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2章ダンジョンへ向かおう
閑話
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俺は言い返した。
きつい顔の女は更に目をつり上げて、睨む。
「あんたみたいな……ふざけた奴がいると不愉快なのよ」
「二度と俺に喋り掛けてくんな!! 次話掛けたら騎士団に報告するからな」
「っ……」
青髪女は睨みながら去って行く。
すると、ミユミユが「あのおなごも本気でこの大会に臨んでいるのじゃろう。分かってやるのだ、アル!」
「分かってるさ、だけどよぉ……」
「なんだ!」
「はぁ……もういいや。ミユミユ、ポケットから絶対に出てくんなよ」
「分かっている!!」
すると、カナブンバッタがミユミユの頭から俺の肩に乗る。
よし行くぞ。
眩い光が俺達を襲い、光で観客席は良く見えない。
だが、頑張るのみだ。
「カナブンバッタ!! 跳べ!!」
そして、金色の甲羅の虫はピョーンと跳んだ。
観客席に沈黙が訪れる。
あれ?
皆驚愕しているのか?
もしかしたらいける。
「カナブンバッタ!!!! 旋回しながら、鱗粉を撒き散らせ!!」
カナブンバッタは空中を飛びながら旋回し、臭い匂いを発し、どうやら臭いは舞台だけに留めた。
会場が臭くなったら、大惨事だ。
観客席はざわざわと喚く。
まずいな観客まで臭いが。どうしようか、心臓がムカムカする。
すると、観客席から怒号が飛ぶ。
「なんだこれは!! ふざけてるのかぁぁぁぁ!!!!」
「なんだね? その虫けらは? この舞踏会を汚す気か?」
「最悪です!! 非常に悪いです!!」
「金をくれてやるから今すぐ帰れ!!!!」
俺は様々な批判の嵐にメンタル崩壊寸前だった。
すると、突然また怒号が跳ぶ。
「てめらぁぁ!! 素晴らしい演技だったじゃねぇか!! 馬鹿にすんなや!!!! カナブンバッタの臭いは痺れただろ!!」
スーツ服に茶髪の男が席の上に立ち、叫ぶ。
カバーニだ。
庇ってくれるのは嬉しいんだけど、あんまり騒ぎおこすなよ。
結果はどうだっていいんだ、俺はこの結果は仕方ないと思っている。
俺の準備不足が招いた結果だ、受け入れるしかない
すると、カバーニの前にいた貴族風の男が腹を抱えて笑う。
「君も頭が狂ってるね?」
すると、カバーニは貴族の胸ぐらを掴み、引っ張り上げる。
睨む。
「ななななな……何するんだ君? 我は上位貴族ぞ?」
「さっきの言葉はもういっぺん行ってみろや!!」
「誰か今すぐ騎士を呼べぇぇ!!!!」
「黙れやぁぁ!!!!」
カバーニは貴族の顔面をぶん殴った。
そして、会場はざわめき始める。
「!!!!!!!!!」
騎士らがカバーニを取り押さえる。
「何やこれは!!」
「逮捕する!!」
「ふざけんなや?」
すると、連行されるカバーニ。
マシュらも唖然としたままだ。
何してんだカバーニ。
カナブンバッタを見ると、空中で一生懸命に飛んでいた。
ブンブンブンブンと。
カナブンバッタは悲しそうだった。
こいつは、自分のせいで……自分のせいで……自分のせいで。
と言っているかのように飛んでいる。
もういい。
もういい。
やめよう。
お前は大事に育てるから、一緒に冒険行こう。
な?
カナブンバッタの小さな瞳から涙が垂れた、すると、体躯から眩い光が発生する。
なんと、カナブンバッタはどんどん巨大な生き物に変貌《へんぼう》していく。
黄金のカブトムシ、長く分厚い角、巨大な金色の体躯。
『ゴットファーザー』別名ゴッドヘラクレス。
カナブンバッタからゴッドヘラクレスに進化するのは不可能と言われている。
なぜなら、カナブンバッタは進化を遂げる事なく、冬になるとすぐ死んでしまうからだ。
進化例は今だ確認されていないはず。
お前……。
観客席は驚愕する。
「なんだあれは?」
「あれはゴッドヘラクレス」
「1000億ゴールド下らないモンスターだぞぉぉぉ」
「なんと神々しいのだぁ!!」
絶賛の嵐へと変わり、拍手からスタンディングオベーションへと変わる。
いや、なんか凄い事になっちゃったな。
俺はゴッドヘラクレスを撫でる。
その後、審査に入り、結果発表となった。
そして、司会者が出て来て、「長らくお待たせしました……優勝はカナブンバッタとトーマス・アルさんコンビです!!!」
大拍手を浴びる。
俺は舞台裏でガッツポーズをした。
「しゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」
ポケットにいたカナブンバッタとミユミユも嬉しそうだ。
きつい顔の女は更に目をつり上げて、睨む。
「あんたみたいな……ふざけた奴がいると不愉快なのよ」
「二度と俺に喋り掛けてくんな!! 次話掛けたら騎士団に報告するからな」
「っ……」
青髪女は睨みながら去って行く。
すると、ミユミユが「あのおなごも本気でこの大会に臨んでいるのじゃろう。分かってやるのだ、アル!」
「分かってるさ、だけどよぉ……」
「なんだ!」
「はぁ……もういいや。ミユミユ、ポケットから絶対に出てくんなよ」
「分かっている!!」
すると、カナブンバッタがミユミユの頭から俺の肩に乗る。
よし行くぞ。
眩い光が俺達を襲い、光で観客席は良く見えない。
だが、頑張るのみだ。
「カナブンバッタ!! 跳べ!!」
そして、金色の甲羅の虫はピョーンと跳んだ。
観客席に沈黙が訪れる。
あれ?
皆驚愕しているのか?
もしかしたらいける。
「カナブンバッタ!!!! 旋回しながら、鱗粉を撒き散らせ!!」
カナブンバッタは空中を飛びながら旋回し、臭い匂いを発し、どうやら臭いは舞台だけに留めた。
会場が臭くなったら、大惨事だ。
観客席はざわざわと喚く。
まずいな観客まで臭いが。どうしようか、心臓がムカムカする。
すると、観客席から怒号が飛ぶ。
「なんだこれは!! ふざけてるのかぁぁぁぁ!!!!」
「なんだね? その虫けらは? この舞踏会を汚す気か?」
「最悪です!! 非常に悪いです!!」
「金をくれてやるから今すぐ帰れ!!!!」
俺は様々な批判の嵐にメンタル崩壊寸前だった。
すると、突然また怒号が跳ぶ。
「てめらぁぁ!! 素晴らしい演技だったじゃねぇか!! 馬鹿にすんなや!!!! カナブンバッタの臭いは痺れただろ!!」
スーツ服に茶髪の男が席の上に立ち、叫ぶ。
カバーニだ。
庇ってくれるのは嬉しいんだけど、あんまり騒ぎおこすなよ。
結果はどうだっていいんだ、俺はこの結果は仕方ないと思っている。
俺の準備不足が招いた結果だ、受け入れるしかない
すると、カバーニの前にいた貴族風の男が腹を抱えて笑う。
「君も頭が狂ってるね?」
すると、カバーニは貴族の胸ぐらを掴み、引っ張り上げる。
睨む。
「ななななな……何するんだ君? 我は上位貴族ぞ?」
「さっきの言葉はもういっぺん行ってみろや!!」
「誰か今すぐ騎士を呼べぇぇ!!!!」
「黙れやぁぁ!!!!」
カバーニは貴族の顔面をぶん殴った。
そして、会場はざわめき始める。
「!!!!!!!!!」
騎士らがカバーニを取り押さえる。
「何やこれは!!」
「逮捕する!!」
「ふざけんなや?」
すると、連行されるカバーニ。
マシュらも唖然としたままだ。
何してんだカバーニ。
カナブンバッタを見ると、空中で一生懸命に飛んでいた。
ブンブンブンブンと。
カナブンバッタは悲しそうだった。
こいつは、自分のせいで……自分のせいで……自分のせいで。
と言っているかのように飛んでいる。
もういい。
もういい。
やめよう。
お前は大事に育てるから、一緒に冒険行こう。
な?
カナブンバッタの小さな瞳から涙が垂れた、すると、体躯から眩い光が発生する。
なんと、カナブンバッタはどんどん巨大な生き物に変貌《へんぼう》していく。
黄金のカブトムシ、長く分厚い角、巨大な金色の体躯。
『ゴットファーザー』別名ゴッドヘラクレス。
カナブンバッタからゴッドヘラクレスに進化するのは不可能と言われている。
なぜなら、カナブンバッタは進化を遂げる事なく、冬になるとすぐ死んでしまうからだ。
進化例は今だ確認されていないはず。
お前……。
観客席は驚愕する。
「なんだあれは?」
「あれはゴッドヘラクレス」
「1000億ゴールド下らないモンスターだぞぉぉぉ」
「なんと神々しいのだぁ!!」
絶賛の嵐へと変わり、拍手からスタンディングオベーションへと変わる。
いや、なんか凄い事になっちゃったな。
俺はゴッドヘラクレスを撫でる。
その後、審査に入り、結果発表となった。
そして、司会者が出て来て、「長らくお待たせしました……優勝はカナブンバッタとトーマス・アルさんコンビです!!!」
大拍手を浴びる。
俺は舞台裏でガッツポーズをした。
「しゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」
ポケットにいたカナブンバッタとミユミユも嬉しそうだ。
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