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第231話
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十一階層では初遭遇したロックワームの他にも初めて遭遇したモンスターがもう一匹いた。
そのモンスターはキラーバットというコウモリのモンスターだ。
キラーバットは超音波を使って攻撃してくるだけでは無く、鋭い牙を使った噛み付きも強力なモンスターだが、そんなモンスターも今のアルたちなら一掃することが出来る。
初遭遇は十二匹のキラーバットが飛んでアルたちの元に迫って来たのが最初だった。
ユキ、シェーレの順番が終わり、次はサフィの番になった時に、迫るキラーバットにサフィは水弾を一発も外さずに一撃で倒して行った。
一撃で胴体や頭部を貫通してキラーバットを倒したサフィは、いつも通りのんびりと空中を浮遊しながら飛んでいる。
そして、キラーバットとの初遭遇ではキラーバットがドロップアイテムを落とした。
ドロップしたアイテムは牙で使い道は矢の鏃によく使われる。
何故、知っているのかというと、冒険者第三育成校の生産魔法の授業で矢を作る際に鏃としてキラーバットの牙が使われるからだ。
そこまで高値で売れないが、キラーバットの牙を収納すると、アルたちは十一階層を周り地図が完成すると、十二階層へと進んで行った。
十二階層、十三階層と階層全体を探索して地図を作って行きながら進むアルたちは、十四階層の門を通り抜けて大きな広場で結界を張って、この日の探索を終えた。
翌日、久しぶりにベット以外で眠った身体の疲れは思ったよりも取れていなかった。
「あ~怠い。」
『大丈夫ですか?』
「大丈夫だよ。これから少しストレッチするから。」
軽くラジオ体操のように身体を伸ばし動かして、身体をほぐすと作り置きの料理を取り出して朝食を三匹と一緒に食べ始める。
サンドイッチと具材たっぷりのスープを食べ終わると、テントを片付けて十四階層の探索を行なう。
「みんな、モンスターが来るぞ。警戒しろ。」
ユキたちにモンスター接近の警告を出して少しすると、鎧を身に着けた二足歩行の犬の集団がこちらに向かって来ていた。
「あれはコボルトケンプファーって言うのか……。」
魔法で鑑定した結果、あのモンスターがコボルトケンプファーと言うモンスターだと分かった。
鎧を身に着け、武器を持たないが強靭な爪と鋭い牙を持つのがコボルトケンプファーというモンスターだとモンスター図鑑には書かれていたが、確かに遠目で見るが爪は長い凶器のようだ。
「シェーレ、気を付けろよ。」
『はい、気を付けます。』
シェーレはそう言うと、コボルトケンプファーの群れに向かって行く。
コボルトケンプファーも接近するシェーレに警戒しているのか、ここまで聞こえてくるほどの唸り声を出している。
『掛かって来なさい!』
シェーレは一言言うと両方のハサミを開いてコボルトケンプファーたちに向けると、勢いよく閉じる。
バチンッと音が立つと、両方のハサミから衝撃波が放たれ、コボルトケンプファーたちを襲う。
コボルトケンプファーの身に着けた鎧を破壊したり、切断したりしながらコボルトケンプファー自体にもダメージをシェーレは与えていく。
ここに至ってコボルトケンプファーはシェーレは危険だと分かったようで、シェーレに向かって一斉に走り出す。
その間にもシェーレは的確に衝撃波を放ってコボルトケンプファーの数を減らしていく。
シェーレが衝撃波を放つのを止めて近接戦闘を始めた時には、既にコボルトケンプファーの数は三匹となっていた。
威嚇の唸り声を上げながらコボルトケンプファーはシェーレに殴り掛かって来るが、それをシェーレはハサミで切断したり、叩き潰したりしてコボルトケンプファーを片付けた。
「鎧ごと砕いてだけど、ハサミは大丈夫なのか?」
『問題ありません。闘気を纏っていましたからね。それよりもドロップアイテムの確認と魔石を拾いましょう。あるじ様。』
「そうだな。ユキとサフィも手伝ってくれ。早く終わらせよう。」
そのモンスターはキラーバットというコウモリのモンスターだ。
キラーバットは超音波を使って攻撃してくるだけでは無く、鋭い牙を使った噛み付きも強力なモンスターだが、そんなモンスターも今のアルたちなら一掃することが出来る。
初遭遇は十二匹のキラーバットが飛んでアルたちの元に迫って来たのが最初だった。
ユキ、シェーレの順番が終わり、次はサフィの番になった時に、迫るキラーバットにサフィは水弾を一発も外さずに一撃で倒して行った。
一撃で胴体や頭部を貫通してキラーバットを倒したサフィは、いつも通りのんびりと空中を浮遊しながら飛んでいる。
そして、キラーバットとの初遭遇ではキラーバットがドロップアイテムを落とした。
ドロップしたアイテムは牙で使い道は矢の鏃によく使われる。
何故、知っているのかというと、冒険者第三育成校の生産魔法の授業で矢を作る際に鏃としてキラーバットの牙が使われるからだ。
そこまで高値で売れないが、キラーバットの牙を収納すると、アルたちは十一階層を周り地図が完成すると、十二階層へと進んで行った。
十二階層、十三階層と階層全体を探索して地図を作って行きながら進むアルたちは、十四階層の門を通り抜けて大きな広場で結界を張って、この日の探索を終えた。
翌日、久しぶりにベット以外で眠った身体の疲れは思ったよりも取れていなかった。
「あ~怠い。」
『大丈夫ですか?』
「大丈夫だよ。これから少しストレッチするから。」
軽くラジオ体操のように身体を伸ばし動かして、身体をほぐすと作り置きの料理を取り出して朝食を三匹と一緒に食べ始める。
サンドイッチと具材たっぷりのスープを食べ終わると、テントを片付けて十四階層の探索を行なう。
「みんな、モンスターが来るぞ。警戒しろ。」
ユキたちにモンスター接近の警告を出して少しすると、鎧を身に着けた二足歩行の犬の集団がこちらに向かって来ていた。
「あれはコボルトケンプファーって言うのか……。」
魔法で鑑定した結果、あのモンスターがコボルトケンプファーと言うモンスターだと分かった。
鎧を身に着け、武器を持たないが強靭な爪と鋭い牙を持つのがコボルトケンプファーというモンスターだとモンスター図鑑には書かれていたが、確かに遠目で見るが爪は長い凶器のようだ。
「シェーレ、気を付けろよ。」
『はい、気を付けます。』
シェーレはそう言うと、コボルトケンプファーの群れに向かって行く。
コボルトケンプファーも接近するシェーレに警戒しているのか、ここまで聞こえてくるほどの唸り声を出している。
『掛かって来なさい!』
シェーレは一言言うと両方のハサミを開いてコボルトケンプファーたちに向けると、勢いよく閉じる。
バチンッと音が立つと、両方のハサミから衝撃波が放たれ、コボルトケンプファーたちを襲う。
コボルトケンプファーの身に着けた鎧を破壊したり、切断したりしながらコボルトケンプファー自体にもダメージをシェーレは与えていく。
ここに至ってコボルトケンプファーはシェーレは危険だと分かったようで、シェーレに向かって一斉に走り出す。
その間にもシェーレは的確に衝撃波を放ってコボルトケンプファーの数を減らしていく。
シェーレが衝撃波を放つのを止めて近接戦闘を始めた時には、既にコボルトケンプファーの数は三匹となっていた。
威嚇の唸り声を上げながらコボルトケンプファーはシェーレに殴り掛かって来るが、それをシェーレはハサミで切断したり、叩き潰したりしてコボルトケンプファーを片付けた。
「鎧ごと砕いてだけど、ハサミは大丈夫なのか?」
『問題ありません。闘気を纏っていましたからね。それよりもドロップアイテムの確認と魔石を拾いましょう。あるじ様。』
「そうだな。ユキとサフィも手伝ってくれ。早く終わらせよう。」
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