12 / 177
第一章 騎士
第十話 ジィンとガラテヤ
しおりを挟む
「うおおおおおおおお!」
「ほいっ、そいっ、よいしょっと」
次から次へと迫り来る拳。
巨大に似合わぬ動きだが、スピードも、パワーも、幼少期に圧倒されたあのボブゴブリンに比べれば屁でもない。
「何故当たらねぇんだ!クソッ!」
「当たるかよ。こちとらマジの戦場なんか何度も経験してんだ。ナメんな」
もっとも今回の人生では、あのホブゴブリン戦とランドルフ様戦を除いてガチバトルは経験していないが。
「もう一度々 !食らえ……【アイスボール】!」
「食らうかぁ!【雀蜂】」
再び顔面と同じくらいの氷を突きで砕き、もう一撃、追撃の構えに入る。
「ウラァ!」
「脇の下がガラ空きだッ!!!【風車】!」
相手の拳を避け、構えを変えながら飛び上った勢いで風を纏った回転斬りを繰り出した。
武器が道に捨てられていたボロボロのモップである以上、もとより斬撃を喰らわせるつもりは無い。
しかし。
「ぐ、おおお!?」
「吹き飛べえええええええええッ!!!」
一撃、右脇腹へ風を纏わせたモップを叩きつけると、その勢いに押された相手は、台風が上陸した日の捨てられたビニール袋のように吹き飛んでいく。
「うオオオオオオオオオオオオオオオ!!?」
そして、レンガ造りのアパルトメントに激突。
そのまま気を失ってしまった。
「へへっ。ホームラン!」
「やれやれ。気は済みましたか、ジィン?」
「ええ。そちらのアンドレって奴の拘束……ありがとうございます。お手を煩わせてしまって申し訳ありません」
「いいのよ、これくらい。それよりも」
「ん?」
ガラテヤ様は明後日の方向を指差す。
「そこのお前達!何をしているッ!」
「衛兵さんのお出まし、よ」
長槍を持ちながら走ってきた衛兵二人組が、俺とガラテヤ様へ槍を向ける。
「まあまあ落ち着いて。まずは身分を明かさないとですね。俺はベルメリア子爵家所属の騎士、『ジィン・ヤマト・セラム』という者です」
「そして、私はベルメリア家の三女、『ガラテヤ・モネ・ベルメリア』と申しますわ。いつもと違って身軽な服装ですが、少々用事があってこのような恰好をしておりますの。貴族らしくなくてごめんなさいね」
ガラテヤ様は、身分証明書ともいえるベルメリア子爵家の家紋が入ったコンパクトを、さながら紋所のように見せつける。
それに合わせて、俺もベルメリア家の家紋が入ったシミターを抜き、衛兵に向かってそれが見えるように差し出した。
「なッ、ベルメリア家のお嬢様と、そのお付きの騎士様でしたか!これは大変失礼致しました!」
「しかし……何故、子爵家のご令嬢とその騎士様ともあろう方々が、こんな騒ぎを?」
「状況証拠しか無いんですけど……ガラテヤ様にこのデブがぶつかってきて……謝るどころか、俺達を馬鹿にしてきたものですから……単純にムカついたのと、不敬的なアレで」
「ああ……。名のある方なんですから、もう少し穏便に済ませて欲しかったですけどね」
「ぶっちゃけ俺は捕まっても後悔しないくらいムカついてたので無理でした。すいません」
「はぁ……。まあ、その辺りのご指導は後にするとして……ひとまず、お疲れ様です。前々から彼らは住民達との揉め事が多く、要注意人物としてマークされてはいたのですが……。そろそろ潮時ですかねぇ。とりあえず、彼らの身柄はこちらでお預かりして……。一応、事情聴取はさせて頂きますが、よろしいですか?」
「ええ。よろしくお願い致しますわ。行きましょう、ジィン」
「はい、ガラテヤ様」
「同行、感謝致します。それでは、こちらへ」
そして拘束された二人は衛兵が持ってきた人力車に乗せられて事務所へと連れていかれ、俺とガラテヤ様も、それに同行することになった。
事情聴取自体は数十分で終わり、改めて宿へ戻った俺達は、結果発表までの二日間を持て余すこととなった。
そして、三日後。
俺達はウェンディル学園へ向かい、貼られている試験結果表を見る。
前世までの世界とは違い、番号ではなく名前で合格者が記されているようであった。
そして、俺達は見つける。
「……やりましたね、ガラテヤ様」
「そうね、ジィン」
でかでかと貼り出された紙の端に並ぶ、「ジィン・ヤマト・セラム」と、「ガラテヤ・モネ・ベルメリア」の文字。
二人でハイタッチを交わし、互いに抱きしめ合った。
早速、行列ができている事務室の受付で合格証書を受け取り、さらに俺達は一週間後の入学式を待つこととなる。
この日は酒場でお腹一杯の肉を食べ、酒は未成年であるが故に飲めないが、代わりに果実の生絞りジュースを腹に入るだけ入れて宿へ戻った。
「来週……楽しみだね、姉ちゃん」
「そうだね。……ありがとう、大和くん」
「どうしたのさ急に」
「私の冒険者になるって夢に付き合ってくれてありがとうってこと。でも、……嬉しいなっていうのが半分と、付き合わせちゃって申し訳ないなっていうのが半分」
「別にいいよ。俺、別にこの世界で特にやりたい事なんて無いし。何より、俺の目的は幸せに生きることだからね。姉ちゃんと一緒なら、それはずっと叶い続けてる訳だから」
「大和くん、ホントにお姉ちゃん子だよね。私が言うのもなんだけどさ」
「姉ちゃんは俺にとって家族で、ヒーローなんだよ。大切な家族で、憧れのヒーローでもある姉ちゃんと一緒にいて、幸せじゃない筈が無いよ」
「……そっか、ありがとう。弟にこんなに大切にされて、お姉ちゃんは嬉しいよ」
姉ちゃんは、成長期を迎え始めたとはいえ、まだまだ小さな身体で俺の頭を撫でる。
相手が身内とはいえ照れくさくなってしまった俺は思わず、すぐにベッドへと潜り込んでしまった。
「さ、今日はもう寝よう、姉ちゃん。明日は南通りを散歩するんでしょ?」
「そうだね。お休み、大和くん」
「お休み、姉ちゃん」
そしてベッドに潜り込み、俺は瞬時に意識を夢の世界へ飛ばす。
二人の合格が証明されて安心し切ったのか、ここ数日の疲れが一気に押し寄せたような気がする。
その間、体感にして僅か数秒。
気付けば、陽の光が窓から差し込んでいた。
「おはよう、大和くん!お散歩、行くよ!」
「姉ちゃん……何でこんな眠い日に限って、姉ちゃんが早く起きてるの……。あと五分寝かせて」
「ダーメッ!もう十一時だよ!お昼!」
「ええ……もうそんな時間……?」
「うん!ほら、起きてー」
「それにしても今日は珍しく元気だね、姉ちゃん……ふぁぁ。分かった、着替えるから待ってて……」
「よろしい!じゃあ、先にフロントで待ってるね」
「ふぁーい……」
今日は、麻の服に同じく麻のズボンを着て、部屋を出る。
真っ白なブラウスを着て、同じく真っ白なスカートを吐いて、フロントからこちらへ手を振るガラテヤ様。
その姿には幼いながらも、やはり「尊姉ちゃん」の面影を感じる。
「さ、行くわよ、ジィン!」
「はい、ガラテヤ様!」
こうして俺達は、今日も街を散歩しに外へ出る。
これから、少なくともウェンディル学園へ通う間はお世話になるであろう王都の地理感覚も少しは掴めてきた。
ガラテヤお嬢様と、その騎士ジィンとして歩く街。
またいつか、「大和」と「尊」としても歩いてみたいものだが、それはきっと、この状況で数少ない叶わぬ夢だろう。
俺は無理だと分かっていながらも、そんなことを夢想しながら少し遅れて歩き、ガラテヤ様の後ろ姿を視界に収めるのであった。
「ほいっ、そいっ、よいしょっと」
次から次へと迫り来る拳。
巨大に似合わぬ動きだが、スピードも、パワーも、幼少期に圧倒されたあのボブゴブリンに比べれば屁でもない。
「何故当たらねぇんだ!クソッ!」
「当たるかよ。こちとらマジの戦場なんか何度も経験してんだ。ナメんな」
もっとも今回の人生では、あのホブゴブリン戦とランドルフ様戦を除いてガチバトルは経験していないが。
「もう一度々 !食らえ……【アイスボール】!」
「食らうかぁ!【雀蜂】」
再び顔面と同じくらいの氷を突きで砕き、もう一撃、追撃の構えに入る。
「ウラァ!」
「脇の下がガラ空きだッ!!!【風車】!」
相手の拳を避け、構えを変えながら飛び上った勢いで風を纏った回転斬りを繰り出した。
武器が道に捨てられていたボロボロのモップである以上、もとより斬撃を喰らわせるつもりは無い。
しかし。
「ぐ、おおお!?」
「吹き飛べえええええええええッ!!!」
一撃、右脇腹へ風を纏わせたモップを叩きつけると、その勢いに押された相手は、台風が上陸した日の捨てられたビニール袋のように吹き飛んでいく。
「うオオオオオオオオオオオオオオオ!!?」
そして、レンガ造りのアパルトメントに激突。
そのまま気を失ってしまった。
「へへっ。ホームラン!」
「やれやれ。気は済みましたか、ジィン?」
「ええ。そちらのアンドレって奴の拘束……ありがとうございます。お手を煩わせてしまって申し訳ありません」
「いいのよ、これくらい。それよりも」
「ん?」
ガラテヤ様は明後日の方向を指差す。
「そこのお前達!何をしているッ!」
「衛兵さんのお出まし、よ」
長槍を持ちながら走ってきた衛兵二人組が、俺とガラテヤ様へ槍を向ける。
「まあまあ落ち着いて。まずは身分を明かさないとですね。俺はベルメリア子爵家所属の騎士、『ジィン・ヤマト・セラム』という者です」
「そして、私はベルメリア家の三女、『ガラテヤ・モネ・ベルメリア』と申しますわ。いつもと違って身軽な服装ですが、少々用事があってこのような恰好をしておりますの。貴族らしくなくてごめんなさいね」
ガラテヤ様は、身分証明書ともいえるベルメリア子爵家の家紋が入ったコンパクトを、さながら紋所のように見せつける。
それに合わせて、俺もベルメリア家の家紋が入ったシミターを抜き、衛兵に向かってそれが見えるように差し出した。
「なッ、ベルメリア家のお嬢様と、そのお付きの騎士様でしたか!これは大変失礼致しました!」
「しかし……何故、子爵家のご令嬢とその騎士様ともあろう方々が、こんな騒ぎを?」
「状況証拠しか無いんですけど……ガラテヤ様にこのデブがぶつかってきて……謝るどころか、俺達を馬鹿にしてきたものですから……単純にムカついたのと、不敬的なアレで」
「ああ……。名のある方なんですから、もう少し穏便に済ませて欲しかったですけどね」
「ぶっちゃけ俺は捕まっても後悔しないくらいムカついてたので無理でした。すいません」
「はぁ……。まあ、その辺りのご指導は後にするとして……ひとまず、お疲れ様です。前々から彼らは住民達との揉め事が多く、要注意人物としてマークされてはいたのですが……。そろそろ潮時ですかねぇ。とりあえず、彼らの身柄はこちらでお預かりして……。一応、事情聴取はさせて頂きますが、よろしいですか?」
「ええ。よろしくお願い致しますわ。行きましょう、ジィン」
「はい、ガラテヤ様」
「同行、感謝致します。それでは、こちらへ」
そして拘束された二人は衛兵が持ってきた人力車に乗せられて事務所へと連れていかれ、俺とガラテヤ様も、それに同行することになった。
事情聴取自体は数十分で終わり、改めて宿へ戻った俺達は、結果発表までの二日間を持て余すこととなった。
そして、三日後。
俺達はウェンディル学園へ向かい、貼られている試験結果表を見る。
前世までの世界とは違い、番号ではなく名前で合格者が記されているようであった。
そして、俺達は見つける。
「……やりましたね、ガラテヤ様」
「そうね、ジィン」
でかでかと貼り出された紙の端に並ぶ、「ジィン・ヤマト・セラム」と、「ガラテヤ・モネ・ベルメリア」の文字。
二人でハイタッチを交わし、互いに抱きしめ合った。
早速、行列ができている事務室の受付で合格証書を受け取り、さらに俺達は一週間後の入学式を待つこととなる。
この日は酒場でお腹一杯の肉を食べ、酒は未成年であるが故に飲めないが、代わりに果実の生絞りジュースを腹に入るだけ入れて宿へ戻った。
「来週……楽しみだね、姉ちゃん」
「そうだね。……ありがとう、大和くん」
「どうしたのさ急に」
「私の冒険者になるって夢に付き合ってくれてありがとうってこと。でも、……嬉しいなっていうのが半分と、付き合わせちゃって申し訳ないなっていうのが半分」
「別にいいよ。俺、別にこの世界で特にやりたい事なんて無いし。何より、俺の目的は幸せに生きることだからね。姉ちゃんと一緒なら、それはずっと叶い続けてる訳だから」
「大和くん、ホントにお姉ちゃん子だよね。私が言うのもなんだけどさ」
「姉ちゃんは俺にとって家族で、ヒーローなんだよ。大切な家族で、憧れのヒーローでもある姉ちゃんと一緒にいて、幸せじゃない筈が無いよ」
「……そっか、ありがとう。弟にこんなに大切にされて、お姉ちゃんは嬉しいよ」
姉ちゃんは、成長期を迎え始めたとはいえ、まだまだ小さな身体で俺の頭を撫でる。
相手が身内とはいえ照れくさくなってしまった俺は思わず、すぐにベッドへと潜り込んでしまった。
「さ、今日はもう寝よう、姉ちゃん。明日は南通りを散歩するんでしょ?」
「そうだね。お休み、大和くん」
「お休み、姉ちゃん」
そしてベッドに潜り込み、俺は瞬時に意識を夢の世界へ飛ばす。
二人の合格が証明されて安心し切ったのか、ここ数日の疲れが一気に押し寄せたような気がする。
その間、体感にして僅か数秒。
気付けば、陽の光が窓から差し込んでいた。
「おはよう、大和くん!お散歩、行くよ!」
「姉ちゃん……何でこんな眠い日に限って、姉ちゃんが早く起きてるの……。あと五分寝かせて」
「ダーメッ!もう十一時だよ!お昼!」
「ええ……もうそんな時間……?」
「うん!ほら、起きてー」
「それにしても今日は珍しく元気だね、姉ちゃん……ふぁぁ。分かった、着替えるから待ってて……」
「よろしい!じゃあ、先にフロントで待ってるね」
「ふぁーい……」
今日は、麻の服に同じく麻のズボンを着て、部屋を出る。
真っ白なブラウスを着て、同じく真っ白なスカートを吐いて、フロントからこちらへ手を振るガラテヤ様。
その姿には幼いながらも、やはり「尊姉ちゃん」の面影を感じる。
「さ、行くわよ、ジィン!」
「はい、ガラテヤ様!」
こうして俺達は、今日も街を散歩しに外へ出る。
これから、少なくともウェンディル学園へ通う間はお世話になるであろう王都の地理感覚も少しは掴めてきた。
ガラテヤお嬢様と、その騎士ジィンとして歩く街。
またいつか、「大和」と「尊」としても歩いてみたいものだが、それはきっと、この状況で数少ない叶わぬ夢だろう。
俺は無理だと分かっていながらも、そんなことを夢想しながら少し遅れて歩き、ガラテヤ様の後ろ姿を視界に収めるのであった。
20
あなたにおすすめの小説
1×∞(ワンバイエイト) 経験値1でレベルアップする俺は、最速で異世界最強になりました!
マツヤマユタカ
ファンタジー
23年5月22日にアルファポリス様より、拙著が出版されました!そのため改題しました。
今後ともよろしくお願いいたします!
トラックに轢かれ、気づくと異世界の自然豊かな場所に一人いた少年、カズマ・ナカミチ。彼は事情がわからないまま、仕方なくそこでサバイバル生活を開始する。だが、未経験だった釣りや狩りは妙に上手くいった。その秘密は、レベル上げに必要な経験値にあった。実はカズマは、あらゆるスキルが経験値1でレベルアップするのだ。おかげで、何をやっても簡単にこなせて――。異世界爆速成長系ファンタジー、堂々開幕!
タイトルの『1×∞』は『ワンバイエイト』と読みます。
男性向けHOTランキング1位!ファンタジー1位を獲得しました!【22/7/22】
そして『第15回ファンタジー小説大賞』において、奨励賞を受賞いたしました!【22/10/31】
アルファポリス様より出版されました!現在第四巻まで発売中です!
コミカライズされました!公式漫画タブから見られます!【24/8/28】
マツヤマユタカ名義でTwitterやってます。
見てください。
最強無敗の少年は影を従え全てを制す
ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。
産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。
カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。
しかし彼の力は生まれながらにして最強。
そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。
辺境貴族ののんびり三男は魔道具作って自由に暮らします
雪月夜狐
ファンタジー
書籍化決定しました!
(書籍化にあわせて、タイトルが変更になりました。旧題は『辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~』です)
壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。
辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。
しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。
転生したらただの女の子、かと思ったら最強の魔物使いだったらしいです〜しゃべるうさぎと始める異世界魔物使いファンタジー〜
上村 俊貴
ファンタジー
【あらすじ】
普通に事務職で働いていた成人男性の如月真也(きさらぎしんや)は、ある朝目覚めたら異世界だった上に女になっていた。一緒に牢屋に閉じ込められていた謎のしゃべるうさぎと協力して脱出した真也改めマヤは、冒険者となって異世界を暮らしていくこととなる。帰る方法もわからないし特別帰りたいわけでもないマヤは、しゃべるうさぎ改めマッシュのさらわれた家族を救出すること当面の目標に、冒険を始めるのだった。
(しばらく本人も周りも気が付きませんが、実は最強の魔物使い(本人の戦闘力自体はほぼゼロ)だったことに気がついて、魔物たちと一緒に色々無双していきます)
【キャラクター】
マヤ
・主人公(元は如月真也という名前の男)
・銀髪翠眼の少女
・魔物使い
マッシュ
・しゃべるうさぎ
・もふもふ
・高位の魔物らしい
オリガ
・ダークエルフ
・黒髪金眼で褐色肌
・魔力と魔法がすごい
【作者から】
毎日投稿を目指してがんばります。
わかりやすく面白くを心がけるのでぼーっと読みたい人にはおすすめかも?
それでは気が向いた時にでもお付き合いください〜。
セーブポイント転生 ~寿命が無い石なので千年修行したらレベル上限突破してしまった~
空色蜻蛉
ファンタジー
枢は目覚めるとクリスタルの中で魂だけの状態になっていた。どうやらダンジョンのセーブポイントに転生してしまったらしい。身動きできない状態に悲嘆に暮れた枢だが、やがて開き直ってレベルアップ作業に明け暮れることにした。百年経ち、二百年経ち……やがて国の礎である「聖なるクリスタル」として崇められるまでになる。
もう元の世界に戻れないと腹をくくって自分の国を見守る枢だが、千年経った時、衝撃のどんでん返しが待ち受けていて……。
【お知らせ】6/22 完結しました!
転生先は上位貴族で土属性のスキルを手に入れ雑魚扱いだったものの職業は最強だった英雄異世界転生譚
熊虎屋
ファンタジー
現世で一度死んでしまったバスケットボール最強中学生の主人公「神崎 凪」は異世界転生をして上位貴族となったが魔法が土属性というハズレ属性に。
しかし職業は最強!?
自分なりの生活を楽しもうとするがいつの間にか世界の英雄に!?
ハズレ属性と最強の職業で英雄となった異世界転生譚。
詠唱? それ、気合を入れるためのおまじないですよね? ~勘違い貴族の規格外魔法譚~
Gaku
ファンタジー
「次の人生は、自由に走り回れる丈夫な体が欲しい」
病室で短い生涯を終えた僕、ガクの切実な願いは、神様のちょっとした(?)サービスで、とんでもなく盛大な形で叶えられた。
気がつけば、そこは剣と魔法が息づく異世界。貴族の三男として、念願の健康な体と、ついでに規格外の魔力を手に入れていた!
これでようやく、平和で自堕落なスローライフが送れる――はずだった。
だが、僕には一つ、致命的な欠点があった。それは、この世界の魔法に関する常識が、綺麗さっぱりゼロだったこと。
皆が必死に唱える「詠唱」を、僕は「気合を入れるためのおまじない」だと勘違い。僕の魔法理論は、いつだって「体内のエネルギーを、ぐわーっと集めて、どーん!」。
その結果、
うっかり放った火の玉で、屋敷の壁に風穴を開けてしまう。
慌てて土魔法で修復すれば、なぜか元の壁より遥かに豪華絢爛な『匠の壁』が爆誕し、屋敷の新たな観光名所に。
「友達が欲しいな」と軽い気持ちで召喚魔法を使えば、天変地異の末に伝説の魔獣フェンリル(ただし、手のひらサイズの超絶可愛い子犬)を呼び出してしまう始末。
僕はただ、健康な体でのんびり暮らしたいだけなのに!
行く先々で無自覚に「やりすぎ」てしまい、気づけば周囲からは「無詠唱の暴君」「歩く災害」など、実に不名誉なあだ名で呼ばれるようになっていた……。
そんな僕が、ついに魔法学園へ入学!
当然のように入学試験では的を“消滅”させて試験官を絶句させ、「関わってはいけないヤバい奴」として輝かしい孤立生活をスタート!
しかし、そんな規格外な僕に興味を持つ、二人の変わり者が現れた。
魔法の真理を探求する理論オタクの「レオ」と、強者との戦いを求める猪突猛進な武闘派女子の「アンナ」。
この二人との出会いが、モノクロだった僕の世界を、一気に鮮やかな色に変えていく――!
勘違いと無自覚チートで、知らず知らずのうちに世界を震撼させる!
腹筋崩壊のドタバタコメディを軸に、個性的な仲間たちとの友情、そして、世界の謎に迫る大冒険が、今、始まる!
ギルドの片隅で飲んだくれてるおっさん冒険者
哀上
ファンタジー
チートを貰い転生した。
何も成し遂げることなく35年……
ついに前世の年齢を超えた。
※ 第5回次世代ファンタジーカップにて“超個性的キャラクター賞”を受賞。
※この小説は他サイトにも投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる