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診断編
第二の奇跡 ~王子様をお取り置き~
難航していた、月ちゃんの婿探し。
ようやく、いい感じの王子様(ガゼル)のお取り置きに成功したのが10月17日のことでした。
ガゼルの1回目のワクチン接種が同日、2~3日は安静にしていなければなりません。
そこで、お迎えは10月22日(土)の予定となりました。
後に判明する検査結果から考えると、月ちゃんはまさにその日、生後わずか13週で、虹の橋を渡ってしまうところだったのです。
なんという奇跡でしょうか。
2回目のワクチンの後、体調が優れなかった月ちゃん。
ワクチンの副作用にしては、もう5日もくしゃみが続き、子猫なのにぶちばあちゃんみたいに、ずーっと寝ていた月ちゃん。
風邪なら、お婿さんを迎える前に治しておこう――
そう考えた私が動物病院に向かった翌10月18日こそは。
あと1日早くても、あと1日遅くても、死神につかまってしまうところだった月ちゃんが、まずは13週目の死神をかわすための、最初で最後のチャンスだったのです。
☆ わかりにくい奇跡 ☆
月ちゃんのお婿さんがこの日に見つかったことが、なんで、奇跡なの?
診断後の平均余命はわずか9日と言われるFIPだけど、発症後ではなく、診断後なのがポイントです。
2回目のワクチンを打った10月12日には、月ちゃんはどう考えても発症していましたが、ペットショップ付属の簡易診療所の獣医さんは『ワクチンを接種して問題ないくらい、十分に元気』と判断して、ワクチンを打ってしまったのです。このワクチンがトドメになって、月ちゃんの病状は一気に進行するのですが――
つまり、ヘタな獣医さんではわからないくらい、初期には元気なのです。
ましてや、そこらの飼い主では何にも気がつきません。
飼い主がおかしいと感じ、時間のかかるたくさんの検査を経て、診断が確定する時。
その時にはもう、たいていの場合は末期ゆえの平均余命9日間なのです。
そして、お婿さんがこの日に見つかり、かつ、1回目のワクチンが同日だったからこそ、さほど、おかしいと感じていなかった飼い主が『念のため』病院を受診することになったのですが。
これが奇跡と呼ぶほかない、絶妙なタイミングだったことが、やがて、明らかになってゆくのです。
★ 月ちゃんのお婿さん ★
月ちゃんのお婿さん候補は、
私が気に入ると、タッチの差で売れてしまうという事態が続いていて、
(生後6か月とか8か月の子に、なぜか突然のモテ期が…)
お迎えが決まったガゼルで4頭目でした。
3頭目の子がすっごい美少年だったので、微少年に見えて仕方ないガゼルですが。
まぁ、可愛いよね?
このクオリティで不満とか、たぶん、親バカだよね?
うちの可愛い娘(月ちゃん)の婿にブサメンなんて認めないとかそういう(ヲイ)
ごめんよガゼル。
月ちゃんは娘だけど、ガゼルは息子ではなく婿なのだ。
ようやく、いい感じの王子様(ガゼル)のお取り置きに成功したのが10月17日のことでした。
ガゼルの1回目のワクチン接種が同日、2~3日は安静にしていなければなりません。
そこで、お迎えは10月22日(土)の予定となりました。
後に判明する検査結果から考えると、月ちゃんはまさにその日、生後わずか13週で、虹の橋を渡ってしまうところだったのです。
なんという奇跡でしょうか。
2回目のワクチンの後、体調が優れなかった月ちゃん。
ワクチンの副作用にしては、もう5日もくしゃみが続き、子猫なのにぶちばあちゃんみたいに、ずーっと寝ていた月ちゃん。
風邪なら、お婿さんを迎える前に治しておこう――
そう考えた私が動物病院に向かった翌10月18日こそは。
あと1日早くても、あと1日遅くても、死神につかまってしまうところだった月ちゃんが、まずは13週目の死神をかわすための、最初で最後のチャンスだったのです。
☆ わかりにくい奇跡 ☆
月ちゃんのお婿さんがこの日に見つかったことが、なんで、奇跡なの?
診断後の平均余命はわずか9日と言われるFIPだけど、発症後ではなく、診断後なのがポイントです。
2回目のワクチンを打った10月12日には、月ちゃんはどう考えても発症していましたが、ペットショップ付属の簡易診療所の獣医さんは『ワクチンを接種して問題ないくらい、十分に元気』と判断して、ワクチンを打ってしまったのです。このワクチンがトドメになって、月ちゃんの病状は一気に進行するのですが――
つまり、ヘタな獣医さんではわからないくらい、初期には元気なのです。
ましてや、そこらの飼い主では何にも気がつきません。
飼い主がおかしいと感じ、時間のかかるたくさんの検査を経て、診断が確定する時。
その時にはもう、たいていの場合は末期ゆえの平均余命9日間なのです。
そして、お婿さんがこの日に見つかり、かつ、1回目のワクチンが同日だったからこそ、さほど、おかしいと感じていなかった飼い主が『念のため』病院を受診することになったのですが。
これが奇跡と呼ぶほかない、絶妙なタイミングだったことが、やがて、明らかになってゆくのです。
★ 月ちゃんのお婿さん ★
月ちゃんのお婿さん候補は、
私が気に入ると、タッチの差で売れてしまうという事態が続いていて、
(生後6か月とか8か月の子に、なぜか突然のモテ期が…)
お迎えが決まったガゼルで4頭目でした。
3頭目の子がすっごい美少年だったので、微少年に見えて仕方ないガゼルですが。
まぁ、可愛いよね?
このクオリティで不満とか、たぶん、親バカだよね?
うちの可愛い娘(月ちゃん)の婿にブサメンなんて認めないとかそういう(ヲイ)
ごめんよガゼル。
月ちゃんは娘だけど、ガゼルは息子ではなく婿なのだ。
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