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第五話
⑮
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主人公は廊下の道端に立ち、考える。ピン!と彼女のおおよその場所が分かり、目の前には彼女が通った跡の狼煙のようなモノが見えた。それを辿りながら駆けつける。野性の勘ってやつかもしれない。
「だから…彼とはお付き合いはしてないです」
「付き合えばいいのに…運命じゃないの…」
「そんな仲じゃないし、友達と思ってます!」
「また…そんなこと言って…」
「彼女 !!こんなとこに居たのか!」
主人公は部屋へ飛び出してきた。しかし、そこは数人の女性警察官と彼女が居る部屋だった。余りにも静かさと気まずさに主人公は後退りして、出て行こうどした時。
「し、失礼しました……」
「待ちな!貴方この子の事どう思ってるんだい」
「え !?彼女の事?」
「そうだよ、何か言ってあげて」
「友達として良い友だよ。あの施設に入ってから手軽に話し掛けてくれるし、優しい人かな?」
彼女はその場に立ち崩れ、顔を隠す。
「どうしたんですか?彼女は?」
「良いのよ、大丈夫、平気よ。さあ早く部屋出ていって!」
「失礼しました……」
主人公はそっと扉を閉め、廊下を歩く。
「だ、大丈夫?」
彼女は横に首を振る。
「彼、結構カッコいいよね」
「そうね、カッコよかった」
「貴方、あんな人すぐにとられちゃうわよ」
またしても首を振る。
「そんな惚れちゃったのね……」
「そんな彼に振り向いて貰う為に考えましょう。」
主人公は担当の人に何処に行ったのか聞かれ、何も言えなかった。
「全く……とある人が貴方を呼んでいましたよ」
「とある人って?」
「確か…ここに来るまでの運転していた人だった気がします」
「あの人が!?」
「先程の駐輪場で待つと言ってました。」
「分かった。今向かうよ」
「貴方一人では行けません。私も駐輪場まで着いて行きます。」
「そうなのか、ありがとう」
地下駐車場へ向かう。待っていたのはバイクのヘルメットを被った運転手だった。
「運転手さん?これは?」
「これから服屋さんに向かいます。私の後ろに乗ってください」
「バイク!?」
「そうですね、だいぶ古い物です。もう手放そうと考えてます……」
「そんな、バイクの事は良く分からないけどこれは凄いバイクだと思うよ、それなのに手放すの」
「じゃあ、貴方が引き取ってくれますか?」
「引き取りたいけど……乗れないから」
「乗れるのはあと約三年後ですね、そこまで待ってますよ」
「良いの?」
「ええ、勿論。ここで会えたのも運命ですし、このバイクも喜ぶと思いますよ」
「ありがとう!」
「では、ヘルメットをして下さい。」
「どこへ向かうの?」
「貴方様を見ますと、私はジャケットや革ジャンが良いと思います」
「それじゃあ、バイクとかの服ってこと?」
「そうゆうことです。動きやすいし衝撃や傷みにくい、傷がつきません」
「それじゃあ、そこへ向かおう!」
「分かりました。しっかりと捕まってください」
バイクのスタンドを倒し、アクセルを回した。
「ゲホッゲホッ!あの人のバイクは良く煙で噎せるなぁ」
地下駐車場を出て、都内の公道を走る。自分の後ろから煙がか熱い水蒸気が出るのを感じた。
「大丈夫ですか?」
「何とか!」
「これが夜の東京です。綺麗ですね」
「そうですね、冬だから夕方でも真っ暗なのか」
「車とかのライトの光、都市の明かりやビルの光がとても良いです……」
「おぉー!!」
主人公は初めて見る世界に興奮した。夜の街は輝いている……
「人混みは凄いものですね……」
「東京って凄いだろう、全国各地から目掛けてやって来るんだ」
「凄い!何と言えば良いか分からないけどね」
赤信号での停まる時、周りを一周見て無限の可能性を見た。
「あのビルとか建物凄いですね!」
「そんな建物はまだまだですよ、やはり貴方は私と同じみたいですね」
「同じ?どうゆうこと?」
「私のように景色や都会の風景が好きってことです」
「なるほど……」
「目的地までまだまだです。飛ばしますよ!」
一方彼女は、担当の人と先程の警部と一緒に服屋を探しに電車で移動した。
「楽しみね……」
「何でお前みたいな担当が居るんだよ」
「この子の担当なんですよ。服買うには貴方には無理です」
「……分かった。この子の分だけ買ってやる」
「やったね!」
「うん、付き添ってくれてありがとう」
「どういたしまして、彼に振り向いてくれるために頑張ろう」
「…うん、そうね…」(何かの予感がする……)
警部さんは電車の吊り革に揺らされ、彼女と担当の人は席に座っている。
「あの助手という男、何者なんだ…」
電車の外から警部の吊り革を持つ姿が見え、すぐに通り過ぎた。
「はい、私です。GPSの動きを察知した?移動しているというのですか?それでは今、向かって眠らせて搬送しましょう。……ええ分かってます。ところで場所は何処ですか…?」
PCを起動させて位置情報を知る。
「無謀な事だ、お前等の場所は分かっている」
「だから…彼とはお付き合いはしてないです」
「付き合えばいいのに…運命じゃないの…」
「そんな仲じゃないし、友達と思ってます!」
「また…そんなこと言って…」
「彼女 !!こんなとこに居たのか!」
主人公は部屋へ飛び出してきた。しかし、そこは数人の女性警察官と彼女が居る部屋だった。余りにも静かさと気まずさに主人公は後退りして、出て行こうどした時。
「し、失礼しました……」
「待ちな!貴方この子の事どう思ってるんだい」
「え !?彼女の事?」
「そうだよ、何か言ってあげて」
「友達として良い友だよ。あの施設に入ってから手軽に話し掛けてくれるし、優しい人かな?」
彼女はその場に立ち崩れ、顔を隠す。
「どうしたんですか?彼女は?」
「良いのよ、大丈夫、平気よ。さあ早く部屋出ていって!」
「失礼しました……」
主人公はそっと扉を閉め、廊下を歩く。
「だ、大丈夫?」
彼女は横に首を振る。
「彼、結構カッコいいよね」
「そうね、カッコよかった」
「貴方、あんな人すぐにとられちゃうわよ」
またしても首を振る。
「そんな惚れちゃったのね……」
「そんな彼に振り向いて貰う為に考えましょう。」
主人公は担当の人に何処に行ったのか聞かれ、何も言えなかった。
「全く……とある人が貴方を呼んでいましたよ」
「とある人って?」
「確か…ここに来るまでの運転していた人だった気がします」
「あの人が!?」
「先程の駐輪場で待つと言ってました。」
「分かった。今向かうよ」
「貴方一人では行けません。私も駐輪場まで着いて行きます。」
「そうなのか、ありがとう」
地下駐車場へ向かう。待っていたのはバイクのヘルメットを被った運転手だった。
「運転手さん?これは?」
「これから服屋さんに向かいます。私の後ろに乗ってください」
「バイク!?」
「そうですね、だいぶ古い物です。もう手放そうと考えてます……」
「そんな、バイクの事は良く分からないけどこれは凄いバイクだと思うよ、それなのに手放すの」
「じゃあ、貴方が引き取ってくれますか?」
「引き取りたいけど……乗れないから」
「乗れるのはあと約三年後ですね、そこまで待ってますよ」
「良いの?」
「ええ、勿論。ここで会えたのも運命ですし、このバイクも喜ぶと思いますよ」
「ありがとう!」
「では、ヘルメットをして下さい。」
「どこへ向かうの?」
「貴方様を見ますと、私はジャケットや革ジャンが良いと思います」
「それじゃあ、バイクとかの服ってこと?」
「そうゆうことです。動きやすいし衝撃や傷みにくい、傷がつきません」
「それじゃあ、そこへ向かおう!」
「分かりました。しっかりと捕まってください」
バイクのスタンドを倒し、アクセルを回した。
「ゲホッゲホッ!あの人のバイクは良く煙で噎せるなぁ」
地下駐車場を出て、都内の公道を走る。自分の後ろから煙がか熱い水蒸気が出るのを感じた。
「大丈夫ですか?」
「何とか!」
「これが夜の東京です。綺麗ですね」
「そうですね、冬だから夕方でも真っ暗なのか」
「車とかのライトの光、都市の明かりやビルの光がとても良いです……」
「おぉー!!」
主人公は初めて見る世界に興奮した。夜の街は輝いている……
「人混みは凄いものですね……」
「東京って凄いだろう、全国各地から目掛けてやって来るんだ」
「凄い!何と言えば良いか分からないけどね」
赤信号での停まる時、周りを一周見て無限の可能性を見た。
「あのビルとか建物凄いですね!」
「そんな建物はまだまだですよ、やはり貴方は私と同じみたいですね」
「同じ?どうゆうこと?」
「私のように景色や都会の風景が好きってことです」
「なるほど……」
「目的地までまだまだです。飛ばしますよ!」
一方彼女は、担当の人と先程の警部と一緒に服屋を探しに電車で移動した。
「楽しみね……」
「何でお前みたいな担当が居るんだよ」
「この子の担当なんですよ。服買うには貴方には無理です」
「……分かった。この子の分だけ買ってやる」
「やったね!」
「うん、付き添ってくれてありがとう」
「どういたしまして、彼に振り向いてくれるために頑張ろう」
「…うん、そうね…」(何かの予感がする……)
警部さんは電車の吊り革に揺らされ、彼女と担当の人は席に座っている。
「あの助手という男、何者なんだ…」
電車の外から警部の吊り革を持つ姿が見え、すぐに通り過ぎた。
「はい、私です。GPSの動きを察知した?移動しているというのですか?それでは今、向かって眠らせて搬送しましょう。……ええ分かってます。ところで場所は何処ですか…?」
PCを起動させて位置情報を知る。
「無謀な事だ、お前等の場所は分かっている」
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