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銀の鳥籠Ⅰ ルイ&サクヤ編
227 連絡済み
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魔法使いって、実はあんまり子育てしないんだなって実感した。じゃあ、どうして、みんな育ったんだって話なんだけどさ。答えが初等部に入ると与えられる妖精なんだよな。おそらく、今まで、妖精の仕事の一部だったんだと思う。
「あら、ミルクが浮いて見えるわ」
妖精たちの姿って、ある程度、魔力を持ってるか純粋じゃねぇと見えねぇらしい。つまり、母さんも婆ちゃん達も魔力がないわけだから、見えてねぇみたいだし、純粋じゃねぇんだな。言わねぇけど。
ずっと、母さん達がここにいるわけにもいかない。父さん達はオレを育てた関係で、ある程度、身の回りのことも、食事も自分達でできるらしいけど。それでも、そんなに迷惑はかけられないと、カエデさんとシロガネさんは必死で覚えようと奮闘中。
クレハさんとクチバさんが二人で店を切り盛りし、カエデさんとシロガネさんが子育て。それを眺めるオレとルイ。母さんはオレとルイの子はしっかり、面倒みるわよ、とこれまた嬉しそうに言ってる。うん。母さんなら父さん放り投げて来そうだよな。まだまだ、働き盛りの父さん。仕事があるから、来れないと愚痴ってたらしい。
「ご機嫌さんね」
「この子達の周りは物が飛んでこないわね」
母さんがオムツを替える。それをジッと観察しているカエデさんとシロガネさん。婆ちゃんの、物が飛んでこない、の呟きにカエデさんとシロガネさんが顔を見合わせる。
「それは魔法使いが近くにいるからだと思うわ」
それはどうしてだ?
「物が飛ぶって、サクヤから聞いたけど、両親が魔法使いだと、無意識に赤ちゃんの魔力を抑えるって話し」
カエデさんの言葉に、オレは愕然。つまり、オレを育ててくれた両親と両祖父母は微量の魔力しか持たない。だから、物が飛んで破壊してたのか……。
「サクヤの魔力は基本的に人を傷付けないから。そんなに落ち込まない」
「でもよ。人に危害がなくても、物と家に危害があったってことだろう?」
「まあ、そうだね」
子育て奮闘を眺めつつ、話すオレとルイ。おっかなびっくり娘達を世話するカエデさんとシロガネさんが微笑ましい。
「キュウ?」
「ベニは一時間で普通にオレ達の言葉を理解しただろう?」
「キュウキュウキュ」
「人の子は、他の動物と違って成長が遅いの」
ベニの言い分も分からなくはねぇけど。未成熟のまま生まれてくるのが人なんだよ。
一週間、子育てレクチャーを受けていたカエデさんとシロガネさん。なんとなく様になってきて、母さんと婆ちゃん達がこれでなんとかなると判断したらしい。仕事から帰宅すると、自宅に戻るって言ってきた。
「本当に大丈夫なのかよ?」
「お二人とも優秀よ。一度、伝えれば理解してくれるし」
そりゃあ、魔力の強い魔法使いだからな。お頭の作りがその辺にいる人とはかなり違うんだよ。
「いつまでも、私達がいるわけにもいかないわ。なにかあれば、知らせてくれたら……」
「もしかして、オレに迎えに来いって?」
「そうよ。魔法って便利ね。サクヤが羨ましくなっちゃったわ」
母さんの言葉に頷く婆ちゃん二人。確かに便利だけど、制御方法を知らないと、高校時代のオレみたいになんだぞ。
「サクちゃん、結婚式、なかなかしてくれないから、私達で勝手に計画するわね。旦那様が凄くイケメンで目の保養だわ」
「はあ?! まだ言ってるのかよ?!」
「当たり前よ、サクヤちゃん。ずっと楽しみにしてたんだから。お友達にも連絡済みみたいよ」
友達って?! まさか、あいつらに連絡してるのかよ?! 勘弁してくれ!
「あら、ミルクが浮いて見えるわ」
妖精たちの姿って、ある程度、魔力を持ってるか純粋じゃねぇと見えねぇらしい。つまり、母さんも婆ちゃん達も魔力がないわけだから、見えてねぇみたいだし、純粋じゃねぇんだな。言わねぇけど。
ずっと、母さん達がここにいるわけにもいかない。父さん達はオレを育てた関係で、ある程度、身の回りのことも、食事も自分達でできるらしいけど。それでも、そんなに迷惑はかけられないと、カエデさんとシロガネさんは必死で覚えようと奮闘中。
クレハさんとクチバさんが二人で店を切り盛りし、カエデさんとシロガネさんが子育て。それを眺めるオレとルイ。母さんはオレとルイの子はしっかり、面倒みるわよ、とこれまた嬉しそうに言ってる。うん。母さんなら父さん放り投げて来そうだよな。まだまだ、働き盛りの父さん。仕事があるから、来れないと愚痴ってたらしい。
「ご機嫌さんね」
「この子達の周りは物が飛んでこないわね」
母さんがオムツを替える。それをジッと観察しているカエデさんとシロガネさん。婆ちゃんの、物が飛んでこない、の呟きにカエデさんとシロガネさんが顔を見合わせる。
「それは魔法使いが近くにいるからだと思うわ」
それはどうしてだ?
「物が飛ぶって、サクヤから聞いたけど、両親が魔法使いだと、無意識に赤ちゃんの魔力を抑えるって話し」
カエデさんの言葉に、オレは愕然。つまり、オレを育ててくれた両親と両祖父母は微量の魔力しか持たない。だから、物が飛んで破壊してたのか……。
「サクヤの魔力は基本的に人を傷付けないから。そんなに落ち込まない」
「でもよ。人に危害がなくても、物と家に危害があったってことだろう?」
「まあ、そうだね」
子育て奮闘を眺めつつ、話すオレとルイ。おっかなびっくり娘達を世話するカエデさんとシロガネさんが微笑ましい。
「キュウ?」
「ベニは一時間で普通にオレ達の言葉を理解しただろう?」
「キュウキュウキュ」
「人の子は、他の動物と違って成長が遅いの」
ベニの言い分も分からなくはねぇけど。未成熟のまま生まれてくるのが人なんだよ。
一週間、子育てレクチャーを受けていたカエデさんとシロガネさん。なんとなく様になってきて、母さんと婆ちゃん達がこれでなんとかなると判断したらしい。仕事から帰宅すると、自宅に戻るって言ってきた。
「本当に大丈夫なのかよ?」
「お二人とも優秀よ。一度、伝えれば理解してくれるし」
そりゃあ、魔力の強い魔法使いだからな。お頭の作りがその辺にいる人とはかなり違うんだよ。
「いつまでも、私達がいるわけにもいかないわ。なにかあれば、知らせてくれたら……」
「もしかして、オレに迎えに来いって?」
「そうよ。魔法って便利ね。サクヤが羨ましくなっちゃったわ」
母さんの言葉に頷く婆ちゃん二人。確かに便利だけど、制御方法を知らないと、高校時代のオレみたいになんだぞ。
「サクちゃん、結婚式、なかなかしてくれないから、私達で勝手に計画するわね。旦那様が凄くイケメンで目の保養だわ」
「はあ?! まだ言ってるのかよ?!」
「当たり前よ、サクヤちゃん。ずっと楽しみにしてたんだから。お友達にも連絡済みみたいよ」
友達って?! まさか、あいつらに連絡してるのかよ?! 勘弁してくれ!
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