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「さぁ 連れて行ってもらおうか」
お城の地下にある 牢屋の前に立つ
「お前の雇い主のところへ連れて行けよ」
国王が国を離れて よその国へ行くって
普通はしないんじゃないのかなと思う
「普通はしない でもあの人たちは普通じゃないからね」
とルーが笑ってる
フェル クリス テオ トクさんにダイさん
ルイとヒューと俺
旅の商人の格好で アシエカを目指した
いろんなものを見た 朝日が昇るところも 夕日が沈むところも 海も見た
大きな草原も 森も街も見た 珍しい食べ物もたべた いろんな人も見た
「テオ ちょっと気分が悪い」
テオが少し遠く感じる 体がだるい
出発前に約束させられた 「
体調の変化は必ず正直に言う事 もし約束を破れば その場で引き返すからな」
家を出るときに ミアとアランにも
体調の変化は旦那様に言うんですよ 無理しないでね 無事に帰ってきてね 約束」
イブにも
「無理するなよ お前の口から話を聞きたいからな 一緒に行きたいけど こんな体じゃ無理だから
たのんだよ もう悲しい思いするの俺たちが最後にしよう 終わらしてくれ」
「悪い 止めてくれるか」 「ダイジロウ」
ヒューとトクさんがそのまま走り出す
テオが俺を馬から降ろしてくれる
ルイが荷物の中から 敷布を広げてくれて その上に寝かせてくれる
フェルとクリスが周りを守ってくれてる
ダイジロウさんが横に来て 「どんな感じ」と聞いてくれる
「頭が痛い 気持ちが悪い 体がだるい」
「よく言えました 吐きそう?」
「そこまではないよ」
ヒューが戻ってきた 少し先につぶれた町があった そこに移動しようとフェルが言った
戦いの跡が残る街 街を捨てたのか 襲われたのか
街の外れの森の中にテントを張る
「なぜ 街を使わない」刺客が言う
「あの子 具合悪いんだろ テントよりはマシじゃないのか」
「あの街は俺たちのものじゃないしなぁ 人の家に勝手に入ったらダメだろ」
「戦争で破壊された街だそ そんなの関係ないんじゃないのか」
「もう戦争は終わってる 知らない誰かがこれ以上この街を荒らすのは
この街に住んでいた人たちに失礼だ」
私にもっと力があればいいんだがな と言う
「お前は誰だ」
「俺か スパルガリズの王をさせてもらってる者だ 今は旅の商人だけどな」
「国王なのか」
「ああ」
「ちなみに あれは宰相であれは将軍 で大将に中将」
「国の要人ばっかじゃないか」
「俺たちは二度と あの子のような子供を作らせないために アシエカに向かってる
大人の勝手な考えで 何人の子供が犠牲になった ロクやイブは生きながら苦しんでいる
生きていることの罪悪感をもって 不自由な体で毎日生きているんだ 何回も痛い思いも苦しい思いもした
少しでも軽くしてやりたいと思うだろ 俺は思う」
「『強化人間』だぞ」
胸倉をつかむ
「関係ないな 強化人間でも普通の人でも ロクはロク」
飯出来ましたよと声が聞こえた パッと手を離した
「おー」「お前名前は」
「・・・・・・飛龍」
「飯を食おう なぁ 飛龍」
「様子はどうだ」フェルが聞く
「ちょっと疲れが出たかなぁ ちょっとここで休憩だな」とダイジロウが言う
「少し無理をさせたかな」とテオがため息をつく
「俺 大丈夫だよ」とロクが言うが
「ロクの体の方が大事 無理はダメだよ」と頭を撫ででクリスが言う
「そうそう」「そうだな」とみんなが口々に言う
夜 テントを出入りする音がする
テントの外に出てみると ロクが空を見ていた
「起きて大丈夫なのか」と声をかけた
「さすがだね」 人の気配しなかったんだけどなぁと笑っている
「いつもあんな感じなのか」
「何が? ああテオ達 そうだよ過保護だよね」空を見たまま答える
「ねぇ 飛龍も見てみなよ 星がいっぱいだよ」
ロクの横に腰を下ろす
「俺ね スパルガリズに来るまで 星なんて見たことなかった
空が青いのも 太陽があたたかいことも 知らなかった
みんなが教えてくれたんだ 俺やイブに」
「おまえさぁ 俺がお前狙ってたの覚えてる」こいつらの無防備さにため息が出る
「俺をアシエカに連れていくことが依頼でしょ」
「ちがうと言ったら」
「飛龍は俺を殺せない」真っすぐに俺を見る
「なぜ?」
「飛龍が俺と一緒 『強化人間』だから」
「ちがう 俺は」ズキッと頭に痛みが走る「俺は・・・俺は」頭の痛みが激しくなる
「飛龍しっかりして テオ ダイさん来て」ロクの焦った声が聞こえた
テオがテントにもどってくる
「飛龍大丈夫だった」
「ああ ダイジロウが付いてる・・・あいつの事いつ気が付いた」
「うーん 張り付かれたときからかなぁ」
ため息をつかれた
「お前は 本当に心配ばかりかける」手を取られ 寝台へに寝かされる
「それはお互い様だよね」と言うと テオが軽く口付けをしてくる
「ちょっとだけいいか」と手が俺を触れている
「ちょっとだけなら イヤかな」と言うと 俺をギュッと握って
「抱きつぶしたら みんなに怒られるから ちょっとだけ」と笑ってキスをくれた
「じゃあ 俺もちょっとだけ」とテオを握った
「あっ・・・ん・・テオ」
「ん・・ロク 気持ちいいか?」
「ん テオは・・・」
「ああ 気持ちいいよ」
お互いをお互いで包み込む
「やっ それ やだ うーーん」 テオが俺の先をカリっとする 下半身がズンとうずく
「テオ ほしい 入れて」「ダメだよ」「やっテオ お願い」
自分の指を自分に立てる でも上手くいかなくて もどかしい
「テオ 入れて」お願いする
テオが大きくなった 先走りが流れ落ちる
「ロク 耐えろよ」テオが一気に俺を突いた
「ああああああ」テオがぎりぎりのところまで抜いて また一気に突く
「あっ イクっ」と言うと テオが奥をついてきた
パン パンとお互いの体が当たる音がする
「やっ・・・テオ・・もう・・」「ああ 俺も」
テオが 俺の中に出してくれた
「あ~~~っ」と体から力が抜ける 抱きしめあい 呼吸を整える
「大丈夫か?」とテオの手が俺の頬を撫でてくれる
「うん」
「あとはするから 休んでいいぞ」
「う・・・ん」とそのまま目をつむってしまった
テオが「おやすみ」とキスをくれたことに気が付けなかった
お城の地下にある 牢屋の前に立つ
「お前の雇い主のところへ連れて行けよ」
国王が国を離れて よその国へ行くって
普通はしないんじゃないのかなと思う
「普通はしない でもあの人たちは普通じゃないからね」
とルーが笑ってる
フェル クリス テオ トクさんにダイさん
ルイとヒューと俺
旅の商人の格好で アシエカを目指した
いろんなものを見た 朝日が昇るところも 夕日が沈むところも 海も見た
大きな草原も 森も街も見た 珍しい食べ物もたべた いろんな人も見た
「テオ ちょっと気分が悪い」
テオが少し遠く感じる 体がだるい
出発前に約束させられた 「
体調の変化は必ず正直に言う事 もし約束を破れば その場で引き返すからな」
家を出るときに ミアとアランにも
体調の変化は旦那様に言うんですよ 無理しないでね 無事に帰ってきてね 約束」
イブにも
「無理するなよ お前の口から話を聞きたいからな 一緒に行きたいけど こんな体じゃ無理だから
たのんだよ もう悲しい思いするの俺たちが最後にしよう 終わらしてくれ」
「悪い 止めてくれるか」 「ダイジロウ」
ヒューとトクさんがそのまま走り出す
テオが俺を馬から降ろしてくれる
ルイが荷物の中から 敷布を広げてくれて その上に寝かせてくれる
フェルとクリスが周りを守ってくれてる
ダイジロウさんが横に来て 「どんな感じ」と聞いてくれる
「頭が痛い 気持ちが悪い 体がだるい」
「よく言えました 吐きそう?」
「そこまではないよ」
ヒューが戻ってきた 少し先につぶれた町があった そこに移動しようとフェルが言った
戦いの跡が残る街 街を捨てたのか 襲われたのか
街の外れの森の中にテントを張る
「なぜ 街を使わない」刺客が言う
「あの子 具合悪いんだろ テントよりはマシじゃないのか」
「あの街は俺たちのものじゃないしなぁ 人の家に勝手に入ったらダメだろ」
「戦争で破壊された街だそ そんなの関係ないんじゃないのか」
「もう戦争は終わってる 知らない誰かがこれ以上この街を荒らすのは
この街に住んでいた人たちに失礼だ」
私にもっと力があればいいんだがな と言う
「お前は誰だ」
「俺か スパルガリズの王をさせてもらってる者だ 今は旅の商人だけどな」
「国王なのか」
「ああ」
「ちなみに あれは宰相であれは将軍 で大将に中将」
「国の要人ばっかじゃないか」
「俺たちは二度と あの子のような子供を作らせないために アシエカに向かってる
大人の勝手な考えで 何人の子供が犠牲になった ロクやイブは生きながら苦しんでいる
生きていることの罪悪感をもって 不自由な体で毎日生きているんだ 何回も痛い思いも苦しい思いもした
少しでも軽くしてやりたいと思うだろ 俺は思う」
「『強化人間』だぞ」
胸倉をつかむ
「関係ないな 強化人間でも普通の人でも ロクはロク」
飯出来ましたよと声が聞こえた パッと手を離した
「おー」「お前名前は」
「・・・・・・飛龍」
「飯を食おう なぁ 飛龍」
「様子はどうだ」フェルが聞く
「ちょっと疲れが出たかなぁ ちょっとここで休憩だな」とダイジロウが言う
「少し無理をさせたかな」とテオがため息をつく
「俺 大丈夫だよ」とロクが言うが
「ロクの体の方が大事 無理はダメだよ」と頭を撫ででクリスが言う
「そうそう」「そうだな」とみんなが口々に言う
夜 テントを出入りする音がする
テントの外に出てみると ロクが空を見ていた
「起きて大丈夫なのか」と声をかけた
「さすがだね」 人の気配しなかったんだけどなぁと笑っている
「いつもあんな感じなのか」
「何が? ああテオ達 そうだよ過保護だよね」空を見たまま答える
「ねぇ 飛龍も見てみなよ 星がいっぱいだよ」
ロクの横に腰を下ろす
「俺ね スパルガリズに来るまで 星なんて見たことなかった
空が青いのも 太陽があたたかいことも 知らなかった
みんなが教えてくれたんだ 俺やイブに」
「おまえさぁ 俺がお前狙ってたの覚えてる」こいつらの無防備さにため息が出る
「俺をアシエカに連れていくことが依頼でしょ」
「ちがうと言ったら」
「飛龍は俺を殺せない」真っすぐに俺を見る
「なぜ?」
「飛龍が俺と一緒 『強化人間』だから」
「ちがう 俺は」ズキッと頭に痛みが走る「俺は・・・俺は」頭の痛みが激しくなる
「飛龍しっかりして テオ ダイさん来て」ロクの焦った声が聞こえた
テオがテントにもどってくる
「飛龍大丈夫だった」
「ああ ダイジロウが付いてる・・・あいつの事いつ気が付いた」
「うーん 張り付かれたときからかなぁ」
ため息をつかれた
「お前は 本当に心配ばかりかける」手を取られ 寝台へに寝かされる
「それはお互い様だよね」と言うと テオが軽く口付けをしてくる
「ちょっとだけいいか」と手が俺を触れている
「ちょっとだけなら イヤかな」と言うと 俺をギュッと握って
「抱きつぶしたら みんなに怒られるから ちょっとだけ」と笑ってキスをくれた
「じゃあ 俺もちょっとだけ」とテオを握った
「あっ・・・ん・・テオ」
「ん・・ロク 気持ちいいか?」
「ん テオは・・・」
「ああ 気持ちいいよ」
お互いをお互いで包み込む
「やっ それ やだ うーーん」 テオが俺の先をカリっとする 下半身がズンとうずく
「テオ ほしい 入れて」「ダメだよ」「やっテオ お願い」
自分の指を自分に立てる でも上手くいかなくて もどかしい
「テオ 入れて」お願いする
テオが大きくなった 先走りが流れ落ちる
「ロク 耐えろよ」テオが一気に俺を突いた
「ああああああ」テオがぎりぎりのところまで抜いて また一気に突く
「あっ イクっ」と言うと テオが奥をついてきた
パン パンとお互いの体が当たる音がする
「やっ・・・テオ・・もう・・」「ああ 俺も」
テオが 俺の中に出してくれた
「あ~~~っ」と体から力が抜ける 抱きしめあい 呼吸を整える
「大丈夫か?」とテオの手が俺の頬を撫でてくれる
「うん」
「あとはするから 休んでいいぞ」
「う・・・ん」とそのまま目をつむってしまった
テオが「おやすみ」とキスをくれたことに気が付けなかった
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