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悪魔・牙王
龍牙登場
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ここは帝野高校。
全国的に名の知れた不良高校だった。
そんな場所で恐れられる存在がいた。
「おい。きたぜ。」
この一声でどんなにうるさい者も静かになる。
その静寂の中を二人と一匹が、歩いていく。
先頭にいるのは、帝野高校一の不良の名をもつ男。
その名は「龍牙」
高校生にしてライフルの名手で短剣の使い手でもある。
その龍牙の隣には、なぜか喋ることができる龍牙の愛犬「グルフ」
幼い頃から龍牙と共に過ごしてきたパートナーだ。
その後ろを帝野高校ナンバー2「小十郎」がついていく。
先祖が戦国大名・伊達政宗の参謀、片倉小十郎という家系のため剣術が得意である。
この二人と一匹が高校に入ると生徒だけでなく先生までも静かになる。
帝野高校の朝はいつもこうして幕を開ける。
この日もいつも通りの時が流れていた。
ある者にとっては嫌な時間も。
帰りの時間になり龍牙は荷物を持ち
教室前でグルフと共に小十郎を待っていた。
しばらくすると教室の中が騒がしくなった。見ると端の方で1人が3人に囲まれていじめられていた。
「ハッ!ストレス解消に丁度いい奴だぜ。」
いじめているのは教室脱走の名人、和明である。
「やめてくれ!」
いじめられているのは、この学校で唯一まじめな男、牙王である。
気が弱いためよくいじめられる。
「こんな本を読んで何が面白いんだよ。え?牙王く~ん。」
「いいじゃないか、好きな本を読んだって。」
「あ?この俺様に口答えするのか?仕返しするかい?出来るならやってみな!」
そう言って、あざ笑っている。
「返してよ!」
牙王は必死に抵抗しているが、和明は余計楽しんで返さない。
「ほらほら、本ならここにあるぞ。」「返してよ!」
こんな言い合いを龍牙は、静かに聞いていたがだんだんうるさくなってきた。
「オイ!うるせーぞ!」和明達はビクン!として振り向きざまに
「す、すいませんでした。」
和明達は、一礼して本を机に置くとすぐ逃げ帰った。
「くそ!絶対に仕返ししてやる。」
牙王は本を机から取るとはきすてるように言った。
あそこまでやられても、辞めずに毎日通う牙王に龍牙は少し感心した。
そこに、ちょうど小十郎がやって来た。
「すまんすまん、今日いつもより相手が多くて」小十郎が頭をかきながら言った。
龍牙はそうかと、荷物を持ち直し歩き始めた。
龍牙達は帰っていくが、牙王は教室で1人ただただ手に持つ本を眺めていた。
全国的に名の知れた不良高校だった。
そんな場所で恐れられる存在がいた。
「おい。きたぜ。」
この一声でどんなにうるさい者も静かになる。
その静寂の中を二人と一匹が、歩いていく。
先頭にいるのは、帝野高校一の不良の名をもつ男。
その名は「龍牙」
高校生にしてライフルの名手で短剣の使い手でもある。
その龍牙の隣には、なぜか喋ることができる龍牙の愛犬「グルフ」
幼い頃から龍牙と共に過ごしてきたパートナーだ。
その後ろを帝野高校ナンバー2「小十郎」がついていく。
先祖が戦国大名・伊達政宗の参謀、片倉小十郎という家系のため剣術が得意である。
この二人と一匹が高校に入ると生徒だけでなく先生までも静かになる。
帝野高校の朝はいつもこうして幕を開ける。
この日もいつも通りの時が流れていた。
ある者にとっては嫌な時間も。
帰りの時間になり龍牙は荷物を持ち
教室前でグルフと共に小十郎を待っていた。
しばらくすると教室の中が騒がしくなった。見ると端の方で1人が3人に囲まれていじめられていた。
「ハッ!ストレス解消に丁度いい奴だぜ。」
いじめているのは教室脱走の名人、和明である。
「やめてくれ!」
いじめられているのは、この学校で唯一まじめな男、牙王である。
気が弱いためよくいじめられる。
「こんな本を読んで何が面白いんだよ。え?牙王く~ん。」
「いいじゃないか、好きな本を読んだって。」
「あ?この俺様に口答えするのか?仕返しするかい?出来るならやってみな!」
そう言って、あざ笑っている。
「返してよ!」
牙王は必死に抵抗しているが、和明は余計楽しんで返さない。
「ほらほら、本ならここにあるぞ。」「返してよ!」
こんな言い合いを龍牙は、静かに聞いていたがだんだんうるさくなってきた。
「オイ!うるせーぞ!」和明達はビクン!として振り向きざまに
「す、すいませんでした。」
和明達は、一礼して本を机に置くとすぐ逃げ帰った。
「くそ!絶対に仕返ししてやる。」
牙王は本を机から取るとはきすてるように言った。
あそこまでやられても、辞めずに毎日通う牙王に龍牙は少し感心した。
そこに、ちょうど小十郎がやって来た。
「すまんすまん、今日いつもより相手が多くて」小十郎が頭をかきながら言った。
龍牙はそうかと、荷物を持ち直し歩き始めた。
龍牙達は帰っていくが、牙王は教室で1人ただただ手に持つ本を眺めていた。
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