、それ以上は攻め込まない。

 「アア~ン、もっと奥まで、奥まで・・・・」

 見つめ合っての腰の突き合い『鏡茶臼』が一気に激しくなった。

 「嗚呼!もっとして!!」

 「うん、うん。お前も、もっと突け!!」

 乳首の尖った乳房が大きく上下する。

 左右に揺れると乳房と乳房がぶつかりあう。

 押し合っては引き合う『鏡茶臼』の、夫婦の呼吸はピッタリあっていた。

 オメコから垂れるラブジュースは、もうホイップクリーム状になっている。

 
 ハイヤーの後部座席で、膝を合わせた黒紋付に手を添えた良家の奥様の脳裏には、

真っ赤に捲れ、白い泡に塗れたオメコまでが、クッキリ浮かんでいた。

 冴子が演じたのは亡夫の霊前で義父と義兄の辱めを受ける惨めな未亡人。

 聖良は勲一等叙勲祝賀会という晴れの場に招かれた公認会計士の令夫人。

 同じ黒紋付姿とはいえ、剛の生母と養母の境遇はまるで正反対なのだが。


 <もし私も、この歳で未亡人になってしまったら・・・>

 <もしもその時、オオパパが御壮健であったなら・・・>

 <もしもその時、先ほどの御老体から寝間への誘いを受けたとしたら・・・>


 聖良は喪服の麗人に我が身を重ねていた。

 「アア~!イイ、イイ~、イイワ~!!」

 聖良の脳裏に浮かんだ『犯られましたの』画面では、擦りに擦られ、真っ赤に燃え

広がった妻の肉の花弁を巻き込み、膨満した怒張が奥の奥まで嵌っている。

 妻のポルチオを突き上げているだろう。

 それでも、妻はまだもの足りないのか?

 汗まみれの妻が、汗まみれの夫を跳ね飛ばしかねない勢いで大腰を使う。

 夫が脂汗を浮かべる。

 首から滝のような汗を流し始めた。

 「ウッ!もっとか?」

 「ええ、ええ、もっとよ、もっと、貴方、シテエ~!!」

 搗きたての餅のように柔らかで真っ白な、妻の内腿はプルプル震えている。

 妻がエクスタシーの頂点へと駆け上がっているのは間違いない。

 「・・・・・アウッ!!」

 夫の首がガクッと折れ、呻きが漏れた。

 喜悦の炎で燃え上がっている妻は、夫の異変に気付かない。

 「嗚呼!熱い、熱いわ!!もっと出して!もっと浴びせてエ~!!」

 再びの熱汁の迸りを受け、夫の首に手を回し、唇を求めたのだが・・・・。

 「ギャアア~!!!」

 断末魔のような悲鳴があがった。

 白目を剥き、涎を垂らす夫の唇が、ガクッと妻の唇に落ちていく。

 覗き見をしていた、義父と義兄が慌てて飛び込む。

 驚愕した妻は膣痙攣を起こしていた。

 義兄が、義妹の尻を掴んで引き離そうとする。

 しか、し膣痙攣がますます激しくなる。

 夫の骸のチンボとオメコを繋げたまま夫の兄に尻を掴まれ、引き摺られ続ける。

 「嗚呼!痛い!アソコが、アソコが!!助けてエ~!!」



          💀      💀      💀



 聖良が勲一等老人からイタズラをされた祝賀会場から帰宅した夫婦の、夜の営みは

いつもに増して淫らなものとなった。

 「お酒を随分お飲みになったようだから、少しお待ちになてね。聖良はシャワーで

汗を流してくるわ・・・・」

 「やめなさい。肌に汗を浮かんだ方が、聖良の匂いを嗅ぐことも出来るからね」

 「・・・・・ダメよ・・・・腰巻を解かないで・・・・」

 「・・・・聖良・・・・ずいぶん濡れているな・・・あの爺さんは言葉苛めが上手

だからな・・・・米寿の爺さんと浮気をしたくなったか?」

 「そんな!とんでもない・・・・」

 「あの勲一等は全盛期には妾宅を三つも構えていたそうだ。二十年も前なら聖良を

横取りしかねない危険人物だが今はその元気は無いだろう。聖良に淫ら心を沸かせた

ことを感謝しようかね・・・・」

 この夜の営みは、いきなりの『椋鳥』。

 妻に夫が覆い被さってのシックスナインで始まったのだ。

 アソコを啄みあう。

 唇で吸い付き合う。

 舌で舐め回し合う。

 夫のチンボをもっと味わいたい聖良がクルッと回った。

 女性が上になる『二つ巴』でシックスナインが続く。

 
 そのころ美久は養父母に冷たい紅茶を差し上げようと、キッチンに向かっていた。


 「はあ、はあ、ねえ、建太郎・・・聖良を罰してくれない?」

 「はあ、はあ・・・どうしてだい?」

 「はあ、はあ・・・あんなお爺ちゃんに、少しだけど、淫ら心を浮かべたから」

 「よし。罰してやろう。今夜は『オルガバイブ(ラブトリップで6,336円』で、

苛めてめてやるとしようか・・・」

 「ふふ、お願いするわ。あたりは柔らかだけど、とても効くもの・・・」


     ・・・ブ、ブ、ブ・・・ブッ、ブッ・・・・ブブブブウ~・・・


 「嗚呼!イク!・・・でも、もっと強くして!」

 「よし!これでどうだ?聖良を成敗してやるぞ!!」


     ・・・ブヒュウ~ン、ブブブ・・・・ブヒュウ~ン・・・


 「嗚呼!死にそう、死にそうよ・・・そんなに・・アア~、ヒイ~!!」

 
 紅茶のお盆を手にして、ノックしかけた美久はママの悲鳴に凍りついた。

 実母と運転手と過ごした日々の悪夢が蘇る。

 ママを助けてあげなければ・・・・ドアに耳を押し当て様子を伺う。

 「・・・・・ふ~う、聖良、気持ち良かったかい?」

 「ええ、とても・・・・」

 「最初のころは、バイブを恥かしがっていたのにねえ」

 「だって、とても気持ちいいもの・・・でも、美久に聞かれていないかしら?」

 「大丈夫だよ。美久は今ごろ、タケシの夢でもみているだろう。俺たちも、そろ

そろ寝ようかね・・・・」


 パパとママはとても愛し合っていた。

 ほっと胸を撫でおろした美久は、夜の寝室に伺うのを以後、控えることにした。

 そっと、冷たい紅茶をキッチンに戻しに行く。

 美久も二十歳。

 愛の形が様々なことも少しは知っている。

 お兄ちゃんだって、美久のお尻に噛みついてビックリさせることもあるから。


 ウイークエンドはお兄ちゃんのマンションで過ごす美久だが、お兄ちゃんは美久と

二人だけの時間を大切にして研究室を閉じてくれるので、まだ入ったことは無い。

 大好きなお兄ちゃんが妖魔に導かれるようにして、緑子と麗華、そして北条冴子も

SEXアンドロイドに魔改造しAI世界の魔王となる道を歩き始めたことを、美久は

知る由も無かった・・・・

 



 


 








 

 





 
 


 




 

 



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