アレンジ可シチュボ等のフリー台本集77選

上津英

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看病

胃痛の彼女を看病するボイス

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おい、お前大丈夫か? 顔色悪いぞ。
え? 吐きそう? 袋持ってくるからちょっと我慢してろ!(SE:ビニール袋の音ガサガサ)

持ってきたぞ、吐いていいからな。…うん、うん…全部吐いちまえ。
もう出ない? じゃあうがいしてきな。いいよ、後片付けくらい俺がやっておく。

(少し間)
おかえり、大丈夫か? ちょっとはすっきりしたんなら良かった。
で、どうしたんだ? どこか具合悪かったりする?

そうか、胃か。お前いつも頑張ってるもんな。家事も進んでやってくれてるし…仕事も大きいの任されてたんだっけ? …ごめん、俺お前に甘えすぎてた。胃が痛くなっても無理ない、よな。

これからは俺も家事いっぱいやるし、お前の話も聞くから。愚痴でも何でも、たくさん言ってくれ。これやっといてーってのあったら、俺が休みとかそんなの気にしないでばんばん言ってくれよな。

あ、明日の朝ご飯! 俺が作っておくからお前は気にしないでギリギリまで寝てろ! 何なら仕事も休め!
心配しすぎだよ、って…当たり前だろーが、俺お前の事大好きなんだし(ぼそぼそ)
っと、そうだ。冷蔵庫に入ってるポカリ、あれ一口だけ飲んでおけ。待ってろ、今準備して持ってくるから。

(間。SE:バタバタ)
っと、脱水防止の為にこれ飲んでおいて、って…何笑ってんだよ!?
あ? まさかしょうゆ皿に入れてくるとは思わなかった? うるさい! 他に良いの思いつかなかったんだよ。良いから、の、め! ったく。

…ふふっ、あーでも良かった。やっとお前が笑ってくれて。お前は笑ってる時が一番可愛いんだから、本当に無理はするなよ。
ってお前はまた笑う。くそっ、もう心配してやんないからなっ!
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