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関八州王
相模沼田の洗礼
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正直がっかりだった
鬼神北条氏政・・佐倉の戦いで里見が大敗した張本人だ。貞運という男を見て思っていたのは、きっと筋肉隆々の大男なのであろうと思っていたのに、見た目を言えば私の八犬の方が力はありそう・・確かに顔は若い女子に好かれそうな色男であるが・・私はそんな優男など興味はない。 きっと佐倉では氏政様の子分達が活躍したのであろう。
馬に乗る氏政をちらりと見るが・・・やはり強そうに見えない・・・
「はぁ・・・」
日本一の男に嫁入りする筈の私の野望が・・・
「見えてきましたぞ相模沼田です」
「おおお!すばらしい・・あれは・・女武者!あれも強かった・・・あの赤髪は?」
義弘は兵たちが訓練する足軽長屋の傍に来る
「え!女武者!」
女武者の言葉を聞いて籠から身を乗り出す
豊は感動を隠せなかった
男と共に稽古をして、それどころか男を圧倒していた。
「まだまだだ!おしん!脇があまい!そんなんじゃ集団で来られれば直ぐに殺されるぞ!」
「はい!」
「べに~」
「うん?氏政!戻ってきたか?それが里見の者か?」
「ああ」
「義弘殿・・・いや義弘これが紅、俺の室の一人だ」
「これは・・噂に聞く阿修羅姫・・里見義弘にございまする」
「遠山紅、今は紅山と呼ばれている、これからは仲間であるともに北条の為、この世界の為に力を貸しておくれ」
「紅山様!豊と申します・・・北条の女武者隊・・・素晴らしい・・男をあれほど簡単に負かすなど」
「うん?里見の姫殿か?あれは相手が弱い、松田殿から兵たちを鍛えるよう言われてな、特選隊の稽古にはついていけないから阿修羅隊でも見習が稽古をしている」
紅は大きな木刀を持ちながら優雅にこたえる
「まあ!すばらしい・・女子が戦場に立てるなど・・・なんてすばらしき世界!」
「ほぅ豊殿は剣術をやるのかい?」
「はい!こう見えて自信があります」
「そうか・・・おりゅう・・相手してみろ?」
「いいのですか私も加わっても」
「おりゅうはまだ阿修羅にも成れていない見習いである・・北条の女武者と思っているのなら、その力を見てみるのがいいであろう」
そして豊は・・力の違いを歴然と感じてしまった、おりゅうと申す女子はまだ年は19歳の若人でありながら力は豊がみてきた男の中でも上位に位置する程であった」
剣術に自信があった豊であったが、力の前ではその流儀は通用せず、一方的におりゅうにやられてしまった、そもそも、おりゅうも偉い姫様に怪我でもさせてしまったら大変と豊を狙わずに持つ木刀の身狙った上での勝負であった。
「戦場に立つということは、男も女もないのである、敵から見れば女の隊は弱そうに見える、それに勝てば思う存分遊ぶこともできる、真っ先に狙われる隊になる、ならばどうするかというと、どの隊よりも強くなくてはいけないのである。」
「はい・・身にしみました・・」
「おりゅうはここに加わって1年だが・・見どころはあるがこれでもまだ戦場には連れて行けない、優しすぎるからな、戦ではその優しさで命を落とす」
「そうなのですか・・」
「すべての女が戦場に立てるものではない、強き人間のみが戦場で生き残る、それに男も女もないのである」
「紅様・・・紅姉さまと読んでよろしいですか・・」
「紅ネエ様?ははは・・豊殿・・これからは豊と呼ぶぞ・・・お前も今度鍛えてやる」
「是非に!」
豊はしばらく地獄を見るのであった
「しばし各自で稽古をせよ、私は氏政と共に屋敷に行く」
「はい!」
阿修羅隊見習いたちの黄色い返事とを背に行列に紅が加わる
---
「まだまだ!・・うぐ・・」
今度は大男と女武者が稽古をしている
「とわ殿・・その辺でいいであろう・・・俺も女を壊したくわない」
「まだ手加減をなされているか・・利家どの・・これくらいでくたばる様なら、氏政様の子種が貰えぬ・・井伊家再興の為・・私は強くならなくてはならない・・・」
「あ!氏政様」
「え!氏政様!」
井伊とわは途端に乱れた髪を整え改まって片膝をつく
「おう!とわ・・熱心だな」
紅がとわに声をかけた
「紅様・・申し訳ありませぬ・・利家様には10本すべて取られて御座います・・阿修羅衆の名を落しました」
「ははは、利家は私ともいい勝負をする人間だ・・この時代の人間なのにな」
「私も精進いたします・・・いつか・・そこに立つ為に・・・」
氏政の子種を熱望するとわだが紅は嫌いではない、負けず嫌いでいて、才能もある、あっという間に阿修羅衆のNo2にまでのし上がった逸材だ。紅が妊娠で参加できなかった下総遠征では阿修羅隊の隊長を任せたくらいだ。
だが気に入らないことはとわのゴールは氏政の子種であることである。一人の将として氏政の為になるようなら紅はすぐに氏政の側室に勧めているだろう、だが教えることはしない、気がつくまで待っているのである。
前田利家は既に人外の強さを持っている、相模特選隊でも氏政を抜けば一番の将といえる。その力量から氏康から知行とりを勧められたが、特選隊を抜ける事を選択していない、相模沼田衆の侍大将として特選隊隊長になっている。
「では、私は稽古がありますので」
「とわ殿・・・その松が浮気を疑ってな・・・とわ殿となにかあるのではと・・なのでそろそろ」
「えええい!相模沼田一の将が何を弱気なことを!男ならびしっと言ってやりなさい!」
「びしっと言ってもだな・・」
「それに私はあなたの種はほしくありませぬ!私が狙うは・・・えええい・・いわせるな・・氏政様の前で・・・行くぞ!利家どの!」
「ああ・・わかったわかった・・・」
「とわは何を狙っているんだ?紅は聞いてる?」
「ぶっふ・・氏政は変わらんなあ・・」
------------
~何という事・・美しい顔をしていながら、言葉を聞く限り武家の娘であろう、痣だらけになり、大男に挑む姿・・・あれが阿修羅隊の二番手・・・そして堂々と氏政様の子種って・・・はしたない・・・この優男にそれほどの価値が?~
豊はボロボロになりながら稽古をするとわを見ながら氏政を再び見る・・分からない・・・・
すると氏政に一人の女が近付いてくる、いや既に氏政の隣に立っていた・・・全く気付かなかった・・・
「ホタルか?屋敷には皆揃っているのか?」
「はい・・歓迎の宴の準備も終わっています」
「お前も体に気をつけよ・・・正式に室に向かいいれても・・」
「いえ・・私は影ですので・・この子も将来兄となる新九郎様を影で支える者になりましょう」
「そうか・・・」
どうやらこの女は忍びの者・・しかも・妊娠していて父親はこの氏政・・・
なんという・・色を好みすぎではないか・・・
「ほたるなら歓迎なんだけどな・・強いし、阿修羅隊にも入れたいくらいだったのに」
紅姉様は何とも思っていないようだ・・・
しばらく行くと救護室を案内された
北条には救護衆がいて、相模沼田は怪我人が絶えないので救護衆にとっても救護の腕を上げるのに役に立つそうだ。
骨折、切り傷、打ち見などは日常茶飯事で、むしろ戦のあるときの方が怪我人が少ないらしい・・・
そして彼らでも治せなくても梅様が触れば大概次の日には治るそうだ・・・梅・・氏政の正室か・・・そんな力があれば戦場で兵が死なないではないか・・・不死兵というのを最近聞くが北条の兵の事か?
戦国の常識が全くない相模沼田・・兄上などは既に無言である・・・顔が青くなっている
そう・・・人外達の稽古場・・・
相模特選隊・・・それと阿修羅隊の上位の女武者達、それらが集まって行う稽古・・・いえ、これは戦・・・
40貫はあろう大石を互いに投げあう・・力なきものは倒れ救護衆に運ばれていく・・・
そして、倒れるまで行われる試合・・・いえ死合・・・この兵たちは毎日死ぬまで戦いの稽古をする・・・
女も男もない・・・聞けば阿修羅隊でもここの稽古場に参加できるのは5人だけだそうだ・・・
「これでは・・死んでしまうのではないでしょうか・・」
「大半の者は一日立てば治りますが、ひどい物は梅様に見てもらうから大丈夫ですよ、こいつらにとって戦の時は休業日みたいなものですからね」
貞運はあっけらかんという・・そうこれがここの日常
この中に八犬を混ぜようとなんてよく思ったものだった・・・
「氏政様は優秀な近従がそろってらっしゃる・・・これなら氏政様は安泰で御座いますね」
「何言っているのですか・・誰一人氏政様を助けようなんて思いませんよ・・必要ありませんから・・・」
「へ?必要ない?」
「だって氏政様より強い者など北条には居ませんからね」
な・・・・あの優男が?この屈強な男達より強いとは・・・・・
義弘と50人の従者はみな顔が青い・・・この者たちをどうやって倒せというのだ・・・よく戦争を吹っ掛けた物だと・・・氏政様なら関八州に収まる器ではない・・・日本一・・天下を取る男なのではないだろうか・・・
宴は始まり・・・いつまでも食べ続ける碧い髪の碧様、金色の梅さまに頭をなでられると、疲れが体の中から消えていく、いつまでも氏政様から離れない菊様・・・里見に嫁に行くのがいやらしい・・・そうだろう・・・こんな人が兄だったら他に行きたくなくなる・・・
そう・・私は幸運である、日本一の男の室になれるのだ・・・
「豊!明日から鍛えてやるからな!」
紅姉さまが優しく微笑む
しかし紅姉さまはやさしくなかった・・・私は相模沼田に来たことを1年は後悔した・・・
八犬達は特選隊には入らずに相模沼田衆の一員として足軽となる、それは兄義弘の従者も同じで、ともに相模沼田衆として鍛えられた、兄には沼田の北部の大雄に屋敷を作られ、従者もそこに長屋を作った。
私が相模沼田の生活に慣れたころに、氏政様より寵愛を受けました、氏政様はとても優しく私を包んでくれました。
しかし、その余韻もすぐに打ち消すことが起きました、常盤の佐竹、小田、下野の宇都宮、そして越後の上杉謙信が下野と上野に攻撃を開始したのです
私が相模沼田に来て2年目、氏政様が20歳になられた時でした。
鬼神北条氏政・・佐倉の戦いで里見が大敗した張本人だ。貞運という男を見て思っていたのは、きっと筋肉隆々の大男なのであろうと思っていたのに、見た目を言えば私の八犬の方が力はありそう・・確かに顔は若い女子に好かれそうな色男であるが・・私はそんな優男など興味はない。 きっと佐倉では氏政様の子分達が活躍したのであろう。
馬に乗る氏政をちらりと見るが・・・やはり強そうに見えない・・・
「はぁ・・・」
日本一の男に嫁入りする筈の私の野望が・・・
「見えてきましたぞ相模沼田です」
「おおお!すばらしい・・あれは・・女武者!あれも強かった・・・あの赤髪は?」
義弘は兵たちが訓練する足軽長屋の傍に来る
「え!女武者!」
女武者の言葉を聞いて籠から身を乗り出す
豊は感動を隠せなかった
男と共に稽古をして、それどころか男を圧倒していた。
「まだまだだ!おしん!脇があまい!そんなんじゃ集団で来られれば直ぐに殺されるぞ!」
「はい!」
「べに~」
「うん?氏政!戻ってきたか?それが里見の者か?」
「ああ」
「義弘殿・・・いや義弘これが紅、俺の室の一人だ」
「これは・・噂に聞く阿修羅姫・・里見義弘にございまする」
「遠山紅、今は紅山と呼ばれている、これからは仲間であるともに北条の為、この世界の為に力を貸しておくれ」
「紅山様!豊と申します・・・北条の女武者隊・・・素晴らしい・・男をあれほど簡単に負かすなど」
「うん?里見の姫殿か?あれは相手が弱い、松田殿から兵たちを鍛えるよう言われてな、特選隊の稽古にはついていけないから阿修羅隊でも見習が稽古をしている」
紅は大きな木刀を持ちながら優雅にこたえる
「まあ!すばらしい・・女子が戦場に立てるなど・・・なんてすばらしき世界!」
「ほぅ豊殿は剣術をやるのかい?」
「はい!こう見えて自信があります」
「そうか・・・おりゅう・・相手してみろ?」
「いいのですか私も加わっても」
「おりゅうはまだ阿修羅にも成れていない見習いである・・北条の女武者と思っているのなら、その力を見てみるのがいいであろう」
そして豊は・・力の違いを歴然と感じてしまった、おりゅうと申す女子はまだ年は19歳の若人でありながら力は豊がみてきた男の中でも上位に位置する程であった」
剣術に自信があった豊であったが、力の前ではその流儀は通用せず、一方的におりゅうにやられてしまった、そもそも、おりゅうも偉い姫様に怪我でもさせてしまったら大変と豊を狙わずに持つ木刀の身狙った上での勝負であった。
「戦場に立つということは、男も女もないのである、敵から見れば女の隊は弱そうに見える、それに勝てば思う存分遊ぶこともできる、真っ先に狙われる隊になる、ならばどうするかというと、どの隊よりも強くなくてはいけないのである。」
「はい・・身にしみました・・」
「おりゅうはここに加わって1年だが・・見どころはあるがこれでもまだ戦場には連れて行けない、優しすぎるからな、戦ではその優しさで命を落とす」
「そうなのですか・・」
「すべての女が戦場に立てるものではない、強き人間のみが戦場で生き残る、それに男も女もないのである」
「紅様・・・紅姉さまと読んでよろしいですか・・」
「紅ネエ様?ははは・・豊殿・・これからは豊と呼ぶぞ・・・お前も今度鍛えてやる」
「是非に!」
豊はしばらく地獄を見るのであった
「しばし各自で稽古をせよ、私は氏政と共に屋敷に行く」
「はい!」
阿修羅隊見習いたちの黄色い返事とを背に行列に紅が加わる
---
「まだまだ!・・うぐ・・」
今度は大男と女武者が稽古をしている
「とわ殿・・その辺でいいであろう・・・俺も女を壊したくわない」
「まだ手加減をなされているか・・利家どの・・これくらいでくたばる様なら、氏政様の子種が貰えぬ・・井伊家再興の為・・私は強くならなくてはならない・・・」
「あ!氏政様」
「え!氏政様!」
井伊とわは途端に乱れた髪を整え改まって片膝をつく
「おう!とわ・・熱心だな」
紅がとわに声をかけた
「紅様・・申し訳ありませぬ・・利家様には10本すべて取られて御座います・・阿修羅衆の名を落しました」
「ははは、利家は私ともいい勝負をする人間だ・・この時代の人間なのにな」
「私も精進いたします・・・いつか・・そこに立つ為に・・・」
氏政の子種を熱望するとわだが紅は嫌いではない、負けず嫌いでいて、才能もある、あっという間に阿修羅衆のNo2にまでのし上がった逸材だ。紅が妊娠で参加できなかった下総遠征では阿修羅隊の隊長を任せたくらいだ。
だが気に入らないことはとわのゴールは氏政の子種であることである。一人の将として氏政の為になるようなら紅はすぐに氏政の側室に勧めているだろう、だが教えることはしない、気がつくまで待っているのである。
前田利家は既に人外の強さを持っている、相模特選隊でも氏政を抜けば一番の将といえる。その力量から氏康から知行とりを勧められたが、特選隊を抜ける事を選択していない、相模沼田衆の侍大将として特選隊隊長になっている。
「では、私は稽古がありますので」
「とわ殿・・・その松が浮気を疑ってな・・・とわ殿となにかあるのではと・・なのでそろそろ」
「えええい!相模沼田一の将が何を弱気なことを!男ならびしっと言ってやりなさい!」
「びしっと言ってもだな・・」
「それに私はあなたの種はほしくありませぬ!私が狙うは・・・えええい・・いわせるな・・氏政様の前で・・・行くぞ!利家どの!」
「ああ・・わかったわかった・・・」
「とわは何を狙っているんだ?紅は聞いてる?」
「ぶっふ・・氏政は変わらんなあ・・」
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~何という事・・美しい顔をしていながら、言葉を聞く限り武家の娘であろう、痣だらけになり、大男に挑む姿・・・あれが阿修羅隊の二番手・・・そして堂々と氏政様の子種って・・・はしたない・・・この優男にそれほどの価値が?~
豊はボロボロになりながら稽古をするとわを見ながら氏政を再び見る・・分からない・・・・
すると氏政に一人の女が近付いてくる、いや既に氏政の隣に立っていた・・・全く気付かなかった・・・
「ホタルか?屋敷には皆揃っているのか?」
「はい・・歓迎の宴の準備も終わっています」
「お前も体に気をつけよ・・・正式に室に向かいいれても・・」
「いえ・・私は影ですので・・この子も将来兄となる新九郎様を影で支える者になりましょう」
「そうか・・・」
どうやらこの女は忍びの者・・しかも・妊娠していて父親はこの氏政・・・
なんという・・色を好みすぎではないか・・・
「ほたるなら歓迎なんだけどな・・強いし、阿修羅隊にも入れたいくらいだったのに」
紅姉様は何とも思っていないようだ・・・
しばらく行くと救護室を案内された
北条には救護衆がいて、相模沼田は怪我人が絶えないので救護衆にとっても救護の腕を上げるのに役に立つそうだ。
骨折、切り傷、打ち見などは日常茶飯事で、むしろ戦のあるときの方が怪我人が少ないらしい・・・
そして彼らでも治せなくても梅様が触れば大概次の日には治るそうだ・・・梅・・氏政の正室か・・・そんな力があれば戦場で兵が死なないではないか・・・不死兵というのを最近聞くが北条の兵の事か?
戦国の常識が全くない相模沼田・・兄上などは既に無言である・・・顔が青くなっている
そう・・・人外達の稽古場・・・
相模特選隊・・・それと阿修羅隊の上位の女武者達、それらが集まって行う稽古・・・いえ、これは戦・・・
40貫はあろう大石を互いに投げあう・・力なきものは倒れ救護衆に運ばれていく・・・
そして、倒れるまで行われる試合・・・いえ死合・・・この兵たちは毎日死ぬまで戦いの稽古をする・・・
女も男もない・・・聞けば阿修羅隊でもここの稽古場に参加できるのは5人だけだそうだ・・・
「これでは・・死んでしまうのではないでしょうか・・」
「大半の者は一日立てば治りますが、ひどい物は梅様に見てもらうから大丈夫ですよ、こいつらにとって戦の時は休業日みたいなものですからね」
貞運はあっけらかんという・・そうこれがここの日常
この中に八犬を混ぜようとなんてよく思ったものだった・・・
「氏政様は優秀な近従がそろってらっしゃる・・・これなら氏政様は安泰で御座いますね」
「何言っているのですか・・誰一人氏政様を助けようなんて思いませんよ・・必要ありませんから・・・」
「へ?必要ない?」
「だって氏政様より強い者など北条には居ませんからね」
な・・・・あの優男が?この屈強な男達より強いとは・・・・・
義弘と50人の従者はみな顔が青い・・・この者たちをどうやって倒せというのだ・・・よく戦争を吹っ掛けた物だと・・・氏政様なら関八州に収まる器ではない・・・日本一・・天下を取る男なのではないだろうか・・・
宴は始まり・・・いつまでも食べ続ける碧い髪の碧様、金色の梅さまに頭をなでられると、疲れが体の中から消えていく、いつまでも氏政様から離れない菊様・・・里見に嫁に行くのがいやらしい・・・そうだろう・・・こんな人が兄だったら他に行きたくなくなる・・・
そう・・私は幸運である、日本一の男の室になれるのだ・・・
「豊!明日から鍛えてやるからな!」
紅姉さまが優しく微笑む
しかし紅姉さまはやさしくなかった・・・私は相模沼田に来たことを1年は後悔した・・・
八犬達は特選隊には入らずに相模沼田衆の一員として足軽となる、それは兄義弘の従者も同じで、ともに相模沼田衆として鍛えられた、兄には沼田の北部の大雄に屋敷を作られ、従者もそこに長屋を作った。
私が相模沼田の生活に慣れたころに、氏政様より寵愛を受けました、氏政様はとても優しく私を包んでくれました。
しかし、その余韻もすぐに打ち消すことが起きました、常盤の佐竹、小田、下野の宇都宮、そして越後の上杉謙信が下野と上野に攻撃を開始したのです
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