27 / 34
カジノバンビーノ
第27話 カジノ《バンビーノ》①
しおりを挟む
カジノ《バンビーノ》。
朝来た時と同じように細い道が奥に続いている。
朝と違うのは、『カジノ』の文字が電飾で煌びやかに光っているところだ。
博人は壁を触りながら、細い道を歩いていく。
――思ったより狭いな。
外から見たときは、客室フロアの廊下と同じ幅くらいあると思ったけど、実際はすれ違うと肩があたりそうな道だ。
――それに、寒い。
今まで特に気にしていなかったが、この船の中は常に快適な温度で保たれていたようで、特に暑さや寒さを感じることは無かった。
なのに、カジノの入り口をくぐったところに空気の膜があるかのように、温度が一気に下がった。
どうなってるんだろう・・・。
博人はポケットに手を突っ込んだまま、細い道を歩いて行った。
少し進むと、目の前にセピア色の扉が見えた。
周りが暗いため、最初は壁に見えたが、近づいて見ると、骨の模様の描かれた木の扉だった。
セピア色の扉を開けると、そこには細い道とは対照の広々とした空間が広がっていた。
――スロットやルーレット、バカラ、ブラックジャックなど多種多様な有名ゲームが並んでいる。
――中では多くのプレイヤーが、勝ち負けを繰り返している。
少し観察してみるといろいろ分かったことがある。
このカジノには、3つのゲーム形式がある。
まず、ディーラーを運営が行う公式のゲーム。メリットは公式主催のため、必ずお金の受け渡しが行われる点だ。
さらに、負けたプレイヤーが払えない分のお金は運営が立て替えてくれる。
デメリットは、運営側に勝った分の10%を払わなくてはならない点だ。
次が、ディーラーを機械が行うゲーム。スロットなどは機械を用いるのは当たり前だが、ルーレットやバカラなども機械を用いて行う。
メリットは機械のため、運営に払うお金がいらない点。
デメリットは機械のため、不正がしづらい点。買収も不可。
最後が、ディーラーを立てないゲームだ。
要は野良の賭博場だ。
未開封のトランプを無料で貸し出してくれるので、それを使ってプレイヤー同士でゲームをする。
すべて口約束。
デメリットは分かるであろう。
さあ何でお金を稼ごうか。
博人は、軽く悩んだ後、黒服から未開封のトランプを受け取り、人が座っているテーブルの椅子に腰かけた。
「こんばんは。よかったら休憩がてら「ババ抜き」しませんか?」
※ご覧いただきありがとうございます。
ちょっとでもいいなと思ったら、☆や♡をいただけると、励みになります!
ぜひ、書き方のアドバイスもください。待ってます!
朝来た時と同じように細い道が奥に続いている。
朝と違うのは、『カジノ』の文字が電飾で煌びやかに光っているところだ。
博人は壁を触りながら、細い道を歩いていく。
――思ったより狭いな。
外から見たときは、客室フロアの廊下と同じ幅くらいあると思ったけど、実際はすれ違うと肩があたりそうな道だ。
――それに、寒い。
今まで特に気にしていなかったが、この船の中は常に快適な温度で保たれていたようで、特に暑さや寒さを感じることは無かった。
なのに、カジノの入り口をくぐったところに空気の膜があるかのように、温度が一気に下がった。
どうなってるんだろう・・・。
博人はポケットに手を突っ込んだまま、細い道を歩いて行った。
少し進むと、目の前にセピア色の扉が見えた。
周りが暗いため、最初は壁に見えたが、近づいて見ると、骨の模様の描かれた木の扉だった。
セピア色の扉を開けると、そこには細い道とは対照の広々とした空間が広がっていた。
――スロットやルーレット、バカラ、ブラックジャックなど多種多様な有名ゲームが並んでいる。
――中では多くのプレイヤーが、勝ち負けを繰り返している。
少し観察してみるといろいろ分かったことがある。
このカジノには、3つのゲーム形式がある。
まず、ディーラーを運営が行う公式のゲーム。メリットは公式主催のため、必ずお金の受け渡しが行われる点だ。
さらに、負けたプレイヤーが払えない分のお金は運営が立て替えてくれる。
デメリットは、運営側に勝った分の10%を払わなくてはならない点だ。
次が、ディーラーを機械が行うゲーム。スロットなどは機械を用いるのは当たり前だが、ルーレットやバカラなども機械を用いて行う。
メリットは機械のため、運営に払うお金がいらない点。
デメリットは機械のため、不正がしづらい点。買収も不可。
最後が、ディーラーを立てないゲームだ。
要は野良の賭博場だ。
未開封のトランプを無料で貸し出してくれるので、それを使ってプレイヤー同士でゲームをする。
すべて口約束。
デメリットは分かるであろう。
さあ何でお金を稼ごうか。
博人は、軽く悩んだ後、黒服から未開封のトランプを受け取り、人が座っているテーブルの椅子に腰かけた。
「こんばんは。よかったら休憩がてら「ババ抜き」しませんか?」
※ご覧いただきありがとうございます。
ちょっとでもいいなと思ったら、☆や♡をいただけると、励みになります!
ぜひ、書き方のアドバイスもください。待ってます!
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
大和型戦艦、異世界に転移する。
焼飯学生
ファンタジー
第二次世界大戦が起きなかった世界。大日本帝国は仮想敵国を定め、軍事力を中心に強化を行っていた。ある日、大日本帝国海軍は、大和型戦艦四隻による大規模な演習と言う名目で、太平洋沖合にて、演習を行うことに決定。大和、武蔵、信濃、紀伊の四隻は、横須賀海軍基地で補給したのち出港。しかし、移動の途中で濃霧が発生し、レーダーやソナーが使えなくなり、更に信濃と紀伊とは通信が途絶してしまう。孤立した大和と武蔵は濃霧を突き進み、太平洋にはないはずの、未知の島に辿り着いた。
※ この作品は私が書きたいと思い、書き進めている作品です。文章がおかしかったり、不明瞭な点、あるいは不快な思いをさせてしまう可能性がございます。できる限りそのような事態が起こらないよう気をつけていますが、何卒ご了承賜りますよう、お願い申し上げます。
チート魔力のせいで神レベルの連中に狙われましたが、守銭奴なので金稼ぎします
桜桃-サクランボ-
ファンタジー
――自由を手に入れるために、なにがあっても金は稼ぎます――
金さえあれば人生はどうにでもなる――
そう信じている守銭奴、鏡谷知里(28)。
交通事故で死んだはずの彼が目を覚ますと、そこは剣と魔法の異世界。
しかもなぜか、規格外のチート魔力を手に入れていた。
だがその力は、本来存在してはいけないものだった。
知里の魔力は、封印されていた伝説の冒険者の魔力と重なったことで生まれた世界のバランスを崩す力。
その異常な魔力に目を付けたのは、この世界を裏から支配する存在――
「世界を束ねる管理者」
神にも等しい力を持つ彼らは、知里を危険視し始める。
巻き込まれたくない。
戦いたくもない。
知里が望むのはただ一つ。
金を稼いで楽して生きること。
しかし純粋すぎる仲間に振り回され、事件に巻き込まれ、気付けば世界の管理者と敵対する羽目に――。
守銭奴のチート魔力持ち冒険者 VS 世界を支配する管理者。
金のために生きる男が、望まぬまま世界の頂点と戦うことになる
巻き込まれ系異世界ファンタジー。
※小説家になろう・カクヨムでも更新中
※表紙:あニキさん
※ ※がタイトルにある話に挿絵アリ
※月、水、金、更新予定!
やさしい異世界転移
みなと
ファンタジー
妹の誕生日ケーキを買いに行く最中 謎の声に導かれて異世界へと転移してしまった主人公
神洞 優斗。
彼が転移した世界は魔法が発達しているファンタジーの世界だった!
元の世界に帰るまでの間優斗は学園に通い平穏に過ごす事にしたのだが……?
この時の優斗は気付いていなかったのだ。
己の……いや"ユウト"としての逃れられない定めがすぐ近くまで来ている事に。
この物語は 優斗がこの世界で仲間と出会い、共に様々な困難に立ち向かい希望 絶望 別れ 後悔しながらも進み続けて、英雄になって誰かに希望を託すストーリーである。
俺が異世界帰りだと会社の後輩にバレた後の話
猫野 ジム
ファンタジー
会社員(25歳・男)は異世界帰り。現代に帰って来ても魔法が使えるままだった。
バレないようにこっそり使っていたけど、後輩の女性社員にバレてしまった。なぜなら彼女も異世界から帰って来ていて、魔法が使われたことを察知できるから。
『異世界帰り』という共通点があることが分かった二人は後輩からの誘いで仕事終わりに食事をすることに。職場以外で会うのは初めてだった。果たしてどうなるのか?
※ダンジョンやバトルは無く、現代ラブコメに少しだけファンタジー要素が入った作品です
※カクヨム・小説家になろうでも公開しています
スキル【幸運】無双~そのシーフ、ユニークスキルを信じて微妙ステータス幸運に一点張りする~
榊与一
ファンタジー
幼い頃の鑑定によって、覚醒とユニークスキルが約束された少年——王道光(おうどうひかる)。
彼はその日から探索者――シーカーを目指した。
そして遂に訪れた覚醒の日。
「ユニークスキル【幸運】?聞いた事のないスキルだな?どんな効果だ?」
スキル効果を確認すると、それは幸運ステータスの効果を強化する物だと判明する。
「幸運の強化って……」
幸運ステータスは、シーカーにとって最も微妙と呼ばれているステータスである。
そのため、進んで幸運にステータスポイントを割く者はいなかった。
そんな効果を強化したからと、王道光はあからさまにがっかりする。
だが彼は知らない。
ユニークスキル【幸運】の効果が想像以上である事を。
しかもスキルレベルを上げる事で、更に効果が追加されることを。
これはハズレと思われたユニークスキル【幸運】で、王道光がシーカー界の頂点へと駆け上がる物語。
【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。
木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。
しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。
そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。
【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】
アラフォーおっさんの週末ダンジョン探検記
ぽっちゃりおっさん
ファンタジー
ある日、全世界の至る所にダンジョンと呼ばれる異空間が出現した。
そこには人外異形の生命体【魔物】が存在していた。
【魔物】を倒すと魔石を落とす。
魔石には膨大なエネルギーが秘められており、第五次産業革命が起こるほどの衝撃であった。
世は埋蔵金ならぬ、魔石を求めて日々各地のダンジョンを開発していった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる