召喚魔法使いの旅

ゴロヒロ

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第32話

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 解体したシマハクチョウを収納空間に仕舞いシェーレのハサミをよく見てみると衝撃波を放ったハサミとシマハクチョウの首を切断したハサミでは少し違いがある様に見える

 普通のオオガニと比べて衝撃波を放った方のハサミは分厚くなっており切断した方のハサミは薄くなり鋭利なっている

 「シェーレ、普通のオオガニと違ってハサミの形が変わっているけどなんでかわかるか?」

 『ハサミですか?』

 『確かに違うです』

 俺に言われてユキも改めてシェーレの二つのハサミを観察して違いがあるのに気が付いた様だ

 『そんなに違いますか?』

 「違うな」

 『違うです』

 『同族と遭遇してもそれほど一緒に居ませんからね。気が付きませんでした』

 シェーレも自身のハサミを観察し始めた。収納空間きらオオガニのハサミを出してシェーレに見せる

 『言われると確かに違いますね。何故なのでしょうか?』

 『そんな事もわからないのです?』

 「ユキはなんで違うのか分かったのか?」

 『そうです。ウサギ先輩』

 そんなの簡単だと言わんばかり後ろ足で立ち上がり胸を張っているユキの方を見る

 『後輩ガニの攻撃方法です。後輩ガニの分厚くなっているハサミは衝撃波を放ってハサミが大きくなって薄くなっているハサミの方で切断していたのです』

 「なるほど使い続けてハサミの形が変わったのか」

 『確かに毎回使うのは用途は変えたりしていませんね』

 進化しなくても成長で身体が通常種と変わっている個体もいるのか。才能があるモンスターは通常種とは違うところがあるのかもな

 「シェーレの違いも分かった事だしルーツの町まで行くぞ。夕方までには着いていたいからな」

 『わかったです』

 『分かりました』

 陸上の敵をユキが水中の敵をシェーレが率先して倒していきながら昼食を食べる為のお昼休憩の時間を取る

 いつも通り結界を張ってテーブルと椅子を出して昼食の用意を始める

 「シェーレは何を食べるんだ?」

 『私ですか?なんでも食べることが出来ますよ』

 「そうか分かった」

 ユキとシェーレの分の昼食を皿の上に盛っていき二人の前に置く

 「二人とも先に食べていていいぞ」

 『わかったです。先に食べているです』

 『いいのですか?』

 「俺もすぐに食べるからいいぞ」

 『分かりました』

 俺に言われてすぐにがっついて食べているユキと対象的なシェーレはもう一度俺に言われてから食事を始めた

 俺も火をつけて今日倒したモンスターの素材の内食べる事ができる部位を焼いて食べていく

 焼いたカジリウオやシマハクチョウ、ヤリガエルも美味しかったがなによりもオオガニのハサミが一番美味しかった

 つい食べ過ぎるくらいお腹いっぱい食べてしまったが片付けをして収納空間に仕舞った

 「ユキ、起きないと置いて行くぞ」

 『ウサギ先輩はだらしないウサギみたいですね』

 『う、うーん……なんです?』

 おかわりをしてお腹が膨れて腹を見せて寝ているユキを揺すって起こす

 「ほら、ルーツの町に行くんだから起きる」

 『これならすぐにウサギ先輩を追い越せそうですね』

 『追い越されないです!』

 ユキが起きたのを確認すると複製した地図を見て進む方向を確認してから結界を解いてルーツの町を目指して進んでいく

 「シェーレが仲間に加わってから水中のモンスターを倒すのが楽になったな」

 『認めたくないですけど確かに楽になったです』

 『水中ならウサギ先輩にも負けない自信がありますからね』

 シェーレを褒めているとユキも確かに水中からのモンスターに対して楽になったのを感じているのか肯定している

 シェーレが水中から持って来てくれたドロウンウィードを根っこごと収納空間に収納していく

 シェーレを仲間にする前は水中にいるモンスターには水魔法や雷魔法なんかを使用して倒してから魔法を使って回収していたが強化魔法でシェーレを強化して水中に送り込むだけで水中のモンスターはシェーレに蹂躙されて倒されていった
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