天羽桜は世界を救う

天羽睦月

文字の大きさ
28 / 34

第28話 動き始める脅威

しおりを挟む
晩御飯を食べ終えた桜は明日の学校に備えて早めに寝ようと考えていた。 ベットに横になって学校のことを考えていると、一通のメールが届く。 そのメールはリーベからであり、内容が衝撃的であった。

「いま世界中で怪人が出現しているって……日本にも近日中に大量に出現するかもしてないから気を付けてと……」

怪人が世界中で出現していることが書いてあって、桜は日本に出た怪人を自分と茉莉だけで守れるのか不安になっていた。

「どうしよう……怪人がまた出るなんて……」

ベットから起き上がって頭を抱える桜だが、続けざまにメールが届いたのをスマートフォンの通知音で気が付いた。

「今度はなに……あっ……茉莉ちゃんからだ……」

そのメールには近日中に怪人がたくさん来るかもしれないらしいとのことと、一緒に頑張ろうということが書いてあった。

「茉莉ちゃんありがとう……私はリーベでも一人じゃない!」

茉莉にありがとうと感謝の内容のメールを返信して、そのままベットに横たわって眠りについた。 

桜が熟睡していると、早朝に楓が焦りながら桜の部屋に入ってきた。 部屋に入った楓は、熟睡している桜の身体を揺すって起こした。

「うひゃぁ!? なになに!? いきなりなに!?」

桜は突然起こされたことに驚きつつも、楓の表情を見て何かあったのだと察した。 起きてすぐに何があったのと聞いてみると、楓が怪人が出現してるわと言ってきた。

「え!? 日本に怪人が現れたの!?」

桜が目を見開いて驚いていると楓は日本には出現してはいないけど、色々な国で出現しているという。 続けて楓がリビングに行こうと提案をする。 それに乗った桜は急いでリビングに行き既に電源が付いていたテレビの電源を入れた。

画面に映っているニュース番組に午前四時と表記され、桜はこんな早朝から怪人が出現していると驚くが、ニュース番組のキャスターが世界各地の現在の状況をリポートしていた。

「アメリカ、イギリス、スペイン以外にも沢山の怪人が出現しています! 現在多くの国の軍や怪人専門部隊の人達が鎮圧にあたっています!」

リポーターが爆音と悲鳴溢れる場所で決死に状況説明をしていると、リポーターの後ろを走っている避難者の腹部を銃弾が貫き、一人の避難者が地面に倒れてしまった。

「人が!? 人が撃たれた!?」

桜が口元を押さえて驚いていると、中継画面が切れてしまいスタジオの映像に切り替わった。 スタジオのキャスターは映像の乱れと言っていたが、桜は死人が出たから中継を切ったんだと思っていた。

「人が死んだから映像を切り替えたんだ……日本にも多数の怪人が出現したら、どう対処していけばいいの……」

テレビの目を前で床に座りこんで頭を抱える桜に、楓は優しく前から抱き着いて安心させようとしていた。 桜の耳元で私達家族が守るから安心してと何度も囁いていた。

「ありがとうお母さん……私も頑張る!」

桜がそう決意すると、どこからか爆発音が聞こえた。 リビングの窓から外を見ると、少し離れた所から炎と煙が多数上がっているのが見える。

画面に映っているニュース番組でも速報で日本の各地に怪人が出現していることと、その怪人によって破壊活動がされていることを伝えていた。

「ついに日本にも来ちゃったか……」

桜がついに来たと呟くと、家のチャイムが鳴る。 誰がこんな早朝にインターフォンを押したかと玄関に行くと、そこには御堂が立っていた。  
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

軽トラの荷台にダンジョンができました★車ごと【非破壊オブジェクト化】して移動要塞になったので快適探索者生活を始めたいと思います

こげ丸
ファンタジー
===運べるプライベートダンジョンで自由気ままな快適最強探索者生活!=== ダンジョンが出来て三〇年。平凡なエンジニアとして過ごしていた主人公だが、ある日突然軽トラの荷台にダンジョンゲートが発生したことをきっかけに、遅咲きながら探索者デビューすることを決意する。 でも別に最強なんて目指さない。 それなりに強くなって、それなりに稼げるようになれれば十分と思っていたのだが……。 フィールドボス化した愛犬(パグ)に非破壊オブジェクト化して移動要塞と化した軽トラ。ユニークスキル「ダンジョンアドミニストレーター」を得てダンジョンの管理者となった主人公が「それなり」ですむわけがなかった。 これは、プライベートダンジョンを利用した快適生活を送りつつ、最強探索者へと駆け上がっていく一人と一匹……とその他大勢の配下たちの物語。

転生貴族の領地経営〜現代日本の知識で異世界を豊かにする

ファンタジー
ローラシア王国の北のエルラント辺境伯家には天才的な少年、リーゼンしかしその少年は現代日本から転生してきた転生者だった。 リーゼンが洗礼をしたさい、圧倒的な量の加護やスキルが与えられた。その力を見込んだ父の辺境伯は12歳のリーゼンを辺境伯家の領地の北を治める代官とした。 これはそんなリーゼンが異世界の領地を経営し、豊かにしていく物語である。

霊力ゼロの陰陽師見習い

三科異邦
ファンタジー
「霊力も使えない。術式も出せない。 ……西園寺玄弥、お前は本当に陰陽師か?」 その言葉は、もう何度聞いたか分からない。 霊術学院の訓練場で、俺はただ立ち尽くしていた。 周囲では炎が舞い、水がうねり、風が刃のように走る。 同年代の陰陽師たちが、当たり前のように霊を操っている。 ――俺だけが、何もできない。 反論したい気持ちはある。 でも、できない事実は変わらない。 そんな俺が、 世界最強クラスの妖怪と契約することになるなんて―― この時は、まだ知る由もなかった。 これは―― 妖怪の王を倒すべく、九尾の葛葉や他の仲間達と力を合わせて成長していく陰陽師見習いの物語。

クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる

アルカス
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。 でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。 でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。 その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。 そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。

追放された味噌カス第7王子の異種族たちと,のんびり辺境地開発

ハーフのクロエ
ファンタジー
 アテナ王国の末っ子の第7王子に産まれたルーファスは魔力が0で無能者と言われ、大陸の妖精族や亜人やモンスターの多い大陸から離れた無人島に追放される。だが前世は万能スキル持ちで魔王を倒し英雄と呼ばれていたのを隠し生まれ変わってスローライフを送る為に無能者を装っていたのだ。そんなルーファスはスローライフを送るつもりが、無人島には人間族以外の種族の独自に進化した先住民がおり、周りの人たちが勝手に動いて気が付けば豊かで平和な強国を起こしていく物語です。

追放されたS級清掃員、配信切り忘れで伝説になる 「ただのゴミ掃除」と言って神話級ドラゴンを消し飛ばしていたら世界中がパニックになってますが?

あとりえむ
ファンタジー
【5話ごとのサクッと読める構成です!】 世界を救ったのは、聖剣ではなく「洗剤」でした。 「君のやり方は古いんだよ」 不当な理由でS級クランを追放された、ベテラン清掃員・灰坂ソウジ(38歳)。 職を失った彼だったが、実は彼にはとんでもない秘密があった。 呪いのゴーグルのせいで、あらゆる怪物が「汚れ」にしか見えないのだ。 ・神話級ドラゴン  ⇒ 換気扇の頑固な油汚れ(洗剤で瞬殺) ・深淵の邪神  ⇒ トイレの配管詰まり(スッポンで解決) ・次元の裂け目  ⇒ 天井の雨漏りシミ(洗濯機で丸洗い) 「あー、ここ汚れてるな。チャチャッと落としておくか」 本人はただ業務として掃除をしているだけなのに、その姿は世界中で配信され、人類最強の英雄として崇められていく! 可愛い元ダンジョン・コアや、潔癖症の聖女も入社し、会社は今日も大忙し。 一方、彼を追放した元クランは、汚れ(モンスター)に埋もれて破滅寸前で……? 「地球が汚れてる? じゃあ、一回丸洗いしますか」 最強の清掃員が、モップ片手に世界をピカピカにする、痛快・勘違い無双ファンタジー! 【免責事項】 この物語はフィクションです。実在の人物・団体とは関係ありません。 ※こちらの作品は、カクヨムと小説家になろうでも公開しています。

無能と追放された俺、死にかけて覚醒した古代秘術を極めて最強になる

仲山悠仁
ファンタジー
魔力がすべての世界で、“無能”と烙印を押された少年アレックスは、 成人儀式の日に家族と村から追放されてしまう。 守る者も帰る場所もなく、魔物が徘徊する森へ一人放り出された彼は、 そこで――同じように孤独を抱えた少女と出会う。 フレア。 彼女もまた、居場所を失い、ひとりで生きてきた者だった。 二人の出会いは偶然か、それとも運命か。 無能と呼ばれた少年が秘めていた“本当の力”、 そして世界を蝕む“黒い霧”の謎が、静かに動き始める。 孤独だった二人が、共に歩き出す始まりの物語。

合成師

盾乃あに
ファンタジー
里見瑠夏32歳は仕事をクビになって、やけ酒を飲んでいた。ビールが切れるとコンビニに買いに行く、帰り道でゴブリンを倒して覚醒に気付くとギルドで登録し、夢の探索者になる。自分の合成師というレアジョブは生産職だろうと初心者ダンジョンに向かう。 そのうち合成師の本領発揮し、うまいこと立ち回ったり、パーティーメンバーなどとともに成長していく物語だ。

処理中です...