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新人女神様と転生準備
しおりを挟む「ん、んん…?わ、たし…」
何だろう。ここ。宇宙…?みたいに周りがキラキラとして沢山の星や月が見える……てか天国は?なんか美女達や仏さん達がキャッキャウフフ~ってしてるとこを想像してたけど。案外静かなんだ…
前に見える玉座が違和感の正体だと思う…。なんでこんな所に金で装飾された玉座が?と思って暫くふらふらと歩いていると
『目が覚めましたか。』
と、なんかいかにも金髪碧眼美人!って感じの白い綺麗なマーメイドドレスを来た女の人が現れる。
「…………………………あの……。出てくるの遅くないですか?」
『へ…!?』
「それって私の意識が覚めた直前に語り掛けてくるものですよ?」
『はわわ……っ』
「それにもうちょっとだけ雰囲気を神々しくしてみては?折角周りが暗い雰囲気と言うかあまり目立たない感じなので。」
『ひぃぃ……!』
「それと……って、あれ?」
『ひぅぅ…』
な、泣いてるだと!?
目の端に涙をため肩が縮こまってる女神様(?)
「あっ、えとっ、ごめんなさい、責めたわけではなくて!な、泣かないで下さい!!」
思わず頭を撫でて宥める。
『だ、大丈夫です…私、この前も来た人に言われて……頑張ってはいるんですよ…?でも、つい最近女神になった私が偉そうに人の人生を決めるなんて……』
この人、ホントに女神…?すんごいしょんぼりしてるけど……
「あの…良ければアドバイスしましょうか?」
『!!…良いんですか?』
それから私は自信の付け方、登場の仕方から話し方、女神らしい態度まで自分のイメージで教えた。
『…で、では、やってみますね、んっん"……
よく来ましたね。新たなる旅人よ。私は運命の女神カルティアナ。貴方に二度目の人生を与えましょう。
……どうですか!?』
「凄かったです!大分良くなりました!」
アドバイス通りの神々しさも出し、胸を張り凛々しく透き通る声で発せられる言葉にすら魅了されそうだった……
………………てか何だこの茶番は。(←賢者タイム到来)
『有り難う御座います…!……では、随分長くなりましたが、貴女のこれからについて決めます。』
「あ、はい。」
吹っ切れたのか、自信が付いたのか、顔をしっかりと見える様に上げ、私を見る彼女。
『貴女には二つの選択肢が与えられます。それは、このまま正式に死に、あの世、つまり天国へ行くか。
異世界に転生し新しい人生を歩むか。
この二つに一つです。』
あ、天国では無かったんだ。ここ。境目…?みたいな感じだったんだ。
…でも異世界に転生してもどうすれば……?
『異世界では魔王が日々モンスター達を操り世界を危機に晒しています。なので、魔王を倒し、世界を救って欲しいんです…。』
魔王って……
「ただの人間には難しいと思うんですけど……」
『ですから!この中から一つ選んで貰って、それを付与してから送っているんです!!お願いします!』
カルティアナが手を空中で大きくスライドさせると武器錬成、使い魔召喚、魔力自動回復、など沢山のカードらしき物が出てくる。
………………凄い量……
『こ、この中で一つだけ、選んで貰って付与させて貰ってから転生させて頂く形になってるんです!……って聞いてます?』
私はとあるカードに目を奪われていた。
「……あれ。どんな能力なんです?」
『へ?……あ、あれですか、あれは……よっと、』
カードを手繰り寄せ読み始めるカルティアナ。
『えーと……闇霊絶対服従契約。これは、同Lv.かそれ以下の闇属性のモンスターであれば相手からの一切の攻撃が効かず契約することが出来る。例えば……高いLv.は…デュラハンと契約して共に闘える!…と言う感じですね!…って、か、火夜さん?』
「はわわわ~~っ////…そ、それにします!!絶対にソレにします!!!」
『わ、分かりました!分かりましたから!!落ち着いて下さいぃいっ!!!』
とても顔が熱い…興奮しすぎたかな……でもデュラハンなんて…私が一番好きなモンスターッッッ……
『で、では、
……運命の女神、カルティアナの名に於いて運命の旅人に、神聖なる、そして邪悪なる異能を。』
全身が神々しい光に包まれる。てか邪悪って言ってますけど……
「……?」
何か変わってるって気はしないけど……
『はい、付与は終わったので、火夜さん。異世界生活、楽しんで来て下さい!有り難う御座いました!!』
「__へっ!?きゃぁあ!!!?」
謎の空間に吸い込まれる。
なんか……不安と楽しみが入り混じって気持ち悪さすら感じる……いや目が回るのも込みでかな…
私の異世界生活、どうなるの___
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