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第五節 絵の上手いお友達に描いてもらおう
『友達だから』タダなのかチップなのか?
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「ねぇねぇ、タダで挿絵描いてよ友達じゃん!」
「ねぇねぇ、1万円でイラスト買ってよ友達じゃん!」
おおぅ。
どちらも立派な心の友ですね!?(; ・`д・´)
結論から言えば、『友達だから』『他の条件が同じなら優先する』という関係性がお互いに快適だと思います。
イラストのお仕事を依頼したい時、公募をかける前に「こういう条件での公募を予定してるんだけど、興味ある?」と、友達だから優先的に声をかけてみる。
イラストのお仕事をしたい時「なんか、これくらいの条件のお仕事ない?」と、友達だから公募に応募する前に聞いてみる。
具体的には、たとえば私は現在、カゴ様に1枚1000円のキャラデザを大量にお願いしているのですが。
カゴ様はなるべく、キャラデザなら1枚3200円のお仕事を取りたい。
ここで、私は何も、カゴ様のキャラデザに1枚3200円の価値がないから1000円でお願いしているわけではないのです。
1枚のキャラデザに1000円以上払う予算をそもそも組んでいないのです。
私にとって、1枚3200円のキャラデザは贅沢品。
そんなに払うくらいならばヘタクソでも自分で描くので、1枚1000円で描いてくれる絵師様の中からしか選ばないのです。
高額の予算を組んでいる依頼人のお仕事を取ろうとすれば、それだけ、競争率も参加者のレベルも高くなるため、最初からそればかり狙うと不採用が続いて心が折れてしまうこともありますよね。
だからこそ、「もっと割のいいお仕事が入ったら、こちらは後回しでいいですよ」と言ってくれるお友達を増やしていくのが、フリーの絵師様のステップアップと申せましょう。
本命のお仕事を取れるまでの準備期間、ポートフォリオに組み込める絵を増やすべく、どうせなら少しでも報酬が発生する有償のお仕事を探してみる。
1000円でならいつでも買ってくれるお友達を確保したら、次は2000円以上のお仕事に絞って探してみる。
2000円でならいつでも買ってくれるお友達を確保したら、次こそは3000円以上のお仕事に絞って探してみる。
急がば回れ。
有償で描くことに慣れていないと、せっかく取れた法人のお仕事で、段取りや権利関係、セキュリティについての知識が足りなくて失敗、場合によっては雇用を継続してもらえなくなることもあるでしょう。
無理なスケジュールを組んで自爆してしまうこともあるでしょう。
少額のお仕事なら、失敗して縁切れになってしまってもダメージが少ない。
個人のお仕事はいろんな意味で、法人のお仕事で失敗しないための訓練になるのです。
私なんかは予算も少ないので、あえて、実績のない絵師様の中から宝石の原石を発掘して喜んでいますが、安いからって誰でもいいわけじゃないの。
私よりヘタな人に頼むくらいなら自分で描くから。
自分でも描ける依頼人は、依頼料の割に選抜が厳しくなるのです。
最初から、自分自身がそのお仕事に立候補しているから。
だけど、依頼人側もまた、無理のない予算で締切よりもクオリティを重視したい時には重宝するのがお友達の絵師様であり、お互いにとって、お友達がいるに越したことはないのです。
と、有償依頼を例に話してきましたが、無償がふつうのアマチュアの世界でも応用できます。
友達だから、無償でも挿絵を描きたいかを最優先で聞く。
友達だから、自分のヘタクソな絵でも描いたら喜んでくれるか、描いたら公式の挿絵として飾って紹介してもらえるか、最優先で聞く。
有償で注文が入るレベルじゃない絵でも、自分の作品に挿絵がついたら嬉しいアマチュア作家は山ほどいることでしょう。
有償で注文が入るレベルじゃない絵でも、自分の絵を誰かが喜んでくれるのが嬉しいひよっこ絵師様だって山ほどいることでしょう。
ちょっと描いた絵を、描きかけで飽きてゴミ箱に投げ込んでるだけじゃ、何も始まらないのだから。
描けた? 描けた? まだ?
ひよっこのうちは催促してもらえること、構ってもらえることに、結構な意味があるのだから。
自分の作品を誰かが待ってくれるかどうか。
それは有償で注文が入るかどうか以前の、絵描きにとって最初のハードルなのです。
そこのハードルをクリアしていない絵師様は言わずもがなヘタクソだし、すぐ飽きて無責任だし、私なら挿絵は頼まないけど。
でも、ファンアートなら、そのレベルでもいいんです。
高校生の頃なら、ファンアート1枚千円の依頼、受けたかったけどな~。
今の高校生にだって、ファンアート1枚千円の依頼、受けたい人って結構いると思うんだけど、マッチングがきっとうまくいかないんだよね。
自分なんかのラクガキを千円で買ってくれと言っちゃ駄目だろうと思い込んでるんだろうな~。
だって、私自身、高校生の頃には絵描きとして、そう思ってたので。
小説の挿絵なんて、いくらでも漫研仲間にタダで描いてもらえたんだもん。
私自身、年賀状とか、タダで何枚もフルカラーイラスト描いてたんだもん。
いいの、いいの。
リピート依頼はこれはと思った絵師様にしかかけないけど、対象作品を楽しめた絵師様なら、リクエスト中のファンアート募集へのご提案は大歓迎ですよ。
たぶん、私じゃなくても。
途中で飽きずに注文通りの仕事をこなせたら、千円くらいもらっていいのよ。
お気軽にどうぞ~。
「ねぇねぇ、1万円でイラスト買ってよ友達じゃん!」
おおぅ。
どちらも立派な心の友ですね!?(; ・`д・´)
結論から言えば、『友達だから』『他の条件が同じなら優先する』という関係性がお互いに快適だと思います。
イラストのお仕事を依頼したい時、公募をかける前に「こういう条件での公募を予定してるんだけど、興味ある?」と、友達だから優先的に声をかけてみる。
イラストのお仕事をしたい時「なんか、これくらいの条件のお仕事ない?」と、友達だから公募に応募する前に聞いてみる。
具体的には、たとえば私は現在、カゴ様に1枚1000円のキャラデザを大量にお願いしているのですが。
カゴ様はなるべく、キャラデザなら1枚3200円のお仕事を取りたい。
ここで、私は何も、カゴ様のキャラデザに1枚3200円の価値がないから1000円でお願いしているわけではないのです。
1枚のキャラデザに1000円以上払う予算をそもそも組んでいないのです。
私にとって、1枚3200円のキャラデザは贅沢品。
そんなに払うくらいならばヘタクソでも自分で描くので、1枚1000円で描いてくれる絵師様の中からしか選ばないのです。
高額の予算を組んでいる依頼人のお仕事を取ろうとすれば、それだけ、競争率も参加者のレベルも高くなるため、最初からそればかり狙うと不採用が続いて心が折れてしまうこともありますよね。
だからこそ、「もっと割のいいお仕事が入ったら、こちらは後回しでいいですよ」と言ってくれるお友達を増やしていくのが、フリーの絵師様のステップアップと申せましょう。
本命のお仕事を取れるまでの準備期間、ポートフォリオに組み込める絵を増やすべく、どうせなら少しでも報酬が発生する有償のお仕事を探してみる。
1000円でならいつでも買ってくれるお友達を確保したら、次は2000円以上のお仕事に絞って探してみる。
2000円でならいつでも買ってくれるお友達を確保したら、次こそは3000円以上のお仕事に絞って探してみる。
急がば回れ。
有償で描くことに慣れていないと、せっかく取れた法人のお仕事で、段取りや権利関係、セキュリティについての知識が足りなくて失敗、場合によっては雇用を継続してもらえなくなることもあるでしょう。
無理なスケジュールを組んで自爆してしまうこともあるでしょう。
少額のお仕事なら、失敗して縁切れになってしまってもダメージが少ない。
個人のお仕事はいろんな意味で、法人のお仕事で失敗しないための訓練になるのです。
私なんかは予算も少ないので、あえて、実績のない絵師様の中から宝石の原石を発掘して喜んでいますが、安いからって誰でもいいわけじゃないの。
私よりヘタな人に頼むくらいなら自分で描くから。
自分でも描ける依頼人は、依頼料の割に選抜が厳しくなるのです。
最初から、自分自身がそのお仕事に立候補しているから。
だけど、依頼人側もまた、無理のない予算で締切よりもクオリティを重視したい時には重宝するのがお友達の絵師様であり、お互いにとって、お友達がいるに越したことはないのです。
と、有償依頼を例に話してきましたが、無償がふつうのアマチュアの世界でも応用できます。
友達だから、無償でも挿絵を描きたいかを最優先で聞く。
友達だから、自分のヘタクソな絵でも描いたら喜んでくれるか、描いたら公式の挿絵として飾って紹介してもらえるか、最優先で聞く。
有償で注文が入るレベルじゃない絵でも、自分の作品に挿絵がついたら嬉しいアマチュア作家は山ほどいることでしょう。
有償で注文が入るレベルじゃない絵でも、自分の絵を誰かが喜んでくれるのが嬉しいひよっこ絵師様だって山ほどいることでしょう。
ちょっと描いた絵を、描きかけで飽きてゴミ箱に投げ込んでるだけじゃ、何も始まらないのだから。
描けた? 描けた? まだ?
ひよっこのうちは催促してもらえること、構ってもらえることに、結構な意味があるのだから。
自分の作品を誰かが待ってくれるかどうか。
それは有償で注文が入るかどうか以前の、絵描きにとって最初のハードルなのです。
そこのハードルをクリアしていない絵師様は言わずもがなヘタクソだし、すぐ飽きて無責任だし、私なら挿絵は頼まないけど。
でも、ファンアートなら、そのレベルでもいいんです。
高校生の頃なら、ファンアート1枚千円の依頼、受けたかったけどな~。
今の高校生にだって、ファンアート1枚千円の依頼、受けたい人って結構いると思うんだけど、マッチングがきっとうまくいかないんだよね。
自分なんかのラクガキを千円で買ってくれと言っちゃ駄目だろうと思い込んでるんだろうな~。
だって、私自身、高校生の頃には絵描きとして、そう思ってたので。
小説の挿絵なんて、いくらでも漫研仲間にタダで描いてもらえたんだもん。
私自身、年賀状とか、タダで何枚もフルカラーイラスト描いてたんだもん。
いいの、いいの。
リピート依頼はこれはと思った絵師様にしかかけないけど、対象作品を楽しめた絵師様なら、リクエスト中のファンアート募集へのご提案は大歓迎ですよ。
たぶん、私じゃなくても。
途中で飽きずに注文通りの仕事をこなせたら、千円くらいもらっていいのよ。
お気軽にどうぞ~。
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