自称異世界最強浪人のチーター達と万屋始めました

マシュウ

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チーター達は有給休暇を取るようです

ある日の事

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 さて、そんな感じで既に三日は経とうとしていいて、今日は仕事は休みで二階の屋敷部屋の広間でくつろいでいた。
 すると、一階のインターホンが鳴り出てみると、

「どうも」

 バタン

「ちょっと!何で閉めるんですか!毎度のことながら私の扱いどうなんですか!?」

「うっせー!お前が毎度来るたび俺は散々な目にあったんだよジジイ!」

 いつも迷惑な話を持ってくる王城からの使いの、いつものジジイだった。

「それは私には関係無いじゃないですか!そもそもおたくの自称なんたらさん達が招いてる事じゃないですか?」

「このジジイ、言うようになりやがった!」

 と、そんなバカなやり取りをしながらも俺はお茶を出した。

「で?今回の要件は?」

 ジジイは茶を一口啜るとそれを置いて、

「この頃、王都付近で魔王軍幹部の目撃情報があったので」

「断る」

 俺は話を遮るように言った。

「話を最後まで聞いてください!」

「あー!何も聞こえないー!」

 俺は耳を塞いで聞こえないようにしていた。
 
 どうせロクな事になりゃしないんだ!
 もう俺には今週の予定は出来ているのだ!

 まあ、殆どは喫茶店の営業だが、その他の時間はメネヴィアとのデートにするって………。

「メネヴィアさんなら、フィアリアさんと一緒に既に王都からの名により出発しましたよ?」

「いつ!?」

 俺はダンッ!とテーブルを叩いて立ち上がった。

「……お話最後まで聞いていただけますかね?」

「………」












 









 俺このジジイ嫌いだ!



















 「………と言うわけで来て頂いたお手伝いさん達には悪いんだけど、しばらく店の留守番頼みます」

『お任せください!』

 俺はジジイを帰らした後、店が終わって現在万屋会議を開いていた。

 創也曰く、

「まあ、最近万屋よりも雇兵やってたり、喫茶店やってたりするからもう何が何だか……」

 と、正しくその通りなのだが………。

 話が逸れたが、結局その依頼を受けるのは、俺、エルナ、ヨウ姐、セ姐、と元々ここに住み込んで働いていた奴らとなった。
 
 何より、元魔王軍幹部のエルナが居るから危険な特徴などこちらには分かるわけでよくよく考えるとそんなに危険な仕事じゃ無い、と思いこの仕事を受ける事に。

 ま、まあ、それよりもメネヴィアが心配だなんて事じゃねえし?
 
『ツンデレおつ』

 ……………。

 一斉に言われたその言葉に俺は冷や汗をかきながら、今回の依頼、魔王軍幹部の一人が最近活発化して居ると言う事で偵察、可能なら撃退の準備をする事にした。

 しかし何故だろうか?

 今回もロクでもないことになりそうな予感がする…。

『それがご都合主義だ!』

「!?」

 何処からか創也の声が聞こえて来た様な気がした。

「……遂に俺の頭もアイツに毒されたか……」

 そうやって俺は一人、頭を抱え呻くのだった。
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