91 / 153
No.8 ふじのやま
File:1 日本
しおりを挟む
どうする?協会にコンタクトを取るか?いや事が起こってから既に二十分が経過している。応援は期待できねぇ。いやそもそも、目立つ予備動作無しで転移魔術を使ったんだ。転移先の座標指定は既に済んでいると考えるのが妥当。と来れば、協会の奴らが来ても役に立たねぇ。
そうじゃねぇだろ。問題はソフィアの安否だ。敵はファミリーの人間。アメリカに向かったなら、イギリスの協会は大っぴらに関与できねぇ。とは言え役に立たねぇ訳じゃねぇだろう。協会に連絡だけしておくか?何もしねぇよりマシだ。俺は携帯電話を取り出し、協会の魔術師に電話を掛ける。
『ジョセフさん?どうしたんですか?』
「余裕が無ぇから端的に言う。ソフィアが攫われた。敵は恐らくアメリカのギャング、『エンターファミリー』だ」
『えぇと……マジですか?』
「俺のジョークセンスを相当下に見てるんだな」
協会の魔術師は納得していない様子だったが、諸々の説明を済ませた頃には、多少真面目な声になっていた。安心……はできねぇが、俺自身も状況が整理できたようで、多少落ち着いた。
『……分かりました。ソフィアさんはこちらでも捜索しておきます』
「頼む」
『しかし、何故敵の情報をそこまで……』
「こっちも訳アリだ。詮索しないでくれると助かる」
『……分かりました。また連絡します』
次は俺の行動だよな……アメリカに向かっても無駄死にするだけだ。やっぱ一旦日本に向かうか。元からそれ以外の選択肢なんざ無ぇも同然だ。ソフィアが居ねぇのが悔やまれるが……やれる事をやれるだけやろう。
日本の空港に着くまでの間、俺は殆どの時間を興味も無ぇ映画鑑賞と読書に費やした。そちらへ意識を割いていたお陰で、無駄に心配して神経をすり減らす事も無かった。ようやく到着した日本は、既に日が傾いていた。
改めて時差って物の凄まじさを感じるな……俺はこの人生で、何度時差ボケに悩まされる事になるんだろうか。あぁそんな事をしてる場合じゃねぇ。日本の協会本部に向かわねぇと。確か前情報じゃ、東京スカイツリーとやらの近くに出入口が……
「動くな」
……デジャブか?二十四時間も経たない内にこんな体験を二度もするとか冗談じゃねぇ。ロンドンは夜だったから良かったが、こっちじゃまだ日が落ちてねぇ。これじゃ再生も使えねぇ。今は逆らわず……
ん?しかし待てよ?この気配はどこかで感じた事がある。だがファミリーの人間じゃねぇ。そして霊力……不味いな。ロンドンで見た女じゃねぇ。いつか『エヴァラックの盾』で見た、協会上層部の退魔師か。なら俺の顔は見られてねぇ筈。切り抜けられる。
「……穏やかじゃねぇなぁ。日本のバラエティーショーはこんなドッキリまで仕掛けんのか?」
「よく回る口ですわね。今直ぐ砕いてもよろしくて?」
背中に硬い物が押し当てられる。形状からして拳銃じゃねぇよな……まさかコレ、メリケンサックか何かか?近接戦闘が得意なタイプ。間違っても戦闘に発展させたくねぇ。
「残念ながらそんな事される謂れは無ぇもんで」
「どうやら、頭の方は空っぽなようですわね」
「日本の嫌味って奴か?今度教えてくれよ。名前を聞いても?」
「では先ず、日本の礼儀を教えて差し上げますわ。日本では相手に名前を聞く前に、先ず自分が名乗る物なのですよ『絵画泥棒』さん?」
バレてるのか?ファミリーからのタレコミか?ロンドンに来た刺客で俺を殺せなかったから、遂に決断したとか……あり得るが、だとしたら最悪だな。日本の協会で俺が知りてぇ情報が手に入る筈が、敵地に自分から突っ込んだ事になる。周囲に人が多いこの状況じゃ先ず逃げらんねぇし、戦力的にも逃げようが無ぇ。
だが、どうやらそういう事ではなかったようで、「脅かし過ぎだぞ幸子。一応、客だ」と日本語で言いながら、退魔師の男が前方から歩み寄って来た。日本人にしては優れた体格に派手な上着を来た、長身の男だ。退魔師の強さは分かり辛ぇが、喧嘩の話なら強い。挟まれたが……どういう事だ?殺気は感じねぇ。
しかしこの状況……詰んでるな。ここは大人しく従わねぇと、何があるか分からねぇ。
「あ~……魔術師の兄ちゃん。ちょっと顔貸してくれるか?」
「その前に、一つ」
「何ですの?妙な動きをしたら……」
「分かってる。何で俺が『絵画泥棒』だって知ってんだ?」
俺がそう言うと、前方に立っている男は驚いた表情をしながら、「あっさり認めるんだな」と呟いた。さっきの言葉じゃ、俺は一応オキャクサマって扱いなんだ。無碍にはできねぇだろうさ。
「答えてくれ」
「あ~……良いか?幸子」
「答える義理はありませんわね」
「って事だ。ま、そういう術式だと思ってくれ」
『術式』ねぇ。全く便利な言い訳だ羨ましい。しかし、後ろに立っている女……サチコだったか?によって俺が特定された事は掴めた。ファミリーからのタレコミが無ぇなら、まだ望みが潰えた訳じゃねぇ。
「……分かった。で、どこのテーマパークに連れて行ってくれるんだ?」
「神秘研究協会日本支部……本部だったか?まぁ良い。そこに行く」
「あぁそりゃ楽しそうだ……」
夜の間なら再生が効くが……日中に拷問されりゃ最悪だな。痛ぇのは変わんねぇが、それでも日中と夜中じゃ感じ方が違う。それを考えると……あ~クソ今からもう憂鬱だ。
「尋問しようとしている訳ではないので、安心してくださる?」
「背骨にメリケンサック押し当てながら言う事かよ」
「貴方に会いたいと、お姉様が言っていますので、五体満足で送り届けますわ」
「世界一素晴らしいSPデスコト……」
俺達三人は人混みを掻き分けるようにして、空港の中を進んで行く。この土地で何か変化が訪れる事を予感しているらしく、俺の胸は大きく鼓動を続けていた。
そうじゃねぇだろ。問題はソフィアの安否だ。敵はファミリーの人間。アメリカに向かったなら、イギリスの協会は大っぴらに関与できねぇ。とは言え役に立たねぇ訳じゃねぇだろう。協会に連絡だけしておくか?何もしねぇよりマシだ。俺は携帯電話を取り出し、協会の魔術師に電話を掛ける。
『ジョセフさん?どうしたんですか?』
「余裕が無ぇから端的に言う。ソフィアが攫われた。敵は恐らくアメリカのギャング、『エンターファミリー』だ」
『えぇと……マジですか?』
「俺のジョークセンスを相当下に見てるんだな」
協会の魔術師は納得していない様子だったが、諸々の説明を済ませた頃には、多少真面目な声になっていた。安心……はできねぇが、俺自身も状況が整理できたようで、多少落ち着いた。
『……分かりました。ソフィアさんはこちらでも捜索しておきます』
「頼む」
『しかし、何故敵の情報をそこまで……』
「こっちも訳アリだ。詮索しないでくれると助かる」
『……分かりました。また連絡します』
次は俺の行動だよな……アメリカに向かっても無駄死にするだけだ。やっぱ一旦日本に向かうか。元からそれ以外の選択肢なんざ無ぇも同然だ。ソフィアが居ねぇのが悔やまれるが……やれる事をやれるだけやろう。
日本の空港に着くまでの間、俺は殆どの時間を興味も無ぇ映画鑑賞と読書に費やした。そちらへ意識を割いていたお陰で、無駄に心配して神経をすり減らす事も無かった。ようやく到着した日本は、既に日が傾いていた。
改めて時差って物の凄まじさを感じるな……俺はこの人生で、何度時差ボケに悩まされる事になるんだろうか。あぁそんな事をしてる場合じゃねぇ。日本の協会本部に向かわねぇと。確か前情報じゃ、東京スカイツリーとやらの近くに出入口が……
「動くな」
……デジャブか?二十四時間も経たない内にこんな体験を二度もするとか冗談じゃねぇ。ロンドンは夜だったから良かったが、こっちじゃまだ日が落ちてねぇ。これじゃ再生も使えねぇ。今は逆らわず……
ん?しかし待てよ?この気配はどこかで感じた事がある。だがファミリーの人間じゃねぇ。そして霊力……不味いな。ロンドンで見た女じゃねぇ。いつか『エヴァラックの盾』で見た、協会上層部の退魔師か。なら俺の顔は見られてねぇ筈。切り抜けられる。
「……穏やかじゃねぇなぁ。日本のバラエティーショーはこんなドッキリまで仕掛けんのか?」
「よく回る口ですわね。今直ぐ砕いてもよろしくて?」
背中に硬い物が押し当てられる。形状からして拳銃じゃねぇよな……まさかコレ、メリケンサックか何かか?近接戦闘が得意なタイプ。間違っても戦闘に発展させたくねぇ。
「残念ながらそんな事される謂れは無ぇもんで」
「どうやら、頭の方は空っぽなようですわね」
「日本の嫌味って奴か?今度教えてくれよ。名前を聞いても?」
「では先ず、日本の礼儀を教えて差し上げますわ。日本では相手に名前を聞く前に、先ず自分が名乗る物なのですよ『絵画泥棒』さん?」
バレてるのか?ファミリーからのタレコミか?ロンドンに来た刺客で俺を殺せなかったから、遂に決断したとか……あり得るが、だとしたら最悪だな。日本の協会で俺が知りてぇ情報が手に入る筈が、敵地に自分から突っ込んだ事になる。周囲に人が多いこの状況じゃ先ず逃げらんねぇし、戦力的にも逃げようが無ぇ。
だが、どうやらそういう事ではなかったようで、「脅かし過ぎだぞ幸子。一応、客だ」と日本語で言いながら、退魔師の男が前方から歩み寄って来た。日本人にしては優れた体格に派手な上着を来た、長身の男だ。退魔師の強さは分かり辛ぇが、喧嘩の話なら強い。挟まれたが……どういう事だ?殺気は感じねぇ。
しかしこの状況……詰んでるな。ここは大人しく従わねぇと、何があるか分からねぇ。
「あ~……魔術師の兄ちゃん。ちょっと顔貸してくれるか?」
「その前に、一つ」
「何ですの?妙な動きをしたら……」
「分かってる。何で俺が『絵画泥棒』だって知ってんだ?」
俺がそう言うと、前方に立っている男は驚いた表情をしながら、「あっさり認めるんだな」と呟いた。さっきの言葉じゃ、俺は一応オキャクサマって扱いなんだ。無碍にはできねぇだろうさ。
「答えてくれ」
「あ~……良いか?幸子」
「答える義理はありませんわね」
「って事だ。ま、そういう術式だと思ってくれ」
『術式』ねぇ。全く便利な言い訳だ羨ましい。しかし、後ろに立っている女……サチコだったか?によって俺が特定された事は掴めた。ファミリーからのタレコミが無ぇなら、まだ望みが潰えた訳じゃねぇ。
「……分かった。で、どこのテーマパークに連れて行ってくれるんだ?」
「神秘研究協会日本支部……本部だったか?まぁ良い。そこに行く」
「あぁそりゃ楽しそうだ……」
夜の間なら再生が効くが……日中に拷問されりゃ最悪だな。痛ぇのは変わんねぇが、それでも日中と夜中じゃ感じ方が違う。それを考えると……あ~クソ今からもう憂鬱だ。
「尋問しようとしている訳ではないので、安心してくださる?」
「背骨にメリケンサック押し当てながら言う事かよ」
「貴方に会いたいと、お姉様が言っていますので、五体満足で送り届けますわ」
「世界一素晴らしいSPデスコト……」
俺達三人は人混みを掻き分けるようにして、空港の中を進んで行く。この土地で何か変化が訪れる事を予感しているらしく、俺の胸は大きく鼓動を続けていた。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
後宮の胡蝶 ~皇帝陛下の秘密の妃~
菱沼あゆ
キャラ文芸
突然の譲位により、若き皇帝となった苑楊は封印されているはずの宮殿で女官らしき娘、洋蘭と出会う。
洋蘭はこの宮殿の牢に住む老人の世話をしているのだと言う。
天女のごとき外見と豊富な知識を持つ洋蘭に心惹かれはじめる苑楊だったが。
洋蘭はまったく思い通りにならないうえに、なにかが怪しい女だった――。
中華後宮ラブコメディ。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
月華後宮伝
織部ソマリ
キャラ文芸
★10/30よりコミカライズが始まりました!どうぞよろしくお願いします!
◆神託により後宮に入ることになった『跳ねっ返りの薬草姫』と呼ばれている凛花。冷徹で女嫌いとの噂がある皇帝・紫曄の妃となるのは気が進まないが、ある目的のために月華宮へ行くと心に決めていた。凛花の秘めた目的とは、皇帝の寵を得ることではなく『虎に変化してしまう』という特殊すぎる体質の秘密を解き明かすこと! だが後宮入り早々、凛花は紫曄に秘密を知られてしまう。しかし同じく秘密を抱えている紫曄は、凛花に「抱き枕になれ」と予想外なことを言い出して――?
◆第14回恋愛小説大賞【中華後宮ラブ賞】受賞。ありがとうございます!
◆旧題:月華宮の虎猫の妃は眠れぬ皇帝の膝の上 ~不本意ながらモフモフ抱き枕を拝命いたします~
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
男女比1:15の貞操逆転世界で高校生活(婚活)
大寒波
恋愛
日本で生活していた前世の記憶を持つ主人公、七瀬達也が日本によく似た貞操逆転世界に転生し、高校生活を楽しみながら婚活を頑張るお話。
この世界の法律では、男性は二十歳までに5人と結婚をしなければならない。(高校卒業時点は3人)
そんな法律があるなら、もういっそのこと高校在学中に5人と結婚しよう!となるのが今作の主人公である達也だ!
この世界の経済は基本的に女性のみで回っており、男性に求められることといえば子種、遺伝子だ。
前世の影響かはわからないが、日本屈指のHENTAIである達也は運よく遺伝子も最高ランクになった。
顔もイケメン!遺伝子も優秀!貴重な男!…と、驕らずに自分と関わった女性には少しでも幸せな気持ちを分かち合えるように努力しようと決意する。
どうせなら、WIN-WINの関係でありたいよね!
そうして、別居婚が主流なこの世界では珍しいみんなと同居することを、いや。ハーレムを目標に個性豊かなヒロイン達と織り成す学園ラブコメディがいま始まる!
主人公の通う学校では、少し貞操逆転の要素薄いかもです。男女比に寄っています。
外はその限りではありません。
カクヨムでも投稿しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる