百色学園高等部

shine

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家族旅行

占いの館。

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占いの館。



リュカの家族で行った、旅行の目的地の一つ。


ゴールの一つ。


イベントの一つ。



……、まぁいい、日本語はよくわかんない。


リュカ達と話すときはどうしてもフランス語よりだから、日本語下手になっちゃう笑笑




病院行って 
その後、おじさんたち、リュカの家族と
日本旅行することになった。


てはじめにここ。



なんかここら辺、占いの館ばっかり。

ワイワイガヤガヤ、こんな雰囲気も好き。


500円で占ってくれるって、安くない?



占いって、もっと何千とか、何万とかするもんだと思ってた。




りゅかのお母さんの優希さんが、うきうきし「ここにしましょう」って中に入ってった。


外の見た目は普通なのに、
中入ったら、

おどろおどろしかった。


なんか、ワケわかんない動物の手の骨があって、

ちょっと……怖い。


けど、なんか、こういう雰囲気って占いの館っぽいよねー。

うん。



リュカは、


「はっこれは、……人間……ここのマスターは、人を殺して、食ってるんだ……。ダメだよ、唯利。ここは逃げないと」



って、慌ててるけどw



面白い。


絶対人の骨じゃないじゃん、関節長すぎ、

こんなに指長い人いないよ~





って、笑って、リュカの手をとって、並べて、比べたら、




「え……」




どうしよう、リュカの手、指長いんだ……


大きさ同じくらい。



どうしよう、
ここの主人、ホントに人間を…………

ってざっと青ざめたら、




「いらっしゃい……」






ひっ!!



ジャストタイミング!!!


逃げられないじゃん!




ガクガクリュカと震えながら、お店はいる。




占い師さん、
室内なのにフード被ってて、結構表情読めない……そして、年齢不詳なんだけど……そして声も、震えてて……





なにがいいか聞かれたら、


優希さんは、わくわくしながら恋愛について占ってって、はりきって手のひらを見せてた。



すでに結婚してる優希さんたち、占って貰う必要あるのかな?
おじさんが、「もしかして、他に好きな人ができたの……?」って、ちょっとショック受けたように、優希さんの事を見つめてる。



その後俺も占ってもらったよ。

手のひらいじくられて、くすぐったかった。


あんまり信用してなかったし、
部屋の装飾品が怖いしで、

そんなに期待してなかったんだけど。

体調が良くないこととか、胃が弱いとか、言い当てられてさ、
驚いたよね。



でも

流石に、


「貴女は、たくさんの人に愛されています……」

って言葉には、

いやいや、うそうそ……って脳内で否定したけどさ。

学校の人には、いっぱい嫌われてるよ。
なんか、チャラ男とか、姫とか、変な噂流れてるらしいじゃん。

むしろ逆だよ、たくさんの人に……嫌われて……


あぁぁぁ!!!!
認めたくない!

本当のことだが、自覚するのはショックが強すぎるぅ~!


「そして、特に……ひとり……お互いに強く惹かれあっている人……その人と共に、愛を確かめ合う事になるでしょう」

へ、愛を確かめ…………?

???



愛??


「つまり、俺にこれから好きな人ができるって事?」



「いえ、もうすでに、あなたはその人に出会っています」


へ??

出会ってる???




って、



誰だろう?


俺、もう知ってる!?




「しかぁ~し!!!」



ひっ。な、なに??




いきなり声を大きくして
真剣な声になった占い師さん、


「難関な試練が、あなたたちの前に立ちはだかります」





えぇ!!

試練にあっちゃうの!?



難関……それって、どんな???



「私にも、わかりません。それを乗り越えた先が、幸せかどうかも。あなた達にとってよい選択をすることが良ろしいでしょう。」

幸せ……?

良い選択……???



ん???

なんのこっちゃ???

うーん、

占い師さんの最後の方の言葉、
なんか、良くわかんなかった。


そもそも、

強く惹かれあってる、ねぇ………………




嫌われものの俺が、そんなことありえるんかねぇ……





やぱっり、でたらめな占い師さんじゃ……


でもまぁ、人生のアドバイスとしてありがたく受け取っておこうかな。
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