フィランダー・ハームズワースは平穏無事に愛されたい

錦見音舞

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プロローグあるいは予告3*

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脱いだらすごい、とはまさにこの人のことだ。
体型を隠すためにわざと着ていたのだろう白いスウェットを脱ぎすてると、筋肉質の上半身があらわになる。

それからスラックス、下着の順に脱いでいくと、赤黒い臨戦体勢のソコが飛びだしてきた。
アメリカナイズされた巨大サイズのソレは、いつ見ても大きすぎる。

「何見てるの?このままスる?」

ニヤニヤと笑うエロ皇子に僕は首をブンブンふって、急いでタートルネックから脱ぎはじめる。
すべて脱ぎ終わると、僕の真っ白な身体の中心で、やんわりと持ち上がったソコが恥ずかしそうにピンク色に染まっていた。
タオルを引っつかみ、丸見えのソコを隠す。
僕に股間を隠すための茂みが無いのは、僕が受け入れる側の魔法師であることに由来する。

皇子と寝はじめてすぐに、髪の毛と眉毛と睫毛以外の毛という毛が抜け落ちてしまったのだ。
最初は何かの病気だと思って医者に診てもらったら、受け入れる側の魔法師特有の現象だと言われた。
それ以来、なぜか抜け落ちた毛は生えてきていない。

「隠さなくていいのに」
「…入りましょう」
「あぁ」

サウナのドアのような浴室のドアを押し開けて、背中に上機嫌の皇子をくっつけながら浴室へ入る。
銭湯よりは狭いものの、かなり広い浴室だ。
快適なバスタイムを過ごしたくて、洗い場も湯船も大きくつくりすぎてしまった結果がこのバスルーム。
湯船の素材は大奮発して、桃のような香りがすることで有名なネクタル。
こういうとこ異世界だよね。

「今日は買い物楽しかった?」
「うん、大満足。マロンタルトも買えたし、季節限定商品も買えたし、ラザニアも6つでしょ?」
「マロンタルト?」
「オーグの実の甘露煮タルト」
「あぁ、オーグか。初冬の今が旬だったな」
「そう。今しか食べられないから。巨峰もそうだけど」

いつもどおり互いにシャワーをかけあって、互いに石鹸をつけて洗いあう。
いつの間にか決まってしまった毎日のルーティンだ。
水ををかけて泡を落とし終わると、皇子が僕の窄まりに手をかけてくる。

魔法を使いはじめて以来、お通じがないソコは洗わずとも綺麗だ。
どうやら魔法師は食べたものを小腸ですべて吸収して、魔力に変換しているらしい。

「レーゼンか。フィルの大好物の」
「んっ、そう」

皇子は僕の背中に手をまわしながら、僕の蕾のナカに侵入してほぐしていく。
ほぐされながら、僕も皇子の玉をなで、竿を通って鈴口まで丁寧に扱いていく。
正直そこまで体力が持ちそうにないので、1、2回出してもらいたいからだ。

「オーグとレーゼンは楽しみにしててくれ」
「えっ?何で?」
「さぁ?明日な。今日はこっちのお楽しみだな」
「ひゃぅ!ちょっと、早すぎる」

指先でナカの一番イイところを押しこまれて背中が反った。
僕の手の中で皇子の屹立が先走りでベトベトになるにつれて、僕の胎内にある3本の長い指もバラバラに動いてナカを伸ばしていく。
僕のナカが柔らかくなる頃には、皇子の屹立は限界を迎えていた。

「待てフィル、くっ」

ナカから手を抜かれた隙にしゃがんで、亀頭を口にふくもうとしたら失敗した。
すこしきつく握ったせいか、気がつくと皇子の白濁液が僕の頬を濡らしていた。

右頬を濡らす白濁を手でぬぐい、目の前にある鈴口の先に口をつけてすする。
残っていた精液が口に入り、砂糖たっぷりのレモンティーのような、甘ったるくもさっぱりした味が口の中に広がった。

一般的な魔法師の精液の味はサルミアッキだと言われている。
糖尿病ではなく、澱が甘いのだそう。
でも相性のいいパートナー同士だと、苦みのない特別な味になる。

元パートナーなだけあり、皇子と僕は非常に相性がいい。
その相性の良さが、皇子の僕に執着する理由だと思う。

皇子の屹立の先をきれいに舐めとっていると、ソレはふたたび鎌首をもたげた。

「フィル、立って」

突然皇子に腰をもたれて、立ちあがらされた。
そのまま腰を引かれ、尻をつき出す姿勢で壁に手をつかされる。
今日の皇子は立ちバックの気分のようだ。

「ェ…ェル?」
「我慢できない」

オスニエル皇子ことエルの昂ぶりが、ずぶりと僕の蕾のナカにに入ってきた。
熱くて固い、よく知ったカタチ。
あれだけ大きいのに、毎日受け入れているナカは、すんなりとエルを受け入れた。

エルはゆっくりと慣らすように屹立を2、3度往復させると、先ほどまでの余裕はどこへやら。
いきなり激しい抽挿がはじまった。

「ぁっ、ちょ、やっ、だっ」
「どこにも行くな、フィル」
「ひゃぅ、ちょっ、激しっ、すぎるっ、ェルッ」

エルことオスニエル皇子は、たまに変なスイッチが入るとこうなる。
入口まで出ていったと思ったら、再び奥へ。
一番奥の魔力嚢の入り口子宮口目掛けて一気に突かれる。

「フィル、どうして、嫌がるんだ?俺は、この国の、トップと、ほぼ変わらない。何が、足りない?金か?」
「ちがっ、やっ、だめっ」
「なら、どうして?」
「ひゃぅ、エ、ルッ、そこぉ」
「フィル、逃さない」

奥、入口、奥、入口。
すごい勢いでエルが往復する。
魔力嚢の入り口子宮口を突かれる度に、気もちよすぎてエルのモノを締めつけてしまう。

「あ、んっ、エルぅ、奥、だっ、ん、とまっ、てっ」
「フィル。フィル、孕んで。フィルを、二度と、逃したくない」
「それっ、はっ、やっ、きちゃっ」

最初からすごい勢いで責めたてるエルのせいか、すぐに絶頂を迎えてしまった。
弛緩したままうつむく僕には、自分の吐きだした白濁が目の前にあるネクタルの木の壁を汚すのが見える。
同時にイったのか、エルも腰を突きあげたまま動きを止めた。

エルが先端から吐き出す白濁液を、搾り取るように僕のナカは動く。
魔力嚢子宮の中へ飲み干してしまった魔力入りの精液は、早く対処しないとエルの言う通り胎児になるだろう。
急いで魔法を使ってエルの魔力を散らした。

これで間違いは起きないだろう。
安心したところで、後ろから舌打ちが聞こえた。
僕を抱きかかえているエルが発したものだ。

「気を失ってくれれば良かったのに」

地の底を這うような低い声は、噛み殺すように小さかったが、やけに鮮明に聞こえてきた。
僕の窄まりに栓をしていた屹立をいきなりズルリと抜かれ、エルの方を向かされる。
少し乱暴に抜かれたせいで、溢れ出た白濁液が太ももを伝った。
僕を恨めしそうに睨みつけるエルは、いらつきを示すように僕の肩に噛みついてきた。

「ひゃう!ちょっとエル何すんの。…いった!」
「ん?」
「エル!痛いって!」
「むー」

お気に入りの玩具に噛みついて離れないワンコのように、僕の肩に噛みつき続けるエル。
なんかもうイロイロイッちゃってる。

エルがこうなるのはだいたい3ヶ月に一度ぐらい。
一度エルの左手と僕の右手が手錠でつながってた時にはどうなることやらと思ったけど、連休最終日の3日目で飽きてくれて事なきを得た。

肩に噛みついたままの狂犬エルをどうしようかと悩んでいると、やっと口を離してくれた。
おそらく傷になっている噛み跡をペロペロ舐めまわされる。
くすぐったさとピリピリとした痛みとが混ざり合っておかしな感覚がする。

「エル、ちょっと」
「黙って」

膨れっ面のエルに、口内を蹂躙された。

「ふ、んっ、ぇ、む」

エルに抗議しようとしても、エルの舌で邪魔されてできない。
至近距離でジイッと睨みつける碧い眼が、エルの怒りを示していた。

怒ったって仕方がないじゃないか。
僕らは結婚するように出来てない。
だから子供もつくらない。

それが正解。
でしょう?
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