487 / 781
第4章 迷宮都市 ダンジョン攻略
第610話 迷宮都市 武術稽古 お礼の『お好み焼き』&王都へ
王都の事件は、冒険者ギルドが解決するだろう。
薬師ギルドから『毒消しポーション』が渡っているなら、対処も問題ない。
雫ちゃんとお母さんが、王都にいる時じゃなくて良かった。
2人と合流する前だったら、王都へ探しにいく必要があった所だ。
私は『お好み焼き』の材料を刻み、自分達で焼けるよう1人前をボウルの中に入れる。
ガーグ老にプレゼントした『バーベキュー台』を出してもらい、鉄板を置く。
先に妖精さんのお供え分を兄に焼いてくれるようお願いし、焼き立てを皿に載せ木の下へ持っていった。
勿論、雫ちゃんのお母さんもバスケット持参で付いてくる。
善哉だと言っていたから、まだ大丈夫かなぁ~。
「お待たせしました。皆さん、今日もありがとうございます。お昼のメニューは、『お好み焼き』です。各自で上手く焼きながら食べて下さいね。それでは頂きましょう」
「頂きます!」
私達がボウルに入った材料を混ぜ合わせるのを見て、ご老人達も同じように真似をする。
鉄板の上に丸く成型した物を暫く置き、裏面に焼き目が付いたらひっくり返すんだけど……。
私の分は、兄が丸い状態のまま綺麗に返してくれた。
初めてするご老人達を見ると、まずはガーグ老が一番にヘラを使用しひっくり返す。
おおっ、上手く出来てる!
他のご老人達もガーグ老に続き、形が崩れないよう慎重に返していた。
息子さん達は……、うん途中で割れてしまったみたい。
お嫁さん2人は成功。
雫ちゃんとお母さんの分は、奏伯父さんがやってあげていたようだ。
旭の分は当然、兄がしている。
焼きあがったら、刷毛で『お好み焼きソース』を塗る。
事前に陶器壺に入れておいた『お好み焼きソース』をガーグ老へ渡し、各自で好きな分量を塗ってもらおうと思ったんだけど、ガーグ老自ら全員分の『お好み焼き』に塗り出した。
調味料は、この世界では貴重な物だからリーダーが管理するらしい。
マヨネーズは今回自重し、代わりに鰹節を振りかけた。
「サラ……ちゃん。何だその、うねうねと動いておる物は? 生きておるのかの?」
鰹節が踊っている様子を見たガーグ老が、怪訝そうな顔をする。
「これは鰹節といって、魚の身を乾燥させたのを薄く削った物ですよ。試してみますか?」
「珍しい物だな。どれ、儂も掛けてみよう」
手渡した鰹節を『お好み焼き』の上に掛け、踊る様子をまじまじと見つめている姿に思わず笑ってしまった。
生き物じゃないから、大丈夫ですよ~。
「『焼きそば』の『ソース』とは、また違った味だな。濃厚で旨い! この鰹節とやらも、不思議な味だのぉ」
ヘラで切り分け、一口食べたガーグ老が味の感想を伝える。
『ソース』ひとつにしても、日本には沢山種類があるんだよね。
豚カツ用のソースは、また違う味です。
今回は、材料の中に焼いたハイオークの薄切り肉を細かくした物を入れてある。
私はイカ入りが好きだけど、まだ魔物を見ていないから出せなかった。
兄に六等分してもらった物を皿に載せ、食べ始めると遠くの方でドサッと何かが落ちる音がする。
また妖精さんが犠牲になったようだ。
「善哉の他に、何を入れたんですか?」
原因に思い当たらず雫ちゃんのお母さんに確認すると、善哉には抹茶だと思い飲み物も一緒に入れたそうだ。
あぁ、抹茶か……。
それは相当苦いだろうなぁ。
落ちた妖精さんは直ぐに姿を消してしまったけど、前回見た時とは違う気がする。
この庭には、何人の妖精さんがいるのかしら?
『お好み焼き』1枚だと、ご老人達はお腹が空くかも知れないとデザートにはダンジョン産の大きなバナナを出す。
私達は梨を食べた。
食後、木の下に向かうとお礼の手紙が2通置かれている。
『サラ様。今日も美味しい料理を、ありがとうございます。ショートブレッドは、お腹が空いた時に食べさせて頂きます。また次回も、よろしくお願い致します。』
『ユカ様。小豆を煮た物をありがとうございます。ですが、飲み物は不要です。果物だけで充分です。』
……。
「善哉は口に合ったみたいね。抹茶は、妖精さんには大人の味すぎたのかしら?」
いや、多分そうじゃないと思います。
適量の抹茶なら、善哉によく合いますし……。
ガーグ老へお礼のショートブレッドを渡し、私達は工房を後にする。
それぞれの従魔に騎乗し家に戻る途中で、父から王都に連れていってほしいと頼まれた。
タマから連絡があった件が気になるんだろう。
それを聞いた兄が渋い表情になる。
「父さん。王都のダンジョンでは呪具が設置されたばかりだ。経過を見るために、アシュカナ帝国の諜報員がいる可能性が高い。今日は止めておいた方がいいんじゃないか?」
「アシュカナ帝国が今後どう動くのか、知っておきたい。同じ国にいるからな。奏さんも一緒にきてもらえば大丈夫だろう」
父の返事に兄は少し考えた後、口を開いた。
「何があるか分からないから、俺も一緒にいこう。旭、お前も同行してくれ。きっと怪我人が大勢いる筈だ」
「じゃあ、私も付いていくわ。迷宮都市でヒールLvも上がったし、王都ではお世話になった冒険者もいるのよ!」
王都にも治癒術師はいるだろうけど、ここは1人でも多い方がいい。
雫ちゃんのお母さんも、知り合いが心配なんだろう。
不安そうな表情をする雫ちゃんに、奏伯父さんが全員無事に返すと約束をし安心させている。
結局、雫ちゃん以外のメンバーで王都へいく事になった。
-------------------------------------
お気に入り登録をして下さった方、エールを送って下さった方とても感謝しています。
読んで下さる全ての皆様、ありがとうございます。
応援して下さる皆様がいて大変励みになっています。
これからもよろしくお願い致します。
-------------------------------------
薬師ギルドから『毒消しポーション』が渡っているなら、対処も問題ない。
雫ちゃんとお母さんが、王都にいる時じゃなくて良かった。
2人と合流する前だったら、王都へ探しにいく必要があった所だ。
私は『お好み焼き』の材料を刻み、自分達で焼けるよう1人前をボウルの中に入れる。
ガーグ老にプレゼントした『バーベキュー台』を出してもらい、鉄板を置く。
先に妖精さんのお供え分を兄に焼いてくれるようお願いし、焼き立てを皿に載せ木の下へ持っていった。
勿論、雫ちゃんのお母さんもバスケット持参で付いてくる。
善哉だと言っていたから、まだ大丈夫かなぁ~。
「お待たせしました。皆さん、今日もありがとうございます。お昼のメニューは、『お好み焼き』です。各自で上手く焼きながら食べて下さいね。それでは頂きましょう」
「頂きます!」
私達がボウルに入った材料を混ぜ合わせるのを見て、ご老人達も同じように真似をする。
鉄板の上に丸く成型した物を暫く置き、裏面に焼き目が付いたらひっくり返すんだけど……。
私の分は、兄が丸い状態のまま綺麗に返してくれた。
初めてするご老人達を見ると、まずはガーグ老が一番にヘラを使用しひっくり返す。
おおっ、上手く出来てる!
他のご老人達もガーグ老に続き、形が崩れないよう慎重に返していた。
息子さん達は……、うん途中で割れてしまったみたい。
お嫁さん2人は成功。
雫ちゃんとお母さんの分は、奏伯父さんがやってあげていたようだ。
旭の分は当然、兄がしている。
焼きあがったら、刷毛で『お好み焼きソース』を塗る。
事前に陶器壺に入れておいた『お好み焼きソース』をガーグ老へ渡し、各自で好きな分量を塗ってもらおうと思ったんだけど、ガーグ老自ら全員分の『お好み焼き』に塗り出した。
調味料は、この世界では貴重な物だからリーダーが管理するらしい。
マヨネーズは今回自重し、代わりに鰹節を振りかけた。
「サラ……ちゃん。何だその、うねうねと動いておる物は? 生きておるのかの?」
鰹節が踊っている様子を見たガーグ老が、怪訝そうな顔をする。
「これは鰹節といって、魚の身を乾燥させたのを薄く削った物ですよ。試してみますか?」
「珍しい物だな。どれ、儂も掛けてみよう」
手渡した鰹節を『お好み焼き』の上に掛け、踊る様子をまじまじと見つめている姿に思わず笑ってしまった。
生き物じゃないから、大丈夫ですよ~。
「『焼きそば』の『ソース』とは、また違った味だな。濃厚で旨い! この鰹節とやらも、不思議な味だのぉ」
ヘラで切り分け、一口食べたガーグ老が味の感想を伝える。
『ソース』ひとつにしても、日本には沢山種類があるんだよね。
豚カツ用のソースは、また違う味です。
今回は、材料の中に焼いたハイオークの薄切り肉を細かくした物を入れてある。
私はイカ入りが好きだけど、まだ魔物を見ていないから出せなかった。
兄に六等分してもらった物を皿に載せ、食べ始めると遠くの方でドサッと何かが落ちる音がする。
また妖精さんが犠牲になったようだ。
「善哉の他に、何を入れたんですか?」
原因に思い当たらず雫ちゃんのお母さんに確認すると、善哉には抹茶だと思い飲み物も一緒に入れたそうだ。
あぁ、抹茶か……。
それは相当苦いだろうなぁ。
落ちた妖精さんは直ぐに姿を消してしまったけど、前回見た時とは違う気がする。
この庭には、何人の妖精さんがいるのかしら?
『お好み焼き』1枚だと、ご老人達はお腹が空くかも知れないとデザートにはダンジョン産の大きなバナナを出す。
私達は梨を食べた。
食後、木の下に向かうとお礼の手紙が2通置かれている。
『サラ様。今日も美味しい料理を、ありがとうございます。ショートブレッドは、お腹が空いた時に食べさせて頂きます。また次回も、よろしくお願い致します。』
『ユカ様。小豆を煮た物をありがとうございます。ですが、飲み物は不要です。果物だけで充分です。』
……。
「善哉は口に合ったみたいね。抹茶は、妖精さんには大人の味すぎたのかしら?」
いや、多分そうじゃないと思います。
適量の抹茶なら、善哉によく合いますし……。
ガーグ老へお礼のショートブレッドを渡し、私達は工房を後にする。
それぞれの従魔に騎乗し家に戻る途中で、父から王都に連れていってほしいと頼まれた。
タマから連絡があった件が気になるんだろう。
それを聞いた兄が渋い表情になる。
「父さん。王都のダンジョンでは呪具が設置されたばかりだ。経過を見るために、アシュカナ帝国の諜報員がいる可能性が高い。今日は止めておいた方がいいんじゃないか?」
「アシュカナ帝国が今後どう動くのか、知っておきたい。同じ国にいるからな。奏さんも一緒にきてもらえば大丈夫だろう」
父の返事に兄は少し考えた後、口を開いた。
「何があるか分からないから、俺も一緒にいこう。旭、お前も同行してくれ。きっと怪我人が大勢いる筈だ」
「じゃあ、私も付いていくわ。迷宮都市でヒールLvも上がったし、王都ではお世話になった冒険者もいるのよ!」
王都にも治癒術師はいるだろうけど、ここは1人でも多い方がいい。
雫ちゃんのお母さんも、知り合いが心配なんだろう。
不安そうな表情をする雫ちゃんに、奏伯父さんが全員無事に返すと約束をし安心させている。
結局、雫ちゃん以外のメンバーで王都へいく事になった。
-------------------------------------
お気に入り登録をして下さった方、エールを送って下さった方とても感謝しています。
読んで下さる全ての皆様、ありがとうございます。
応援して下さる皆様がいて大変励みになっています。
これからもよろしくお願い致します。
-------------------------------------
あなたにおすすめの小説
異世界へ誤召喚されちゃいました 女神の加護でほのぼのスローライフ送ります
モーリー
ファンタジー
⭐︎第4回次世代ファンタジーカップ16位⭐︎
飛行機事故で両親が他界してしまい、社会人の長男、高校生の長女、幼稚園児の次女で生きることになった御剣家。
保険金目当てで寄ってくる奴らに嫌気がさしながらも、3人で支え合いながら生活を送る日々。
そんな矢先に、3人揃って異世界に召喚されてしまった。
召喚特典として女神たちが加護やチート能力を与え、異世界でも生き抜けるようにしてくれた。
強制的に放り込まれた異世界。
知らない土地、知らない人、知らない世界。
不安をはねのけながら、時に怖い目に遭いながら、3人で異世界を生き抜き、平穏なスローライフを送る。
そんなほのぼのとした物語。
転生皇女は冷酷皇帝陛下に溺愛されるが夢は冒険者です!
akechi
ファンタジー
アウラード大帝国の第四皇女として生まれたアレクシア。だが、母親である側妃からは愛されず、父親である皇帝ルシアードには会った事もなかった…が、アレクシアは蔑ろにされているのを良いことに自由を満喫していた。
そう、アレクシアは前世の記憶を持って生まれたのだ。前世は大賢者として伝説になっているアリアナという女性だ。アレクシアは昔の知恵を使い、様々な事件を解決していく内に昔の仲間と再会したりと皆に愛されていくお話。
※コメディ寄りです。
ネグレクトされていた四歳の末娘は、前世の経理知識で実家の横領を見抜き追放されました。これからはもふもふ聖獣と美食巡りの旅に出ます。
旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
アークライト子爵家の四歳の末娘リリアは、家族から存在しないものとして扱われていた。食事は厨房の残飯、衣服は兄姉のお下がりを更に継ぎ接ぎしたもの。冷たい床で眠る日々の中、彼女は高熱を出したことをきっかけに前世の記憶を取り戻す。
前世の彼女は、ブラック企業で過労死した経理担当のOLだった。
ある日、父の書斎に忍び込んだリリアは、ずさんな管理の家計簿を発見する。前世の知識でそれを読み解くと、父による悪質な横領と、家の財産がすでに破綻寸前であることが判明した。
「この家は、もうすぐ潰れます」
家族会議の場で、リリアはたった四歳とは思えぬ明瞭な口調で破産の事実を突きつける。激昂した父に「疫病神め!」と罵られ家を追い出されたリリアだったが、それは彼女の望むところだった。
手切れ金代わりの銅貨数枚を握りしめ、自由を手に入れたリリア。これからは誰にも縛られず、前世で夢見た美味しいものをたくさん食べる生活を目指す。
異世界に転移してしまった私、古民家をもらったのでカフェを始めたら大盛況。国王陛下が頻繁に来るのですが、どうしたらいいですか?
来栖とむ
ファンタジー
ブラック企業で疲れ果てた30歳の元OL・美里(みさと)が転移した先は、見渡す限りの深い森。
そこで彼女が授かったのは、魔女の称号……ではなく、一軒の**「日本の古民家」**だった!
亡き祖母が遺したその屋敷には、異世界では失われたはずの「お醤油」「お味噌」「白いお砂糖」という禁断の調味料が眠っていて――。
「えっ、唐揚げにそんなに感動しちゃうの?」
「プリン一口で、国王陛下が泣いちゃった……!?」
おにぎり、オムライス、そして肉汁溢れるハンバーグ。
現代日本の「当たり前」が、この世界では常識を覆す究極の美食に。
お掃除のプロな親子や、お忍びの王様、さらにはツンデレな宮廷料理人まで巻き込んで、
美味しい香りに包まれた、心もお腹も満たされるスローライフが今、始まります!
家ごと異世界ライフ
もちもちほっぺ
ファンタジー
突然、自宅ごと異世界の森へと転移してしまった高校生・紬。電気や水道が使える不思議な家を拠点に、自給自足の生活を始める彼女は、個性豊かな住人たちや妖精たちと出会い、少しずつ村を発展させていく。温泉の発見や宿屋の建築、そして寡黙なドワーフとのほのかな絆――未知の世界で織りなす、笑いと癒しのスローライフファンタジー!
夢のテンプレ幼女転生、はじめました。 憧れののんびり冒険者生活を送ります
ういの
ファンタジー
旧題:テンプレ展開で幼女転生しました。憧れの冒険者になったので仲間たちとともにのんびり冒険したいとおもいます。
七瀬千那(ななせ ちな)28歳。トラックに轢かれ、気がついたら異世界の森の中でした。そこで出会った冒険者とともに森を抜け、最初の街で冒険者登録しました。新米冒険者(5歳)爆誕です!神様がくれた(と思われる)チート魔法を使ってお気楽冒険者生活のはじまりです!……ちょっと!神獣様!精霊王様!竜王様!私はのんびり冒険したいだけなので、目立つ行動はお控えください!!
初めての投稿で、完全に見切り発車です。自分が読みたい作品は読み切っちゃった!でももっと読みたい!じゃあ自分で書いちゃおう!っていうノリで書き始めました。
2024年5月 書籍一巻発売
2025年7月 書籍二巻発売
2025年10月 コミカライズ連載開始
転生したので、今世こそは楽しく生きます!~大好きな家族に囲まれて第2の人生を謳歌する~
結笑-yue-
ファンタジー
『可愛いわね』
『小さいな』
『…やっと…逢えた』
『我らの愛しい姫。パレスの愛し子よ』
『『『『『『『『『『我ら、原初の精霊の祝福を』』』』』』』』』』
地球とは別の世界、異世界“パレス”。
ここに生まれてくるはずだった世界に愛された愛し子。
しかし、神たちによって大切にされていた魂が突然できた輪廻の輪の歪みに吸い込まれてしまった。
神たちや精霊王、神獣や聖獣たちが必死に探したが、終ぞ見つけられず、時間ばかりが過ぎてしまっていた。
その頃その魂は、地球の日本で産声をあげ誕生していた。
しかし異世界とはいえ、神たちに大切にされていた魂、そして魔力などのない地球で生まれたため、体はひどく病弱。
原因不明の病気をいくつも抱え、病院のベッドの上でのみ生活ができる状態だった。
その子の名は、如月結笑《キサラギユエ》ーーー。
生まれた時に余命宣告されながらも、必死に生きてきたが、命の燈が消えそうな時ようやく愛し子の魂を見つけた神たち。
初めての人生が壮絶なものだったことを知り、激怒し、嘆き悲しみ、憂い……。
阿鼻叫喚のパレスの神界。
次の生では、健康で幸せに満ち溢れた暮らしを約束し、愛し子の魂を送り出した。
これはそんな愛し子が、第2の人生を楽しく幸せに暮らしていくお話。
家族に、精霊、聖獣や神獣、神たちに愛され、仲間を、友達をたくさん作り、困難に立ち向かいながらも成長していく姿を乞うご期待!
*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈
小説家になろう様でも連載中です。
第1章無事に完走したので、アルファポリス様でも連載を始めます!
よろしくお願い致します( . .)"
*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈
追放された荷物持ちですが、実は滅んだ竜族の末裔でした~のんびり暮らしたいのに、なぜかそうならない~
ソラリアル
ファンタジー
目が覚めたら、俺は孤児だった。 家族も、家も、居場所もない。
そんな俺を拾ってくれたのは、優しいSランク冒険者のパーティだった。
「荷物持ちでもいい、仲間になれ」
その言葉を信じて、俺は必死についていった。
だけど、自分には何もできないと思っていた。
それでも少しでも役に立ちたくて、夜な夜な一人で力を磨いた。
だけどある日、彼らは言った。
『ここからは危険だ。荷物持ちは、もう必要ない』
それは、俺の身を案じた「優しさ」からの判断だった。
俺も分かっていた。
だから、黙ってそれを受け入れ、静かにパーティを離れた。
「もう誰にも必要とされなくてもいい。一人で、穏やかに生きていこう」
そう思っていた。そのはずだった。
――だけど。
ダンジョンの地下で出会った古代竜の魂と、
“様々な縁”が重なり、騒がしくなった。
「最強を目指すべくして生まれた存在」
「君と一緒に行かせてくれ。」
「……オリオンを辞めさせた、本当の理由を知っている」
穏やかなスローライフ生活を望んだはずなのに、
世界はまた、勝手に動き出してしまったらしい――
◇小説家になろうでも同時連載中です◇