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普段の学校生活に戻りま~す
家族とわかれて
しおりを挟む夏休み残すこと、あと数日。
の、前に~!
宿題が終ってない!
いや、本当、忘れてた。
いや~さ~……、
ね!?
ほら、
夏休み生徒会の合宿行って、
そのあとすぐに叔父さん達と旅行しまくって、
そりゃぁあ、忘れるよ!
(まぁ、言い訳するなって感じだけど)
当然ながら宿題が終わってない。
から、
急いで終わらせようと、頑張る。
あーあと、1週間くらいしかないや……どれ先に終らせるのがいいかな。
とりあえず、メンタルやられそうな世界史からにしようかな。
時間かかりそうなの後に回すと、後で焦っちゃうから。
こっちのレポートは、ご飯食べる時に資料よんで、夜終らせよう……
数学は、思ったより複雑な計算式だから時間がかかる。
でも、残りの日数を考えると、今日はあと3ページは進めないと。睡眠時間は少し削ったってどうともなる。夜やろう。
って、感じで。
やっと一人になって、
ひといきついて、
安心したかのように…………
風邪をひいた。
最初はだるいくらいだった。
咳が少し。
身体が少し熱っぽいかも。
でも、
そんくらいなら大丈夫。
宿題終らせなきゃ。
ベットに机を設置して、
やらなきゃいけない宿題をする。
でも、次の日には
だんだん、げほげほいうようになって、
隣の部屋に響くのはやだったから、耐える。
ああ、でも、テレビつけてれば誤魔化せるかな。
そう思って、最近は寝る時までテレビつけっぱなし。
大丈夫なときは消しとくけど。
とりあえず、宿題だけは終らせたい。
目が霞んで、文字が良く見えないから、
何度も目を擦る。
げほげほ……
ってすると、身体が一緒に震えるて。
シャーペンを持つ手も震える。
ほんとに宿題が思うように進まない。
「早めに終らせておけばよかったな……」
小さく呟いた声も、かすれて、
声を出したことによって逆に
喉に刺激があったみたいで、
さらに咳が増える。
とにかく、
だるくて。
動きにくかった。
ご飯とりに行くのも面倒で、
いつもより三倍の時間かかって
エレベーターまで行って。
そしたら
自販機発見。
そこにはポカリとか栄養ゼリーとかカロリーメイトとかいっぱいあった。
それを買って、
ふらふら部屋に帰る
でも、
喉が、
何て言うんだろう……
飲み込むのを拒否してる。
胸焼けと言うか……
ゼリーが通る瞬間、
ジャリジャリって、感覚がする。
一瞬は、
ゼリーの温度で喉が冷えて気持ちいいんだけど、
飲み込むときに息できないから、
苦しくなる。
なんとか、食事……って、いっていいかわからないけど、それを終らせると。
急に、胸に競り上がるものがあって。
なんとか、必死に飲み込もうとこらえるけど、
んぐっ……
やっと食べた
ゼリーを少し吐いてしまった。
でも、そこには。
「な……に、これ…………」
赤いのが少し混じってて。
さっきまで熱でボーッとしてた頭が、
急にクリアになった。
食べたゼリーは透明だった。
こんな赤い色はしてない。
じゃあ、これは、なに??
「血……………………!?」
チラッとよぎった思考を
「……まさ、か……ね…………」
急いで消し去る。
だが、
舌は鉄の味を捉えて、
血だろうか??
わからない。
けど、ものすごく恐怖が襲ってくる。
血……って、どういうこと?
風邪で……そんなことある??
たまたまかな?
やだ、俺、…………もしかして、死ぬの?
嘘だ!
風邪なんかで死にたくない
今見たものを消し去りたくて、洗面台で手を洗う。
口もゆすいで、
ペッてしたら、ちょっとだけ、赤い気がする。
気のせいか、それとも…………
何度も、何度も、口をゆすいだ。
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