にゃこがやってきた

冴條玲

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猫を救え! ~死神と守神の可憐な子猫争奪戦~

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※ 緊急事態につき、割り込みでシリーズ作品のご案内です。

ワクチン打ってから、なんだか元気がないな。
1日5~6回程度だけど、ずっと、くしゃみしてるんだよね。
まぁ、寒くなったせいだろうけど…。

大袈裟かなと思いつつ、まだ生後12週間だから念のためと、動物病院に行った飼い主に突如として告げられる、衝撃の事実。

お医者さん「猫伝染性腹膜炎(FIP)ですね」
飼い主「?」
お医者さん「治療しない場合の致死率はほぼ100%で余命は数日から数か月、治療法がまだ確立していないため、保険が使えません。効果のある薬が見つかっていますが、84日間続けないと再発して、そこまでの治療が無駄になります。寛解までの治療費はおよそ150万円です」
飼い主「!?Σ( ̄ロ ̄lll)」

ちょと待、そんなこと急に言われても!
え、余命数日!? えぇえええ!?
150万円て、それ、私の年間支出超えてるんですけど! 84日以内に準備するの!?
私の食費は1ヶ月に2万円ですよ!?
何を削ってそんな大金を!


※ 血統書つきの猫を買うのはお金持ちだけではないのです。毎月1万円ずつ、3年かけて貯めれば誰でも買えます。毎月の1万円を負担に感じる人では、どの道、飼育費用が負担になること間違いなしなので、毎月1万円ずつ貯めて買うのオススメです✨


3年以内に100万円支払うのと、
3ヶ月以内に100万円支払うのは、
もう全然、別の話なんで!
しかも、100万円支払えば確実に助かるわけじゃないんです。
FIPにかかるような猫は他の病気にもかかりやすいとか…。
えぇええええ。


実話なんですよ、実話なんです。
あなたなら、どうしますか…!?


もちろん、そんなの即決できません。
時間がないので、家に帰って大急ぎで検索しまくり、調べまくり、
売買契約の中に、少しくらい医療費の補助が出る条項ないか、駄目モトで、ペットショップに電話して聞いてみたり…。

クラウドとかで寄付を募る方も多いようなのですが、
一匹の猫のため(しかも助かるかわからない)の150万円があったら、救える命(猫でも人でも)がたくさんあるよね…。
それを思うと、ためらわれるものがありまして。

そんな私に。
愛猫の命が惜しい飼い主の足元を見て、ぼったくりもいいところの高値で売られる中国の薬とは別に。
まだ治験段階だけど、半額以下のお薬を獣医さんが教えてくれました! 寛解実績、結構ある!
このお薬の治験の実績が集まって、正式な認可薬となれば、将来的には保険も適用されるでしょう!!
たくさんの猫と飼い主が救われる未来につながる…!!(`;ω;´)シャキーン

まだまだ、FIPは治せないとか、150万円の治療薬しかないとかの認識の獣医さんも多いくらい、最近、始まったばかりの治験だそうです。
だからこそ、これは、みんなに知らせた方がいい。
この治験に参加すれば、月ちゃんの命が無駄にならない。
月ちゃんの闘病が、将来、FIPの猫を救える獣医さんを育てることになるんだ…! 高すぎないお薬の認可にもつながるんだ…!
このエッセイが、手遅れになる前に、FIPに気がつける飼い主さんを育てることにもなるんだ…!

というわけで、月ちゃんの闘病ドキュメンタリを『猫を救え!』という別のエッセイとして連載開始しました。

新薬は間もなく論文が出る予定らしく、となると、獣医師会に激震が走るかもしれないセンシティブな時期です。
そんな時期に、いらぬ問題を起こして水を差したくないので、
とりあえず、私のエッセイが支持を集めて順調に応援されるようなら、
月ちゃんが無事に寛解した頃に、具体的な新薬の名前、先生の名前、病院の名前などを紹介させて頂くつもりです。
治験は84日間なので、2023年1月13日頃に寛解の見込みです。

※ 読者様の身近にFIPの猫がいて、大至急、具体的な情報を知りたい場合は、個別にご相談下さい。

↓ 看護婦さんに連れて行かれる月ちゃん
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