394 / 781
第4章 迷宮都市 ダンジョン攻略
第520話 冒険者ギルドマスター オリビア・ハーレイの災難 7 両家が不仲の理由&尋問の結果
軽食を口にし紅茶を飲み干すと、一息吐く。
さて、ガリア様の尋問はどれくらい掛かるだろう?
その場には、うちの纏め役も責任者としている筈だが……。
先程、魅惑魔法の効果が高い事を言われていたから、部屋にいない可能性もあるか。
そこまで考えて、あっ! と思い出す。
彼らは簀巻きにされ、とある部分が出しっぱなしである事に……。
これでは、ガリア様に私が変態だと思われてしまう!
それは影衆達の仕業で、私の趣味じゃありませんから~!!
内心非常に焦っていると、纏め役が顔を出した。
「オリビア様。マケイラ家当主の尋問が始まりました。近くにいると魔法の影響を受けるそうなので、私達は部屋から離れた場所に待機しております。そのっ……ガリア様が犯人の状態を見た瞬間、顔を顰められ下穿きをご要望です」
「そうか……。お待たせする訳にはいかないな。12人分となると数が多い。悪いが、お前達の物を1枚ずつ提供してくれ。後で、その分の金は渡そう」
「はっ、ではそのように」
ガリア様は余程、ソレを見ながら尋問される事がお嫌だったようだ。
意外と繊細でいらっしゃる。
同じ男性なら、見慣れているモノなのに……。
何かトラウマでもあるのだろうか?
良い機会だから、父親との仲違いをここで解消してほしい。
今まで理由が不明だったが、本人もいる事だし原因が分かれば蟠りを解く方法も考え付くかもしれない。
私は傍に控えている執事長に、父とガリア様が不仲になった原因を尋ねてみる事にした。
「私の父とガリア様は、どうして仲が悪いのだ? 以前、父に聞いた時は馬が合わないと言い、はぐらかされてしまった。その後、不機嫌になったので余程相手の事が嫌いなんだろうと思っていたが……。今回のような事があると、両家に情報が迅速に伝わらない可能性がある。このままの状態は良くない。何か原因があるのなら話してくれないか?」
執事長は私の言葉を聞き、一度顔を横に振る。
「父が口止めしてるのだろうが迷宮都市に王族がいる現在、秘密にする事ではない。王女様の安全が最優先事項だ」
私がじっと見つめ続けると、暫くして折れたのか小さく嘆息し重い口を開いた。
「オリビア様。どうか私が話した事は内密に願います」
「分かっている。聞いた話は、私の胸の中にしまっておく」
「お二人は学院で知り合われ、良き親友として共に勉学に励み切磋琢磨しておられたようでございます。学院卒業後も何かと連絡を取り合い、親しくされておりました」
何だ、昔は仲が良かったんじゃないか。
どうしてそれが、こんな険悪な状態になるんだ?
「そしてカーサ様が先代の後を継ぎ当主となられた頃、王よりカルドサリ王国行きを命じられたのです。そして仲の良かったガリア様に諜報を担って頂きたかったのでしょう。その場でプロポーズされたのでございます」
うん?
父はガリア様の事が好きだったのか?
まぁあれ程お綺麗な方だから、面食いな武の出身者である父が惚れるのは理解出来る。
「それをガリア様は、その場で断られました」
「何だ、父はプロポーズを断られてスネているだけじゃないか。相手がその気じゃなければ仕方ないだろう。何が問題なんだ?」
「その、カーサ様はガリア様の事を女性だと勘違いされておりまして……。エルフの国では、カルドサリ王国と違い同性婚される方は非常に稀なのです。これは王族が一夫一婦制を貫いている事もありますが、お国柄とでもいいましょう。当然ながら、女性と思われたガリア様は大変激怒されたのです」
「女性に間違われプロポーズされたくらいで、こんなに長く仲違いをする必要はあるのか?」
私は両家が不仲になった原因を聞き、あまりの馬鹿らしさに頭が痛くなった。
子供の喧嘩じゃあるまいし、いい大人がいつまでも引きずる内容じゃないだろう。
「そのぉ、ガリア様は男性だという証を直接見せられまして……。しかも、か……いやそれ以上お話し出来ません」
なんと、衆人観衆の前でアソコを出されたのか!?
それはまた、何とも大胆な……。
では女性だと思っていた父は、かなりショックを受けただろう。
執事長が途中で言いかけて止めた言葉が気になるが……。
か……?
なんにせよ数百年前の出来事だ。
その後、お互い結婚しヒューの許嫁になっていた時期もある。
2人目が生まれなかった事で私達の婚約は解消されたが、まだ遅くはない。
両当主が再婚して、子供を儲ければ済む話じゃないか。
子供同士が結婚すれば、顔を合わせる機会も増えるだろう。
なんなら当人同士結婚してくれても全然構わないんだが、それは無理というものか。
執事長から話を聞き、2人が仲直り出来る方法を考えているとガリア様が戻ってこられた。
かなり疲れた様子で椅子に座るなり、ぐったりとされる。
「お疲れ様です。何か飲み物を持ってこさせましょう」
「あぁ、ありがとう。冷たい方が助かる」
メイドが運んできた紅茶を飲み干し、ガリア様が口を開くのをじっと待つ。
アシュカナ帝国の狙いは聞き出せただろうか?
「オリビア。彼らは、相当強い誓約をしていたようだ。肝心な事を話そうとした瞬間、心臓が止まった。これはいずれかの精霊と契約を交わしている可能性が高い。エルフが信仰している精霊ではなさそうだが……。死亡する前に聞き出せたのは、ダンジョン内へ呪具を設置した者とは別に潜入している諜報員がいる事と、次に狙う場所が王都のダンジョンだという事だ。彼らは呪具が既に解除されている事を知らなかった。影衆達が良い仕事をしてくれたようだね」
「では、犯人達からアシュカナ帝国には連絡が入ってないという事ですか?」
「そうだと思う。まぁ他にも潜伏している諜報員がいるのなら、迷宮都市の状況に付いて連絡はされるだろうけど。目的は別らしいから、詳しい事は分からないんじゃないかな?」
ガリア様が聞き出された情報は多くないが、少なくとも次の狙いである王都のダンジョンに警告は出来る。
「私はこれから冒険者ギルド統括本部へ事の顛末を報告します。少し、お休みになって下さい」
「あぁ、そうさせてもらうよ。用意してもらった下穿きは……捨てた方がいいだろう」
最後に不穏な事を言われると、ガリア様は目を閉じて椅子の背に凭れかかった。
失禁でもしたのか……。
後日。
処理をした纏め役に聞いた所、全員が昇天していたらしい。
ガリア様?
魅惑魔法って、そっち系ですか?
犯人の遺体は、その日の夜に服を着せ道端に置いた。
その後、遺体の数が6人増えていたが影衆達の仕業だろう。
-------------------------------------
お気に入り登録をして下さった方、エールを送って下さった方とても感謝しています。
読んで下さる全ての皆様、ありがとうございます。
応援して下さる皆様がいて大変励みになっています。
これからもよろしくお願い致します。
-------------------------------------
さて、ガリア様の尋問はどれくらい掛かるだろう?
その場には、うちの纏め役も責任者としている筈だが……。
先程、魅惑魔法の効果が高い事を言われていたから、部屋にいない可能性もあるか。
そこまで考えて、あっ! と思い出す。
彼らは簀巻きにされ、とある部分が出しっぱなしである事に……。
これでは、ガリア様に私が変態だと思われてしまう!
それは影衆達の仕業で、私の趣味じゃありませんから~!!
内心非常に焦っていると、纏め役が顔を出した。
「オリビア様。マケイラ家当主の尋問が始まりました。近くにいると魔法の影響を受けるそうなので、私達は部屋から離れた場所に待機しております。そのっ……ガリア様が犯人の状態を見た瞬間、顔を顰められ下穿きをご要望です」
「そうか……。お待たせする訳にはいかないな。12人分となると数が多い。悪いが、お前達の物を1枚ずつ提供してくれ。後で、その分の金は渡そう」
「はっ、ではそのように」
ガリア様は余程、ソレを見ながら尋問される事がお嫌だったようだ。
意外と繊細でいらっしゃる。
同じ男性なら、見慣れているモノなのに……。
何かトラウマでもあるのだろうか?
良い機会だから、父親との仲違いをここで解消してほしい。
今まで理由が不明だったが、本人もいる事だし原因が分かれば蟠りを解く方法も考え付くかもしれない。
私は傍に控えている執事長に、父とガリア様が不仲になった原因を尋ねてみる事にした。
「私の父とガリア様は、どうして仲が悪いのだ? 以前、父に聞いた時は馬が合わないと言い、はぐらかされてしまった。その後、不機嫌になったので余程相手の事が嫌いなんだろうと思っていたが……。今回のような事があると、両家に情報が迅速に伝わらない可能性がある。このままの状態は良くない。何か原因があるのなら話してくれないか?」
執事長は私の言葉を聞き、一度顔を横に振る。
「父が口止めしてるのだろうが迷宮都市に王族がいる現在、秘密にする事ではない。王女様の安全が最優先事項だ」
私がじっと見つめ続けると、暫くして折れたのか小さく嘆息し重い口を開いた。
「オリビア様。どうか私が話した事は内密に願います」
「分かっている。聞いた話は、私の胸の中にしまっておく」
「お二人は学院で知り合われ、良き親友として共に勉学に励み切磋琢磨しておられたようでございます。学院卒業後も何かと連絡を取り合い、親しくされておりました」
何だ、昔は仲が良かったんじゃないか。
どうしてそれが、こんな険悪な状態になるんだ?
「そしてカーサ様が先代の後を継ぎ当主となられた頃、王よりカルドサリ王国行きを命じられたのです。そして仲の良かったガリア様に諜報を担って頂きたかったのでしょう。その場でプロポーズされたのでございます」
うん?
父はガリア様の事が好きだったのか?
まぁあれ程お綺麗な方だから、面食いな武の出身者である父が惚れるのは理解出来る。
「それをガリア様は、その場で断られました」
「何だ、父はプロポーズを断られてスネているだけじゃないか。相手がその気じゃなければ仕方ないだろう。何が問題なんだ?」
「その、カーサ様はガリア様の事を女性だと勘違いされておりまして……。エルフの国では、カルドサリ王国と違い同性婚される方は非常に稀なのです。これは王族が一夫一婦制を貫いている事もありますが、お国柄とでもいいましょう。当然ながら、女性と思われたガリア様は大変激怒されたのです」
「女性に間違われプロポーズされたくらいで、こんなに長く仲違いをする必要はあるのか?」
私は両家が不仲になった原因を聞き、あまりの馬鹿らしさに頭が痛くなった。
子供の喧嘩じゃあるまいし、いい大人がいつまでも引きずる内容じゃないだろう。
「そのぉ、ガリア様は男性だという証を直接見せられまして……。しかも、か……いやそれ以上お話し出来ません」
なんと、衆人観衆の前でアソコを出されたのか!?
それはまた、何とも大胆な……。
では女性だと思っていた父は、かなりショックを受けただろう。
執事長が途中で言いかけて止めた言葉が気になるが……。
か……?
なんにせよ数百年前の出来事だ。
その後、お互い結婚しヒューの許嫁になっていた時期もある。
2人目が生まれなかった事で私達の婚約は解消されたが、まだ遅くはない。
両当主が再婚して、子供を儲ければ済む話じゃないか。
子供同士が結婚すれば、顔を合わせる機会も増えるだろう。
なんなら当人同士結婚してくれても全然構わないんだが、それは無理というものか。
執事長から話を聞き、2人が仲直り出来る方法を考えているとガリア様が戻ってこられた。
かなり疲れた様子で椅子に座るなり、ぐったりとされる。
「お疲れ様です。何か飲み物を持ってこさせましょう」
「あぁ、ありがとう。冷たい方が助かる」
メイドが運んできた紅茶を飲み干し、ガリア様が口を開くのをじっと待つ。
アシュカナ帝国の狙いは聞き出せただろうか?
「オリビア。彼らは、相当強い誓約をしていたようだ。肝心な事を話そうとした瞬間、心臓が止まった。これはいずれかの精霊と契約を交わしている可能性が高い。エルフが信仰している精霊ではなさそうだが……。死亡する前に聞き出せたのは、ダンジョン内へ呪具を設置した者とは別に潜入している諜報員がいる事と、次に狙う場所が王都のダンジョンだという事だ。彼らは呪具が既に解除されている事を知らなかった。影衆達が良い仕事をしてくれたようだね」
「では、犯人達からアシュカナ帝国には連絡が入ってないという事ですか?」
「そうだと思う。まぁ他にも潜伏している諜報員がいるのなら、迷宮都市の状況に付いて連絡はされるだろうけど。目的は別らしいから、詳しい事は分からないんじゃないかな?」
ガリア様が聞き出された情報は多くないが、少なくとも次の狙いである王都のダンジョンに警告は出来る。
「私はこれから冒険者ギルド統括本部へ事の顛末を報告します。少し、お休みになって下さい」
「あぁ、そうさせてもらうよ。用意してもらった下穿きは……捨てた方がいいだろう」
最後に不穏な事を言われると、ガリア様は目を閉じて椅子の背に凭れかかった。
失禁でもしたのか……。
後日。
処理をした纏め役に聞いた所、全員が昇天していたらしい。
ガリア様?
魅惑魔法って、そっち系ですか?
犯人の遺体は、その日の夜に服を着せ道端に置いた。
その後、遺体の数が6人増えていたが影衆達の仕業だろう。
-------------------------------------
お気に入り登録をして下さった方、エールを送って下さった方とても感謝しています。
読んで下さる全ての皆様、ありがとうございます。
応援して下さる皆様がいて大変励みになっています。
これからもよろしくお願い致します。
-------------------------------------
あなたにおすすめの小説
異世界へ誤召喚されちゃいました 女神の加護でほのぼのスローライフ送ります
モーリー
ファンタジー
⭐︎第4回次世代ファンタジーカップ16位⭐︎
飛行機事故で両親が他界してしまい、社会人の長男、高校生の長女、幼稚園児の次女で生きることになった御剣家。
保険金目当てで寄ってくる奴らに嫌気がさしながらも、3人で支え合いながら生活を送る日々。
そんな矢先に、3人揃って異世界に召喚されてしまった。
召喚特典として女神たちが加護やチート能力を与え、異世界でも生き抜けるようにしてくれた。
強制的に放り込まれた異世界。
知らない土地、知らない人、知らない世界。
不安をはねのけながら、時に怖い目に遭いながら、3人で異世界を生き抜き、平穏なスローライフを送る。
そんなほのぼのとした物語。
転生皇女は冷酷皇帝陛下に溺愛されるが夢は冒険者です!
akechi
ファンタジー
アウラード大帝国の第四皇女として生まれたアレクシア。だが、母親である側妃からは愛されず、父親である皇帝ルシアードには会った事もなかった…が、アレクシアは蔑ろにされているのを良いことに自由を満喫していた。
そう、アレクシアは前世の記憶を持って生まれたのだ。前世は大賢者として伝説になっているアリアナという女性だ。アレクシアは昔の知恵を使い、様々な事件を解決していく内に昔の仲間と再会したりと皆に愛されていくお話。
※コメディ寄りです。
ネグレクトされていた四歳の末娘は、前世の経理知識で実家の横領を見抜き追放されました。これからはもふもふ聖獣と美食巡りの旅に出ます。
旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
アークライト子爵家の四歳の末娘リリアは、家族から存在しないものとして扱われていた。食事は厨房の残飯、衣服は兄姉のお下がりを更に継ぎ接ぎしたもの。冷たい床で眠る日々の中、彼女は高熱を出したことをきっかけに前世の記憶を取り戻す。
前世の彼女は、ブラック企業で過労死した経理担当のOLだった。
ある日、父の書斎に忍び込んだリリアは、ずさんな管理の家計簿を発見する。前世の知識でそれを読み解くと、父による悪質な横領と、家の財産がすでに破綻寸前であることが判明した。
「この家は、もうすぐ潰れます」
家族会議の場で、リリアはたった四歳とは思えぬ明瞭な口調で破産の事実を突きつける。激昂した父に「疫病神め!」と罵られ家を追い出されたリリアだったが、それは彼女の望むところだった。
手切れ金代わりの銅貨数枚を握りしめ、自由を手に入れたリリア。これからは誰にも縛られず、前世で夢見た美味しいものをたくさん食べる生活を目指す。
異世界に転移してしまった私、古民家をもらったのでカフェを始めたら大盛況。国王陛下が頻繁に来るのですが、どうしたらいいですか?
来栖とむ
ファンタジー
ブラック企業で疲れ果てた30歳の元OL・美里(みさと)が転移した先は、見渡す限りの深い森。
そこで彼女が授かったのは、魔女の称号……ではなく、一軒の**「日本の古民家」**だった!
亡き祖母が遺したその屋敷には、異世界では失われたはずの「お醤油」「お味噌」「白いお砂糖」という禁断の調味料が眠っていて――。
「えっ、唐揚げにそんなに感動しちゃうの?」
「プリン一口で、国王陛下が泣いちゃった……!?」
おにぎり、オムライス、そして肉汁溢れるハンバーグ。
現代日本の「当たり前」が、この世界では常識を覆す究極の美食に。
お掃除のプロな親子や、お忍びの王様、さらにはツンデレな宮廷料理人まで巻き込んで、
美味しい香りに包まれた、心もお腹も満たされるスローライフが今、始まります!
家ごと異世界ライフ
もちもちほっぺ
ファンタジー
突然、自宅ごと異世界の森へと転移してしまった高校生・紬。電気や水道が使える不思議な家を拠点に、自給自足の生活を始める彼女は、個性豊かな住人たちや妖精たちと出会い、少しずつ村を発展させていく。温泉の発見や宿屋の建築、そして寡黙なドワーフとのほのかな絆――未知の世界で織りなす、笑いと癒しのスローライフファンタジー!
夢のテンプレ幼女転生、はじめました。 憧れののんびり冒険者生活を送ります
ういの
ファンタジー
旧題:テンプレ展開で幼女転生しました。憧れの冒険者になったので仲間たちとともにのんびり冒険したいとおもいます。
七瀬千那(ななせ ちな)28歳。トラックに轢かれ、気がついたら異世界の森の中でした。そこで出会った冒険者とともに森を抜け、最初の街で冒険者登録しました。新米冒険者(5歳)爆誕です!神様がくれた(と思われる)チート魔法を使ってお気楽冒険者生活のはじまりです!……ちょっと!神獣様!精霊王様!竜王様!私はのんびり冒険したいだけなので、目立つ行動はお控えください!!
初めての投稿で、完全に見切り発車です。自分が読みたい作品は読み切っちゃった!でももっと読みたい!じゃあ自分で書いちゃおう!っていうノリで書き始めました。
2024年5月 書籍一巻発売
2025年7月 書籍二巻発売
2025年10月 コミカライズ連載開始
転生したので、今世こそは楽しく生きます!~大好きな家族に囲まれて第2の人生を謳歌する~
結笑-yue-
ファンタジー
『可愛いわね』
『小さいな』
『…やっと…逢えた』
『我らの愛しい姫。パレスの愛し子よ』
『『『『『『『『『『我ら、原初の精霊の祝福を』』』』』』』』』』
地球とは別の世界、異世界“パレス”。
ここに生まれてくるはずだった世界に愛された愛し子。
しかし、神たちによって大切にされていた魂が突然できた輪廻の輪の歪みに吸い込まれてしまった。
神たちや精霊王、神獣や聖獣たちが必死に探したが、終ぞ見つけられず、時間ばかりが過ぎてしまっていた。
その頃その魂は、地球の日本で産声をあげ誕生していた。
しかし異世界とはいえ、神たちに大切にされていた魂、そして魔力などのない地球で生まれたため、体はひどく病弱。
原因不明の病気をいくつも抱え、病院のベッドの上でのみ生活ができる状態だった。
その子の名は、如月結笑《キサラギユエ》ーーー。
生まれた時に余命宣告されながらも、必死に生きてきたが、命の燈が消えそうな時ようやく愛し子の魂を見つけた神たち。
初めての人生が壮絶なものだったことを知り、激怒し、嘆き悲しみ、憂い……。
阿鼻叫喚のパレスの神界。
次の生では、健康で幸せに満ち溢れた暮らしを約束し、愛し子の魂を送り出した。
これはそんな愛し子が、第2の人生を楽しく幸せに暮らしていくお話。
家族に、精霊、聖獣や神獣、神たちに愛され、仲間を、友達をたくさん作り、困難に立ち向かいながらも成長していく姿を乞うご期待!
*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈
小説家になろう様でも連載中です。
第1章無事に完走したので、アルファポリス様でも連載を始めます!
よろしくお願い致します( . .)"
*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈
追放された荷物持ちですが、実は滅んだ竜族の末裔でした~のんびり暮らしたいのに、なぜかそうならない~
ソラリアル
ファンタジー
目が覚めたら、俺は孤児だった。 家族も、家も、居場所もない。
そんな俺を拾ってくれたのは、優しいSランク冒険者のパーティだった。
「荷物持ちでもいい、仲間になれ」
その言葉を信じて、俺は必死についていった。
だけど、自分には何もできないと思っていた。
それでも少しでも役に立ちたくて、夜な夜な一人で力を磨いた。
だけどある日、彼らは言った。
『ここからは危険だ。荷物持ちは、もう必要ない』
それは、俺の身を案じた「優しさ」からの判断だった。
俺も分かっていた。
だから、黙ってそれを受け入れ、静かにパーティを離れた。
「もう誰にも必要とされなくてもいい。一人で、穏やかに生きていこう」
そう思っていた。そのはずだった。
――だけど。
ダンジョンの地下で出会った古代竜の魂と、
“様々な縁”が重なり、騒がしくなった。
「最強を目指すべくして生まれた存在」
「君と一緒に行かせてくれ。」
「……オリオンを辞めさせた、本当の理由を知っている」
穏やかなスローライフ生活を望んだはずなのに、
世界はまた、勝手に動き出してしまったらしい――
◇小説家になろうでも同時連載中です◇