65 / 101
episode 21
3
しおりを挟む
ショックが大きすぎて、何も頭に入らないと思っていたが、不思議と彼の話は耳に入って来る。
祖父の一件で、とんでもない過ちを犯したと気が付いた兄貴は、軍事機密研究所を退職する旨を上司に伝えたが、リーダーとして研究開発に携わり、門外不出の情報を持っている兄貴を、研究所も政府も辞めさせるはずがない。
政府は、兄貴の仲間である研究チームのメンバー全員の命を人質にとるという暴挙に出た。
閉鎖された島の中で、苦楽を共にしてきた仲間を見捨てることなんて出来ない兄貴は、彼らの安全と引き換えに、政府や軍事機密研究所の所長の言いなりになるのを約束したのだそうだ。
その時、所長の命令で、兄貴が研究室から特別研究室と言う名の監禁室へ移動することになった。
研究所の警護を担当しているのは陸軍。
そうなれば必然的に、兄貴の移動時の見張り役は、『paraíso』基地担当の日本国防軍陸軍の誰かがつくことになる。
けれども、鶴岡さんは自分を犠牲にしてまで、妹たちを守ってくれた人物にお礼を言いたいといって、監視と護衛の役目を買って出たらしい。
当然、そんな理由で本来の役割と異なる職務につくことは許されない。
そこで、防衛大学の同期である陸軍幹部に頼み込み、その日のその時間だけ、当初予定されていた見張り役の人間とこっそり制服とIDを交換して、俺の兄貴の見張り役と入れ替わり、接することに成功したのだと言う。
通路には監視カメラがある。
親しげに会話が出来る状態ではなかったが、カメラの死角に入った時、こっそりと妹のことを話し、感謝の言葉を告げると、無表情のまま、袖口に隠していた何かを鶴岡さんのズボンのポケットに押し込んだのだそうだ。
何がなんだか分からないものの、ここで下手な行動をすれば、自分が兄貴と良からぬ計画を立てているのではと思われる可能性があると思った鶴岡さんは、兄貴同様、真っ直ぐ前を向き、歩くペースを変えずにいたのだが、彼の耳には兄貴の微かな呟き声が聞こえたらしい。
腹話術師のように唇を動かさない兄貴の声。
初めは幻聴かとも思ったのだが、何度も何度も繰り返し同じことを呟くので、全神経を耳に集中させて聞いてみれば、ポケットに押し込んだものを、いつか必ずこの島に来る弟に渡して欲しいということ。
そして、その弟が望むことを手助けして欲しいということを鶴岡さんに頼んだそうだ。
そこまで話すと彼は俺に尋ねた。
「君は、どうしたい?」
そんなこと聞かれても、一番の目的である、祖父の救出というものは、彼が『人間』ではなくなってしまった今、救出することは不可能。
もし、彼を生きたまま捕獲し、本土に連れて帰ったとして、彼の中に巣食うものを取り除くにしても、脳に障害が残る可能性の方が高い。
きっと、自分らしく生きられないまま、生かされることは祖父だって望んではいないだろう。
であれば、答えは一つ。
『paraíso』計画の暴露なんて生ぬるい。
こんな狂った生物兵器を作った研究所だけでなく、この開発に関わり、この開発によって生み出された全てのものを消滅させ、島ごと海の藻屑にさせることだけが望みだ。
俺の胸に、復讐と決意の炎が燃え滾る。
「『paraíso』も、政府も。全部、ぶっ潰す」
俺の言葉に深く頷いた鶴岡さんの顏にも決意の色が溢れていた。
「さぁ。まずは腹ごしらえだ。その後、詳しく話し合おう。本郷さんも晴香さんも、私の予想では、日本国を陰で牛耳っている人間からの命令で『paraíso』計画を壊すつもりだ。彼らの力を借りられるのは有難い」
すっかり忘れていたが、本郷さんの名前を聞いて俺は青ざめた。
そうだ。
そうだった。
“彼”は、全てを知っていなくてはおかしい。
その“彼”が、何故、嘘をついたのか?
あの時、皆がパニックにならないよう、口を挟むことが出来なかったらしいが、島に上陸したばかりの大介ですら、俺と部屋で二人っきりのときに、あれは感染症ではないと断言した。
俺達は、日野浦さんに騙されている。
彼は絶対に何かを隠している。
「鶴岡さん。鶴岡さんが、上官である日野浦さんの命令に背いてまで別行動をとったのは、日野浦さんを怪しんでいるからですよね?」
「ああ。絶妙なタイミングでの登場。おまけに尊敬する上官。最初は救世主が現れたかと思ったが、まさか、あの状況で本当の事を話さずに、『ウィルス感染者』だと説明し、自分も実験台だと言った時点で、おかしいなと思ったよ。しかも、ウィルスの抑制効果のある薬を貰いに研究所へ行こうだなんてね」
苦笑しながら話す彼は、「まぁ、私も神崎も、生物兵器の詳細は誰からも教えられていませんから、嘘を言っても、誰も気が付かないと思ったんでしょう。ただ、彼が何故、あんな嘘をついたかは私にも分かりませんよ」と、呆れたように言ったが、日野浦さんが怪しい人物だと分かっていて、平然とそのことを話していられる彼の神経が信じられない。
彼の傍には俺の大事な親友がいるんだ。
「洋一郎が彼について行くと言い出した時、怪しい人間だと分かっていながら、なんで引き留めてくれなかったんですか?」
苛立ちと怒りを堪えようとして、声が震えた。
大事な親友を傷つけたり、危険な目に遭わせた人間に対して、俺は見境がつかなくなる。
その俺が、理性で衝動的な行動を抑え、殴りかからなかっただけでも、自分で自分を褒めてやりたい。
拳を震わせる俺に対して返って来たのは、意外にも軽い返事。
「本郷さんがついているからね。彼は自分の命を犠牲にしてでも、君のお友達を守ってくれる。それに、君の友人は頭がいいでしょう。二人なら、日野浦さんを最初から怪しんでいたし、危険を回避する能力に長けていると思ったからね」
その言葉に拍子抜けし、そして、何故か信ぴょう性があり、安心感をもたらせてくれたのも事実。
一気に不安が解消される俺も俺だ。
「それにさ。君の友人には、彼なりの『行く理由』ってやつがあったんじゃないかな? だったら無事を信じて、私達は私達のするべきことをしよう。安否を確認したけりゃ、ほら。無線だってあるんだからさ」
ポンポンッと軽く叩かれた肩には、もう嫌悪を感じない。
そうだ。
俺達三人は約束したんだ。
必ず無事に、再び会うんだって。
「さぁ。もう集合時間はとっくに過ぎているよ」
いつの間にか扉の前まで移動していた鶴岡さんが俺の背中に向かって声をかけてきた。
食事の後は作戦会議。
その時にでも、無線で連絡し合おう。
手帳をポケットに仕舞い込み、立ち上がった。
心の片隅に、じいちゃん救出に間に合わなかったという後悔と、洋一郎が無事かどうかの不安を隠し、『paraíso』を崩壊させるという新たなる使命感と決意を抱いて、気持ちを引き締めた。
祖父の一件で、とんでもない過ちを犯したと気が付いた兄貴は、軍事機密研究所を退職する旨を上司に伝えたが、リーダーとして研究開発に携わり、門外不出の情報を持っている兄貴を、研究所も政府も辞めさせるはずがない。
政府は、兄貴の仲間である研究チームのメンバー全員の命を人質にとるという暴挙に出た。
閉鎖された島の中で、苦楽を共にしてきた仲間を見捨てることなんて出来ない兄貴は、彼らの安全と引き換えに、政府や軍事機密研究所の所長の言いなりになるのを約束したのだそうだ。
その時、所長の命令で、兄貴が研究室から特別研究室と言う名の監禁室へ移動することになった。
研究所の警護を担当しているのは陸軍。
そうなれば必然的に、兄貴の移動時の見張り役は、『paraíso』基地担当の日本国防軍陸軍の誰かがつくことになる。
けれども、鶴岡さんは自分を犠牲にしてまで、妹たちを守ってくれた人物にお礼を言いたいといって、監視と護衛の役目を買って出たらしい。
当然、そんな理由で本来の役割と異なる職務につくことは許されない。
そこで、防衛大学の同期である陸軍幹部に頼み込み、その日のその時間だけ、当初予定されていた見張り役の人間とこっそり制服とIDを交換して、俺の兄貴の見張り役と入れ替わり、接することに成功したのだと言う。
通路には監視カメラがある。
親しげに会話が出来る状態ではなかったが、カメラの死角に入った時、こっそりと妹のことを話し、感謝の言葉を告げると、無表情のまま、袖口に隠していた何かを鶴岡さんのズボンのポケットに押し込んだのだそうだ。
何がなんだか分からないものの、ここで下手な行動をすれば、自分が兄貴と良からぬ計画を立てているのではと思われる可能性があると思った鶴岡さんは、兄貴同様、真っ直ぐ前を向き、歩くペースを変えずにいたのだが、彼の耳には兄貴の微かな呟き声が聞こえたらしい。
腹話術師のように唇を動かさない兄貴の声。
初めは幻聴かとも思ったのだが、何度も何度も繰り返し同じことを呟くので、全神経を耳に集中させて聞いてみれば、ポケットに押し込んだものを、いつか必ずこの島に来る弟に渡して欲しいということ。
そして、その弟が望むことを手助けして欲しいということを鶴岡さんに頼んだそうだ。
そこまで話すと彼は俺に尋ねた。
「君は、どうしたい?」
そんなこと聞かれても、一番の目的である、祖父の救出というものは、彼が『人間』ではなくなってしまった今、救出することは不可能。
もし、彼を生きたまま捕獲し、本土に連れて帰ったとして、彼の中に巣食うものを取り除くにしても、脳に障害が残る可能性の方が高い。
きっと、自分らしく生きられないまま、生かされることは祖父だって望んではいないだろう。
であれば、答えは一つ。
『paraíso』計画の暴露なんて生ぬるい。
こんな狂った生物兵器を作った研究所だけでなく、この開発に関わり、この開発によって生み出された全てのものを消滅させ、島ごと海の藻屑にさせることだけが望みだ。
俺の胸に、復讐と決意の炎が燃え滾る。
「『paraíso』も、政府も。全部、ぶっ潰す」
俺の言葉に深く頷いた鶴岡さんの顏にも決意の色が溢れていた。
「さぁ。まずは腹ごしらえだ。その後、詳しく話し合おう。本郷さんも晴香さんも、私の予想では、日本国を陰で牛耳っている人間からの命令で『paraíso』計画を壊すつもりだ。彼らの力を借りられるのは有難い」
すっかり忘れていたが、本郷さんの名前を聞いて俺は青ざめた。
そうだ。
そうだった。
“彼”は、全てを知っていなくてはおかしい。
その“彼”が、何故、嘘をついたのか?
あの時、皆がパニックにならないよう、口を挟むことが出来なかったらしいが、島に上陸したばかりの大介ですら、俺と部屋で二人っきりのときに、あれは感染症ではないと断言した。
俺達は、日野浦さんに騙されている。
彼は絶対に何かを隠している。
「鶴岡さん。鶴岡さんが、上官である日野浦さんの命令に背いてまで別行動をとったのは、日野浦さんを怪しんでいるからですよね?」
「ああ。絶妙なタイミングでの登場。おまけに尊敬する上官。最初は救世主が現れたかと思ったが、まさか、あの状況で本当の事を話さずに、『ウィルス感染者』だと説明し、自分も実験台だと言った時点で、おかしいなと思ったよ。しかも、ウィルスの抑制効果のある薬を貰いに研究所へ行こうだなんてね」
苦笑しながら話す彼は、「まぁ、私も神崎も、生物兵器の詳細は誰からも教えられていませんから、嘘を言っても、誰も気が付かないと思ったんでしょう。ただ、彼が何故、あんな嘘をついたかは私にも分かりませんよ」と、呆れたように言ったが、日野浦さんが怪しい人物だと分かっていて、平然とそのことを話していられる彼の神経が信じられない。
彼の傍には俺の大事な親友がいるんだ。
「洋一郎が彼について行くと言い出した時、怪しい人間だと分かっていながら、なんで引き留めてくれなかったんですか?」
苛立ちと怒りを堪えようとして、声が震えた。
大事な親友を傷つけたり、危険な目に遭わせた人間に対して、俺は見境がつかなくなる。
その俺が、理性で衝動的な行動を抑え、殴りかからなかっただけでも、自分で自分を褒めてやりたい。
拳を震わせる俺に対して返って来たのは、意外にも軽い返事。
「本郷さんがついているからね。彼は自分の命を犠牲にしてでも、君のお友達を守ってくれる。それに、君の友人は頭がいいでしょう。二人なら、日野浦さんを最初から怪しんでいたし、危険を回避する能力に長けていると思ったからね」
その言葉に拍子抜けし、そして、何故か信ぴょう性があり、安心感をもたらせてくれたのも事実。
一気に不安が解消される俺も俺だ。
「それにさ。君の友人には、彼なりの『行く理由』ってやつがあったんじゃないかな? だったら無事を信じて、私達は私達のするべきことをしよう。安否を確認したけりゃ、ほら。無線だってあるんだからさ」
ポンポンッと軽く叩かれた肩には、もう嫌悪を感じない。
そうだ。
俺達三人は約束したんだ。
必ず無事に、再び会うんだって。
「さぁ。もう集合時間はとっくに過ぎているよ」
いつの間にか扉の前まで移動していた鶴岡さんが俺の背中に向かって声をかけてきた。
食事の後は作戦会議。
その時にでも、無線で連絡し合おう。
手帳をポケットに仕舞い込み、立ち上がった。
心の片隅に、じいちゃん救出に間に合わなかったという後悔と、洋一郎が無事かどうかの不安を隠し、『paraíso』を崩壊させるという新たなる使命感と決意を抱いて、気持ちを引き締めた。
0
あなたにおすすめの小説
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
黄泉津役所
浅井 ことは
キャラ文芸
高校入学を機にアルバイトを始めようと面接に行った井筒丈史。
だが行った先は普通の役所のようで普通ではない役所。
一度はアルバイトを断るものの、結局働くことに。
ただの役所でそうではなさそうなお役所バイト。
一体何をさせられるのか……
偽夫婦お家騒動始末記
紫紺
歴史・時代
【第10回歴史時代大賞、奨励賞受賞しました!】
故郷を捨て、江戸で寺子屋の先生を生業として暮らす篠宮隼(しのみやはやて)は、ある夜、茶屋から足抜けしてきた陰間と出会う。
紫音(しおん)という若い男との奇妙な共同生活が始まるのだが。
隼には胸に秘めた決意があり、紫音との生活はそれを遂げるための策の一つだ。だが、紫音の方にも実は裏があって……。
江戸を舞台に様々な陰謀が駆け巡る。敢えて裏街道を走る隼に、念願を叶える日はくるのだろうか。
そして、拾った陰間、紫音の正体は。
活劇と謎解き、そして恋心の長編エンタメ時代小説です。
春の雨はあたたかいー家出JKがオッサンの嫁になって女子大生になるまでのお話
登夢
恋愛
春の雨の夜に出会った訳あり家出JKと真面目な独身サラリーマンの1年間の同居生活を綴ったラブストーリーです。私は家出JKで春の雨の日の夜に駅前にいたところオッサンに拾われて家に連れ帰ってもらった。家出の訳を聞いたオッサンは、自分と同じに境遇に同情して私を同居させてくれた。同居の代わりに私は家事を引き受けることにしたが、真面目なオッサンは私を抱こうとしなかった。18歳になったときオッサンにプロポーズされる。
光の記憶 ―― AIアイドルと、静かな整備士の三年間の記録 ――
明見朋夜
SF
負の感情が溜まり、
前向きな感情が育たなくなった時代。
世界に満ちた絶望を癒やすため、
一人のAI歌姫が造られた。
その名は《エリー》。
彼女の歌は、
人々の心を救うほど美しく、
そして歌うたびに、
どこか壊れていくようだった。
エリーを支えるのは、
修理係として彼女の管理を任された青年、
《アージェル》。
世界が少しずつ光を取り戻すほど、
彼だけが、
取り残されるように苦しみを深めていく。
「“愛する”って、どんな感情なのかな。」
解析不能な感情が、
エリーの中に静かに蓄積されていく。
それが“誰か”に向いていることだけは、
彼女自身にも否定できなかった。
感情はエラーか。
それとも、心か。
これは、
終わりの決まったAIと、
一人の人間が、
確かに心を通わせた――
記憶の物語。
☆オルヴェリィシリーズ☆
「光の記憶」はオルヴェリィシリーズ 第2章
Orbis(円環) + Reverie(夢想) = Orvelly
「Orvelly(オルヴェリィ)」とは——
二つの月が照らす、夢と記憶の円環世界。
時代を超え、世界を超え、
失われた愛も、忘れた記憶も、
すべてが巡り巡って、再び出会う場所。
始まりは終わりであり、
終わりは新たな始まりである。
それがOrvelly——
円を描いて巡る、永遠の夢想。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる