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七三八
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そんな事言われても集中なんか出来るか。
俺、死んでるの?
「ゴチャゴチャうるさい!火器管制!」
珍しくオオムカデンダルが怒鳴る。
ああ、だったらあんな事今言わなくても良いだろ。
俺はモヤモヤしたままスイッチを入れる。
「ガーディアンハンマー!」
インフィニティーの背中から巨大なハンマーが伸びた。
バトルハンマーにしては頭が小さいな。
「あんなの見掛けばっかりで使いにくいだろ。物を破壊するならこの比率で良いんだよ」
ガーディアンはハンマーを手にすると、そのまま横からフルスイングする。
ドンッ!
ヴアアアアアァァァォムッ!
ズズーンッ
プニーフタールは堪らず地面に突っ伏した。
「な?コンクリートハンマーをそのまま巨大化しただけなんだが。これが効くんだ」
オオムカデンダルはそう言うと嬉しそうに手を叩いて喜んだ。
コンクリートが何なのかはともかく、確かに威力抜群だ。
もっとも、インフィニティーが振るえば何でも破壊力抜群だろうが。
「バカヤロー。普通に鉄で造ったら曲がっちまうだろ。わざわざ特殊合金と特別な構造で壊れないように造ってあるってのに……これだから無知なヤツは」
オオムカデンダルがため息を吐いた。
悪かったな無知で。
そりゃアンタらから見れば、この世界の大部分が無知なんだろうよ。
ヴオオオオオオォォォンッ!
プニーフタールがすぐに立ち上がった。
まったくへこたれてないな。
本当に効いているのか。
「さあね」
さあねって、あんなに偉そうに言っておきながら判らないって言うのか。
無責任な。
「俺の責任問題なんかどうでも良いだろ。悪いのはアッチ。俺たちは守ろうとしてる側だ。責められる筋合いなんか無いね」
そりゃあ確かにそうだが。
「オオムカデンダル、こっちは退避できた。ただウロコフネタマイトはまだヴァルキリーとやり合ってる」
オニヤンマイザーの声が割り込んできた。
「令子だけなら問題ないだろ。死にゃあしない」
「待て、ヴァルキリーも居る」
「女神様なんだから自分で何とかするだろうよ。行くぞ」
オニヤンマイザーが慌てた風な声を出したが、オオムカデンダルは無視してインフィニティーを動かす。
何だか怪しい雲行きだが、大丈夫か。
こう言う時は、だいたいとんでもない事を企んでいる時だ。
「管理人、フェンスを頼む」
「了解しました」
オオムカデンダルが管理人に何やら頼むと、それは急に始まった。
きいいいぃぃんっ
かかかかかかかかかかかかかかっ!
突然空から光が降り注ぐ。
目の前に一筋の光。
それが途中で幾条かに別れて、縦横と縦横無尽に駆け回る。
なんだこれは。
まるで格子状に光が走り回り、あっと言う間に光の檻が出来た。
「これは……エクスキューション・ジェイル!」
「前に帝国の魔導士たちが集団魔法とやらで俺を閉じ込めたアレだ」
オオムカデンダルが魔法を!?
「いいや、これはアレを真似て作ったネオジョルト特製のフェンスだ。もちろん効果はアレより強力だぜ。空気さえ遮断するからな」
空気も遮断する?
何の為に。
「爆風が漏れないようにだよ。決まってるだろ」
オオムカデンダルが面倒くさそうに言う。
「説明するのが面倒だから黙って見てろ。見りゃあ判る」
判るだろうか。
判らんと思うが。
「オオムカデンダル様、完成しました。二〇秒以内でお願いします」
「判った。任せておけ、俺に失敗は無い」
管理人の声にオオムカデンダルは余裕たっぷりに答えた。
俺、死んでるの?
「ゴチャゴチャうるさい!火器管制!」
珍しくオオムカデンダルが怒鳴る。
ああ、だったらあんな事今言わなくても良いだろ。
俺はモヤモヤしたままスイッチを入れる。
「ガーディアンハンマー!」
インフィニティーの背中から巨大なハンマーが伸びた。
バトルハンマーにしては頭が小さいな。
「あんなの見掛けばっかりで使いにくいだろ。物を破壊するならこの比率で良いんだよ」
ガーディアンはハンマーを手にすると、そのまま横からフルスイングする。
ドンッ!
ヴアアアアアァァァォムッ!
ズズーンッ
プニーフタールは堪らず地面に突っ伏した。
「な?コンクリートハンマーをそのまま巨大化しただけなんだが。これが効くんだ」
オオムカデンダルはそう言うと嬉しそうに手を叩いて喜んだ。
コンクリートが何なのかはともかく、確かに威力抜群だ。
もっとも、インフィニティーが振るえば何でも破壊力抜群だろうが。
「バカヤロー。普通に鉄で造ったら曲がっちまうだろ。わざわざ特殊合金と特別な構造で壊れないように造ってあるってのに……これだから無知なヤツは」
オオムカデンダルがため息を吐いた。
悪かったな無知で。
そりゃアンタらから見れば、この世界の大部分が無知なんだろうよ。
ヴオオオオオオォォォンッ!
プニーフタールがすぐに立ち上がった。
まったくへこたれてないな。
本当に効いているのか。
「さあね」
さあねって、あんなに偉そうに言っておきながら判らないって言うのか。
無責任な。
「俺の責任問題なんかどうでも良いだろ。悪いのはアッチ。俺たちは守ろうとしてる側だ。責められる筋合いなんか無いね」
そりゃあ確かにそうだが。
「オオムカデンダル、こっちは退避できた。ただウロコフネタマイトはまだヴァルキリーとやり合ってる」
オニヤンマイザーの声が割り込んできた。
「令子だけなら問題ないだろ。死にゃあしない」
「待て、ヴァルキリーも居る」
「女神様なんだから自分で何とかするだろうよ。行くぞ」
オニヤンマイザーが慌てた風な声を出したが、オオムカデンダルは無視してインフィニティーを動かす。
何だか怪しい雲行きだが、大丈夫か。
こう言う時は、だいたいとんでもない事を企んでいる時だ。
「管理人、フェンスを頼む」
「了解しました」
オオムカデンダルが管理人に何やら頼むと、それは急に始まった。
きいいいぃぃんっ
かかかかかかかかかかかかかかっ!
突然空から光が降り注ぐ。
目の前に一筋の光。
それが途中で幾条かに別れて、縦横と縦横無尽に駆け回る。
なんだこれは。
まるで格子状に光が走り回り、あっと言う間に光の檻が出来た。
「これは……エクスキューション・ジェイル!」
「前に帝国の魔導士たちが集団魔法とやらで俺を閉じ込めたアレだ」
オオムカデンダルが魔法を!?
「いいや、これはアレを真似て作ったネオジョルト特製のフェンスだ。もちろん効果はアレより強力だぜ。空気さえ遮断するからな」
空気も遮断する?
何の為に。
「爆風が漏れないようにだよ。決まってるだろ」
オオムカデンダルが面倒くさそうに言う。
「説明するのが面倒だから黙って見てろ。見りゃあ判る」
判るだろうか。
判らんと思うが。
「オオムカデンダル様、完成しました。二〇秒以内でお願いします」
「判った。任せておけ、俺に失敗は無い」
管理人の声にオオムカデンダルは余裕たっぷりに答えた。
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