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001 立て看板にトウキック
しおりを挟むげしっ! げしっ! げしっ!
立て看板にトウキック。
蹴るたびに制服のスカートの裾がひらり。
チラチラするのは下に履いている黒のショートスパッツ。頭のポニーテールも神社の鈴緒を揺らすときのように、ぐにゃりぐにゃりと暴れている。
それは高校からの帰り道でのことであった。
商店街にある自宅兼精肉店へと向かう道すがら。タコ公園を抜けて近道をしようとしたところで、この看板が目に入る。
とたんに――
ムカッ!
つかつかと看板に近づき、野火真姫は衝動のままに足を繰り出さずにはいられなかった。
さりとてストレス発散や腹立ちまぎれの八つ当たりとかではない。
これは純然たる怒りだ。
それも抑えようのない義憤ゆえの行動である。
『ただいまクマの着ぐるみ警報、発令中!』
クマの警報ではない。
クマの着ぐるみ警報だ。
縦長のスチール製の安っぽい看板、黄色の地に下手くそ……もとい個性的なクマのイラストと赤文字にて、デカデカと注意書きが記されてある。
設置したのは地元の警察署だ。
はて、クマの着ぐるみとはなんぞやもし?
という諸兄方のために説明しておこう。
クマの着ぐるみとは、近頃この界隈を騒がせている変態さんである。
夜な夜な出没しては、背後から帰宅途中の婦女子へと忍び寄り「ガオーッ!」
飛びかかっては、問答無用で履物の片っぽだけを奪っていくというから恐ろしい。ガクブル。
被害に遭った女性たちの数は、すでに十を超えている。
彼女たちはみな口を揃えて「クツを片方だけ残されてどうしろと!? ひょこひょこ歩きにくいったらありゃしない!」と憤懣やるかたなし。
しかもこのクマの着ぐるみときたら、やたらと守備範囲が広くて、下は塾帰りの小学生から、上は人妻やら老嬢まで節操なしときたもんだ。
そのくせ狙うお宝の好みにはうるさくて、まずサンダルや草履系には見向きもしない。あとピカピカ過ぎてもダメらしく、適度に使い古した汗と匂いが染みついた品を好むという。
でもこれがまた新たな火種となるからやっかいだ。
ほら、ちょっと想像してみて欲しい。
いきなり靴やらハイヒールの片方を奪われて、クンクンされた挙句に「なんだかちがう。これじゃない」とばかりにポイっとされた日にゃあ、もう……
踏んだり蹴ったりにて、とんだ赤っ恥。
屈辱以外の何物でもなかろう。
実害だけじゃなく心にトラウマまでをも刻み込む憎い奴。
それがクマの着ぐるみなのだ。
そんな変態さんへの注意をうながすための立て看板。
けれども効果のほどはさっぱり期待できないだろう。
これで問題が解決したという話をとんと聞いたことがない。
でもって地域住民たちからの「迷惑だからとっとと捕まえてブタ箱にぶち込んでくれ!」との要請を受けてようやく重い腰をあげた警察だが、やったのがコレ。
おさだまりのパトロールの強化宣言と立て看板の設置なのだから、住人としてはもう腹立たしいやら、情けないやらで……
「ったくふざけやがって。こんなもん、クソの役にも立ちやしないってのに」
警告? 啓発? ちゃんちゃらおかしい。
こんなものを公園内に設置すれば、死角がひとつ増えるだけだ。
不審者が身を隠すのにもってこい。逆に犯行を助長しかねない。
あと確実に景観をそこない、地域の評判を下げるのにひと役買っている。
もしかしたら近隣の不動産価格の査定にも、ちょびっと影響しちゃているかも。
真姫はぷりぷり怒っている。
すると「まったくもってそのとおーり」
賛同しいっしょになって、げしりっ!
看板を蹴っ飛ばしたのは天然パーマな鳥の巣頭の乙女である。
真姫の幼馴染みで同級生その一、稲生紫電だ。
紫電は商店街にある電器屋の娘で、趣味は怪しい発明と魔改造である。
「ねえ知ってる? それならせめて地元の看板屋に注文すればいいものを……よりにもよって県外の店に注文したらしいわよ」
しかも発注先は署長とはゴルフ仲間にて、昵懇の間柄らしい。
がっつり癒着にて、そうと知ると余計に腹が立つというもの。
「……ムダ、あいつらはアテにならない」
ふたりの陰にてぼそっとつぶやいたのは、真姫の幼馴染みで同級生その二、日影陽子である。
オカッパ頭の小柄な乙女もガンッ、看板を蹴飛ばす。
陽子は商店街にある古本屋の娘で、本好きが高じてすでに立派な活字ジャンキーになっている。
真姫、紫電、陽子、三人ともに親が春日丘商店街で店舗を営んでおり、各々が自分の家の店の看板娘を自称している。異論は認めない。
ゆえに愛すべき我らの商店街の現状をとても憂いていた。
なぜならクマの着ぐるみ騒動の影響が、商店街にもジワジワと波及しつつあったからだ。
変態の暴挙と商店街の景気。
一見するとまったく関係がないようでいて、じつはがっつり連動している。
ざっくり解説すると……
夜の巷に着ぐるみ姿の変態が出没しては、ウロウロしている。
そのせいで夕方になると、女性たちは気もそぞろとなり、「いけない、早くおうちに帰らなくちゃ」
こぞって、そそくさと家路を急ぐ。
塾や学校、仕事帰りの女性たちも寄り道なんてせずに、真っ直ぐ家に帰る。用心が悪いのでイヤホンで音楽を聞きながらとか、歩きスマホなんてもってのほかだ。
これによりみんなスタスタスタタ……
足早やに商店街を素通りしていく。
夕方から宵闇にかけての時間帯は、商店街にとってかき入れ時である。
それが閑散となってしまっては儲けもさっぱりだ。
当然ながら小料理屋やスナックなどの夜間営業がメインの飲食店も、客足が遠のいて商売あがったり。
え? クマ公に狙われるのは女性ばかりだから、男性客は関係ないのではですって――
ノンノン、そんなことはない。
先ほども述べたように、世の中のすべては繋がっているのだ。
家では女房や娘がむっつり不機嫌な顔をしているのに、旦那だけがフラフラ寄り道をしたり、飲み歩いたりすれば大顰蹙にて。
ただでさえ低い家庭内ヒエラルキー、それがマイナスに限界突破しかねない。
ペットのワンちゃんどころか、夏祭りでゲットした金魚以下の扱いに……なんてことも、なきにしもあらず。
そんな悲劇を回避するには、すごすごと帰るしかない。
よって夜の街から男性たちの姿も消えてしまったのである。
そして夜のお店の売上が下がると、当然ながら仕入れも減る。
そうなれば取引先への注文も渋くなり、財布の紐も固くなり、昼のお店の売上をも下がるのだ。
こんな厭な流れがぐるぐるぐる……
渦を巻いては負のスパイラルに突入!
古き良き春日丘商店街は持ちつ持たれつ。互いに支え合って生きている。
ゆえに片方が傾くと、もう片方もたちまち傾き、ドミノ倒しのごとくパタパタと。
商店街全体の景気が悪くなるということは、三人娘の家業も傾くことを意味していた。
すでに食卓からオカズが一品減ったり、やたらと売れ残りばかり並んだり、お風呂のお湯の入れ替えが二日おきから三日おきになったり、こまめに家電のコンセントを抜いたり照明を消したりといった、涙ぐましい努力が始まっているのだ。
この分ではじきに家業の手伝いによるバイト代までもが削られかねない。
女子高生は何かと物入り、三人娘にとっては死活問題である。
にもかかわらず、なんたる無理解、危機感の欠如であろうか。
役所や警察はそのへんのことがちっともわかっていない。
三人娘は若者に優しくない、搾取ばかりの社会について文句たらたら、ぼやきながら看板を蹴り続けている。
そうしたら聞こえてきたが、ピピピピピ―ッという警笛の音。
ギコギコとチャリンコを漕いで向かってくるのは、軽薄そうな面構えの若い制服警官だ。
「こらっ、おまえたちやめろ! 設置したばかりなのに、ボコボコにしてんじゃねえよ!」
目くじらを立てるのは、町内の交番に勤務している山田恭平である。
歳は24、独身、平巡査、現在彼女募集中。
いや、ちょっと見栄を張った。
年齢イコール彼女いない歴にて、ずっと募集中の童貞だ。
ではどうして、そんなプライベートな情報までつまびらかになっているのかといえば、恭平が地元出身にて、三人娘とは昔からの顔見知りだからである。
よってそんな兄ちゃんから注意を受けたところで、三人娘はどこ吹く風だ。
逆に「なんだよ、このふざけた看板は!」「こんなもので下手人が確保できるとでも?」「……やれやれ、これだからチェリーボーイは」とボロクソである。
グサグサと胸に突き刺さる容赦ない口撃にさらされて、叱責する側であるはずの恭平の方がタジタジだ。
「なあキョーヘイ兄ちゃん、クマ公のせいでこちとら商売あがったりなんだよ。商店街のみんなもマジで困ってる。商店街存亡の危機だってのに、どうして捜査本部を立ち上げないんだよ?」
「そーだ、そーだ。本庁から名推理が冴え渡る敏腕イケメンエリート刑事を呼べ」
「そーだ、そーだ。バンバン銃をぶっぱなす、グラサンが似合う危ないデカを呼べ。もしくは緑のミリタリーコートが似合うイケメンでも可」
「阿呆ぬかせ。たかが変態ひとりのために、捜査本部なんて設置されるもんか!
あと本庁の方にキャリア組はいるけど、イケメン刑事なんぞはいないぞ。
どいつもこいつもコーヒーもしくはエナジードリンク中毒、ヤニ臭くって、人の闇ばかり見てきたせいで眼つきと性格のひん曲がったおっさんばかりだからな、ご愁傷さま」
「くっ、夢も希望もありゃしない。
ならばせめてもっと巡回に気合いを入れろよ。なんだよ、パトロール強化とかえらそうなことを言ってたくせに、やってることはいつもと変わらないじゃないか」
制服警官がチャリで町内をぶらぶら回っているだけ。
夜間の頻度こそは増えたが、人員数は変わらない。
でもってここの交番には、恭介を含むふたりしか警察官がいない。
本来ならば二人一組、単独行動はダメなはず。
なのに、手が足りないからたいてい、ひとりでぶらぶらしている。
片や頼りにならない新米のチャラ男、片やベテランだけど草臥れた小太りのおっさん。
すこぶる心許ないバディにて。
これでパトロールを強化していると言われたとて、ちっとも安心なんてできやしない。
「ちっ、あいかわらずシケた交番だな。せめてもうひとりぐらい他所から融通してもらえないのかよ?」
「そうしたいとおもって、こっちも『美人で胸の大きな婦警をひとり回して欲しい』と署に何度も頼んでいるんだけど、予算がないの一点張りでとりつくしまもありゃしない」
意味のない看板をたくさん作ってそこかしこに設置するお金はあるのに、交番に三人目を配備できないだなんて、おかしな話である。
だが組織人である警察官にとって上の言うことは絶対だ。
ゆえに、いかんともしがたく。
散々に不満をぶちまけあった警官と女子高生たちは、結論として「署長、くたばれ!」との意見にて一致をし、「じゃあな」と別れた。
だがしかし、あとからよくよく思い返してみれば、ここがすべての分水嶺であったのだ。
もしもこの時点でちゃんとクマの着ぐるみ対策を講じていれば、のちに雪ダルマ式に膨れ上がっていく騒動と悲劇は防げたことであろう。
後悔先に立たずとはよく言ったものである。
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