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婿がやってきた
さんぞくねこおうに ぼくはなる!【1】
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僕は お外が大好きです。
熱中症になったって めげません。
雨の日も 風の日も 真夏の日も
僕の広大な領地のパトロールを 僕が欠かすことはありません。
**――*――**
こねこのころ ぼくのせかいは ちいさなケージのなかだけでした。
ろいやるかなん(※ プレミアムフード)という おいしいごはんを
まいにち おなかいっぱいもらえるくらし。
ぼくは それなりにしあわせでした。
そんなあるひ いまのままんがやってきて ぼくをだっこしました。
ままんはなんだか てんしょんがひくかったので
ぼくはまだまだ ぺっとしょっぷでくらすのだとおもっていました。
でも ままんはぼくにきめていました。
ぼくをだっこしにきたときに ぼくを おとりおき したままんは
やくそくのなのかごに ぼくをむかえにきました。
ままんはやっぱり てんしょんがひくくて
おみせのひととはなしているあいだも ないていました。
なんでかな
なくほど ぼくがきらいなら ほかのこねこにすればいいのに。
ままんはどうして なきながら ぼくをかってかえるんだろう。
ぱぱん(※ 違います。)のカッコイイくるまにのせられて
ぼくはままんのおうちに つれてゆかれました。
そこには
お お おおきなねこが!! こわい!!!
ガクガクブルブル
ぼくは せいいっぱいのきょせいをはりました。
せいいっぱい ぼくをおおきくみせました。
ぼ、ぼくはおおきくて つよいんだ!
ちかづくな!
ぼくを たべちゃだめ!
おおきなねこは ぼくのにおいをちょっとかぐと
ゆうぜんと ごはんをたべに あゆみさってゆきました。
わぁ カッコイイ。
おおきなねこは おばあちゃんだったけど
スキのない プロのたちまわりでした。
わかいころは にちょうめのスケバンだったんだって。
カッコイイ!!
おばあちゃんは ぼくをたべたりしないとわかったら
ぼくはあんしんして あたらしいぼくのおうちが
とても ひろいことにきがつきました。
すごい!
せかいは こんなにひろかったんだ。
こんなに! こんなに!
まだこねこだったぼくは ちいさなアパートのひろさにあっとうされて
おおよろこびで はしゃぎまわりました。
ぼくはまだ しりませんでした。
このおうちには もういっぴき こねこがいたことを。
ままんがないていたのは もういっぴきのこねこが
なんびょうで にゅういんしていて
しんでしまいそうだったからなのです。
そんなこと ぼくはまだ しりませんでした。
熱中症になったって めげません。
雨の日も 風の日も 真夏の日も
僕の広大な領地のパトロールを 僕が欠かすことはありません。
**――*――**
こねこのころ ぼくのせかいは ちいさなケージのなかだけでした。
ろいやるかなん(※ プレミアムフード)という おいしいごはんを
まいにち おなかいっぱいもらえるくらし。
ぼくは それなりにしあわせでした。
そんなあるひ いまのままんがやってきて ぼくをだっこしました。
ままんはなんだか てんしょんがひくかったので
ぼくはまだまだ ぺっとしょっぷでくらすのだとおもっていました。
でも ままんはぼくにきめていました。
ぼくをだっこしにきたときに ぼくを おとりおき したままんは
やくそくのなのかごに ぼくをむかえにきました。
ままんはやっぱり てんしょんがひくくて
おみせのひととはなしているあいだも ないていました。
なんでかな
なくほど ぼくがきらいなら ほかのこねこにすればいいのに。
ままんはどうして なきながら ぼくをかってかえるんだろう。
ぱぱん(※ 違います。)のカッコイイくるまにのせられて
ぼくはままんのおうちに つれてゆかれました。
そこには
お お おおきなねこが!! こわい!!!
ガクガクブルブル
ぼくは せいいっぱいのきょせいをはりました。
せいいっぱい ぼくをおおきくみせました。
ぼ、ぼくはおおきくて つよいんだ!
ちかづくな!
ぼくを たべちゃだめ!
おおきなねこは ぼくのにおいをちょっとかぐと
ゆうぜんと ごはんをたべに あゆみさってゆきました。
わぁ カッコイイ。
おおきなねこは おばあちゃんだったけど
スキのない プロのたちまわりでした。
わかいころは にちょうめのスケバンだったんだって。
カッコイイ!!
おばあちゃんは ぼくをたべたりしないとわかったら
ぼくはあんしんして あたらしいぼくのおうちが
とても ひろいことにきがつきました。
すごい!
せかいは こんなにひろかったんだ。
こんなに! こんなに!
まだこねこだったぼくは ちいさなアパートのひろさにあっとうされて
おおよろこびで はしゃぎまわりました。
ぼくはまだ しりませんでした。
このおうちには もういっぴき こねこがいたことを。
ままんがないていたのは もういっぴきのこねこが
なんびょうで にゅういんしていて
しんでしまいそうだったからなのです。
そんなこと ぼくはまだ しりませんでした。
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