自称異世界最強浪人のチーター達と万屋始めました

チーター達と魔女達はお風呂に入りたい様です

皆んなで一緒に

 ボケ飛ばした創也をひとしきり叱った後、俺は造也の所へ向かっていた。
 そう言えば創也が皆んなでバスタイムとか言っていたが一体どう言う事なんだろう？と考えたさていると。
「ふわぁぁ！」
 普段ならこんな声を出さないはずの人の声を聞いた。
「何やってんすかシルヴィさん。」
「ねぇ！見てよ！ここ！こんな仕組みの装置見た事ないよ！」
 そこには、造也と一緒に装置をいじっているシルヴィがいた。
「おい、あんまいじるんじゃねえぞ？ここいらぶっ飛ぶぞ？」
 と物騒な事を言う造也。
「いやそんなもんここに置くなよ。」
「は？冗談ですか何か！？」


…………………マジでぶっ飛べば良いと思う。


 そう思いながら創也がさっき行った事を言うと、
「は？何考えてんだあいつ？」
「えぇ～、男の人とお風呂～～？ま、まぁ？そんなに僕とお風呂入りたいのかな～あの人は。もう～。」

 あんたもまんざらじゃない様なリアクションをするな。まだ、造也の方がまともだぞ。
 と思っていると、まだヨウコ姐とセ姐とノエルと法也がまだだったことに気づき、一旦別れることにした俺は4人を探していると、


…………………。
「なにしてんの？」
「あぁ～、そこそこ～。」
「貴様なかなか上手いの。」
 
 そこには、法也と料也と何故か創也にマッサージされているヨウコ姐、セ姐、そしてノエルを見つけた。
「はあぁ、何してるって、ふうぅ。マッサージじゃなあぁい。」
と、いつもより物憂げ感アップのセ姐は、そう言った。
「うぅーん！最近謎の肩こりに襲われてたから楽になってよかったよ！ありがと！創也！」
「うむ。苦しゅうない苦しゅうない。」
 と、馬鹿げた事をしていた創也に、
「結局、何がしたいのお前は！」
 とまた怒鳴り、叱る事約30分、


「さて、俺が一番おひろめしたかったのがこれ！」
創也が、バァン！
 と、ドアを開けるとそこには…………。
「ふわぁぁ！大っきいお風呂だぁ！」

 豪華な風呂場ができていた。
 さっきからシルヴィのテンションが高い。
 確かに貴族の屋敷の風呂はこんなのだった。
 むしろこっちの方がデカイ。
 そして創也が、
「よし！みんなで入るか！」
と言った。すると皆んなは、
「そうだね！早く入ろう！ほら！早く男は男風呂に入って行くの！」
 と急かす様に言ってきた。

 そして、何かしらやらかすことに定評の創也が、ここで爆弾発言をした。

「は？風呂は一つしかねぇんだからみんなで入んに決まってんだろ？」
 と言った。

 そして、場の空気が凍った。