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休息2
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雪たちは再び打ち上げをしていた。
「2回戦も突破を祝ってカンパーイ!」
「「「「「「カンパーイ」」」」」」
「そのつもりとはいえ全員無事に勝ち進めて良かったよね!」
「だね。司は毎回少し危うい感じするけど。」
「俺は基本殴り合いだからな。それに相手も接近戦メインが多いからなんとなく引きたくない気分になるんだよ。」
「流石脳筋、肉体言語ってやつか。にしても綾の魔力によるゴリ押しは相手可哀想だよなぁ。」
「ああ、やっぱりあの地響き綾のか。確かにあの魔力を止めるのは至難の業だよな。俺は耐えきるけど。」
「真正面から受けに行くのはお前くらいだよ。普通は逃げるの。逃げ場ないけど、、、」
「結界から出られないからな。逃げ場なしで正面のバ火力どうにかするのは大変だよな。出来るとしたら貯めてる間に後ろから奇襲とかか?」
「無駄だと思うぞ?」
「何故?いい戦略だと思うが。」
「明日あたりそれでやりにくるやつが出てきそうだからそれでわかるだろ。」
「勿体ぶるなよ。明日早めに決着つけて見に行くか。」
「そうした方がいい。毎日殴り合いしてたら精神的に疲れるからな。」
「雪ちゃん、司くん食べてるー?しっかり食べなきゃダメだよ?ほら、はいあーん!」
「は!?ちょっと恥ずかしいって!っていうか酒くさ!綾未成年でしょ!?」
「すみません、ジンジャーエールとエールを間違えてしまったみたいで、、、」
店員が謝りにくるがそれよりも
「司くんもあーん!うんいい子いい子!」
「綾?やっぱり敵なの、、?」
「怜ねえこの、えすかるごってやつ頼んでいい?」
「やめときなさい?お姉ちゃんそれ食べる妹見てられない!」
「千奈、それは美味しいんですか?」
「わかんない!」
「カオスだ、、、」
試合よりも打ち上げの方が疲れた雪であった。
綾を寝かせて雪たちは風呂場に来ていた。
「お!またおうたなぁ!2回戦突破おめでとさん!」
「化紺先輩、昨日と違って元気ですね。」
化紺先輩は目の下にあったクマが消えて毛並みも綺麗になっていた。
「今日休みをもろてな?快眠グッズを探しに行ったんよ。そしたら良さげなもんあったから試したらめっちゃ快眠できてなぁ。」
「それは良かったです。もしかしてその首に下げてるやつですか?」
「お、分かったか。これはな、黒真珠ってやつでな。魔物の素材なんやけど身につけると安眠作用があるらしいんや。この前それを聞いてほしゅうなって探してたら丁度売ってたっちゅうわけや。」
「へぇーそんな物があるんですね!」
「マナ?どうしたの?」
「いや、なんでもない。ただ私はそれにあんまり近づいちゃいけない気がする。」
「あ、もしかして魔力を吸っちゃいそうとか?大丈夫だと思うけどな。」
「ほんならウチは溜まってる仕事をやらなあかんから先出るわ。3回戦も頑張りや。」
化紺先輩は尻尾を上機嫌で振りながら出ていった。誰も黄金色の尻尾に一筋の黒い毛があることには気づかずに。本人さえも。
「2回戦も突破を祝ってカンパーイ!」
「「「「「「カンパーイ」」」」」」
「そのつもりとはいえ全員無事に勝ち進めて良かったよね!」
「だね。司は毎回少し危うい感じするけど。」
「俺は基本殴り合いだからな。それに相手も接近戦メインが多いからなんとなく引きたくない気分になるんだよ。」
「流石脳筋、肉体言語ってやつか。にしても綾の魔力によるゴリ押しは相手可哀想だよなぁ。」
「ああ、やっぱりあの地響き綾のか。確かにあの魔力を止めるのは至難の業だよな。俺は耐えきるけど。」
「真正面から受けに行くのはお前くらいだよ。普通は逃げるの。逃げ場ないけど、、、」
「結界から出られないからな。逃げ場なしで正面のバ火力どうにかするのは大変だよな。出来るとしたら貯めてる間に後ろから奇襲とかか?」
「無駄だと思うぞ?」
「何故?いい戦略だと思うが。」
「明日あたりそれでやりにくるやつが出てきそうだからそれでわかるだろ。」
「勿体ぶるなよ。明日早めに決着つけて見に行くか。」
「そうした方がいい。毎日殴り合いしてたら精神的に疲れるからな。」
「雪ちゃん、司くん食べてるー?しっかり食べなきゃダメだよ?ほら、はいあーん!」
「は!?ちょっと恥ずかしいって!っていうか酒くさ!綾未成年でしょ!?」
「すみません、ジンジャーエールとエールを間違えてしまったみたいで、、、」
店員が謝りにくるがそれよりも
「司くんもあーん!うんいい子いい子!」
「綾?やっぱり敵なの、、?」
「怜ねえこの、えすかるごってやつ頼んでいい?」
「やめときなさい?お姉ちゃんそれ食べる妹見てられない!」
「千奈、それは美味しいんですか?」
「わかんない!」
「カオスだ、、、」
試合よりも打ち上げの方が疲れた雪であった。
綾を寝かせて雪たちは風呂場に来ていた。
「お!またおうたなぁ!2回戦突破おめでとさん!」
「化紺先輩、昨日と違って元気ですね。」
化紺先輩は目の下にあったクマが消えて毛並みも綺麗になっていた。
「今日休みをもろてな?快眠グッズを探しに行ったんよ。そしたら良さげなもんあったから試したらめっちゃ快眠できてなぁ。」
「それは良かったです。もしかしてその首に下げてるやつですか?」
「お、分かったか。これはな、黒真珠ってやつでな。魔物の素材なんやけど身につけると安眠作用があるらしいんや。この前それを聞いてほしゅうなって探してたら丁度売ってたっちゅうわけや。」
「へぇーそんな物があるんですね!」
「マナ?どうしたの?」
「いや、なんでもない。ただ私はそれにあんまり近づいちゃいけない気がする。」
「あ、もしかして魔力を吸っちゃいそうとか?大丈夫だと思うけどな。」
「ほんならウチは溜まってる仕事をやらなあかんから先出るわ。3回戦も頑張りや。」
化紺先輩は尻尾を上機嫌で振りながら出ていった。誰も黄金色の尻尾に一筋の黒い毛があることには気づかずに。本人さえも。
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