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第四章 ゲームの終わり
6、予期せぬ風
「本当に、ゴメンなさい。もう、何と謝っていいのか……冷静に考えられなくなって、勝手にあんなことを……」
俺は頭を下げてロティーナに謝罪した。
友人が傷つけられたと思ったら、居ても立っても居られないなくなってしまった。
本来はお互いの主張を聞いて冷静に対応するべきところなのに、自分は何でいつも上手くできないのか、腹は立つし情けなかった。
ロティーナの想い人セインと一緒に飲んで、恋のキューピッドになるつもりでいたのに、セインの言動に俺がキレてしまったせいでめちゃくちゃになってしまった。
「やめてよシリウス、頭を上げて。私のために言ってくれたのは分かってるから。まったく……、いつもぼんやりしてるのに、他人のことになると熱くなるタイプだったのね」
俺の言葉にセインが店を出て行ってしまって、ロティーナは追いかけたが、セインはロティーナを置いて行ってしまった。
それから三人で席に戻って、いったん落ち着いて話し合う事になった。
「………それに、やっとセインの気持ちも聞けたし。いつも何を言ってもはぐらかされていたから、あんな風にハッキリ聞いてくれてよかった。結局、どんなに頑張ってもただの飲み仲間なんてね。もう望みが薄いって分かっていたのだけど、背中を押してもらえた。これで、諦めようって踏ん切りがついたわ」
ロティーナは切なげに目を細めて泣きそうな顔で笑った。何の役にも立たずに、ただ引き金を引いてしまったので、自分の無力さに胸がズキっと痛んだ。
本当に余計なことを言ってしまったと俺が項垂れた時、ずっと黙っていたリカードが声を上げた。
「まだ悲観するのは早いんじゃない?」
「えっ?」
「俺の観察眼によると、セインという男の全体像がだいぶ見えてきた。彼は真面目で慎重な男に見えた。質問に答えているようで上手く話を逸らしたり、交渉術にも長けていると感じたよ。何者かって話は置いておいて、そんな男がロティーナ嬢への好意を隠しきれていなかった。極め付けが、あのシリウスの鋭い言葉に完全に動揺して自分の調子が崩れてしまった。だからこそ、彼はあの場から逃げたんだ。そのままいたら、本来の自分が出てしまうような気がしたんじゃないかな」
「つまり……、彼もロティーナが好きだが、なんらかの事情でその気持ちを隠さなければいけない。しかし、どんなに否定しても気持ちは募る一方で、ロティーナから離れることができなかった。そういうことか?」
「ご名答、だからその壁になっているものを取り除くことができたら二人は結ばれる、ということだよ!」
リカードは得意げに一本指を立てて、最高の考えが浮かんだという顔でニコッと笑ってみせた。
確かにセインの気持ちがロティーナにある、というのは二人の関係性において重要なことだが、それなのにセインには気持ちを押し込めないといけない何かがある。
これは簡単に解決できるような問題だとは思えなかった。
「シリウスが帰ってくる前に、彼の故郷について少し触れたんだ。行商をしていた両親の元で育ったので、故郷というものはないと言っていた。おかしいだろう、仕事が終わったら戻ると言っていたのに、それに彼は姿を見せなくなることもあるってロティーナ嬢から……」
「もう、いいです。二人とも力になってくれてありがとうございます。これ以上は……もう……」
ロティーナは我慢していたようにポロポロと涙をこぼして泣いてしまった。
ロティーナの恋がこんな中途半端なことで終わってしまうのがいいことだとは思えない。
だが、ロティーナにはこれ以上傷ついてほしくなかった。
「シリウス、ロティーナ嬢は俺が送るよ」
「分かった。俺は適当に拾うから」
リカードに支えられてロティーナはやっと立ち上がって、今日はありがとうと言って俺に笑いかけてから二人で先に店を出て行った。
俺はまた失敗ばかりだし、しかもロティーナを傷つけてしまった。二人を見送って席に戻った後、少し残って一人で考えようと思った。
二人の姿が見えなくなってから、俺はあのトイレの奥にあった勝手口から聞こえてきた声を思い出した。
あれがセインの声だったのか、ロティーナが言っていたシュネイル人のクセについても、俺にはさっぱり分からなかった。
「はぁ……どうしたらいいんだ」
色恋のことなんてさっぱりだ。
俺だってアスランが好きなのに気持ちに蓋をして何年も温めていた男だ。
俺の場合はこの世界のシナリオを崩さないためだった。
セインにもそういった事情があるのだろう。
ゾウ神の世界を壊したら大変なことになるかもしれないと思っていたが、今のところ平和に日々は過ぎている。
何か解決策があるはずだ。
セインはなぜ逃げてしまったのか。
もう一度、話を聞けないだろうかと俺は考えていた。
「おや、こんなところで貴方に会うとは……。その姿はずいぶんとお久しぶりですね」
頭の上から柔らかで丁寧な言葉遣いが聞こえてきて、その声の主が誰だか分かった俺はハッとして顔を上げた。
「えっ……、シモン……先生?」
俺が座っているテーブルの前には、頭から黒いローブをかぶった者が立っていた。
その者がわずかにフードを後ろに下げると、鮮やかな水色の髪と特徴的な赤い瞳が見えた。
街の大衆的な飲み屋に相応しくない、高貴で洗練された香り、隠しきれない美しさはどう見てもシモンだった。
しかし今日の格好は神官服とまったく違う、全身黒い装いだったので、思わずじっと見てしまった。
「このような怪しげな格好で驚かれましたよね。この時間まで、酒場をうろつくにはいつもの格好では目立ちますから。目立たない姿にしています」
俺の視線に気がついたシモンはそう言って、口元を優しく上げてから、俺と同じテーブル席に座ってきた。
「あの……ここには、なぜ……?」
「神官が酒を飲んではいけないという決まりはありません。時々、夜飲みに出かけることはあるんですよ。ただ、あまり褒められる行為ではないので、こうやって身を隠して騒がれないようにしています」
なるほど。
神職の人間といえど、飲みたくなる時もある、ということだろう。
「ああ……、こうやってトムと一緒にいつか飲んでみたいと思っていたのですよ。カフェを辞めてしまわれたので、トムとは会えなくなってしまって残念に思っていたのです。こうやってまたお会いできて嬉しいです」
そう言われたらカフェでの縁と学校での繋がりもあるし無下にはできない。
仕方なく酒を追加で注文して、シモンと飲むことになってしまった。
「今日はお一人ですか?」
「いえ、友人と……、さっきまでいたのですけど、先に帰ってしまったので。……シモン先生は?」
「私はこの近くでちょっと用がありまして、少し喉が渇いたと思ったのでこちらに寄ったら、会いたいと思っていた人が目の前にいたので、思わず声をかけてしまいました」
本当か冗談か、シモンの話はいつも掴みどころがなくてよく分からない。口元に大人の微笑みを浮かべているシモンの気持ちを少しも読み取れなかった。
「……お付き合い、始められたそうですね。騎士団候補生のアスランくんと」
シモンの耳にまで入っているのかと、ちょっと顔が熱くなりながら、ハイと言ってからごまかすように酒を流し込んだ。
「ゾウ神山に修行に付き添っている神官から連絡がきましたが、かなりの使い手に成長したみたいですね。そろそろ帰られると思いますよ」
「えっ、そうなんですか! そうか……良かった」
さすが同僚ネットワーク。
経過が分からなくて心配していたが、どうやら予定よりも早く帰宅してくれそうだ。
シモンの前で嬉しくてニコニコと笑ってしまった。
シモンは穏やかに笑いながら、目の前の酒をごくごくと飲み干した。なかなかいい飲みっぷりだった。
「彼の聖力の強さは神官達の間でも有名で、千年に一人とも言われて期待されています」
「そうなんですね。さすが……」
さすが主人公だ。
全てが完璧に見える。
これから期待を裏切らない力を発揮してくれるだろう。アスランを褒められると嬉しいのだが、こんな失敗ばかりの自分が隣にいていいのかと考えてしまう時があって、今もフっとその気持ちが浮かんできた。
「……私も強い力が必要だと考えていた時がありました。全てを覆すことができるような、揺るぎない力を求めていました。でも気がついたのです。それは一瞬の波に過ぎないと……、つまり側にいてくれるだけで、安定を与えてくれる存在、それこそが必要だったのだと」
「安定……ですか」
途中から力の話になってしまい、シモンが言っていることがよく分からなくなってしまった。
とりあえず適当に相槌を打ってみたが、頭はちんぷんかんぷんだった。
ぼけっとしていたら、シモンの手が伸びてきて俺の髪に触れた。
驚いてビクッとしたが、シモンの手はすぐに離れていった。
「失礼、ゴミがついていたものですから」
「あ……ああ、すみません……」
シモンはまたニッコリと笑った。
やはり考えはサッパリ分からなくて困惑の目を向けるしかなかった。
シモンと二人、軽く飲んでから外へ出た。
神殿へ帰るというシモンは、手際よく馬車を拾ってくれて俺を乗せてくれた。
「シリウス。また、お会いしましょう」
そう言って手を振って送ってくれたシモンに、俺も頭をペコリと下げてさようならと伝えた。
夜道を走る馬車に揺られながら、ふとシモンはいつからあのバーに来ていたのだろうかと思った。
一人かと聞かれたのであのくらいの頃に来たのかと思ったが、シモンがトイレの方向から歩いてきたように見えたのは気のせいだろうか。
まだなんの線も繋がらなくて、見えないものばかりだ。アスランがいつ戻ってくるのか、早く会いたくてたまらなかった。
□□□
俺は頭を下げてロティーナに謝罪した。
友人が傷つけられたと思ったら、居ても立っても居られないなくなってしまった。
本来はお互いの主張を聞いて冷静に対応するべきところなのに、自分は何でいつも上手くできないのか、腹は立つし情けなかった。
ロティーナの想い人セインと一緒に飲んで、恋のキューピッドになるつもりでいたのに、セインの言動に俺がキレてしまったせいでめちゃくちゃになってしまった。
「やめてよシリウス、頭を上げて。私のために言ってくれたのは分かってるから。まったく……、いつもぼんやりしてるのに、他人のことになると熱くなるタイプだったのね」
俺の言葉にセインが店を出て行ってしまって、ロティーナは追いかけたが、セインはロティーナを置いて行ってしまった。
それから三人で席に戻って、いったん落ち着いて話し合う事になった。
「………それに、やっとセインの気持ちも聞けたし。いつも何を言ってもはぐらかされていたから、あんな風にハッキリ聞いてくれてよかった。結局、どんなに頑張ってもただの飲み仲間なんてね。もう望みが薄いって分かっていたのだけど、背中を押してもらえた。これで、諦めようって踏ん切りがついたわ」
ロティーナは切なげに目を細めて泣きそうな顔で笑った。何の役にも立たずに、ただ引き金を引いてしまったので、自分の無力さに胸がズキっと痛んだ。
本当に余計なことを言ってしまったと俺が項垂れた時、ずっと黙っていたリカードが声を上げた。
「まだ悲観するのは早いんじゃない?」
「えっ?」
「俺の観察眼によると、セインという男の全体像がだいぶ見えてきた。彼は真面目で慎重な男に見えた。質問に答えているようで上手く話を逸らしたり、交渉術にも長けていると感じたよ。何者かって話は置いておいて、そんな男がロティーナ嬢への好意を隠しきれていなかった。極め付けが、あのシリウスの鋭い言葉に完全に動揺して自分の調子が崩れてしまった。だからこそ、彼はあの場から逃げたんだ。そのままいたら、本来の自分が出てしまうような気がしたんじゃないかな」
「つまり……、彼もロティーナが好きだが、なんらかの事情でその気持ちを隠さなければいけない。しかし、どんなに否定しても気持ちは募る一方で、ロティーナから離れることができなかった。そういうことか?」
「ご名答、だからその壁になっているものを取り除くことができたら二人は結ばれる、ということだよ!」
リカードは得意げに一本指を立てて、最高の考えが浮かんだという顔でニコッと笑ってみせた。
確かにセインの気持ちがロティーナにある、というのは二人の関係性において重要なことだが、それなのにセインには気持ちを押し込めないといけない何かがある。
これは簡単に解決できるような問題だとは思えなかった。
「シリウスが帰ってくる前に、彼の故郷について少し触れたんだ。行商をしていた両親の元で育ったので、故郷というものはないと言っていた。おかしいだろう、仕事が終わったら戻ると言っていたのに、それに彼は姿を見せなくなることもあるってロティーナ嬢から……」
「もう、いいです。二人とも力になってくれてありがとうございます。これ以上は……もう……」
ロティーナは我慢していたようにポロポロと涙をこぼして泣いてしまった。
ロティーナの恋がこんな中途半端なことで終わってしまうのがいいことだとは思えない。
だが、ロティーナにはこれ以上傷ついてほしくなかった。
「シリウス、ロティーナ嬢は俺が送るよ」
「分かった。俺は適当に拾うから」
リカードに支えられてロティーナはやっと立ち上がって、今日はありがとうと言って俺に笑いかけてから二人で先に店を出て行った。
俺はまた失敗ばかりだし、しかもロティーナを傷つけてしまった。二人を見送って席に戻った後、少し残って一人で考えようと思った。
二人の姿が見えなくなってから、俺はあのトイレの奥にあった勝手口から聞こえてきた声を思い出した。
あれがセインの声だったのか、ロティーナが言っていたシュネイル人のクセについても、俺にはさっぱり分からなかった。
「はぁ……どうしたらいいんだ」
色恋のことなんてさっぱりだ。
俺だってアスランが好きなのに気持ちに蓋をして何年も温めていた男だ。
俺の場合はこの世界のシナリオを崩さないためだった。
セインにもそういった事情があるのだろう。
ゾウ神の世界を壊したら大変なことになるかもしれないと思っていたが、今のところ平和に日々は過ぎている。
何か解決策があるはずだ。
セインはなぜ逃げてしまったのか。
もう一度、話を聞けないだろうかと俺は考えていた。
「おや、こんなところで貴方に会うとは……。その姿はずいぶんとお久しぶりですね」
頭の上から柔らかで丁寧な言葉遣いが聞こえてきて、その声の主が誰だか分かった俺はハッとして顔を上げた。
「えっ……、シモン……先生?」
俺が座っているテーブルの前には、頭から黒いローブをかぶった者が立っていた。
その者がわずかにフードを後ろに下げると、鮮やかな水色の髪と特徴的な赤い瞳が見えた。
街の大衆的な飲み屋に相応しくない、高貴で洗練された香り、隠しきれない美しさはどう見てもシモンだった。
しかし今日の格好は神官服とまったく違う、全身黒い装いだったので、思わずじっと見てしまった。
「このような怪しげな格好で驚かれましたよね。この時間まで、酒場をうろつくにはいつもの格好では目立ちますから。目立たない姿にしています」
俺の視線に気がついたシモンはそう言って、口元を優しく上げてから、俺と同じテーブル席に座ってきた。
「あの……ここには、なぜ……?」
「神官が酒を飲んではいけないという決まりはありません。時々、夜飲みに出かけることはあるんですよ。ただ、あまり褒められる行為ではないので、こうやって身を隠して騒がれないようにしています」
なるほど。
神職の人間といえど、飲みたくなる時もある、ということだろう。
「ああ……、こうやってトムと一緒にいつか飲んでみたいと思っていたのですよ。カフェを辞めてしまわれたので、トムとは会えなくなってしまって残念に思っていたのです。こうやってまたお会いできて嬉しいです」
そう言われたらカフェでの縁と学校での繋がりもあるし無下にはできない。
仕方なく酒を追加で注文して、シモンと飲むことになってしまった。
「今日はお一人ですか?」
「いえ、友人と……、さっきまでいたのですけど、先に帰ってしまったので。……シモン先生は?」
「私はこの近くでちょっと用がありまして、少し喉が渇いたと思ったのでこちらに寄ったら、会いたいと思っていた人が目の前にいたので、思わず声をかけてしまいました」
本当か冗談か、シモンの話はいつも掴みどころがなくてよく分からない。口元に大人の微笑みを浮かべているシモンの気持ちを少しも読み取れなかった。
「……お付き合い、始められたそうですね。騎士団候補生のアスランくんと」
シモンの耳にまで入っているのかと、ちょっと顔が熱くなりながら、ハイと言ってからごまかすように酒を流し込んだ。
「ゾウ神山に修行に付き添っている神官から連絡がきましたが、かなりの使い手に成長したみたいですね。そろそろ帰られると思いますよ」
「えっ、そうなんですか! そうか……良かった」
さすが同僚ネットワーク。
経過が分からなくて心配していたが、どうやら予定よりも早く帰宅してくれそうだ。
シモンの前で嬉しくてニコニコと笑ってしまった。
シモンは穏やかに笑いながら、目の前の酒をごくごくと飲み干した。なかなかいい飲みっぷりだった。
「彼の聖力の強さは神官達の間でも有名で、千年に一人とも言われて期待されています」
「そうなんですね。さすが……」
さすが主人公だ。
全てが完璧に見える。
これから期待を裏切らない力を発揮してくれるだろう。アスランを褒められると嬉しいのだが、こんな失敗ばかりの自分が隣にいていいのかと考えてしまう時があって、今もフっとその気持ちが浮かんできた。
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「安定……ですか」
途中から力の話になってしまい、シモンが言っていることがよく分からなくなってしまった。
とりあえず適当に相槌を打ってみたが、頭はちんぷんかんぷんだった。
ぼけっとしていたら、シモンの手が伸びてきて俺の髪に触れた。
驚いてビクッとしたが、シモンの手はすぐに離れていった。
「失礼、ゴミがついていたものですから」
「あ……ああ、すみません……」
シモンはまたニッコリと笑った。
やはり考えはサッパリ分からなくて困惑の目を向けるしかなかった。
シモンと二人、軽く飲んでから外へ出た。
神殿へ帰るというシモンは、手際よく馬車を拾ってくれて俺を乗せてくれた。
「シリウス。また、お会いしましょう」
そう言って手を振って送ってくれたシモンに、俺も頭をペコリと下げてさようならと伝えた。
夜道を走る馬車に揺られながら、ふとシモンはいつからあのバーに来ていたのだろうかと思った。
一人かと聞かれたのであのくらいの頃に来たのかと思ったが、シモンがトイレの方向から歩いてきたように見えたのは気のせいだろうか。
まだなんの線も繋がらなくて、見えないものばかりだ。アスランがいつ戻ってくるのか、早く会いたくてたまらなかった。
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