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133 学園編 災厄の魔女の手
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ダンジョンからの帰り道、オレは屋敷にいるエメラさんと連絡を取る。
子機の分体を通じて事情を説明してもらう。
つい先日のことだ。
街の視察を行っていたアンケル。
新設された学校を見学し、商業ギルドの会合に参加した後。
周囲は警備の兵らが守っていたし、特に怪しい者の姿もなかった。
ギルドの一室にて休憩中、エメラさんがお茶を淹れるために席を外した。そのほんの僅かな間に、彼は急に倒れたのだという。苦悶の表情を浮かべてうずくまるアンケルの姿に、場は騒然となる。それを制したのは騒ぎに気付いて戻ったエメラさんであった。
彼女は休憩室内に足を踏み入れた瞬間に、微かな違和感を感じたという。
オカシイ……自分が出たときと、何かが違っている。
素早く視線を動かし、神経を研ぎ澄まして、その原因を探る。
そして違和感の正体を見つけた。
親指の先ほどの小さな虫。それが天井付近の壁に張り付いている。
さっきまではあんな虫はいなかった。
元S級冒険者である彼女は、いかなる些事であろうとも「あるわけがない」などと軽視したりしない。それこそが冒険者の命運を分けるのだから。
近くにあった空のグラスにて、すかさず虫を捕獲し、大至急調べるようにと命じる。
捕まえられた虫は、そのまま屋敷の敷地内にある研究所に届けられた。
アンケルは駆けつけた医師から応急処置だけを受け、すぐさま屋敷へと馬車で運ばれる。
症状は芳しくない。呼吸は浅く冷や汗は止まらない。意識こそはあるものの、じきに満足に言葉を発することも苦しくなる。高温にうなされ全身に発疹も出ている。
家人らが懸命に処置を施すも、時間の経過とともに、むしろドンドンと容態が悪くなっていく。
そこに虫を調べていた者から報告が入る。
結果は最悪であった。
虫自体はとりたてて珍しいものではない。ただし通常ならば無いはずの、未知の毒が体内より検出されたという。急いで成分を調べてはいるが、まだまだ時間がかかる。しかもそこから解毒剤を作るとなると、更に時間が……。
とても間に合わない。そう判断したエメラさんは、以前にオレが渡していたポーションを、主人に与えることにした。邸内外において自分が知る最大の効果を持つ、この薬に賭けたのである。
そして彼女は辛うじて賭けに勝った。
アンケルは小康状態に落ち着いている。しかし容態は少しも快方には向かっておらず、ジリジリと体力が奪われ、このままではいずれ……、という話であった。
「最悪の事態もあるかもしれません。覚悟しておいて下さい」
いつになく悲痛な様子の彼女に、オレはかける言葉もない。
きっと責任感の強いエメラさんのことだ。主の側を離れた自分を責めているのだろう。
現在、屋敷は騎士団の者たちによって、厳戒態勢が敷かれている。
アンケルの看病はメイド隊が受け持ち、執事長のクリプトさんは黒服隊を率いて、件の毒虫の出所を洗っている。偶然というにはあまりにも無理がある状況に、クリプトさんは暗殺を疑っている。テイマーの中には虫系統に特化した能力を持つ者もいるらしくて、そちらの線から捜査に着手している。それほど遠隔操作が出来るわけではないので、犯人は近くに潜んでいると彼は睨んだようだ。
街の門は事件が起こった直後に封鎖されており、誰も出入りが出来ない。情報も戒厳令にて押さえてある。黒服たちの能力を考えれば、じきに犯人が炙り出されることであろう。
潜る時は三日以上もかかったダンジョンを、半日ほどで駆け上がる。
経路はしっかりと把握してあるので、道に迷うことはない。
真っ直ぐに地上へと向かってホバークラフト形態で爆走。
緊急事態につき、人目なんて気にしちゃいられない。
そうして急いで戻ったところで、帰宅の準備をしていたクロアたちと合流。
分体のそっくりさんと入れ替わって、オレたちは帰宅の途につく。
気丈なクロアは連絡を受けてからずっと、険しい顔をして無言のまま。
でも固く握りしめられた手が微かに震えている。
付き添っているメーサが、彼女の肩を抱きよせながら「きっと大丈夫だから」と励ましてくれている。
ルーシーさんも沈痛な面持ちで、じっと控えている。
《エリクサーを手に入れた途端にコレか……、天の采配なのかもしれんな》
あまりにも符号が揃い過ぎている。
重苦しい空気に支配された馬車の中で、オレはそう思わずにはいられなかった。
王都から領都へと向かうゲートには、事前に連絡を入れていたおかげで、素通りで利用できた。
わき目も振らずに戻った屋敷は、暗鬱としており物々しい雰囲気に包まれている。
警備に立っている兵らの顔つきも厳しく、家人らはみな緊張した面持ちにてピリピリとしていた。
そんな中に戻ったクロアらは、すぐにアンケルの寝室へと向かう。
ベッドの上に横たわる爺は、いつもよりも随分と萎んで見えた。
枕元に駆け寄る孫娘に祖父が見せた笑顔は弱々しく、その命の最期を予感させる。
「ワシにもしものことがあったら……、アロを頼りなさい」
ようやくにして絞り出したのは、遺言にも等しい言葉。
これには今まで気丈に振舞っていたクロアも、顔をくしゃくしゃにして、堪えていた涙が溢れ出てしまう。
ほんのわずかなやり取りでさえも疲れたのであろう。アンケルが瞼を閉じる。
それを見届けたエメラさんが、泣き崩れそうになるクロアを支えながら寝室を出て行った。
メーサやルーシーさんも二人の後に続く。
その場に残ったオレは、彼女たちの気配が遠ざかるのを待ってから、爺に話しかけた。
《……生きたいか?》
答えがわかりきっている質問に、アンケル爺の瞼がゆっくりと持ち上がる。
瞳に宿った光は、まだ失われてはいない。
《もう一度聞くぞ。生きたいか? アンケル・ランドクレーズ》
彼の瞼がオレの言葉に反応して動く。
《今からある秘薬を投与する。これで爺はきっと助かる。ただし期限つきだがな》
十五年という限られた時間しか用意できない。確実に訪れる死の恐怖と、いずれ向き合うことになる。それでも良いのかと、更に念を押す。
しかしアンケルの意志は変わらなかった。
「ありがたい……それだけあれば……、充分じゃ」
爺は覚悟を決めた。だからオレも覚悟を決める。
アイテム収納からエリクサーが入った赤い小瓶を取り出すと、蓋を開け、寝ているアンケルの口へ液体を流し込んだ。
一滴たりとも無駄にしないように、気力でコレを飲み干す爺。
なんとか飲み終えた途端に、悶えだす老体。
「ぐぬぬぬっ、体が、体が熱い」
胸元を掻きむしりながら、寝台の上で暴れるアンケル。
オレは彼が自分の体を傷つけないように、触手を何本も伸ばして抑え込む。
そんなところに戻ってきたエメラさん。
驚く彼女に簡単に事情を説明して手伝ってもらう。
舌を噛まないように口に布を噛ませ。額の汗を拭いたり、水を飲ませたりしながら、アンケルの状態が落ちつくまでに三時間ほど要す。
グッタリとして眠るアンケル。
寝息は安定しており、寝顔も安らかなモノになっている。
どうやら容態は落ち着いたようだ。
《とりあえずこれで大丈夫だとは思うが、しばらくは様子見だな》
「……そうですね。本当によかった。早くクロアさまにも報せてあげないと」
ずっとベッド脇にて懸命に看病していたエメラさん。
立ち上がろうとするも、その体がふらりと揺れた。事が起こってから、ずっと不眠不休で付き添っていた疲れが出たのだ。
慌てて触手を伸ばし、彼女の体を支える。
「すみません。ほっとしたら少し気が抜けてしまいました」
《いいからいいから。クロアはオレが呼んでくる。エメラさんは少し休んでいてくれ》
室内に備え付けられたソファーに彼女の体をそっと横たえる。
限界に達したのか、エメラさんは寝息を立て始めた。
おそらくずっと気を張って頑張っていたのだろう。たぶん満足に食事も摂っていないに違いあるまい。後でアンケル爺の分と合わせて、何か消化にいい食べ物を料理長に用意してもらうとしよう。
オレは寝室の扉を静かに開閉し、クロアたちのもとへと向かった。
子機の分体を通じて事情を説明してもらう。
つい先日のことだ。
街の視察を行っていたアンケル。
新設された学校を見学し、商業ギルドの会合に参加した後。
周囲は警備の兵らが守っていたし、特に怪しい者の姿もなかった。
ギルドの一室にて休憩中、エメラさんがお茶を淹れるために席を外した。そのほんの僅かな間に、彼は急に倒れたのだという。苦悶の表情を浮かべてうずくまるアンケルの姿に、場は騒然となる。それを制したのは騒ぎに気付いて戻ったエメラさんであった。
彼女は休憩室内に足を踏み入れた瞬間に、微かな違和感を感じたという。
オカシイ……自分が出たときと、何かが違っている。
素早く視線を動かし、神経を研ぎ澄まして、その原因を探る。
そして違和感の正体を見つけた。
親指の先ほどの小さな虫。それが天井付近の壁に張り付いている。
さっきまではあんな虫はいなかった。
元S級冒険者である彼女は、いかなる些事であろうとも「あるわけがない」などと軽視したりしない。それこそが冒険者の命運を分けるのだから。
近くにあった空のグラスにて、すかさず虫を捕獲し、大至急調べるようにと命じる。
捕まえられた虫は、そのまま屋敷の敷地内にある研究所に届けられた。
アンケルは駆けつけた医師から応急処置だけを受け、すぐさま屋敷へと馬車で運ばれる。
症状は芳しくない。呼吸は浅く冷や汗は止まらない。意識こそはあるものの、じきに満足に言葉を発することも苦しくなる。高温にうなされ全身に発疹も出ている。
家人らが懸命に処置を施すも、時間の経過とともに、むしろドンドンと容態が悪くなっていく。
そこに虫を調べていた者から報告が入る。
結果は最悪であった。
虫自体はとりたてて珍しいものではない。ただし通常ならば無いはずの、未知の毒が体内より検出されたという。急いで成分を調べてはいるが、まだまだ時間がかかる。しかもそこから解毒剤を作るとなると、更に時間が……。
とても間に合わない。そう判断したエメラさんは、以前にオレが渡していたポーションを、主人に与えることにした。邸内外において自分が知る最大の効果を持つ、この薬に賭けたのである。
そして彼女は辛うじて賭けに勝った。
アンケルは小康状態に落ち着いている。しかし容態は少しも快方には向かっておらず、ジリジリと体力が奪われ、このままではいずれ……、という話であった。
「最悪の事態もあるかもしれません。覚悟しておいて下さい」
いつになく悲痛な様子の彼女に、オレはかける言葉もない。
きっと責任感の強いエメラさんのことだ。主の側を離れた自分を責めているのだろう。
現在、屋敷は騎士団の者たちによって、厳戒態勢が敷かれている。
アンケルの看病はメイド隊が受け持ち、執事長のクリプトさんは黒服隊を率いて、件の毒虫の出所を洗っている。偶然というにはあまりにも無理がある状況に、クリプトさんは暗殺を疑っている。テイマーの中には虫系統に特化した能力を持つ者もいるらしくて、そちらの線から捜査に着手している。それほど遠隔操作が出来るわけではないので、犯人は近くに潜んでいると彼は睨んだようだ。
街の門は事件が起こった直後に封鎖されており、誰も出入りが出来ない。情報も戒厳令にて押さえてある。黒服たちの能力を考えれば、じきに犯人が炙り出されることであろう。
潜る時は三日以上もかかったダンジョンを、半日ほどで駆け上がる。
経路はしっかりと把握してあるので、道に迷うことはない。
真っ直ぐに地上へと向かってホバークラフト形態で爆走。
緊急事態につき、人目なんて気にしちゃいられない。
そうして急いで戻ったところで、帰宅の準備をしていたクロアたちと合流。
分体のそっくりさんと入れ替わって、オレたちは帰宅の途につく。
気丈なクロアは連絡を受けてからずっと、険しい顔をして無言のまま。
でも固く握りしめられた手が微かに震えている。
付き添っているメーサが、彼女の肩を抱きよせながら「きっと大丈夫だから」と励ましてくれている。
ルーシーさんも沈痛な面持ちで、じっと控えている。
《エリクサーを手に入れた途端にコレか……、天の采配なのかもしれんな》
あまりにも符号が揃い過ぎている。
重苦しい空気に支配された馬車の中で、オレはそう思わずにはいられなかった。
王都から領都へと向かうゲートには、事前に連絡を入れていたおかげで、素通りで利用できた。
わき目も振らずに戻った屋敷は、暗鬱としており物々しい雰囲気に包まれている。
警備に立っている兵らの顔つきも厳しく、家人らはみな緊張した面持ちにてピリピリとしていた。
そんな中に戻ったクロアらは、すぐにアンケルの寝室へと向かう。
ベッドの上に横たわる爺は、いつもよりも随分と萎んで見えた。
枕元に駆け寄る孫娘に祖父が見せた笑顔は弱々しく、その命の最期を予感させる。
「ワシにもしものことがあったら……、アロを頼りなさい」
ようやくにして絞り出したのは、遺言にも等しい言葉。
これには今まで気丈に振舞っていたクロアも、顔をくしゃくしゃにして、堪えていた涙が溢れ出てしまう。
ほんのわずかなやり取りでさえも疲れたのであろう。アンケルが瞼を閉じる。
それを見届けたエメラさんが、泣き崩れそうになるクロアを支えながら寝室を出て行った。
メーサやルーシーさんも二人の後に続く。
その場に残ったオレは、彼女たちの気配が遠ざかるのを待ってから、爺に話しかけた。
《……生きたいか?》
答えがわかりきっている質問に、アンケル爺の瞼がゆっくりと持ち上がる。
瞳に宿った光は、まだ失われてはいない。
《もう一度聞くぞ。生きたいか? アンケル・ランドクレーズ》
彼の瞼がオレの言葉に反応して動く。
《今からある秘薬を投与する。これで爺はきっと助かる。ただし期限つきだがな》
十五年という限られた時間しか用意できない。確実に訪れる死の恐怖と、いずれ向き合うことになる。それでも良いのかと、更に念を押す。
しかしアンケルの意志は変わらなかった。
「ありがたい……それだけあれば……、充分じゃ」
爺は覚悟を決めた。だからオレも覚悟を決める。
アイテム収納からエリクサーが入った赤い小瓶を取り出すと、蓋を開け、寝ているアンケルの口へ液体を流し込んだ。
一滴たりとも無駄にしないように、気力でコレを飲み干す爺。
なんとか飲み終えた途端に、悶えだす老体。
「ぐぬぬぬっ、体が、体が熱い」
胸元を掻きむしりながら、寝台の上で暴れるアンケル。
オレは彼が自分の体を傷つけないように、触手を何本も伸ばして抑え込む。
そんなところに戻ってきたエメラさん。
驚く彼女に簡単に事情を説明して手伝ってもらう。
舌を噛まないように口に布を噛ませ。額の汗を拭いたり、水を飲ませたりしながら、アンケルの状態が落ちつくまでに三時間ほど要す。
グッタリとして眠るアンケル。
寝息は安定しており、寝顔も安らかなモノになっている。
どうやら容態は落ち着いたようだ。
《とりあえずこれで大丈夫だとは思うが、しばらくは様子見だな》
「……そうですね。本当によかった。早くクロアさまにも報せてあげないと」
ずっとベッド脇にて懸命に看病していたエメラさん。
立ち上がろうとするも、その体がふらりと揺れた。事が起こってから、ずっと不眠不休で付き添っていた疲れが出たのだ。
慌てて触手を伸ばし、彼女の体を支える。
「すみません。ほっとしたら少し気が抜けてしまいました」
《いいからいいから。クロアはオレが呼んでくる。エメラさんは少し休んでいてくれ》
室内に備え付けられたソファーに彼女の体をそっと横たえる。
限界に達したのか、エメラさんは寝息を立て始めた。
おそらくずっと気を張って頑張っていたのだろう。たぶん満足に食事も摂っていないに違いあるまい。後でアンケル爺の分と合わせて、何か消化にいい食べ物を料理長に用意してもらうとしよう。
オレは寝室の扉を静かに開閉し、クロアたちのもとへと向かった。
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