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6 崩れゆく信頼
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「エドワードさん!」
誰かが叫んだ。その声で現実に引き戻される。
煙が晴れていくにつれ、惨状が明らかになった。エドワードは壁際で倒れ込み、体から白い煙を上げている。制服は焼け焦げ、顔は苦痛に歪んでいた。
「エドワード様!大丈夫ですか!?」
「雷撃が直撃したぞ!」
「誰かっ!早く保健室の先生を呼んできて!」
生徒たちがパニックになり始める。私は呆然と、自分の手を見つめた。まだ紫電の残滓が指先で踊っている。
「私…制御していたはずなのに…」
声が震えた。頭が真っ白になって、うまく言葉が出てこない。私に向けられた視線——恐怖、驚愕、そして確信に満ちた眼差しを見て、説明しようとした言葉が完全に消えてしまう。
誰もが同じことを考えているのが分かった。
「ヴィオレッタ様……さっきエドワード様と言い争ってたわよね…?」
「エドワード様が出した記事でヴィオレッタは評判を落とされたじゃない」
「まさか――それで仕返しを…?」
「違います!」
でも、私の言葉は空しく響くだけだった。
セレスティアはエドワードの傍に駆け寄り、治癒魔法を発動させる。
「すごい…本当に治癒魔法だ」
「本当に聖女様なんじゃないか?」
生徒たちからそんなひそひそ話が聞こえてくる。
神々しい光が放たれると、やがてエドワードの意識が戻った。
「意識が戻ったわ…本当によかった…」
セレスティアが安堵の表情を見せた後、悲しそうに私を見た。
「ヴィオレッタ様…」
彼女の声は震えていた。
「エドワード様との間に何があったか知りませんが…攻撃魔法を人に向けるなんて、どんな理由があってもいけないことです」
その一言で、教室の空気が決定的に変わる。聖女様が言うなら、間違いない——誰もがそう確信したのだ。
「違います…!私は最後まで制御していました。でも魔法が勝手に――」
「魔法が勝手に…?そんなことがあるんでしょうか……」
セレスティアは悲しそうに目を伏せながら言った。
「わからないわ…でも扉が開いた音の直後に――」
「セレスティア様のせいだというのですか!!」
私の弁明は、生徒の激しい叫びに遮られた。
「ちがうわ…そんなつもりじゃ…。それにこんなこと、今まで一度も——」
教室中が静まり返った。向けられる視線は、恐怖と軽蔑に満ちていた。
もう、誰も私の言葉を信じようとはしなかった。
「もういいです」
青い顔をしたエドワードが、セレスティアに支えられながら呟く。
「学年首席なら、事故に見せかけることくらい簡単でしょうね」
「エドワードさん!」
とんでもない物言いに私は反論しようとするが、ベルトラン教授が重い口を開いた。
「ミス・ヴァンクール。君の実力は私が一番よく知っている。学年首席で、今まで一度も制御ミスをしたことがない。だが、今回の事態は看過できない。原因究明のためにも、魔法陣と教室の魔力残留を詳しく調査する必要がある」
教授の声はいつもの威厳を保ちながらも、どこか困惑を含んでいた。
そして、セレスティアにも視線を向ける。
「ミス・セレスティア、実習中の警告を無視して入室したことも問題だ。転入生とはいえ、安全規則は守らねばならない」
教授は溜息をついた。
「ミス・ヴァンクール、今日は一旦退室してもらう。これは処罰ではなく、冷静に状況を調査するためだ。君の潔白を証明するためにも、協力してくれ」
「はい…」
私はゆっくり頷くと、一歩、また一歩と、まるで針のむしろを歩くような気持ちで扉へ向かった。
背中に刺さる無数の視線。恐怖と軽蔑に満ちた眼差しが、私を追い立てる。
扉に手をかけた時、背中から誰かの囁きが聞こえた。
「恐ろしい…」
「記事で批判されたから、殺そうとしたのね」
「セレスティア様がいなかったらどうなっていたことか…」
足が震えた。
私は、もう取り返しのつかない場所まで来てしまったのかもしれない。
◇
気がつくと、私は学院の裏手にある小さな中庭にいた。
ここは、レオン殿下と私だけが知る秘密の場所。王宮から移植された白薔薇が静かに咲き誇る、人目につかない庭園だ。婚約が決まった頃、偶然見つけたこの場所で、私たちは時々会っていた。
愛し合う仲ではない。でも、将来を共にする者同士として、お互いの考えを話し合う大切な時間だった。
石のベンチに座り込み、深呼吸する――でも、手の震えは止まらない。
「どうして、こんなことに…」
呟いた言葉は、風に溶けて消えた。
「ヴィオレッタ」
背後から声がした。振り返ると、レオン殿下が硬い表情で立っていた。
「殿下…どうしてここに?」
「君を探していた。……実は、教室の前を通りかかってね。騒ぎになっていたから」
「それで…全部、ご覧になったんですか?」
「いや、騒ぎを聞いて駆けつけた時には既に君は出た後だった。でも――」
レオン殿下の青い瞳が、見たこともない冷たさを帯びる。
「生徒たちから話は聞いた。エドワードと言い争った後、彼に雷撃を当てたと」
「殿下、あれは事故で――」
「事故?」
レオン殿下がゆっくりと近づいてくる。
「標的から外れた魔法が、よりによって君と対立していた人物に当たるなんて。都合が良すぎないか?」
「それは…本当に偶然なんです…」
「偶然?魔法陣から中央列の席まで、かなりの角度があるはずだ。それなのにピンポイントでエドワードに?」
私は言葉に詰まった。確かに、客観的に見れば不自然に思えるかもしれない。
「それに君は制御を失ったことを、セレスティアのせいにしたそうじゃないか」
私は息を呑んだ。
(セレスティア?いつから殿下は彼女を呼び捨てに…?いえ、今はそんなことを気にしている場合ではないわ)
「違います!誰がそんな風に伝えたのか分かりませんが、私は彼女のせいになんて――」
「本当に?」
レオン殿下の声が、一段と低くなった。
「学年首席で、誰よりも魔法制御に長けている君が、扉が開いた程度で制御を失うと?」
「でも、本当に事故だったんです。エドワードとの会話で心の中に苛立ちがあったのは認めます。でも魔法の制御は完璧でした。それなのに、なぜか雷撃が…」
「ヴィオレッタ」
彼は首を振った。失望したような、そんな表情で。
「セレスティアは、君を庇おうとしていたよ。『きっとヴィオレッタ様も故意じゃない』と。それなのに君はまだ彼女に責任を押し付けようとしている」
セレスティアが、私を庇った?でも、あの時彼女は——
「殿下、それは違います。私は彼女に責任を押し付けるつもりなど一切ありません。ただ、セレスティアさんは『攻撃魔法を人に向けてはいけない』と…明らかに私が故意にやったと信じていました」
レオン殿下の表情が、みるみる険しくなっていく。
「なんて醜いんだ」
その声は、氷のように冷たかった。
「セレスティアが君を心配して言った言葉を、そんな風に曲解するなんて。彼女の善意を、そうやってねじ曲げて解釈するのか」
「曲解じゃありません!あの場にいた誰もが――」
「だから君は今、こうなってしまったんだ」
レオン殿下の言葉が、鋭い刃のように私の心を切り裂く。
「噂は王宮にまで届いているよ。平民出身のセレスティアに嫉妬し、彼女を陥れようとする公爵令嬢。生徒たちからの信頼も失い、今や学院で孤立しているそうじゃないか」
彼の声には、もはや憐れみすら含まれていた。
「そんな醜い心を持っていれば、当然の結果だ。人望を失うのも、誰からも信じてもらえなくなるのも、すべて君が招いたことだ。他人の善意を素直に受け取れない。すべてを悪意に解釈する。そんな歪んだ心を持つようになってしまった」
重い沈黙が、私たちの間に降りた。
私は震える声で、最後の望みを込めて言った。
「殿下…私たちは、ずっと一緒に過ごしてきましたよね。私がそんな…人を故意に傷つけるような人間に見えますか?」
レオン殿下は、しばらく黙っていた。やがて、ゆっくりと口を開く。
「正直、分からない。君は変わってしまった。僕の知っていたヴィオレッタは、もういない」
私は必死に言葉を探した。どうすれば分かってもらえるのか——でも、レオン殿下の冷たい眼差しを見て、言葉が喉の奥で凍りついてしまった。
そんな私を一瞥すると、レオン殿下は踵を返した。
「頭を冷やした方がいい。醜い嫉妬に囚われた今の君を見ていると、吐き気がする」
「——っ!」
息が詰まった。あまりの言葉に、声が出ない。
「殿下、誤解です…!信じて——」
「はっきり言おう。君のような人間が公爵家の令嬢で、僕の婚約者だということが恥ずかしい」
最後の言葉は、まるで呪いのように私の心に突き刺さった。
レオン殿下の足音が遠ざかっていき、彼が振り返ることは一度もなかった。
一人残された中庭で、私は膝を抱えて座り込む。
白薔薇の香りが、やけに冷たく感じられた。
婚約者にさえ信じてもらえない――この先、誰が私の言葉に耳を傾けてくれるだろう。
震える手で、薔薇の花びらに触れる。
かつては二人で眺めた純白の花が、今は私を嘲笑っているかのようだった。
誰かが叫んだ。その声で現実に引き戻される。
煙が晴れていくにつれ、惨状が明らかになった。エドワードは壁際で倒れ込み、体から白い煙を上げている。制服は焼け焦げ、顔は苦痛に歪んでいた。
「エドワード様!大丈夫ですか!?」
「雷撃が直撃したぞ!」
「誰かっ!早く保健室の先生を呼んできて!」
生徒たちがパニックになり始める。私は呆然と、自分の手を見つめた。まだ紫電の残滓が指先で踊っている。
「私…制御していたはずなのに…」
声が震えた。頭が真っ白になって、うまく言葉が出てこない。私に向けられた視線——恐怖、驚愕、そして確信に満ちた眼差しを見て、説明しようとした言葉が完全に消えてしまう。
誰もが同じことを考えているのが分かった。
「ヴィオレッタ様……さっきエドワード様と言い争ってたわよね…?」
「エドワード様が出した記事でヴィオレッタは評判を落とされたじゃない」
「まさか――それで仕返しを…?」
「違います!」
でも、私の言葉は空しく響くだけだった。
セレスティアはエドワードの傍に駆け寄り、治癒魔法を発動させる。
「すごい…本当に治癒魔法だ」
「本当に聖女様なんじゃないか?」
生徒たちからそんなひそひそ話が聞こえてくる。
神々しい光が放たれると、やがてエドワードの意識が戻った。
「意識が戻ったわ…本当によかった…」
セレスティアが安堵の表情を見せた後、悲しそうに私を見た。
「ヴィオレッタ様…」
彼女の声は震えていた。
「エドワード様との間に何があったか知りませんが…攻撃魔法を人に向けるなんて、どんな理由があってもいけないことです」
その一言で、教室の空気が決定的に変わる。聖女様が言うなら、間違いない——誰もがそう確信したのだ。
「違います…!私は最後まで制御していました。でも魔法が勝手に――」
「魔法が勝手に…?そんなことがあるんでしょうか……」
セレスティアは悲しそうに目を伏せながら言った。
「わからないわ…でも扉が開いた音の直後に――」
「セレスティア様のせいだというのですか!!」
私の弁明は、生徒の激しい叫びに遮られた。
「ちがうわ…そんなつもりじゃ…。それにこんなこと、今まで一度も——」
教室中が静まり返った。向けられる視線は、恐怖と軽蔑に満ちていた。
もう、誰も私の言葉を信じようとはしなかった。
「もういいです」
青い顔をしたエドワードが、セレスティアに支えられながら呟く。
「学年首席なら、事故に見せかけることくらい簡単でしょうね」
「エドワードさん!」
とんでもない物言いに私は反論しようとするが、ベルトラン教授が重い口を開いた。
「ミス・ヴァンクール。君の実力は私が一番よく知っている。学年首席で、今まで一度も制御ミスをしたことがない。だが、今回の事態は看過できない。原因究明のためにも、魔法陣と教室の魔力残留を詳しく調査する必要がある」
教授の声はいつもの威厳を保ちながらも、どこか困惑を含んでいた。
そして、セレスティアにも視線を向ける。
「ミス・セレスティア、実習中の警告を無視して入室したことも問題だ。転入生とはいえ、安全規則は守らねばならない」
教授は溜息をついた。
「ミス・ヴァンクール、今日は一旦退室してもらう。これは処罰ではなく、冷静に状況を調査するためだ。君の潔白を証明するためにも、協力してくれ」
「はい…」
私はゆっくり頷くと、一歩、また一歩と、まるで針のむしろを歩くような気持ちで扉へ向かった。
背中に刺さる無数の視線。恐怖と軽蔑に満ちた眼差しが、私を追い立てる。
扉に手をかけた時、背中から誰かの囁きが聞こえた。
「恐ろしい…」
「記事で批判されたから、殺そうとしたのね」
「セレスティア様がいなかったらどうなっていたことか…」
足が震えた。
私は、もう取り返しのつかない場所まで来てしまったのかもしれない。
◇
気がつくと、私は学院の裏手にある小さな中庭にいた。
ここは、レオン殿下と私だけが知る秘密の場所。王宮から移植された白薔薇が静かに咲き誇る、人目につかない庭園だ。婚約が決まった頃、偶然見つけたこの場所で、私たちは時々会っていた。
愛し合う仲ではない。でも、将来を共にする者同士として、お互いの考えを話し合う大切な時間だった。
石のベンチに座り込み、深呼吸する――でも、手の震えは止まらない。
「どうして、こんなことに…」
呟いた言葉は、風に溶けて消えた。
「ヴィオレッタ」
背後から声がした。振り返ると、レオン殿下が硬い表情で立っていた。
「殿下…どうしてここに?」
「君を探していた。……実は、教室の前を通りかかってね。騒ぎになっていたから」
「それで…全部、ご覧になったんですか?」
「いや、騒ぎを聞いて駆けつけた時には既に君は出た後だった。でも――」
レオン殿下の青い瞳が、見たこともない冷たさを帯びる。
「生徒たちから話は聞いた。エドワードと言い争った後、彼に雷撃を当てたと」
「殿下、あれは事故で――」
「事故?」
レオン殿下がゆっくりと近づいてくる。
「標的から外れた魔法が、よりによって君と対立していた人物に当たるなんて。都合が良すぎないか?」
「それは…本当に偶然なんです…」
「偶然?魔法陣から中央列の席まで、かなりの角度があるはずだ。それなのにピンポイントでエドワードに?」
私は言葉に詰まった。確かに、客観的に見れば不自然に思えるかもしれない。
「それに君は制御を失ったことを、セレスティアのせいにしたそうじゃないか」
私は息を呑んだ。
(セレスティア?いつから殿下は彼女を呼び捨てに…?いえ、今はそんなことを気にしている場合ではないわ)
「違います!誰がそんな風に伝えたのか分かりませんが、私は彼女のせいになんて――」
「本当に?」
レオン殿下の声が、一段と低くなった。
「学年首席で、誰よりも魔法制御に長けている君が、扉が開いた程度で制御を失うと?」
「でも、本当に事故だったんです。エドワードとの会話で心の中に苛立ちがあったのは認めます。でも魔法の制御は完璧でした。それなのに、なぜか雷撃が…」
「ヴィオレッタ」
彼は首を振った。失望したような、そんな表情で。
「セレスティアは、君を庇おうとしていたよ。『きっとヴィオレッタ様も故意じゃない』と。それなのに君はまだ彼女に責任を押し付けようとしている」
セレスティアが、私を庇った?でも、あの時彼女は——
「殿下、それは違います。私は彼女に責任を押し付けるつもりなど一切ありません。ただ、セレスティアさんは『攻撃魔法を人に向けてはいけない』と…明らかに私が故意にやったと信じていました」
レオン殿下の表情が、みるみる険しくなっていく。
「なんて醜いんだ」
その声は、氷のように冷たかった。
「セレスティアが君を心配して言った言葉を、そんな風に曲解するなんて。彼女の善意を、そうやってねじ曲げて解釈するのか」
「曲解じゃありません!あの場にいた誰もが――」
「だから君は今、こうなってしまったんだ」
レオン殿下の言葉が、鋭い刃のように私の心を切り裂く。
「噂は王宮にまで届いているよ。平民出身のセレスティアに嫉妬し、彼女を陥れようとする公爵令嬢。生徒たちからの信頼も失い、今や学院で孤立しているそうじゃないか」
彼の声には、もはや憐れみすら含まれていた。
「そんな醜い心を持っていれば、当然の結果だ。人望を失うのも、誰からも信じてもらえなくなるのも、すべて君が招いたことだ。他人の善意を素直に受け取れない。すべてを悪意に解釈する。そんな歪んだ心を持つようになってしまった」
重い沈黙が、私たちの間に降りた。
私は震える声で、最後の望みを込めて言った。
「殿下…私たちは、ずっと一緒に過ごしてきましたよね。私がそんな…人を故意に傷つけるような人間に見えますか?」
レオン殿下は、しばらく黙っていた。やがて、ゆっくりと口を開く。
「正直、分からない。君は変わってしまった。僕の知っていたヴィオレッタは、もういない」
私は必死に言葉を探した。どうすれば分かってもらえるのか——でも、レオン殿下の冷たい眼差しを見て、言葉が喉の奥で凍りついてしまった。
そんな私を一瞥すると、レオン殿下は踵を返した。
「頭を冷やした方がいい。醜い嫉妬に囚われた今の君を見ていると、吐き気がする」
「——っ!」
息が詰まった。あまりの言葉に、声が出ない。
「殿下、誤解です…!信じて——」
「はっきり言おう。君のような人間が公爵家の令嬢で、僕の婚約者だということが恥ずかしい」
最後の言葉は、まるで呪いのように私の心に突き刺さった。
レオン殿下の足音が遠ざかっていき、彼が振り返ることは一度もなかった。
一人残された中庭で、私は膝を抱えて座り込む。
白薔薇の香りが、やけに冷たく感じられた。
婚約者にさえ信じてもらえない――この先、誰が私の言葉に耳を傾けてくれるだろう。
震える手で、薔薇の花びらに触れる。
かつては二人で眺めた純白の花が、今は私を嘲笑っているかのようだった。
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