20 / 25
12月20日【リスのおうち】
しおりを挟む
リスのおうちは、ツリーの真ん中よりちょっと上った、太くてしっかりとした枝の上にありました。
もみの木の皮や枝や葉を組み合わせて作った、可愛らしいおうちです。見た目も可愛らしいのですが、大きさも可愛らしいので、ゆうちゃんはとても入ることが出来ません。だけど、ミトラは入れるくらいの大きさだったので、『おじゃましまーす』と言って、中へ入っていきました。
ゆうちゃんが、リスのおうちのそばに掛かっていたオーナメントをつついて待っていますと、ミトラが出てきて、『木の実がたくさんあったよ』と教えてくれました。
さて、それでは、リスのおうちにぴったりのクリスマスツリーを、どうやって作りましょう? まわりにたくさんぶら下がっているオーナメントを拝借しても良いのですが、それでは、リスには大きすぎます。リスにぴったりの飾りは、ないものでしょうか?
「あっ」
良いことを思いついたのは、ゆうちゃんでした。
「ちょっと待ってて」
と言って、ゆうちゃんは、さっき上ってきたばかりの階段を、風みたいに駆け下りていきます。ゆうちゃんが、階段をふたつみっつ飛ばしてひゅんひゅん降りていきますので、ミトラとリスは、目をまんまるにして感心しました。
ゆうちゃんは、すぐに戻ってきました。手には、プレゼントの包みをひとつ、持っています。
『ゆうちゃん、これなあに?』
ミトラが包みを開けますと、ビーズがいっぱい入った宝石箱が出てきました。ビーズを組み合わせてテグスに通したら、アクセサリーが作れるのです。
「ビーズを使って、おうちを飾り付けたらどう? きっと綺麗だよ」
ゆうちゃんが、ダイヤモンドみたいにカットされたビーズをリスに見せますと、リスの金色の毛並みが、きらきらっと輝きました。
「とても良いですね! 色んな色があります! 大きさも、ちょうどいいです! こんなものがあったなんて、知りませんでした!」
『ゆうちゃん、すごいねえ! おうちごと、クリスマスツリーにしちゃうってこと? ナイスアイデア、だね!』
たくさん褒められて、ゆうちゃんはくすぐったくなってしまいました。頬っぺたのあたりがむずむずして、胸のあたりがふくふくします。恥ずかしいのと嬉しいのとが、半分半分です。
早速、ゆうちゃんとミトラ、金色のリスは、それぞれ持てるだけのビーズを手に持ちました。ビーズをくっつけるのには、松ヤニを使います。ゆうちゃんは、ハートの形をしたビーズをたくさん持ちました。ミトラは、砂粒みたいに小さな、銀色のビーズをたくさん持ちました。リスは、自分と同じ、金色のビーズをたくさん持ちました。
そして、リスのおうちの屋根の上。おうちの周りの枝の先。おうちの中の壁や天井。くっつけられるところならどこにでも、ビーズをくっつけていきました。
『うぃーうぃっしゅあめりくりすま、うぃーうぃっしゅあめりくりすま』
ミトラが、意味が分かって歌っているふうではない、聞きかじりのクリスマス・ソングを歌います。
『あんだはっぴーにゅーやー』
ゆうちゃんも一緒に歌います。リスも一緒に歌います。ビーズも、楽しくなってきたのでしょう。最初はただの色付きプラスティックだったのに、段々とほんのり光るようになってきて、しまいにはイルミネーションと同じように、ちかちかぴかぴか、陽気にまたたくようになりました。
最後の仕上げは、ゆうちゃんに任されました。リスのおうちの屋根の上、一番高いところに金のお星さまのビーズをつけて、プレゼントの包みに使われていた、赤いリボンを結びました。
さあ、これで完成です。リスのおうちはビーズでいっぱい。ガラスや錫のオーナメントに負けないくらい、プラスティックのビーズたちも美しく、誇らしげです。
「きれい……」
リスが、呟きました。大きな黒い両目から、涙がぽろぽろこぼれています。
『どうして泣いてるの? まだ、サンタさんが来るか、心配?』
「いいえ。もう、心配じゃありません。ぼくのおうちがあんまり綺麗で、嬉しくって泣いているんです」
リスがまばたきをするたびに、もみの木の枝に涙が落ちます。涙の粒は葉っぱを伝ってツリーの根元へ、雨みたいに降り注ぎました。
「ああ、綺麗だなあ。嬉しいなあ。ぼくはもう、サンタさんが来なくったって、構いやしないと思います。なんて美しいんだろう。なんて幸せなんだろう」
それからゆうちゃんとミトラは、リスと一緒に長いこと、リスのおうちを眺めていました。ゆうちゃんも、とっても幸せな気持ちになりましたが、その一方で、おかしいな、とも思っていました。
リスは、ゆうちゃんにとても似ていました。自分の欲しいものが見付からない。不安で、不安で仕方ない。だから、リスを助けてあげれば、ゆうちゃんも一緒に助かるような、そんな気がしていたのです。
それなのに、ゆうちゃんは不安でたまらないまんま。
ずっと、ずっとそうなのです。夜の海に、パンプスを投げたあの時から。いいえ、もっとずっと前から。ゆうちゃんの心には、空虚がぽっかりと口を開けて、居座っています。どうして?
どうして、こんなに不安なの? どうして、ここにいるの? どうして、一体何に突き動かされて、ここまで歩いてきたの?
ゆうちゃんは、本当は全部分かっています。この不安をどうにかする方法も、分かっています。それはとっても簡単なこと。ゆうちゃんはずっと宙ぶらりんで、宙ぶらりんだから不安なのです。宙ぶらりんじゃなくなるためには、ただ、選択をすれば良いのです。
おねえさん天使が言っていました。選択できることは幸福だと。
『ゆうちゃん、これから、どうしようか? また、どこまでも、歩いて行こうか?』
光に照らされながら、ミトラがゆうちゃんを見上げます。
「そろそろ、決めなくちゃ」
ゆうちゃんが言うと、『そっか』とミトラが言いました。
ゆうちゃんとミトラは、階段を上って、クリスマスツリーのてっぺんを目指します。
ふたりを見送ってくれていた金色のリスは、しばらく上ると見えなくなってしまいました。リスのおうちのビーズたちも、もっと上ると見えなくなってしまいました。
いつしかツリーの飾りもイルミネーションも数を減らして、階段の周りは、黒黒とした枝葉だけが揺れています。
頭上には宇宙。天頂に輝くあの星が、クリスマスツリーのてっぺんの星です。
ゆうちゃんは言葉も忘れて、ただひたすらに階段を上りました。息が切れて、胸が苦しくなります。ミトラは黙って、ゆうちゃんの肩にひっそり貼り付いて、ゆうちゃんの呼吸の音を聞いていました。
今夜の夢は、ここでおしまい。
もみの木の皮や枝や葉を組み合わせて作った、可愛らしいおうちです。見た目も可愛らしいのですが、大きさも可愛らしいので、ゆうちゃんはとても入ることが出来ません。だけど、ミトラは入れるくらいの大きさだったので、『おじゃましまーす』と言って、中へ入っていきました。
ゆうちゃんが、リスのおうちのそばに掛かっていたオーナメントをつついて待っていますと、ミトラが出てきて、『木の実がたくさんあったよ』と教えてくれました。
さて、それでは、リスのおうちにぴったりのクリスマスツリーを、どうやって作りましょう? まわりにたくさんぶら下がっているオーナメントを拝借しても良いのですが、それでは、リスには大きすぎます。リスにぴったりの飾りは、ないものでしょうか?
「あっ」
良いことを思いついたのは、ゆうちゃんでした。
「ちょっと待ってて」
と言って、ゆうちゃんは、さっき上ってきたばかりの階段を、風みたいに駆け下りていきます。ゆうちゃんが、階段をふたつみっつ飛ばしてひゅんひゅん降りていきますので、ミトラとリスは、目をまんまるにして感心しました。
ゆうちゃんは、すぐに戻ってきました。手には、プレゼントの包みをひとつ、持っています。
『ゆうちゃん、これなあに?』
ミトラが包みを開けますと、ビーズがいっぱい入った宝石箱が出てきました。ビーズを組み合わせてテグスに通したら、アクセサリーが作れるのです。
「ビーズを使って、おうちを飾り付けたらどう? きっと綺麗だよ」
ゆうちゃんが、ダイヤモンドみたいにカットされたビーズをリスに見せますと、リスの金色の毛並みが、きらきらっと輝きました。
「とても良いですね! 色んな色があります! 大きさも、ちょうどいいです! こんなものがあったなんて、知りませんでした!」
『ゆうちゃん、すごいねえ! おうちごと、クリスマスツリーにしちゃうってこと? ナイスアイデア、だね!』
たくさん褒められて、ゆうちゃんはくすぐったくなってしまいました。頬っぺたのあたりがむずむずして、胸のあたりがふくふくします。恥ずかしいのと嬉しいのとが、半分半分です。
早速、ゆうちゃんとミトラ、金色のリスは、それぞれ持てるだけのビーズを手に持ちました。ビーズをくっつけるのには、松ヤニを使います。ゆうちゃんは、ハートの形をしたビーズをたくさん持ちました。ミトラは、砂粒みたいに小さな、銀色のビーズをたくさん持ちました。リスは、自分と同じ、金色のビーズをたくさん持ちました。
そして、リスのおうちの屋根の上。おうちの周りの枝の先。おうちの中の壁や天井。くっつけられるところならどこにでも、ビーズをくっつけていきました。
『うぃーうぃっしゅあめりくりすま、うぃーうぃっしゅあめりくりすま』
ミトラが、意味が分かって歌っているふうではない、聞きかじりのクリスマス・ソングを歌います。
『あんだはっぴーにゅーやー』
ゆうちゃんも一緒に歌います。リスも一緒に歌います。ビーズも、楽しくなってきたのでしょう。最初はただの色付きプラスティックだったのに、段々とほんのり光るようになってきて、しまいにはイルミネーションと同じように、ちかちかぴかぴか、陽気にまたたくようになりました。
最後の仕上げは、ゆうちゃんに任されました。リスのおうちの屋根の上、一番高いところに金のお星さまのビーズをつけて、プレゼントの包みに使われていた、赤いリボンを結びました。
さあ、これで完成です。リスのおうちはビーズでいっぱい。ガラスや錫のオーナメントに負けないくらい、プラスティックのビーズたちも美しく、誇らしげです。
「きれい……」
リスが、呟きました。大きな黒い両目から、涙がぽろぽろこぼれています。
『どうして泣いてるの? まだ、サンタさんが来るか、心配?』
「いいえ。もう、心配じゃありません。ぼくのおうちがあんまり綺麗で、嬉しくって泣いているんです」
リスがまばたきをするたびに、もみの木の枝に涙が落ちます。涙の粒は葉っぱを伝ってツリーの根元へ、雨みたいに降り注ぎました。
「ああ、綺麗だなあ。嬉しいなあ。ぼくはもう、サンタさんが来なくったって、構いやしないと思います。なんて美しいんだろう。なんて幸せなんだろう」
それからゆうちゃんとミトラは、リスと一緒に長いこと、リスのおうちを眺めていました。ゆうちゃんも、とっても幸せな気持ちになりましたが、その一方で、おかしいな、とも思っていました。
リスは、ゆうちゃんにとても似ていました。自分の欲しいものが見付からない。不安で、不安で仕方ない。だから、リスを助けてあげれば、ゆうちゃんも一緒に助かるような、そんな気がしていたのです。
それなのに、ゆうちゃんは不安でたまらないまんま。
ずっと、ずっとそうなのです。夜の海に、パンプスを投げたあの時から。いいえ、もっとずっと前から。ゆうちゃんの心には、空虚がぽっかりと口を開けて、居座っています。どうして?
どうして、こんなに不安なの? どうして、ここにいるの? どうして、一体何に突き動かされて、ここまで歩いてきたの?
ゆうちゃんは、本当は全部分かっています。この不安をどうにかする方法も、分かっています。それはとっても簡単なこと。ゆうちゃんはずっと宙ぶらりんで、宙ぶらりんだから不安なのです。宙ぶらりんじゃなくなるためには、ただ、選択をすれば良いのです。
おねえさん天使が言っていました。選択できることは幸福だと。
『ゆうちゃん、これから、どうしようか? また、どこまでも、歩いて行こうか?』
光に照らされながら、ミトラがゆうちゃんを見上げます。
「そろそろ、決めなくちゃ」
ゆうちゃんが言うと、『そっか』とミトラが言いました。
ゆうちゃんとミトラは、階段を上って、クリスマスツリーのてっぺんを目指します。
ふたりを見送ってくれていた金色のリスは、しばらく上ると見えなくなってしまいました。リスのおうちのビーズたちも、もっと上ると見えなくなってしまいました。
いつしかツリーの飾りもイルミネーションも数を減らして、階段の周りは、黒黒とした枝葉だけが揺れています。
頭上には宇宙。天頂に輝くあの星が、クリスマスツリーのてっぺんの星です。
ゆうちゃんは言葉も忘れて、ただひたすらに階段を上りました。息が切れて、胸が苦しくなります。ミトラは黙って、ゆうちゃんの肩にひっそり貼り付いて、ゆうちゃんの呼吸の音を聞いていました。
今夜の夢は、ここでおしまい。
0
あなたにおすすめの小説
「いっすん坊」てなんなんだ
こいちろう
児童書・童話
ヨシキは中学一年生。毎年お盆は瀬戸内海の小さな島に帰省する。去年は帰れなかったから二年ぶりだ。石段を上った崖の上にお寺があって、書院の裏は狭い瀬戸を見下ろす絶壁だ。その崖にあった小さなセミ穴にいとこのユキちゃんと一緒に吸い込まれた。長い長い穴の底。そこにいたのがいっすん坊だ。ずっとこの島の歴史と、生きてきた全ての人の過去を記録しているという。ユキちゃんは神様だと信じているが、どうもうさんくさいやつだ。するといっすん坊が、「それなら、おまえの振り返りたい過去を三つだけ、再現してみせてやろう」という。
自分の過去の振り返りから、両親への愛を再認識するヨシキ・・・
独占欲強めの最強な不良さん、溺愛は盲目なほど。
猫菜こん
児童書・童話
小さな頃から、巻き込まれで絡まれ体質の私。
中学生になって、もう巻き込まれないようにひっそり暮らそう!
そう意気込んでいたのに……。
「可愛すぎる。もっと抱きしめさせてくれ。」
私、最強の不良さんに見初められちゃったみたいです。
巻き込まれ体質の不憫な中学生
ふわふわしているけど、しっかりした芯の持ち主
咲城和凜(さきしろかりん)
×
圧倒的な力とセンスを持つ、負け知らずの最強不良
和凜以外に容赦がない
天狼絆那(てんろうきずな)
些細な事だったのに、どうしてか私にくっつくイケメンさん。
彼曰く、私に一目惚れしたらしく……?
「おい、俺の和凜に何しやがる。」
「お前が無事なら、もうそれでいい……っ。」
「この世に存在している言葉だけじゃ表せないくらい、愛している。」
王道で溺愛、甘すぎる恋物語。
最強不良さんの溺愛は、独占的で盲目的。
極甘独占欲持ち王子様は、優しくて甘すぎて。
猫菜こん
児童書・童話
私は人より目立たずに、ひっそりと生きていたい。
だから大きな伊達眼鏡で、毎日を静かに過ごしていたのに――……。
「それじゃあこの子は、俺がもらうよ。」
優しく引き寄せられ、“王子様”の腕の中に閉じ込められ。
……これは一体どういう状況なんですか!?
静かな場所が好きで大人しめな地味子ちゃん
できるだけ目立たないように過ごしたい
湖宮結衣(こみやゆい)
×
文武両道な学園の王子様
実は、好きな子を誰よりも独り占めしたがり……?
氷堂秦斗(ひょうどうかなと)
最初は【仮】のはずだった。
「結衣さん……って呼んでもいい?
だから、俺のことも名前で呼んでほしいな。」
「さっきので嫉妬したから、ちょっとだけ抱きしめられてて。」
「俺は前から結衣さんのことが好きだったし、
今もどうしようもないくらい好きなんだ。」
……でもいつの間にか、どうしようもないくらい溺れていた。
クールな幼なじみの許嫁になったら、甘い溺愛がはじまりました
藤永ゆいか
児童書・童話
中学2年生になったある日、澄野星奈に許嫁がいることが判明する。
相手は、頭が良くて運動神経抜群のイケメン御曹司で、訳あって現在絶交中の幼なじみ・一之瀬陽向。
さらに、週末限定で星奈は陽向とふたり暮らしをすることになって!?
「俺と許嫁だってこと、絶対誰にも言うなよ」
星奈には、いつも冷たくてそっけない陽向だったが……。
「星奈ちゃんって、ほんと可愛いよね」
「僕、せーちゃんの彼氏に立候補しても良い?」
ある時から星奈は、バスケ部エースの水上虹輝や
帰国子女の秋川想良に甘く迫られるようになり、徐々に陽向にも変化が……?
「星奈は可愛いんだから、もっと自覚しろよ」
「お前のこと、誰にも渡したくない」
クールな幼なじみとの、逆ハーラブストーリー。
生贄姫の末路 【完結】
松林ナオ
児童書・童話
水の豊かな国の王様と魔物は、はるか昔にある契約を交わしました。
それは、姫を生贄に捧げる代わりに国へ繁栄をもたらすというものです。
水の豊かな国には双子のお姫様がいます。
ひとりは金色の髪をもつ、活発で愛らしい金のお姫様。
もうひとりは銀色の髪をもつ、表情が乏しく物静かな銀のお姫様。
王様が生贄に選んだのは、銀のお姫様でした。
悪魔さまの言うとおり~わたし、執事になります⁉︎~
橘花やよい
児童書・童話
女子中学生・リリイが、入学することになったのは、お嬢さま学校。でもそこは「悪魔」の学校で、「執事として入学してちょうだい」……って、どういうことなの⁉待ち構えるのは、きれいでいじわるな悪魔たち!
友情と魔法と、胸キュンもありの学園ファンタジー。
第2回きずな児童書大賞参加作です。
少年騎士
克全
児童書・童話
「第1回きずな児童書大賞参加作」ポーウィス王国という辺境の小国には、12歳になるとダンジョンか魔境で一定の強さになるまで自分を鍛えなければいけないと言う全国民に対する法律があった。周囲の小国群の中で生き残るため、小国を狙う大国から自国を守るために作られた法律、義務だった。領地持ち騎士家の嫡男ハリー・グリフィスも、その義務に従い1人王都にあるダンジョンに向かって村をでた。だが、両親祖父母の計らいで平民の幼馴染2人も一緒に12歳の義務に同行する事になった。将来救国の英雄となるハリーの物語が始まった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる