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すれ違い…………??
うしろめたい
しおりを挟む先輩が食堂にいた…
それを見た瞬間
回れ右。
んで、ダッシュ💨
ぽすん……
あれ、前がよく見えな…
「すまん。俺前よく見てなかった。ごめんな??」
顔をあげると、ぉ、イケメン……
「まさかこんな可愛いこが俺の胸に飛び込んでくるとはなぁ…」
よくよく状況確認してみると、
俺がこのイケメンに抱かれてる格好になってる。
おそらく俺ガイル前をよく見ないで走ったせいでぶつかりそうになって転びそうになったところを受け止めてくれたんだろうけど…………////
「…………!?!?!?!?すみませんっ。俺こそ、勝手にぶつかってきて///////」
「あれ、君は…………」
なんか、俺の顔を見てなんか考える風だけど、
気にしないで、
「では、失礼しますっ」
ピゅーって
あわてて
自分の部屋に帰る。
「ちょっとっ」、って引き留める声が聞こえたけど、聞こえないふり。
だって、早くここから去らないと、明海先輩に見つかっちゃう。
急いでドアを開けて
そしたら、天音くんがいた。
いや、当たり前なんだけど。
同室者だし。
「お前、夕食たべに言ったんじゃないのか?」
「うん……。まあそうなんだけど…でもやっぱりお腹空いてないし、明日の朝いっぱい食べる…………」
二段ベッドの上にあがり、ぼふんと枕に顔をくっつける。
桜河唯利は、
生徒会の会計の役目を明海先輩から誘われてから先輩にあうのを避けてた
一度避けたら引き返しがつかなくなっちゃって…
そしたらさらに先輩にあうの気まずくって…………
生徒手帳に挟んである、
写真部にもらったから明海先輩の写真を眺めて、ため息をつく。
ほんとに、なんであの時逃げちゃったんだろー
生徒会に誘われたけど、
話打ち切って無理やり逃げちゃって。
ていうか、
どうして先輩に会うのが気まずいか自分でもよくわかんない………。
うーん。
別に生徒会に入りたくないとか思ってたわけじゃなくて、
むしろ先輩がやってたことはやってみたいっていうか、
まあ、確かに生徒会入ってみんなに注目されるのはやだけど、
学校を運営する立場はやってみたいというか、
…………。
俺、こういうの考えるの苦手。
てか、考えてたら腹減ってきた。
結局、
今日も夕食……食べ損ねたんだよなー。
結構遅めの時間なら先輩たちいないかなって思ったんだけど、寮長と一緒にいた。
さらになんか声かけづらい。
夜中起きて、寮の共同冷蔵庫開けて食堂の余り物をいただくか
じゃなきゃ、この前病院でもらった栄養剤的なのを飲んどけばいいか。
こういうときに使うのかしらんけど。
薬飲んでること天音くんにばれたくないから夜中起きてなんか食べて一緒に飲もうかな。
別にたいした病気じゃないんだと思うんだけどねー。
何しろ薬の種類が多いし。1ヶ月分いっぺんにもらったから袋がパンパンだよ。
布団の中に隠してるけど、もっこりしてるし、邪魔だし。
てか、病気の自覚ないから薬飲んだところでよくなってるのかなってないのかわからん。
まあ、今は寝て、後で起きよ…………。
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