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第一章 悪役令嬢はナイトメアモードを選ぶ
第37話 悪役令嬢は町人Sと結婚していた
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夏休みの間に、私は無事、十二ヵ所の時の精霊と契約してクロノス様の承認を頂けた。
ガゼルからは、九月十二日にネプチューンに面会できると連絡もあった。
私はまだ、三年後に公国が滅ぶかもしれないことを、ガゼルに伝えられていない。
ガゼルが信じてくれた場合に、心を病んでしまうかもしれないことが心配なの。
だって、十二歳であれだけの立ち居振る舞いができるガゼルよ。
公国が滅亡するとなったら、失うものが大きすぎるの。
ガゼルが個としての幸せを犠牲に積み上げてきた努力と献身のすべてが、跡形もなく蹂躙される未来が待ち受けているということだもの。
ガゼルはどんなに優秀でも十二歳の子供なの。
三年後に迫る公国の滅亡を知ってなお、これまで通りの努力と献身を続けるように要求するのは、あんまり酷な気がするの。
「もう、夏休みも終わるね……」
楽しい時間って、過ぎるのが本当に早い。
気がつけばもう、終わりがすぐそこだった。
夏休みの間は、サイファとずっと一緒にいられたから、夏休みが終わったら、サイファが家に帰ってしまう、当たり前のことがすごく寂しいの。
私がサイファの肩に頬をすり寄せたら、サイファが優しく頭をなでてくれて、もっと、寂しくなった。
こうして夜、二人きりで静かに過ごすことも、おはようのキスも、来年の夏休みまで、もうできないのかな。
「寂しい?」
「うん……」
私が泣いてしまったら、サイファが泣く私の頬に手をかけて見詰めて、それから、ふっと微笑んだ。
「もっと、ずっと、傍にいて欲しい?」
「? うん」
なんだろう。
サイファ、嬉しそうよ?
私がサイファのことで寂しがって泣くと、サイファは割と嬉しいみたいで、なだめる自信がある時には、涙がとまらない私をそのまま泣かせて、心ゆくまで鑑賞してくれたりするの。
「あのね、デゼル。明日には、神殿に僕のお部屋を頂けることになったから」
「え……?」
「闇主として公家に承認されたということは、僕とデゼルはもう、結婚してるってことなんだよ」
私はぽかんとしてサイファを見たの。
え?
私、サイファと結婚してたの!?
びっくりして、両手で口許を覆った私に、サイファがとんでもないことを言ったの。
「明日からは、僕と一緒に眠りたい日は、僕の部屋においで」
えぇ!?
「えぇ、えぇ、毎日、行ったら、駄目よね……?」
それじゃ、お部屋をもらった意味がないもの。
私がそう思って、どのくらいサイファと一緒にいていいのかなと思って、サイファの様子をうかがったら。
サイファが楽しそうに笑ったの。
「おいで?」
えぇ、いいの!?
私が驚いた後、ぱあっと顔を明るくしたら、サイファがきゅっと抱き締めてくれた。
「デゼル、すごく可愛い」
うわぁ。
「挙式は相応の歳になってからだって」
えぇ!
結婚式も挙げてもらえるの!?
わぁ。わぁ。
「あ、でも。そしたら、サイファ様のお母さんが寂しい……?」
「うん、寂しいとは思うけど。母さん、挙式するまでは、あんまり、僕に帰ってきて欲しくないみたいだから」
「?」
「その、十歳で闇主になるような子供の育て方をしたって、近所で噂にされてしまって。ちょうどいいから、もっと、いい部屋を借りてあげたけど――僕が帰ったら、同じことになるから」
あっ……。
私、そこまで考えなかった。
「サイファ様、ごめんなさい……」
「ガゼル様にデゼルをとられたくなくて、僕が決めたんだ。デゼルが謝ることなんて、何にも、ないんだよ? それに、デゼルが僕を闇主に選んでくれたおかげで、母さんはやっと、病気になれるようになったんだ」
「? 病気になれる??」
「これ以上、僕を休学させないために、母さん、病気になっても無理して働きに出てたから」
「……」
「だから、時々は、住んでる場所から遠い公園とかで、母さんに会おうと思ってる。外出許可くらいは、取ってもいいよね」
私はうん、うんとサイファにうなずいたの。
「ガゼル様がね、マリベル様に母さんの債務整理を指示して下さって、本当に助かったんだ」
……さいむせいり……?
なんか、怖い単語がさらっと出てきた。
サイファの話によると、サイファが休学していた間、学校へも行けずに働いたって、子供の稼ぎじゃ足りなくて。
高利貸しに借りてしまったらしいの。
誰かにお金を借りないと、家を追い出されて、お母さんが死んじゃうような状況で、他には、子供に貸してくれるようなところはなかったんだって。
そこまで追い詰められても、サイファに悪いことはできなかったのよ。
サイファって、過酷な死線をくぐり抜けてきた子供だったんだ……。
だから、まだ十一歳なのに、どこか悟っているのね。
実際に借りたのは金貨で三十枚くらいだったのに、たった二年で、負債総額が金貨で三百枚くらいになってしまったんだって。
それじゃ、夏休みの初めに、サイファのお母さんがサイファに帰ってこなくていいと言ったはずよ。
それを、ガゼルの指示を受けたマリベル様が無利息で立て替えてくれて。
少し寂しい思いをさせるけど、母さんはラクになれたと思うって、サイファが言ってくれたから。
私も、ほっとしたの。
え、私?
闇巫女である私に、報酬はないのよ。
必要なものは何でも与えられるから、報酬を頂く必要がないのね。
だから、私がサイファを助けてあげることはできないんだけど。
ガゼルの配慮には、驚かされたの。
返済期限も利息もなしの立て替えは、事実上の帳消しだもの。
サイファは真面目だから、きっと、返済すると思うけど。ガゼルはたぶん、そこまで見越して、この形にしてくれたの。
私、今度、会えたらガゼルにお礼を言わなくちゃ。
もうすぐよ。
ガゼルからは、九月十二日にネプチューンに面会できると連絡もあった。
私はまだ、三年後に公国が滅ぶかもしれないことを、ガゼルに伝えられていない。
ガゼルが信じてくれた場合に、心を病んでしまうかもしれないことが心配なの。
だって、十二歳であれだけの立ち居振る舞いができるガゼルよ。
公国が滅亡するとなったら、失うものが大きすぎるの。
ガゼルが個としての幸せを犠牲に積み上げてきた努力と献身のすべてが、跡形もなく蹂躙される未来が待ち受けているということだもの。
ガゼルはどんなに優秀でも十二歳の子供なの。
三年後に迫る公国の滅亡を知ってなお、これまで通りの努力と献身を続けるように要求するのは、あんまり酷な気がするの。
「もう、夏休みも終わるね……」
楽しい時間って、過ぎるのが本当に早い。
気がつけばもう、終わりがすぐそこだった。
夏休みの間は、サイファとずっと一緒にいられたから、夏休みが終わったら、サイファが家に帰ってしまう、当たり前のことがすごく寂しいの。
私がサイファの肩に頬をすり寄せたら、サイファが優しく頭をなでてくれて、もっと、寂しくなった。
こうして夜、二人きりで静かに過ごすことも、おはようのキスも、来年の夏休みまで、もうできないのかな。
「寂しい?」
「うん……」
私が泣いてしまったら、サイファが泣く私の頬に手をかけて見詰めて、それから、ふっと微笑んだ。
「もっと、ずっと、傍にいて欲しい?」
「? うん」
なんだろう。
サイファ、嬉しそうよ?
私がサイファのことで寂しがって泣くと、サイファは割と嬉しいみたいで、なだめる自信がある時には、涙がとまらない私をそのまま泣かせて、心ゆくまで鑑賞してくれたりするの。
「あのね、デゼル。明日には、神殿に僕のお部屋を頂けることになったから」
「え……?」
「闇主として公家に承認されたということは、僕とデゼルはもう、結婚してるってことなんだよ」
私はぽかんとしてサイファを見たの。
え?
私、サイファと結婚してたの!?
びっくりして、両手で口許を覆った私に、サイファがとんでもないことを言ったの。
「明日からは、僕と一緒に眠りたい日は、僕の部屋においで」
えぇ!?
「えぇ、えぇ、毎日、行ったら、駄目よね……?」
それじゃ、お部屋をもらった意味がないもの。
私がそう思って、どのくらいサイファと一緒にいていいのかなと思って、サイファの様子をうかがったら。
サイファが楽しそうに笑ったの。
「おいで?」
えぇ、いいの!?
私が驚いた後、ぱあっと顔を明るくしたら、サイファがきゅっと抱き締めてくれた。
「デゼル、すごく可愛い」
うわぁ。
「挙式は相応の歳になってからだって」
えぇ!
結婚式も挙げてもらえるの!?
わぁ。わぁ。
「あ、でも。そしたら、サイファ様のお母さんが寂しい……?」
「うん、寂しいとは思うけど。母さん、挙式するまでは、あんまり、僕に帰ってきて欲しくないみたいだから」
「?」
「その、十歳で闇主になるような子供の育て方をしたって、近所で噂にされてしまって。ちょうどいいから、もっと、いい部屋を借りてあげたけど――僕が帰ったら、同じことになるから」
あっ……。
私、そこまで考えなかった。
「サイファ様、ごめんなさい……」
「ガゼル様にデゼルをとられたくなくて、僕が決めたんだ。デゼルが謝ることなんて、何にも、ないんだよ? それに、デゼルが僕を闇主に選んでくれたおかげで、母さんはやっと、病気になれるようになったんだ」
「? 病気になれる??」
「これ以上、僕を休学させないために、母さん、病気になっても無理して働きに出てたから」
「……」
「だから、時々は、住んでる場所から遠い公園とかで、母さんに会おうと思ってる。外出許可くらいは、取ってもいいよね」
私はうん、うんとサイファにうなずいたの。
「ガゼル様がね、マリベル様に母さんの債務整理を指示して下さって、本当に助かったんだ」
……さいむせいり……?
なんか、怖い単語がさらっと出てきた。
サイファの話によると、サイファが休学していた間、学校へも行けずに働いたって、子供の稼ぎじゃ足りなくて。
高利貸しに借りてしまったらしいの。
誰かにお金を借りないと、家を追い出されて、お母さんが死んじゃうような状況で、他には、子供に貸してくれるようなところはなかったんだって。
そこまで追い詰められても、サイファに悪いことはできなかったのよ。
サイファって、過酷な死線をくぐり抜けてきた子供だったんだ……。
だから、まだ十一歳なのに、どこか悟っているのね。
実際に借りたのは金貨で三十枚くらいだったのに、たった二年で、負債総額が金貨で三百枚くらいになってしまったんだって。
それじゃ、夏休みの初めに、サイファのお母さんがサイファに帰ってこなくていいと言ったはずよ。
それを、ガゼルの指示を受けたマリベル様が無利息で立て替えてくれて。
少し寂しい思いをさせるけど、母さんはラクになれたと思うって、サイファが言ってくれたから。
私も、ほっとしたの。
え、私?
闇巫女である私に、報酬はないのよ。
必要なものは何でも与えられるから、報酬を頂く必要がないのね。
だから、私がサイファを助けてあげることはできないんだけど。
ガゼルの配慮には、驚かされたの。
返済期限も利息もなしの立て替えは、事実上の帳消しだもの。
サイファは真面目だから、きっと、返済すると思うけど。ガゼルはたぶん、そこまで見越して、この形にしてくれたの。
私、今度、会えたらガゼルにお礼を言わなくちゃ。
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