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2章ダンジョンへ向かおう
立候補
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後日。
ナスカ会館でシャルマンと話し合っていた。
話題は王国総選挙つまり王選の事。
驚きの声。
「え!!!! リオラが?」
リオラの方を見ると、俯いたままだ。
シャルマンは話を続ける。
「彼女は中層の十魔王族であるスカーレット王の娘。そして、今回の王選では候補者の一人。次期にスカーレット家の使者が来るはずだよ」
俺は腕を組む。
「リオラが王様になりたかったとは知らなかったな」
「そうですね」
皆頷く。
すると、リオラが椅子から立ち上がり、今にも泣きそうな表情で吐露する。
「私……王様になりたいとか言ってない。何も知らないし聞いてない」
皆首を傾げる。
「え?」
「評議会で決定して、国中にも告知されてるんや。知らない訳ないやろ」
「カバーニの言う通りだわ」
アイリスは心配そうな表情。
マシュとカバーニは険しい表情をする。
俺は優しく問い掛ける。
「リオラ? 家の中で何があったんだ?」
リオラは沈痛な表情で、ゆっくりと椅子に座る。
「話しといた方がいいね。まず魔戦操縦士学院には父に強制的に入学されたの。私は治癒魔法ぐらいしか使えないから卒業する事は無理だと伝えたけど父は聞きいれてくれなかった。そして、学校にも慣れ初めたと思ったら突然の卒業。この強制的な卒業はおそらく父の仕業なの」
「まさか……」
「絶対そうなの。私ももっと学園生活を楽しみたいと訴えたけど駄目だった。今すぐ戻って国の仕事を手伝えと命じられた。だけど私は命令を従わず、みんなとこうして旅に出てるって訳」
「じゃリオラの本意ではないのか。辞退とかできないのか?」
シャルマンは口を出す。
「王選の候補者は取り消しができない」
「でも本人が意志ではないのにおかしいだろ?」
「そうだろうね。しかし相手は中層の十魔王族であるスカーレット家……牙を向けばただではすまないよ」
「どうしろって言うんだよ」
すると、リオラは声を詰まらせながら。
「私……私……やっぱり」
「リオラは出たくないんだろ? なら出るな」
「だけど……みんなに迷惑がかかってしまうの」
すると、シャルマンが人差し指を立てる。
「一ついい提案がある。僕を王にすれば丸く治まる。協力してくれないか君達?」
「は?」
皆、目を丸くする。
マシュとカバーニは敵対の表情。
「私はあなたを信用していないわ。アイリスをつけ回すストーカー男だということは消えないわ。現にアイリスの手が震えてるのは分かってる?」
「そうや? なんでお前に力貸さんなあかんね」
シャルマンは金眼を細め、小さく笑った。
「ははは。そうだね」
俺は断言する。
「でも、シャルマンを王にすればスカーレット家は納得せざる負えない」
リオラが涙を浮かばせながら、頷く。
俺は隣にいるアイリスの震える手を握る。
「大丈夫……」
「はい。ありがとうございます」
アイリスは小さく会釈した。
その様子を見つめるシャルマンは憎たらしい顔で確認を促す。
「では成立という事だね?」
「ああ。で王選って具体的に何をするんだ?」
「まず二つの方法を経て王が決まる。一次選考は三人一組のパーティーによるトーナメント形式の勝負。もちろん魔戦や武器使用が可能だ。そこで残った二つのチームが次へ進める。そして最終選考はシンプルな投票。投票者はナスカ王国やデイトナ王族の貴族や強ギルドの関係者。ここは政治に関する事だ、僕に任せれば心配ないよ」
「じゃつまり一次選考で勝てば良いんだな? 楽勝だ」
「そうだね」
ナスカ会館でシャルマンと話し合っていた。
話題は王国総選挙つまり王選の事。
驚きの声。
「え!!!! リオラが?」
リオラの方を見ると、俯いたままだ。
シャルマンは話を続ける。
「彼女は中層の十魔王族であるスカーレット王の娘。そして、今回の王選では候補者の一人。次期にスカーレット家の使者が来るはずだよ」
俺は腕を組む。
「リオラが王様になりたかったとは知らなかったな」
「そうですね」
皆頷く。
すると、リオラが椅子から立ち上がり、今にも泣きそうな表情で吐露する。
「私……王様になりたいとか言ってない。何も知らないし聞いてない」
皆首を傾げる。
「え?」
「評議会で決定して、国中にも告知されてるんや。知らない訳ないやろ」
「カバーニの言う通りだわ」
アイリスは心配そうな表情。
マシュとカバーニは険しい表情をする。
俺は優しく問い掛ける。
「リオラ? 家の中で何があったんだ?」
リオラは沈痛な表情で、ゆっくりと椅子に座る。
「話しといた方がいいね。まず魔戦操縦士学院には父に強制的に入学されたの。私は治癒魔法ぐらいしか使えないから卒業する事は無理だと伝えたけど父は聞きいれてくれなかった。そして、学校にも慣れ初めたと思ったら突然の卒業。この強制的な卒業はおそらく父の仕業なの」
「まさか……」
「絶対そうなの。私ももっと学園生活を楽しみたいと訴えたけど駄目だった。今すぐ戻って国の仕事を手伝えと命じられた。だけど私は命令を従わず、みんなとこうして旅に出てるって訳」
「じゃリオラの本意ではないのか。辞退とかできないのか?」
シャルマンは口を出す。
「王選の候補者は取り消しができない」
「でも本人が意志ではないのにおかしいだろ?」
「そうだろうね。しかし相手は中層の十魔王族であるスカーレット家……牙を向けばただではすまないよ」
「どうしろって言うんだよ」
すると、リオラは声を詰まらせながら。
「私……私……やっぱり」
「リオラは出たくないんだろ? なら出るな」
「だけど……みんなに迷惑がかかってしまうの」
すると、シャルマンが人差し指を立てる。
「一ついい提案がある。僕を王にすれば丸く治まる。協力してくれないか君達?」
「は?」
皆、目を丸くする。
マシュとカバーニは敵対の表情。
「私はあなたを信用していないわ。アイリスをつけ回すストーカー男だということは消えないわ。現にアイリスの手が震えてるのは分かってる?」
「そうや? なんでお前に力貸さんなあかんね」
シャルマンは金眼を細め、小さく笑った。
「ははは。そうだね」
俺は断言する。
「でも、シャルマンを王にすればスカーレット家は納得せざる負えない」
リオラが涙を浮かばせながら、頷く。
俺は隣にいるアイリスの震える手を握る。
「大丈夫……」
「はい。ありがとうございます」
アイリスは小さく会釈した。
その様子を見つめるシャルマンは憎たらしい顔で確認を促す。
「では成立という事だね?」
「ああ。で王選って具体的に何をするんだ?」
「まず二つの方法を経て王が決まる。一次選考は三人一組のパーティーによるトーナメント形式の勝負。もちろん魔戦や武器使用が可能だ。そこで残った二つのチームが次へ進める。そして最終選考はシンプルな投票。投票者はナスカ王国やデイトナ王族の貴族や強ギルドの関係者。ここは政治に関する事だ、僕に任せれば心配ないよ」
「じゃつまり一次選考で勝てば良いんだな? 楽勝だ」
「そうだね」
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