毒を吸い出したら吸血・鬼になっていた!?〜世にも珍しい三個目の能力を得て世界が変わる〜

怠惰るウェイブ

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ドライアドの森8

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綾視点

「クソッ明らかに進路をずらされている!森自体が私たちを阻んでいるのか!怜!なんとなくでいい!最深部まで案内できるか!?」

「それが、、、森が絶えず形を変えていて予測できません!それに微弱な魔力を木が放っていて予測が出来ません!」

「やはり【迷いの森】か。厄介だぞ、これは。」

「なんですか?迷いの森って。」

「迷いの森とはドライアドがとる防衛法の一つで今みたいに木が動き侵入者を惑わせ、霧のように見える微弱な魔力でジャミングするという技だ。これをすると目印でも無い限り抜け出すことは困難だ。」

「そんな、、、!それじゃあ雪ちゃんのところまで行かないじゃ無いですか!」

「ああ、だがそれよりも私たちも囚われ帰ることも先に進むこともできないこともどうにかしないといけない。ティルまだドライアドから返答はないのか!?」

「うん、繋がらない。やっぱり結界で弾かれるみたい。」

「何か目印でもあればな、、、ん?なんだあれは!」

一行は雪が放った【竜の息吹】を目撃した。

「血の竜!ならあれは雪ちゃんのものです!怜ちゃん、あれを目印にして予測立てられる!?」

「はい!森ではなく雪さんの魔力なら行けます!」

「よし!なら急ぐぞ!雪が戦っているかもしれない!」

一行は急ぎ最深部に向かう。その先で待ち受けているものとは、、、!



「紅茶まであるのか、、、これもしかしてアーデの?」

「うん!私がこだわって作った茶葉だよ!これを作るのに20年かかったんだから!」

「すげぇ、木自身が作る茶葉とか美味しくないわけがないよね。いただきます。ん~!美味しい!独特の香りと甘い味の中に少しの苦味が入っていて美味しいよ!」

『ふふ!よかった気に入ってくれて。ほら、こっちのクッキーも食べて?』

「そういえばクッキーなんてどこで手に入れてるの?流石に火を使えるとは思えないんだけど、、、」

『友達の精霊に頼んでるの。私は魔物だけど元々は精霊だった種族だから。』

「へ?そうなの?魔物にも色んな種類があるんだね。精霊って言うと火属性の?」

『うん、それだけじゃなくて土精霊にも手伝ってもらって材料からこだわったのよ!どう?美味しい?』

「うん!美味い!」

『良かった~!まだティルにも出してない最新作なの!気に入ってくれたなら嬉しいな?』

「あ、そういえば今私の仲間がこっちに来てるんだけど通してくれない?」

『あ、ごめんなさい!迷いの森って言う技を使ってたんだけどあの魔力のせいで暴走しちゃって止められないの。でも危険はないから大丈夫。それに雪の竜?のおかげでこっちに来れるみたい。だから少し待っててね。』

「そう言うことなら待ってるか、、、」

『ねぇ今度は雪の話を聞かせて?ティルはあんまり外に出ないから、、、』

「いいよ!そうだなぁまずは私の仲間から話していこうかなぁ。」



森を抜けドライアドと雪のいる草原にたどり着いた綾達一行の目にしたものはドライアドに膝枕されている雪の姿だった。

「雪ちゃんから離れて!!貴方がドライアドね?雪ちゃんを誘拐して何をする気なの!?」

『、、、、、、、。、、、、、、、!』

「答えないなら!取り戻すまで!【火きゅ
「そこまでだ、綾。」

「なにするの司くん!雪ちゃんを取り返さなきゃ!」

「落ち着け、ティルさんがドライアドと話してる。もう問題は解決した気がするぞ?」

「いやまだ雪ちゃんを取り返さないと!あの危険地帯《膝枕》から取り戻すの!まだ危険かもしれないじゃない!羨ましいくて仕方ない!

「本音と建前が完全に逆になってるぞお前。もう隠す気ないだろ。」

「うっさい!とりあえずそこ変われー!」

もはやシリアスなどないこの場で雪は寝ている。ただ流石に起こした方がいいと思ったアーデが雪を起こす。

『雪、仲間が来たよ?起きて!』

「うん?おはようアーデ。あ、綾それにみんな。ごめんね?心配かけた。」

「あーそれはいいんだ雪。それより綾をなんとかしてくれ。」

「へ?綾を?一体どうし、、、うわぁ」

「雪ちゃんを起こすイベントまで私より先に?許さん、そこ変われ!雪ちゃんをさらってなにしてた!正直に言えー!!」

「綾、綾!私は落ち着いたいつも優しい綾がいいな?ね?お願い。」

「可愛いなぁ!うんうん、ドライアドなんかより私がいいよね!ほら私の膝枕に寝よ?ほら。」

仕方なく綾のご機嫌取りのために膝枕をされる雪。

「それで?ティル。ドライアドはなんて?」

「気持ち悪い魔力を流し込まれて苦しかった所を雪ちゃんに助けてもらったらしいよ。その後はお茶会をして花を見てたら雪ちゃんが眠くなったらしくて膝枕してたみたい!いいなぁー私もまだ食べてないクッキー食べたんだって!」

「何だこの決死の覚悟で乗り込んだ先でこのほのぼのした雰囲気は。おい、雪取り敢えず何したのか吐け。」

「なら綾を止めてください。離してくれそうにないです。」

「綾そろそろ離してやれ、このままじゃ何も進まん。」

「はぁい、帰ったらまた続きやろうね?」

「帰ったら何されるんだ私、、、」

「それで?連れ去られた後どうなった?」

「枝がここまだ運んできて結界があったので進んだらアーデがいました。ん?そういえばあの爆発あれは綾かな?」

「ああ、綾の全力火球だがどうかしたか?」

「どうかしたかじゃないよ!アレのせいで空中に投げ飛ばされて10メートルからフリーフォールしたんだから!」

「ご、ごめんなさい。でも絶叫系雪ちゃん得意でしょ?」

「この体になってから苦手になったの!怖かったんだから!」

「えええ!?そうだったの!?ごめんね!怖かったよね?」

「ええい!またくっついて撫で回すんじゃない!すみません、話が逸れました。それで結界の中に入ってアーデの中に気持ち悪い魔力があるのが分かったのでそれが苦しんでる原因だと思って吸血で吸い出しました。」

「なるほど、連れ去ったのは魔力ドレイン能力を当てにしたからだったのか。にしても雪、このドライアドの名前をよく知ってるな?」

「あ、はい。アーデに加護を貰ったので念話が使えるようになりました。それで教えてもらいました。」

「なんだって!?加護だと?それはまさか白い枝に触れたんじゃないだろうな?」

「え、あ、はい、触れました。」

「マジかよ、それはなドライアドが溜め込んだ魔力10年分を加護として与える時に出す枝だ。相当貴重なんだぞ?」

「そうなんだ,アーデありがとう。」

『ううん,私も助けてもらったしまた魔力貰えたら嬉しいな?』

「うん,また今度来るよ。」

『大丈夫!枝を後で渡すからそれに念話してくれればここまで転移させてあげる!』

「ええ!?そんな、いいの?」

『うん!いつでも会えるよ!』

「ああ,私たちはティル以外何言ってるかわからないんだから通訳しろよな?」

「あ,すいません。」

そうして雪の通訳の元色々な話をドライアドと話す一行であった。




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