美咲日記 まとめ版

毛羽毛現

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10月分から抜粋

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10月分から寝取らせ分を抜粋

*****

.10月2日

いつものように早い目に幼稚園に美月を送り、アパートでアノヒトの帰りを待った。

オカエリナサイ、アナタ。チュッ。ン~。

いつものDVDを渡された。
それとコレも、和子から。
と数枚のDVDを渡された。
広告用と講習用のデータのマスターのコピーらしい。
完成版ができたら改めてコピーを渡してくれるらしい。
撮影の様子を話しながら朝食をたべた。
そのあとデザート。

この前の、寝取られ動画みたいなの、またやりたい。
と言い出した。
断った。が、やめる人じゃ無いので結局。
セリフは私が考えて言って欲しい。
モロじゃなくて、今日の服装について言って欲しい。
との事。
めんどくさいと思ったがなんとか言った。

俊、見てますか?
今日はウチノヒトとアパートに居ます。
幼稚園に美月を送ってから帰ったので、普段着です。
どう?いつも家で着てる服でしょ。
ちょっとミニなのはウチノヒトの好みなの。
お化粧とか、服装とか、
ちょっとでも派手になるとママさんたちからチェックが入るの。
幼稚園に行くならこの辺が限界なのよ。
その分ね、下着はね。
見たい?
ねぇ、教えて欲しい?
ダ~メ!
今はウチノヒトのモノなの。
だから、えっちな下着は俊には見せられません。
私のえっちな下着姿が見たかったら早く仕事を終えて無事に帰ってきてね。
待ってるわ。

そのあとは流れで撮影プレイになった。
いろいろポーズを取らされた。
いろいろ言わせられた。
途中から何を言ったかわからない。

気が付いたら昼過ぎだった。
昼食に誘われた。
また腕を組んで、この前の食堂に行った。
きつねうどんを食べた。
食後、部屋に戻らず、腕を組んでぶらついた。
幼稚園への途中にある公園で別れた。

じゃあ、またね。
イッテキマス、アナタ。チュッ。

美月と一緒に帰宅。

俊へ、メッセージ。
 DVD出来たよ。着替えと一緒に送るね。
 そちらは寒くない?大丈夫?
 冬物いる?

『ありがとう。
 コートと厚手の部屋着もお願い。
 楽しみにしてる。』

*****

.10月5日

いつものように早い目に幼稚園に美月を送り、アパートでアノヒトの帰りを待った。

アノヒトが少し遅れて帰ってきた。
珍しく、キスを求めてこなかった。
時間にはキッチリしている人なので、遅れて来るのは珍しいのから理由を聞くと、

コレ。

と、スマホを見せられた。

すごい喘ぎ声の女がいる。
エロいプレイしてるみたい。
偶に歩いてるワケ有りカップルじゃないかと思う。

と、地元の掲示板にアパートの近く住所が書き込まれていた。

いまさら、声がどうこう言うつもりは無い。
聞かれても、どうでもいい。
でも身バレは困る。

朝食はあまり進まなかった。
話し合った。
とにかく声を出さないために猿轡を着けることになった。

猿轡を着けてプレイ。
しばらく着けてなかったので調整に手間取った。
違和感が凄かった。
声を出せないもどかしさが、つのっていった。
反動だろうか、アノヒトにしがみついていた。
もっと強く繋がりたかった。
もっと深くひとつになりたかった。
ただ、ただ、アノヒトにしがみついていた。

気付いたらいつもの時間になってた。
いつもより念入りに身だしなみを整えて、慎重に部屋を出た。
いってきますのキス、忘れてた。
人目を気にしながら幼稚園に美月をお迎え。

迂闊だった。
たとえ、俊の願いでも、私は不倫しているのだ。
プレイの事情は他人には関係無い、
外から見たら、夫以外に抱かれて喜んでいる淫乱女だ。
美月のことを考えなくっちゃ。
不倫オンナの娘と軽蔑される。
幼稚園のママ達に知られたら、ここには居られなくなる。
みんなに嘲笑われる。
絶対、バレ無いようにしなくちゃ。
もっと人目を気にしなくちゃ。
もっと用心しなくちゃ。

今、気付いた。
私、プレイをやめることを考えもしなかった。
どうやって、秘密にするか考えてた。
アパートでアノヒトに抱かれるのが当たり前の日常の一部になってた。
私、アノヒトのオンナになってた。
幸せなバカオンナ、殴ってやりたい。

*****

.10月6日

いつもよりゆっくり幼稚園に美月を送って行った。
帰ってから不安を紛らわせるように家事をした。
おかげで幾らか落ち着いた。
慌てる必要はないのだから、ひとつひとつ考えた。

まず、自分がどうしたいのか?
現状を維持したい。
変えたく無い。

その為にはどうしたらいいか?
リスクを把握する。

身バレの可能性はどれくらいか?
アパート周辺は特定されてる。
ワケ有りカップルとして見つかった。

具体的にどうするのか?
しばらくアパートに行かない。
猿轡で声を止める。
変装する。
アパートを引っ越す。
ほとぼりが冷めるまで注意を集めない。
どれを行うにしろアノヒトと相談が必要。

アノヒトにメッセージを送った。
 ほとぼりがが冷めるまでアパートに行きたくないわ。

『身バレの件?』
と返信有り。

 そうよ、声ぐらいなら気にしないけど、写真とか動画とかさらされたら終わりでしょ。

『そこまでしないだろ。』

 そうかしら?ああいう書き込みをする人達は、面白半分で何でもするでしょ。
 後先考える人達じゃ無いと思うわ。

『まあ、そうか。
 でも、アパートじゃ無ければ会っていいだろ?』

 何処で会うの?

『いつものホテルでどう?
 ちょっと早いけどいつものプレイを撮影しよう。
 それに月曜日は美月ちゃん、幼稚園休みで会え無いんだろう。』

 ああ、そうね。

『だったらアパート周辺で結構な期間あくだろ、
 ああいうのは飽きっぽいし、流れが速いっていうし、
 ほとぼりが冷めるんじゃないか?』

 そうかな?

『多分大丈夫だよ。
 とりあえず、それで様子を見ないか?』

 わかったわ、そうしましょう。

方針が決まったのでひとまず落ち着いた。
不安は有るが今はこうするしかないか?

幼稚園に美月をお迎え。

*****

.10月12日

6時に起きてシャワーを浴びた。
念入りにカラダを洗い、後ろの準備も整えた。
化粧はきっちり、すっぴんメイクに仕上げた。
髪は丁寧にブラッシングして軽くアップにした。
下着は原色の紫、一見ひもにしか見えない。
重要な"点"だけは何とか隠した。
服は白のボディコンワンピース。
胸元ぱっくり、スカート部分は際どいスリットが入っている。
アクセサリーはイヤリング、チョーカーとチョーカーにつながる金の鎖。
鎖は胸の間に垂らして腰のチェーンに絡めておく。
全部、アノヒトのプレゼントだ。
この上に普通のワンピースを重ね着した。

美月を起こして朝食、

ママ、キレイ!
良いにおい!

女の子は鋭い。
スカーフとコートを追加で幼稚園のママさんチェックをスルー出来るかな?

いつものように早い目に幼稚園に美月を送った。
近くの公園のトイレで真っ赤なルージュをつけて、髪をおろした。
スカーフを外して、コートとワンピースを脱いで脇に抱えて、
植え込みの横に停まっていたアノヒトの車にピックアップされた。

オハヨウ、アナタ。チュッ。

もちろん、周りに誰もいないことは確認済み。

いつものホテル。
エレベーターでいたずら。
部屋に入ってから、ぶちゅううう。

アノヒトがまた寝取られ報告がしたいと言い出した。
いうと思った、最近のお気に入りだものね。
寝取られパートから始めた。

俊、見てる?
これからいつものプレイするね。
今日着てきたのも全部ウチノヒトのプレゼントなのよ。
ちょっと恥ずかしいんだけどね、ウチノヒトが喜ぶから頑張ったの。
あ、コレどう?
この金の鎖、ペットの首輪みたいでしょ。
もう、離してくれないかもよ。
じゃ、今日もがんばるからね。
楽しんでね。

声は抑えなかった。
いいえ、最初から大きく喘いだ。
ここならヤヤコシイ事を悩まなくていいと思ったら声が出ていた。
ストレスに成っていたのだろうか、のめり込む様に堕ちていった。

アノヒトに揺さぶられて浮き上がってきた。
いい時間になっていた。
起き上がろうとしたがふにゃふにゃして、カラダに力が入らない。
ノドがかれて、声がつぶれていた。
ここまでなったのは久しぶりだ。
思い切りはじけた。
のしかかっていたものが、キレイになくなっていた。

汗をながしたあと、公園へ。
マタネ、アナタ。チュッ。

幼稚園へ美月のお迎え。

何とかなるでしょ。

*****

.10月14日

夕食後、美月とまったりしていると、
アノヒトからメッセージ有り。
『地元掲示板、順調に流れた模様。
 SNSはほとんど引っかからず。』

 一安心だけど、しばらく様子見したいわ。

『わかった。
 次どうする?
 たまにはドライブでもいく?
 それともプレイの溜め撮りでもする?』

 ドライブはせわしくならない?
 ホテルは撮影しないといけないの?

『美月ちゃんの延長保育は無理かな?
 あそこはよく使うからカメラのセッティングがしやすいんでついね。』
 
 延長保育はちょっとね。
 幼稚園のママさんたちに気付かれてるかも?
 撮影はいいけど、続けてだとワンパターン?にならない?

『わかった、ドライブはやめとこう。
 撮影の方は何か考えておくよ。』

 撮影はするのね。

『もちろん!』

 わかったわよ、詳しいことが決まったら知らせてね。

*****

.10月16日

昨日の夜、アノヒトからメッセージが来た。

『服装も化粧も前ような普通ので来てほしい。
 化粧も以前のでお願い。』

『下着もね。』

との事。

指定どおりにして、幼稚園に美月を送り、
公園で合流した。

オハヨウ、アナタ。チュッ。

服装を確認すると、
美人の若奥様風も似合ってる。
と言われたので、
アリガト。
と返しておいた。

いつものホテルでプレイを始めた。
寝取られ報告はしないの?
と聞いたら、

終わってから簡単に撮る、多少パターンは変えないとね。
との事。
いつもとは少し違う、プレイを始めた頃のような感じがした。
でも始まってしまえばそんな事はすぐに気にならなくなった。
真っ白になって堕ちていく、暗闇を漂って浮き上がるように、真っ白になるを繰り返した。
合間、合間にアノヒトの声が聞こえ、私は何かを答えた。
アノヒトの求めに私のカラダは応えていた。
私のカラダはアノヒトを求めて動いていた。

アノヒトに呼びかけられた時、私はアノヒトの上で腰を振っていた。

そろそろ時間だよ。
と言われた。
完全に没頭していた。
呆然としながらシャワーを浴びていたら、
アノヒトが

寝取られ報告を撮るから来て。
と言ってきた。

バスローブを纏って髪をタオルで巻いて出て行くとカメラを準備していた。

どうするの?
と聞くと、

旦那さんにプレイが終わったことを報告して。
との事。

俊、見てる?
今、終わってシャワー浴びたところなの、
すっごく疲れちゃったわ。
声、変じゃない?
どう、楽しんでくれた?
今日はそんなに変わったことして無いからつまらなかったんじゃ無い?
もっと過激なほうがいい?

こんな感じで撮影した。
アノヒトが、

この前のDVD出来たけどどうする?
と聞いてきた。

どうするって?
聞き返すと、

その前のプレイと間、短いだろ、それに今回のもすぐだったろ。
DVDは月一送ることになってるから溜めておくかい?

と訊かれた。
とりあえず、溜めてもらうことにした。

ホテルを出て公園でお別れ。

アナタ、マタネ。チュッ。

幼稚園へ美月をお迎え。

俊から19日夜に帰るとメッセージ有り。

*****

.10月19日

昨夜、アノヒトとメッセージでやり取り。
俊が夜帰ってくるので昼ぐらいで帰りたいことを伝え、OKをもらう。

いつものように早い目に幼稚園へ送り、アパートでアノヒトの帰りを待った。

オカエリナサイ、アナタ。チュッ。

今日は時間が無いから朝食は昼にでも食べるとの事。
早速、デザートをタベラレタ。

出張から夫が帰ってくる日に、他の男に当たり前のように抱かれるオンナ。
もやもやするような、ひりひりするような感覚を覚えた。
でもすぐに、そんな感覚は真っ白な闇に溶けていった。
溺れる私に刷り込む様にアノヒトがささやく。
その声を聴くたびに私はアノヒトに縋りつくように謝った。
アナタ、ユルシテ。
ゴメンナサイ、アナタ。
アナタだけよ、ハナサナイデ。
繰り返し、繰り返し謝るうちにプレイなのか本気なのか曖昧になる。
ただ、カラダがアノヒトに応え続けた。

昼を少し過ぎた頃、アパートを出た。

イッテキマス、アナタ。チュッ。

買い物をすませ、家事を片付け、
幼稚園に美月をお迎え。
美月にお手伝いをお願いして、夕食の準備をした。

俊、お帰りなさい、お疲れ様でした。

美月が俊に抱きついている。
先を越された。

明日、会社に報告して、日曜の夕方向うに発つ予定らしい。
多少はゆっくり出来るみたい、よかった。

*****

.10月20日

いつもよりゆっくり幼稚園に美月を送っていった。

クリニックへ診察を受けに行った。
異常無し、健康体。
だけどなにか心配ごとがあるの?
とセンセイに訊かれた。

わかりますかと事情を説明した。

迂闊だねえ、ああ、アイツがね。
と言われた。

以前、似たようなことがあったらしい。
妙に落ち着いていると思ったらそういうことか。
結構頼りになるかも?と思っていたのに。

最悪の場合、センセイの知り合いのSNSの対応にくわしい、
弁護士さんを紹介してもらうことになった。

やっぱり、センセイだ。
頼りになる。

ピルを処方してもらい、またサプリの試供品を頂いた。

*****

.10月23日

いつものように早い目に美月を幼稚園へ送り、アパートでアノヒトの帰りを待った。

オカエリナサイ、アナタ。チュッ。

朝食を摂りながら、アノヒトが、

プレイ中しゃべっている方が声が小さいんじゃないか?

と言い出した。

自分じゃよく分からないわよ。

と返したら、

動画みてみる?

と聞かれた。

断った、自分が妻であることも、母であることも忘れて、
オンナになってよがってる姿なんか見たくない。

そのまま流れで、会話を続けながらプレイをすることになったが、
実質言葉責めだった。
それはアノヒトの得意技だった。

私のカラダの反応をじっくりと引き出しながら、
ねっちりとした言葉を私のココロに刷り込んできた。

答えればもっと深く擦りこまれた。

無視したら、弱火で煮込むようにトロトロにほぐされた。

気付けばナニカを言わされていた。
アノヒトを喜ばせるナニカを言っていた。
もっと強く、もっと深く、ひとつになりたかった。
つながりを感じたかった。
アノヒトのオンナだった。

真っ白になりながら、アナタガホシイノとささやいていた。
暗闇に堕ちながら、ハナサナイデとお願いしてた。

揺さぶられて現実に戻った。
なのに現実感が戻らなかった。

ふわふわと、幼稚園に美月をお迎え。
美月に、

ママ、大丈夫?

訊かれた。

ごめんね。美月。

と言った。

大丈夫、私は大丈夫。

*****

.10月24日

いつもより、ゆっくり目に幼稚園に美月を送っていった。
ヒヨリちゃんのママに声をかけられた。
何か深刻そうなので、他のママさんたちが行かない、少し離れたいつもの喫茶店に入った。

単刀直入に訊くね、深谷さん不倫してる?

ズバリ訊かれた。
ホテルから出てきたところと、公園で待ち合わせしているところを見られたらしい。
俊の単身赴任中にそんことしてどうするの?
俊にばれたらどうなると思うの?
美月ちゃんのこと考えて!
本気で心配してくれたらしい。
ヒヨリちゃんママは真面目で言いふらすタイプではない。
ただ、隠し事が出来る人でもないと思う。
言いくるめてもぎくしゃくして周りから変に思われるだろう。
だから、ちゃんと事情を話して黙ってもらう約束をした。

寝取られ趣味って知ってる?     yes
寝取らせプレイは?         なんとなく
美月が生まれてしばらくレスだったの ええ
ちょっとごたごたしてね       はい
夫に趣味を打ち明けられたの     そうなんですか
悩んだんだけどね          当然です
一度だけの約束でね         そんな
もとどおりになったのよ       よかった
でもしばらくしたらたたなくなったの ああ、そんな
で、もう一度って          あ
今は定期的に会ってるの       …ぐす、ぐす、つらかったんですね。

多分、大丈夫。

俊にこのことを報告した。
もしもの時は、俊が帰ってきて説得?するとのこと。

アノヒトへメッセージ。

 ママさんにばれた。
 なんとか黙ってもらう約束した。
 しばらく控えたい。

『わかった。
 ただ、一度くわしい話がしたい。
 都合のいい日連絡して。』

幼稚園に美月をお迎え。
ヒヨリちゃんママにあった。
まかせてくださいとばかりに大きく頷いてきた。

はやまったか?

*****

.10月26日

いつものように早い目に美月を幼稚園へ送り、喫茶店で待ち合わせ。

アノヒトはすでに待っていた。
早速、顛末を話した。
待ち合わせの仕方、場所、時間、ホテルの変更等話し合った。

時間は今までどおり、場所は別の公園、ホテルは新規開拓。
となった。
なぜか、アノヒトからここ数年、ホテルの新規開拓はしていないアピール。
私、一筋ですか?
既婚者が何言ってんだ。

目星を付けている所が有るから早速いこう。
と言い出した。

状況わかってんの?

と言ったらだまった。
が、次の約束はきっちりして行った。
そういうひとだ。

幼稚園に美月をお迎え。
ヒヨリちゃんママにつかまった。
みんなで公園へ。
美月とヒヨリちゃんは滑り台へ、私たちはベンチでおしゃべり。
なつかれたようだ。

*****

.10月30日

いつものように早い目に美月を幼稚園へ送り、新しい待ち合わせ場所へ。

服装はほぼ普段着、変装とかしたら逆に目立つし、地味にしても逆に不審者?
すっぴんメイクでアクセサリーは外しておいた。
散歩のフリして公園を歩く、普段あまり行かない場所なので戸惑う。
東屋でアノヒトが待っていた、目が合うと隣のスポーツセンターにゆっくり歩きだした。
距離をあけてついて行く。
スパイ映画みたいでドキドキした。
駐車場で周りを見回してすばやくアノヒトの車に乗り込む。

オハヨウ、アナタ。チュッ。

あそこに防犯カメラ有るよ。

と言われ慌てて離れる。
アノヒトが笑いながら車を発進させた。

いつもより十分ほど遠いホテルに着いた。
部屋に入ってどうするのか聞いた。
カメラをセットするからシャワー浴びてきてと言われた。
一応服持ってきたけど、脱がせたい?って聞いたら、
嬉しそうに脱がせたいとの事。
軽くシャワーを浴びて着替えた。
部屋に戻ると三脚?にカメラがセットされてた。
隠しカメラじゃないの?って聞いたら、
しかけたよ、でも初めての所だから、角度が合わなかったり、
ピンぼけしたりすることがあるから、念のためだよ。
気になる?
と訊かれた。
まあいいわ、今更だしね。と答えた。
報告ビデオはいいの?と訊いたら、
今回は間に挟んで撮るとの事。
さすがに恥ずかしいと言うと、
ちゃんと工夫するよと言われた。

アノヒトが楽しそうに私を剥いていった。
真っ白になって暗闇に堕ちた。
ぼんやりしていると、アノヒトに上がいいか下がいいか訊かれた。
何が?と訊くと、報告ビデオだよと返された。
とりあえず上を選んだ。

騎乗位でスマホの自撮りをさせられた。

俊、見てる?
今日はいつもとは違うホテルに来てます。
今、ウチノヒトの上に乗ってるのよ。
声が途切れたり、動画がぶれても許してね。
ウチノヒトがね、オレノオンナになった顔を見せてやれって。
俊、私どんな顔してる?
ねえ、俊、どう?

こんな感じだった。
もちろん、何度も突き上げられし、つままれたりした。
だんだん自撮りどころではなくなり、プレイにのめり込んでいった。

いつもより早い時間に戻された。
ちゃんとシャワー浴びて痕跡を消さないとママさんにばれちゃうよ。
と言われた。
正気になった。
急いで、念入りに身づくろいした。
ホテルを出て、もちろん慎重に、朝の公園へ。
これ今月分送るヤツ。
とDVDを渡された。

幼稚園に美月をお迎え。
また、ヒヨリちゃんママにつかまった。
公園のベンチに隣り合って座ると、ウンッ?って顔で見られた。
露骨に私の顔をうかがっている。
笑って誤魔化した。
いくらばれてても、娘を幼稚園に預けて、
ホテルで男の上にまたがって、腰振ってましたとは言えない。

家に帰ってDVDが出来たことを、俊に連絡した。

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