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第七章・洗脳された信者
手引書に誘われる者
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【暗黒の書物『禁断の書』】
古代ヘブライ語で書かれた魔文。宇宙の古代書で暗黒のエネルギー源と繋がっている。
・魔王の計画。世界をモノクローム化し、人間の魂を暗黒の書物で吸い上げる。
・ダーク司祭。魔王に仕え、書物を人間界に流布して人間を洗脳し従わせる。
・禁断の書へ誘う手引書。(証拠として写真の添付。)
【ミレフレ】
見て触れて、イメージを具現化するファンタジーであるが、希望の本として世界の危機を暗示している。
・ゴーストの少女、MOMOEが東野連の力を借りてエディバーに投稿した。
・ゴースト職人。MOMOEの七人の仲間で、霊界の工房でアイテムを製作している。
・フクロウのペン。ミレフレを具現化する重要なアイテム。
ホワイトボードに書き込まれた『禁断の書』と『ミレフレ』の要点を野上と長谷部が首を傾げて眺め、深野と石塚はスマホで写真を撮って松田の説明をメモに取っている。
「暗黒のエネルギーが流出したのです。私たちは先程、ネットワークを乗っ取られる体験をした」
「とても信じられないが、実際にエディバーが危機に晒されている。いや、人間界の危機って事か?」
野上がそう言って、現段階では会社の上層部には内密にして、自分達で対処する事に決めた。ゴーストが小説を書いたと話しただけで大問題になり人格を疑われるだろう。
「それで野上。松田の説明を信じるとして、見えない敵とどう戦う?リアルな指示を頼む」
「長谷部はデータの復旧。特にミレフレをサイトに復活させてくれ。俺たちはファンタジーの謎を追い、ゴーストに加勢して暗黒の書物を封じ込める」
連たちはエディバーのビルを出ると、渋谷駅ビルのカフェでランチして、快速電車に乗って
五条駅に帰ったが、MOMOEはカフェで連と景子先生の話を聞くと「調査しに行く」と言ってフクロウのペンを連れて空へ飛び去った。
「景子先生、大丈夫?」
カフェで食べたパンケーキは美味しかったが、景子は学園長に渡された童話が暗黒の手引書に変貌した事が気掛かりで、窓側の席に座ってからずっと俯いてため息を漏らしている。
「ええ、学園長が私を騙すとは思えない。でも童話の本が出版される予定だと言って、特別授業に使って欲しいと渡されたのよ」
時間的に降り電車の乗客は少なく、ボックス席に景子先生と久美子と順也が座り、通路を挟んだ席に文子と連が座って話に加わっている。
「エディバーへの投稿も頼むなんて変だよね。まるで景子先生を巻き込もうとしているみたい」
「禁断の書の連絡先はミナトカナエだったんだろ?」
「きっとこれには何か裏がある筈だよ」
久美子と順也、文子が意見を言った後に連が
横の座先に置いたクリップとゴムと紐で閉じられた手引書を見て展望を述べる。
「早目にカモフラージュを見破った事で、司祭の計画を阻止でるかも。それに僕が見た血の王冠を被った女性が謎を解き明かすヒントになる筈だ」
「MOMOEさん。学園長と江国先生を調べるって言ってたよね。それに手引書が発する電波の波長を追えば他の手引書を回収できるって」
「景子先生。元気出してください」
文子と久美子と順也と連に励まされ、景子は前を向いて笑顔を見せた。教師として生徒たちに恥ずかしい姿は見せられない。
「そうですね。手引書を見た者は禁断の書へ引き寄せられ、洗脳され信者になってしまう。その前に暗黒の手引書を回収して、私たちも全力で戦いましょう」
古代ヘブライ語で書かれた魔文。宇宙の古代書で暗黒のエネルギー源と繋がっている。
・魔王の計画。世界をモノクローム化し、人間の魂を暗黒の書物で吸い上げる。
・ダーク司祭。魔王に仕え、書物を人間界に流布して人間を洗脳し従わせる。
・禁断の書へ誘う手引書。(証拠として写真の添付。)
【ミレフレ】
見て触れて、イメージを具現化するファンタジーであるが、希望の本として世界の危機を暗示している。
・ゴーストの少女、MOMOEが東野連の力を借りてエディバーに投稿した。
・ゴースト職人。MOMOEの七人の仲間で、霊界の工房でアイテムを製作している。
・フクロウのペン。ミレフレを具現化する重要なアイテム。
ホワイトボードに書き込まれた『禁断の書』と『ミレフレ』の要点を野上と長谷部が首を傾げて眺め、深野と石塚はスマホで写真を撮って松田の説明をメモに取っている。
「暗黒のエネルギーが流出したのです。私たちは先程、ネットワークを乗っ取られる体験をした」
「とても信じられないが、実際にエディバーが危機に晒されている。いや、人間界の危機って事か?」
野上がそう言って、現段階では会社の上層部には内密にして、自分達で対処する事に決めた。ゴーストが小説を書いたと話しただけで大問題になり人格を疑われるだろう。
「それで野上。松田の説明を信じるとして、見えない敵とどう戦う?リアルな指示を頼む」
「長谷部はデータの復旧。特にミレフレをサイトに復活させてくれ。俺たちはファンタジーの謎を追い、ゴーストに加勢して暗黒の書物を封じ込める」
連たちはエディバーのビルを出ると、渋谷駅ビルのカフェでランチして、快速電車に乗って
五条駅に帰ったが、MOMOEはカフェで連と景子先生の話を聞くと「調査しに行く」と言ってフクロウのペンを連れて空へ飛び去った。
「景子先生、大丈夫?」
カフェで食べたパンケーキは美味しかったが、景子は学園長に渡された童話が暗黒の手引書に変貌した事が気掛かりで、窓側の席に座ってからずっと俯いてため息を漏らしている。
「ええ、学園長が私を騙すとは思えない。でも童話の本が出版される予定だと言って、特別授業に使って欲しいと渡されたのよ」
時間的に降り電車の乗客は少なく、ボックス席に景子先生と久美子と順也が座り、通路を挟んだ席に文子と連が座って話に加わっている。
「エディバーへの投稿も頼むなんて変だよね。まるで景子先生を巻き込もうとしているみたい」
「禁断の書の連絡先はミナトカナエだったんだろ?」
「きっとこれには何か裏がある筈だよ」
久美子と順也、文子が意見を言った後に連が
横の座先に置いたクリップとゴムと紐で閉じられた手引書を見て展望を述べる。
「早目にカモフラージュを見破った事で、司祭の計画を阻止でるかも。それに僕が見た血の王冠を被った女性が謎を解き明かすヒントになる筈だ」
「MOMOEさん。学園長と江国先生を調べるって言ってたよね。それに手引書が発する電波の波長を追えば他の手引書を回収できるって」
「景子先生。元気出してください」
文子と久美子と順也と連に励まされ、景子は前を向いて笑顔を見せた。教師として生徒たちに恥ずかしい姿は見せられない。
「そうですね。手引書を見た者は禁断の書へ引き寄せられ、洗脳され信者になってしまう。その前に暗黒の手引書を回収して、私たちも全力で戦いましょう」
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