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第十章
勲一等淫奔あるいはインポ老人 ~倒錯の秘苑・狂い花~
しおりを挟む勲一等老人の隠された顔を知ってもらうことは、剛が両性具有のAIアンドロイド
造りに追い込まれた末に、母子相姦の禁忌を犯し、剛に一途な愛を捧げる美久までを
絶望の淵に追いやることになる闇の世界を知ることにも繋がるであろう。
* * * *
勲一等はシーメイル三姉妹の倒錯の秘苑『狂い花』の創設者でもあった。
『狂い花』は、どんな一流の芸者や銀座ホステス、そして秘技を極めた高級娼婦や
泡姫達でも決して味わうことが絶対不可能な異世界ならではの至極の愉しみを与えて
くれる夜の社交場なのだ。
勲一等は政官界の有力者を札束で買収するといった、贈収賄事件にもなりかねない
危ない橋は決して渡らなかった。大臣や高級官僚を籠絡する為の切り札としたのが、
カヲル・ナオミ・ヒトミのシーメイル三姉妹(?)なのだ。美貌であるだけではなく
抱くと吸い付いてくる白い柔肌にして、美乳・美尻、それに加えてオメコの締め付け
具合が極上の、ホステス・芸者・金髪娼婦・高級泡姫は少なく無いだろう。しかし、
カヲル・ナオミ・ヒトミは、ホステス・芸者・金髪娼婦・高級泡姫は持ってはいない
素晴らしいお道具まであるのだ。
『狂い花』を巧妙に使うことで、勲一等は財界トップの座に昇りつめ、天皇陛下に
最高位の勲章まで授けられたのだ。
勲一等は『狂い花』に隠しカメラも密かに備え着けていた。
いざとなれば盗撮映像で大臣や高級官僚を震え上がらせるために。
桜田門の御奉行も『狂い花』で繰り広げられていた狂態を把握しており、そこでの
取り引きが国家的巨悪でることも承知していたが、岡っ引きに踏み込ませ、お縄頂戴
とはしなかった。御奉行様の盗撮映像も勲一等は持っているからだ。
盗撮映像では、こんな光景が繰り広げられていた・・・・。
大臣が敷きつめられた漆黒の敷物の上を転がり回って、カヲルやナオミやヒトミを
もてあそぶのだが、いつの間にか逆にカヲルやナオミやヒトミにもてあそばれるのを
愉しむのだ。
大臣が禿げ頭を振り乱し、黒髪を振り乱した可愛いナオミにバックで突っ込む。
しかも、大臣もバックから妖艶なカヲルに突っ込まれて喘いでいるのだ。
「ああ、痛いわ・・・大臣様・・・あ、あ・・・痛いわ・・・」
可愛らしいナオミの顔は涙で濡れているのだが、大臣のモノはいきりたっている。
そこに可愛らしいヒトミの顔がナオミの股に潜り込む。
「ああ~ん、ヒトミちゃん・・・そんなにペニス、舐めないでえ~!!」
このような凄まじい光景を目の当たりにしたい者などいないであろう。
たぶん・・・・
『狂い花』の体験を終えた淫斎と社長が『狂い花』のカードキーを二度と使わず、
剛を連れていかなかったことは賢明であったと言えるであろう。
もし『狂い花』に連れ込まれていたら、性的には極めて凡人で、隠し事があるとは
いえ美久への愛一筋の剛が、メフィストフェレスと淫斎が引き摺り込もうとしている
間の世界から逃げ出し、冴子と母子相姦に堕ちることは無かったかもしれないが。
両性具有の闇の世界が純朴な青年、タケシの脳裏にまだ浮かぶことはなかった。
まだ・・・・・・
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