【スキル使用可】リアル脱出ゲーム 

すぱとーどすぱどぅ

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カジノバンビーノ

第27話 カジノ《バンビーノ》①

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カジノ《バンビーノ》。

朝来た時と同じように細い道が奥に続いている。
朝と違うのは、『カジノ』の文字が電飾で煌びやかに光っているところだ。

博人は壁を触りながら、細い道を歩いていく。

――思ったより狭いな。
外から見たときは、客室フロアの廊下と同じ幅くらいあると思ったけど、実際はすれ違うと肩があたりそうな道だ。

――それに、寒い。
今まで特に気にしていなかったが、この船の中は常に快適な温度で保たれていたようで、特に暑さや寒さを感じることは無かった。


なのに、カジノの入り口をくぐったところに空気の膜があるかのように、温度が一気に下がった。

どうなってるんだろう・・・。

博人はポケットに手を突っ込んだまま、細い道を歩いて行った。


少し進むと、目の前にセピア色の扉が見えた。
周りが暗いため、最初は壁に見えたが、近づいて見ると、骨の模様の描かれた木の扉だった。

セピア色の扉を開けると、そこには細い道とは対照の広々とした空間が広がっていた。


――スロットやルーレット、バカラ、ブラックジャックなど多種多様な有名ゲームが並んでいる。


――中では多くのプレイヤーが、勝ち負けを繰り返している。


少し観察してみるといろいろ分かったことがある。

このカジノには、3つのゲーム形式がある。

まず、ディーラーを運営が行う公式のゲーム。メリットは公式主催のため、必ずお金の受け渡しが行われる点だ。
さらに、負けたプレイヤーが払えない分のお金は運営が立て替えてくれる。
デメリットは、運営側に勝った分の10%を払わなくてはならない点だ。



次が、ディーラーを機械が行うゲーム。スロットなどは機械を用いるのは当たり前だが、ルーレットやバカラなども機械を用いて行う。
メリットは機械のため、運営に払うお金がいらない点。
デメリットは機械のため、不正がしづらい点。買収も不可。



最後が、ディーラーを立てないゲームだ。
要は野良の賭博場だ。
未開封のトランプを無料で貸し出してくれるので、それを使ってプレイヤー同士でゲームをする。
すべて口約束。
デメリットは分かるであろう。


さあ何でお金を稼ごうか。


博人は、軽く悩んだ後、黒服から未開封のトランプを受け取り、人が座っているテーブルの椅子に腰かけた。

「こんばんは。よかったら休憩がてら「ババ抜き」しませんか?」



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