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第一章
入学式ですPart2
しおりを挟むやはり思った通りだった。そこには、僕の親戚で大親友である金糸雀 理玖(かなりあ りく)の姿があった。親戚って時点で気づいた人もいるとは思うが、実は金糸雀家も鳳凰財閥の分家の1つだ。理玖のお父さんは、とても厳しい人であまり人の前で笑わない。そして、理玖にとても厳しいから理玖はあまり好きではないらしい。お母さんの方は、仕事とか礼儀とかには厳しい人だけど理玖のことが好きないい人だ。後姉がいるんだけど、それはまた別の機会に。
「おはよう、理玖。」
僕は、理玖に声をかけた。
「おはよ、蒼。てか、いつも通り周りがうるさ過ぎて目障りだな。」
理玖も、返事を返してくれたが後半の部分はボソッと僕に聞こえるくらいの声で言った。ここだけの話、理玖は凄い腹黒だ。顔よし、頭よし、運動神経よし、と三拍子そろった人物だが性格だけはそんなに良くないのだ。
「まぁまぁ、そんなこと言わないで、早く講堂へ向かおうよ。」
苦笑いしながら、理玖を連れて講堂に向かった。
講堂に着くと女の先生に声をかけられた。
「小鳥遊君と金糸雀君だね?基本的に席は自由なんだけど君たち2人は席が決まっているからついてきてくれるかな。」
「わかりました。」
そう言って僕と理玖はその先生についていった。小鳥遊や金糸雀と聞いて贔屓したり、媚びたりしてくる人ばかりだ。
ここで先にこの世界について話しておこう。地球は科学の発展が著しく進んだ。だが、それも限界を迎えそこからいろいろと研究が進み2247年、魔法が発見された。魔法の研究がさらに行われ今では、魔法と科学が共存し合っている。
その後、2344年に大災害が起こった。世界規模の大災害でそれを抑えたのが、今の鳳凰財閥を含む各国の人たちだ。そして日本では、それがきっかけで財閥たちを中心に国が成り立つようになった。世界では、このように国の中心となっている人たちをビッグネームといって自国以外でも有名なのだ。
今、この国でビッグネームは4つでそれを4大財閥といってその4つの財閥によって国が守られている。そのうちの1つが鳳凰財閥なのである。その他は、猿島家(さるしま)、犬塚家(いぬづか)、虎牙家(こが)である。犬猿の仲ってあるように猿島家と犬塚家はすごく仲が悪い。
まぁ、僕はどちらも好きじゃないけどね。だって、利益のことしか考えていないんだもん。
これで、なぜ贔屓されたり、媚びてきたりするのか分かってもらえただろう。
他にも、いろいろあるが入学式が始まったようなので、この話はまた今度にしようと思う。
「これより、青翠学園の入学式を始めます。学園長あいさつ。」
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