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第168話
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宿から大神殿までの道中には、オススメされた武器屋、防具屋、道具屋、薬屋や食事所の店舗がある。
だが、それは行きでは寄らず、大神殿の帰りにでも寄ろうと思いながら、大神殿が見える大通りに出た。
大通りから真っ直ぐに見える大きなあの建物が大神殿なのかと、止まってしまう。
大神殿の外観の見掛けは、前世のテレビで見たパルテノン神殿に似ている。
道のど真ん中で立ち止まってしまい、迷惑を少し周りに掛けてしまったが、大神殿に向かい進んで行く。
そして、いよいよアルは階段を上がり、大神殿と呼ばれる大神殿の中に入る前に大神殿の前に居た修道女に呼び止められる。
「お布施をお願いします。」
大神殿に入る前に、修道女にお布施をお願いされた。
「どれくらいですか?」
「お気持ちで結構ですよ。」
お気持ちと言われても、どれくらい支払えば良いのかと悩んでしまう。
悩んでいるのが分かったのか、修道女に良く支払われるのが銀貨だと教えて貰い、銀貨を修道女にお布施すると、今度こそ大神殿の中に入った。
大神殿の中に入ると、今までの王都で感じた空気とは違う、そんな空気を感じながら進んで行くと、七つの大きな石像に祈る人たちが居る場所までたどり着いた。
荘厳な雰囲気がするこの場で立ち尽くしてしまうが、他の人たちのように七つある石像の内、中央の創造神の石像に近付き、近寄れるまで近付いてから、膝を突いて祈りを捧げる。
すると、祈りを捧げてから、すぐに意識だけが遠退いていった。
「無の大神殿にたどり着いたようじゃな。顔を上げてよいぞ。」
意識が遠退いて、すぐに一度聞けば忘れない声が聞こえる。
何故この声が聞こえるのかと、疑問に思いながら祈りを捧げた格好から頭を上げて声の方を見上げた。
そして、そこに居たのは二度会ったことのある創造神がそこに居た。
「あ、あの……質問しても良いですか?」
「構わんぞ。」
「創造神様に会うのは別の大陸、瘴気に犯されたジュエリー大陸の大神殿で創造神様に会うと思ったのですけど?違うのですか?」
転生する前にそんな風に言っていたような気がして、アルは創造神にそのことを聞いた。
「そのことか。確かにそんな風に言ったのう。間違いじゃないぞ。」
「では、なぜ?」
「まずは聞こう。この世界にある大神殿の数は知っているかの?」
もちろん知っている。大神殿がどの場所にあるのかを知らないと向かえないから調べたからだ。
「知っています。七つですよね。」
「そうじゃ。場所も分かるかの?」
「はい。」
アルが転生したこの大陸である、ジュアル大陸のクリスタル王国に創造神を祀る無の大神殿、ルビー帝国に火の神を祀る火の大神殿がある。
ジュアル大陸から離れた大陸であるジェム大陸には風の神を祀る風の大神殿と土の神を祀る土の大神殿。
ジュアル大陸の近くにあるビジュー諸島には水の神を祀る水の大神殿。
そして、瘴気が蔓延り、結界に覆われた大陸であるジュエリー大陸には光の神を祀っていた光の大神殿と闇の神を祀っていた闇の大神殿がある。
そのことを創造神に伝えると、創造神はその通りだと頷いた。
「その通り、この世界には、その七つの大神殿がある。調べたと言うことはジュエリー大陸の結界の先に、たどり着く方法やたどり着いた者が居ないことも調べたかの?」
「それは……知りませんでした。」
村に居た頃に教会の神父や修道女に聞いたり、冒険者第三育成校に入ってからも図書室や生徒会所属者が読める書庫の本にも書かれている本は見つかることが出来ていない。
「そうか。まあ、このことが記されている書物は大神殿や国が保管しているから、知らなくても可笑しくはない。では、どうすればジュエリー大陸の結界の中に入れるのかを教えよう。」
だが、それは行きでは寄らず、大神殿の帰りにでも寄ろうと思いながら、大神殿が見える大通りに出た。
大通りから真っ直ぐに見える大きなあの建物が大神殿なのかと、止まってしまう。
大神殿の外観の見掛けは、前世のテレビで見たパルテノン神殿に似ている。
道のど真ん中で立ち止まってしまい、迷惑を少し周りに掛けてしまったが、大神殿に向かい進んで行く。
そして、いよいよアルは階段を上がり、大神殿と呼ばれる大神殿の中に入る前に大神殿の前に居た修道女に呼び止められる。
「お布施をお願いします。」
大神殿に入る前に、修道女にお布施をお願いされた。
「どれくらいですか?」
「お気持ちで結構ですよ。」
お気持ちと言われても、どれくらい支払えば良いのかと悩んでしまう。
悩んでいるのが分かったのか、修道女に良く支払われるのが銀貨だと教えて貰い、銀貨を修道女にお布施すると、今度こそ大神殿の中に入った。
大神殿の中に入ると、今までの王都で感じた空気とは違う、そんな空気を感じながら進んで行くと、七つの大きな石像に祈る人たちが居る場所までたどり着いた。
荘厳な雰囲気がするこの場で立ち尽くしてしまうが、他の人たちのように七つある石像の内、中央の創造神の石像に近付き、近寄れるまで近付いてから、膝を突いて祈りを捧げる。
すると、祈りを捧げてから、すぐに意識だけが遠退いていった。
「無の大神殿にたどり着いたようじゃな。顔を上げてよいぞ。」
意識が遠退いて、すぐに一度聞けば忘れない声が聞こえる。
何故この声が聞こえるのかと、疑問に思いながら祈りを捧げた格好から頭を上げて声の方を見上げた。
そして、そこに居たのは二度会ったことのある創造神がそこに居た。
「あ、あの……質問しても良いですか?」
「構わんぞ。」
「創造神様に会うのは別の大陸、瘴気に犯されたジュエリー大陸の大神殿で創造神様に会うと思ったのですけど?違うのですか?」
転生する前にそんな風に言っていたような気がして、アルは創造神にそのことを聞いた。
「そのことか。確かにそんな風に言ったのう。間違いじゃないぞ。」
「では、なぜ?」
「まずは聞こう。この世界にある大神殿の数は知っているかの?」
もちろん知っている。大神殿がどの場所にあるのかを知らないと向かえないから調べたからだ。
「知っています。七つですよね。」
「そうじゃ。場所も分かるかの?」
「はい。」
アルが転生したこの大陸である、ジュアル大陸のクリスタル王国に創造神を祀る無の大神殿、ルビー帝国に火の神を祀る火の大神殿がある。
ジュアル大陸から離れた大陸であるジェム大陸には風の神を祀る風の大神殿と土の神を祀る土の大神殿。
ジュアル大陸の近くにあるビジュー諸島には水の神を祀る水の大神殿。
そして、瘴気が蔓延り、結界に覆われた大陸であるジュエリー大陸には光の神を祀っていた光の大神殿と闇の神を祀っていた闇の大神殿がある。
そのことを創造神に伝えると、創造神はその通りだと頷いた。
「その通り、この世界には、その七つの大神殿がある。調べたと言うことはジュエリー大陸の結界の先に、たどり着く方法やたどり着いた者が居ないことも調べたかの?」
「それは……知りませんでした。」
村に居た頃に教会の神父や修道女に聞いたり、冒険者第三育成校に入ってからも図書室や生徒会所属者が読める書庫の本にも書かれている本は見つかることが出来ていない。
「そうか。まあ、このことが記されている書物は大神殿や国が保管しているから、知らなくても可笑しくはない。では、どうすればジュエリー大陸の結界の中に入れるのかを教えよう。」
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