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第16話 恐怖の心
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桜が恐怖を押さえていると、御堂が突然怖いですよねと話してくる。 桜は怖くないですとすぐ返答すると、嘘はいけませんよと優しい声で諭してきた。
「私は……やっぱり御堂さんにはバレてましたね……」
桜は車の後部座席に座りながら恐怖に顔を歪めていた。 いくら訓練をしているとはいえ実戦はないに等しく、初陣で死ぬかもしれないからである。
「一人で抱え込まなくてもいいのよ。 そのためにサポート役の私や救援隊がいるんだから」
そう言う御堂の顔はとても優し表情をしていた。 桜はその顔と言葉を聞いて震えが収まらなくなってしまう。
「あれ……おかしいな……怖くなんてなかったはずなのに……」
右腕に付けているシュシュを掴んで、怖くない怖くないと何度もつぶやく。 その姿を見ていた御堂は、車を止めて桜の頭を撫でる。
「もうすぐ戦闘地帯ですが、気を強く持ってください」
頭を撫でられている桜は、少し落ち着いた気がした。
「ありがとうございます……守るために戦います!」
桜がそう決意をすると車を降りてシュシュを変化させ、桜花を顕現させた。
桜はありがとうございますと言いながら戦場に走っていく。 その後ろ姿を御堂は心配そうに見るも、サポートに徹するべく戦場近くにある作戦本部に向かった。
桜は桜花を右手に御堂から渡されたインカムを左耳に装着をして、茉莉が戦っている場所を教えてもらっている。 車を降りた場所から少し離れた場所に怪人の群れが歩いているのが見えた。
その怪人は十体ほどで、桜が倒した侍の怪人と同じものもいる。 そして、その侍の怪人の後ろには骸骨で腕が四本生え、その腕に四本の剣を持つ異形の怪人が歩いていた。
「茉莉ちゃんはどこにいるの!? 私一人であの群れと戦うしかないじゃない……」
家と家の間の狭い道を歩いている怪人の群れを見つけた桜は、剣を手にして訓練で学んだことを思い出して桜花を構える。
「まだ気づかれていないのなら、不意を突いて突っ込む!」
剣を前に構え、先頭を歩いて街を破壊している侍の怪人に突っ込む。 その怪人は、突然の出来事に対応が出来ずに桜の剣に腹部を貫かれてしまう。
そのまま侍の怪人は塵のように消え、後ろを歩く怪人達が動揺していた。 しかし、四本腕の怪人が骸骨の怪人達を薙ぎ払いながら味方を殺して桜の前に出てくる。
桜は敵の突撃に焦って足が絡まり右側に倒れてしまうが、桜が横に倒れた瞬間にもといた位置に重い金属が地面に当たる音がした。 もし、桜が横に倒れなければ自身は敵の剣で押しつぶされていたのかもしれなかった。
「あんなの受け止めきれないよ……どうしたら……」
剣を構え直して敵に対峙する桜は、四本腕とその腕に持っている剣にどう対処していいのかわからなかった。 桜が仕掛けてくる怪人を改めて観察すると、顔は般若の能面のように見え、体躯は筋骨隆々で四本腕に四本の剣を持っていた。
桜が剣を構えて観察をしていると、鳥の鳴き声と共に能面の怪人が攻撃をしてきた。 桜は一撃二撃と耐えていくが、三撃目で吹き飛ばされてしまう。
「ぐぁ! 強すぎる……」
桜は吹き飛ばれてコンクリートの壁に衝突してしまった。 背中を強打したために痛みで動けなくなり、体制を整えることができない。
「背中が痛い……でも、痛みに勝つんだ!」
そう自身を鼓舞すると剣をもって怪人に振り下ろすが、簡単に弾かれてしまう。 攻撃が通じなく防戦一方敵の攻撃を防ぎ避けていると、後ろの方から銃声が聞こえた。
「私は……やっぱり御堂さんにはバレてましたね……」
桜は車の後部座席に座りながら恐怖に顔を歪めていた。 いくら訓練をしているとはいえ実戦はないに等しく、初陣で死ぬかもしれないからである。
「一人で抱え込まなくてもいいのよ。 そのためにサポート役の私や救援隊がいるんだから」
そう言う御堂の顔はとても優し表情をしていた。 桜はその顔と言葉を聞いて震えが収まらなくなってしまう。
「あれ……おかしいな……怖くなんてなかったはずなのに……」
右腕に付けているシュシュを掴んで、怖くない怖くないと何度もつぶやく。 その姿を見ていた御堂は、車を止めて桜の頭を撫でる。
「もうすぐ戦闘地帯ですが、気を強く持ってください」
頭を撫でられている桜は、少し落ち着いた気がした。
「ありがとうございます……守るために戦います!」
桜がそう決意をすると車を降りてシュシュを変化させ、桜花を顕現させた。
桜はありがとうございますと言いながら戦場に走っていく。 その後ろ姿を御堂は心配そうに見るも、サポートに徹するべく戦場近くにある作戦本部に向かった。
桜は桜花を右手に御堂から渡されたインカムを左耳に装着をして、茉莉が戦っている場所を教えてもらっている。 車を降りた場所から少し離れた場所に怪人の群れが歩いているのが見えた。
その怪人は十体ほどで、桜が倒した侍の怪人と同じものもいる。 そして、その侍の怪人の後ろには骸骨で腕が四本生え、その腕に四本の剣を持つ異形の怪人が歩いていた。
「茉莉ちゃんはどこにいるの!? 私一人であの群れと戦うしかないじゃない……」
家と家の間の狭い道を歩いている怪人の群れを見つけた桜は、剣を手にして訓練で学んだことを思い出して桜花を構える。
「まだ気づかれていないのなら、不意を突いて突っ込む!」
剣を前に構え、先頭を歩いて街を破壊している侍の怪人に突っ込む。 その怪人は、突然の出来事に対応が出来ずに桜の剣に腹部を貫かれてしまう。
そのまま侍の怪人は塵のように消え、後ろを歩く怪人達が動揺していた。 しかし、四本腕の怪人が骸骨の怪人達を薙ぎ払いながら味方を殺して桜の前に出てくる。
桜は敵の突撃に焦って足が絡まり右側に倒れてしまうが、桜が横に倒れた瞬間にもといた位置に重い金属が地面に当たる音がした。 もし、桜が横に倒れなければ自身は敵の剣で押しつぶされていたのかもしれなかった。
「あんなの受け止めきれないよ……どうしたら……」
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「ぐぁ! 強すぎる……」
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「背中が痛い……でも、痛みに勝つんだ!」
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