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第239話
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三十階層のボス部屋へと離れた位置に様々な種類の数多くのコボルトたちがアルたちを待ち構えていた。
「五十匹、それにシャーマンも居るな。全員、全力で遠距離攻撃、開始だ!」
魔法でボス部屋のコボルトの数を大体調べたアルは、コボルトたちに向かって全力で遠距離攻撃をするように指示を出した。
その時、先頭に居る一際、良い装備をしているコボルトソルジャーリーダーが「ウォオオオーーーン!!!!!!!!」と遠吠えをあげる。
すると、ボスのコボルトソルジャーリーダーを除いた全てのコボルトたちの力が上昇して高くなったのを感じ取れる。
それでもアルの指示通りにユキたち召喚獣と共に遠距離攻撃を行なった。
アルたちが放った全力の遠距離攻撃がコボルトたちに当たる瞬間に、コボルトシャーマンが魔法障壁を張ったのだろう。
魔法障壁を破壊していく音がボス部屋の中に響いて行った。
「コボルトシャーマンの張る魔法障壁が強化されているのか!?」
『あるじ様、それでもコボルトは倒せています。このまま攻撃を続けましょう。そうで無いとコボルトシャーマンが協力魔法を使って来ます!』
「それもあったな。全員、もう一度攻撃をするぞ!」
コボルトソルジャーリーダーの遠吠えによって、コボルトたちは強化されているせいでアルたちが行なった遠距離攻撃で倒せたコボルトの数は、それほど多くは無い。
制御が出来る限界でアルたちは遠距離攻撃を行なっている。その為、近接戦闘が起こることも考えると、あと数回は遠距離攻撃をすることが出来るだろう。
出来れば、その数回でコボルトたちの数を減らしたいと考えるアルは遠距離攻撃をするように指示をもう一度出すと、再度の遠距離攻撃がコボルトたちに放たれた。
その遠距離攻撃もコボルトシャーマンの張る魔法障壁によって阻まれてしまうが、それでもコボルトたちの数は減って行く。
「もう一度だ!今度は闘気と魔法の遠距離攻撃は交換しろよ!やるぞ!」
次に行なう遠距離攻撃は闘気を使った遠距離攻撃をした者は魔法を使い、魔法で遠距離攻撃を行なった者は闘気を使った遠距離攻撃をするようにアルは指示を出すと、自身も放つ遠距離攻撃の方法を変えて、ボスのコボルトの群れに攻撃を行なった。
コボルトの群れの数は順調に削れて行くがアルたちの消耗も酷くなっている。
「三匹共、先に魔法薬を使って回復しろ。」
『アルはどうするのです?』
「お前たちが回復した後に俺もする。だから、急いで回復してくれ。」
収納空間から複数の魔法薬を取り出してユキたちが飲めるようにすると、その間に放つ準備を終えた闘気の斬撃をボスのコボルトの群れに向かって剣を振り抜く。
一人だけで行なった遠距離攻撃では、後方で魔法障壁を張っているコボルトシャーマンの所まで届くどころか、張られている全ての魔法障壁の破壊すらも出来ていない。
(あれが強化されていないコボルトシャーマンの魔法障壁なら、全ての魔法障壁を破壊することは出来ていただろうに!)
そして、一度でも魔法障壁が全て破壊されなかったからか、またコボルトソルジャーリーダーが遠吠えを行ない、コボルトの群れが一斉に動き出した。
「回復が終わったら、サフィ以外は遠距離攻撃を行なわず接近戦をする。サフィはまだ後方に居るコボルトシャーマンたちが協力して魔法を使わないように注意しながら牽制を頼む。ユキ、出来ればでいいから、ユキもコボルトシャーマンを倒して来てくれ。」
『分かったです!』『接近戦ですね。分かりました。』『……アイツら……狙う。』
ボスのコボルトの群れが迫って来ている間にアルは、ユキたち三匹の召喚獣に指示を出すと、収納空間から魔法薬を取り出して、回復の為に飲んで行った。
「五十匹、それにシャーマンも居るな。全員、全力で遠距離攻撃、開始だ!」
魔法でボス部屋のコボルトの数を大体調べたアルは、コボルトたちに向かって全力で遠距離攻撃をするように指示を出した。
その時、先頭に居る一際、良い装備をしているコボルトソルジャーリーダーが「ウォオオオーーーン!!!!!!!!」と遠吠えをあげる。
すると、ボスのコボルトソルジャーリーダーを除いた全てのコボルトたちの力が上昇して高くなったのを感じ取れる。
それでもアルの指示通りにユキたち召喚獣と共に遠距離攻撃を行なった。
アルたちが放った全力の遠距離攻撃がコボルトたちに当たる瞬間に、コボルトシャーマンが魔法障壁を張ったのだろう。
魔法障壁を破壊していく音がボス部屋の中に響いて行った。
「コボルトシャーマンの張る魔法障壁が強化されているのか!?」
『あるじ様、それでもコボルトは倒せています。このまま攻撃を続けましょう。そうで無いとコボルトシャーマンが協力魔法を使って来ます!』
「それもあったな。全員、もう一度攻撃をするぞ!」
コボルトソルジャーリーダーの遠吠えによって、コボルトたちは強化されているせいでアルたちが行なった遠距離攻撃で倒せたコボルトの数は、それほど多くは無い。
制御が出来る限界でアルたちは遠距離攻撃を行なっている。その為、近接戦闘が起こることも考えると、あと数回は遠距離攻撃をすることが出来るだろう。
出来れば、その数回でコボルトたちの数を減らしたいと考えるアルは遠距離攻撃をするように指示をもう一度出すと、再度の遠距離攻撃がコボルトたちに放たれた。
その遠距離攻撃もコボルトシャーマンの張る魔法障壁によって阻まれてしまうが、それでもコボルトたちの数は減って行く。
「もう一度だ!今度は闘気と魔法の遠距離攻撃は交換しろよ!やるぞ!」
次に行なう遠距離攻撃は闘気を使った遠距離攻撃をした者は魔法を使い、魔法で遠距離攻撃を行なった者は闘気を使った遠距離攻撃をするようにアルは指示を出すと、自身も放つ遠距離攻撃の方法を変えて、ボスのコボルトの群れに攻撃を行なった。
コボルトの群れの数は順調に削れて行くがアルたちの消耗も酷くなっている。
「三匹共、先に魔法薬を使って回復しろ。」
『アルはどうするのです?』
「お前たちが回復した後に俺もする。だから、急いで回復してくれ。」
収納空間から複数の魔法薬を取り出してユキたちが飲めるようにすると、その間に放つ準備を終えた闘気の斬撃をボスのコボルトの群れに向かって剣を振り抜く。
一人だけで行なった遠距離攻撃では、後方で魔法障壁を張っているコボルトシャーマンの所まで届くどころか、張られている全ての魔法障壁の破壊すらも出来ていない。
(あれが強化されていないコボルトシャーマンの魔法障壁なら、全ての魔法障壁を破壊することは出来ていただろうに!)
そして、一度でも魔法障壁が全て破壊されなかったからか、またコボルトソルジャーリーダーが遠吠えを行ない、コボルトの群れが一斉に動き出した。
「回復が終わったら、サフィ以外は遠距離攻撃を行なわず接近戦をする。サフィはまだ後方に居るコボルトシャーマンたちが協力して魔法を使わないように注意しながら牽制を頼む。ユキ、出来ればでいいから、ユキもコボルトシャーマンを倒して来てくれ。」
『分かったです!』『接近戦ですね。分かりました。』『……アイツら……狙う。』
ボスのコボルトの群れが迫って来ている間にアルは、ユキたち三匹の召喚獣に指示を出すと、収納空間から魔法薬を取り出して、回復の為に飲んで行った。
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