1001部隊 ~幻の最強部隊、異世界にて~

鮪鱚鰈

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ゲルマン皇帝ヨハイネバルグ

ヴァルハラの決断と抵抗

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ヴァルハラのベルドア国境

ケモナ川が両国の国境となっている川にかかる5つの橋が国境警備の重点になる

その中で一番大きな橋を守るヴァルハラの戦士ガシック、ヴァルハラ最強の戦士である
聖職である戦士号を得ている、ガシック隊には戦士号を得ている戦士が10人帯同している

「ガシック様来ました!間違いありませんローグです」
一際大きな鎌を持ちゆっくりと歩み寄るローグ

その後ろにはおかしな棒を持った兵隊が500ほど

「たった500だと?この俺をなめているのか!」
ガシックは怒髪天になりそうになる

この警備所の警備兵は1000、更にガシック戦士隊2000、ヴァルハラ弓兵500 魔法士団100の部隊である

ローグは後ろの兵の進撃を止めさせた
そして一人で橋を渡る

「何がしたい?俺が出よう」

「いけませんガシック様、罠かもしれません」

「一人で来たのだ、一人で出迎えるのが筋だろう」

ガシックは愛用の戦斧をもち扉を開けさせる

「ローグか久しいな、たったそれだけの軍勢で何ができる?」

ローグはそれを見てフっと笑った

「何がおかしい?うん!うわ」

ガシックが言葉発した時にローグはものすごい速さで間合いを詰める
そして『死神の鎌』で一撃をくらわす

戦斧でその一撃を防ぐガシック

「なんだ!その魔力量は・・・貴様人間やめたな」

「これはガシック殿、人間なぞと・・・ふ」

ローグの攻撃はやまない
ガシックは防戦一方になる

「えええい!くそが」
ガシックの第3の目が開く

「俺はヴァルハラの狂戦士ガシックなるぞ!」

ガシックの攻撃でローグは10mほど飛ばされた

「ふふふ、そうでなくては楽しめない」

ローグはすぐにガシックに間合いを詰める

ガシックは果敢に応戦する第3の目を見開き、その攻撃の見極め能力は格段に上がっている、だがローグの攻撃はだんだん早くなってくる

「貴様・・・悪魔か・・・魔に落ちたな」

「素晴らしい世界ですよ!」


ローグのすさまじい一撃がガシックを襲う、その攻撃でガシックの戦斧は砕け散った

「ガシックは腰の長剣を抜き取った」

「くそが!」
ガシックはローグに切りかかるだがローグの姿は既にガシックを通り越していた

剣を振り上げたままのガシックは動かない、そしてそのまま首が落ちた

その様子をただ見ていたヴァルハラの戦士は急いで剣を構えた、だがローグの一振りで5人の戦士が二つに切りわかれた

「弓隊一斉射撃!」

「魔法士も攻撃をしろ」

「兵士は近づくな、切られるぞ!」

指示を飛ばす副士官のラーイ 彼の声もそこで途絶えた、既に彼の首は飛んでいた。

その勢いでベルドア兵が一斉になだれ込む

手に持つ銃で攻撃し、切りかかる

高所にいた弓兵は銃弾の餌食となった

「皆殺しだ!亜人のヴァルハラ人など皆殺しにしろ!」
ローグの指示のもとヴァルハラの兵士たちは次々と死んでいく

多少腕の立つものはローグがすぐさま殺す、逃げ惑うものはベルドア兵が撃ち殺す

わずか2時間で砦は制圧された


****

ヴァルハラ第2国境砦

戦士隊2000 砦兵1000 弓隊500
彼らが目にした新兵器は鉄の箱

その箱から無属性の砲弾が砦を襲う

「なんだ!あれは!」

戦士号をもつヴァルハラの戦士エバブーはそう言い残して
その砲弾を食らい肉片へと変わっていった

****

ヴァルハラ国境第3砦

彼らを襲ったのはわずか10人である
この砦にも総勢3000もの兵がいたが僅か1時間で制圧される
襲ったのはローグ魔人隊であった

****

ヴァルハラ国境第4砦
総数2000の兵が守る中

現れたのはゴブリン3万、ベルドア軍2000

ゴブリンが肉の盾となりベルドア軍が銃で攻撃をする連携でしぶとく粘るも陥落した

******

ヴァルハラ国境第5砦
ローグの腹心である魔人エスケアとベルドア軍1000そして空から現れた鉄の鳥5機の攻撃により陥落

ヴァルハラの誇る国境軍が1日にしてすべて陥落してしまったのである

*************

ローグ軍は国境付近のヴァルハラの町を攻撃、男は皆殺し若い女は養成院に送りにした、

歳をとった女はその場でゴブリン共に処理させた

ゴブリンは喜んで女たちを弄び、ゴブリンの国に送らせた

捨て駒と使われたゴブリンに対しての褒美という事だろう、ゴブリンにとっては女は若かろうが年寄りだろうが変わらない、自らの子孫を増やす道具でしかない。

****************

「なんだと!もう一度いってみろ!」

ローランド王は監察官の報告に立ちあがった

「はい!第1~第5砦全て陥落 戦士ガシック様戦死 戦士エバブー様戦死 戦士ローレライ様・・・」

1日でヴァルハラの主力である戦士隊の半数近くが戦死、17000以上に及ぶ兵を失った

「なお国境近隣の町では敵の攻撃が続いており、守備兵だけでは防ぎきれず甚大な被害が出ております」

「わかっている範囲でいい、何があった?」
ゴーランは監察官に問う

「狂戦死ガシック様は敵将ローグとの一騎打ちで戦死・・・その勢いで第1砦は陥落しました
第2砦では動く鉄の箱が現れました、ものすごい威力の攻撃を仕掛けてきて、その一撃で兵士10人以上が死傷する状態、弓も魔法も弾き返す恐ろしき新兵器
第3砦に至っては、密偵すら戻らず、周りの状況から全滅したものと思われます
第4砦はゴブリンどもが多数来襲し、善戦するも鉄筒の新兵器の攻撃もあり壊滅
第5砦には新たに飛ぶ鉄の鳥からの攻撃で大混乱が起き、壊滅しました」

「直に王国軍を展開しろ、ラギャク部隊を投入しろ、時間を稼げ」
ゴーランは支持を出す

「うぬぬ、侵入した兵は皆殺しにしろ!」
ローランド王は大声で叫ぶ

「ローランド王!既に準備が出来ています」
ゴーランはローランドに耳打ちした

「ならん!わしはこの王城を守る!民を守るのだ!」

「そうですか、・・・失礼します」

ゴーランは王の首にショックを与えた、王は崩れ落ちる

「第5案を実施する!各自それに当れ」

「は!」

ゴーランは既に準備していた
ゴーラン直属の偵察隊によりベルドア軍の異常な強さの報告から
第5案を立案し陰で準備に入っていたのである

第5案 種族を残すための王族の亡命である、既に西側の港にはヴァルハラ海軍の高速艦、シンラ、ヴィエラ、ソニックが待機しており
各将の配偶者、科学者、また職人なども載っている
海に面していないベルドアから確実に逃げるためには海軍の活用は不可欠であり

ゴーランが執務長についてから、海軍力は強化された

東ローム帝国と国交を結び高速船を購入し
無人島であった、西ヴァルハラ諸島を開拓
そこには有事のさいに臨時王朝が置ける施設や防衛力も兼ね揃えている

第5案、それは各将や大臣は自分の配偶者を保護、非難させる代わりに、時間稼ぎをする作戦である

負ける事など念頭にないローランド王には反対されたが、海軍強化をする名目で着々と準備を進めていた。
また各大臣や将にも、第5案の大事さを説き伏せ、それに賛同させている。

ヴァルハラは執務長ゴーランの手腕の上に成り立っている国と言っても過言ではない

************
「ここはゴーラン殿がお乗りなられた方がいい」

「しかしギネス殿それでは・・」

「ふふふ、ヴァルハラ臨時避難地なんぞ、わしには思いつきもしなかった、今の状況でヴァルハラ人がこの世界で生き残るのにはこの道しか、無いじゃろ。なんぼ強力な軍隊とて今のベルドアは止められん、わしも老骨に鞭を打つとするかの、わははは、それでは孫を頼むぞい」

「お願いですゴーラン様が無きヴァルハラに復活などありません」
子供を見送りに来ていた民衆にまで嘆願された

第5案ではゴーランが王に変わり陣頭指揮をとり、非難する時間を稼ぐものであった

ヴァルチ軍港には既に3隻の高速艦と5隻のゴシック船が出港の準備に入っていた

ヴァルハラにとってはまだ初戦に敗退しただけであるのにこの決断だが、各大臣、各将がゴーランに寄せる信頼は厚い、狂戦士ガシップに至ってもその判断力の正しさを認めていた

そのガシップの息子も当然乗船している

大臣や将の他に各職人や商売人、農民に至るまで優秀な若い者が既に選ばれていた
港にはそれぞれを見送る母親などもいる

既に父親は臨時招集によって戦場に繰り出されている
若い者さえ残れば子孫は残せる

これはゴーランによる教育改革の表れでもある
全ては子孫の為に、これがヴァルハラにおける国是である。

*******************

「ゴブリンはともかくとして狂信兵たちの消耗が激しいな」
ローグは腹心のエスケアに尋ねる

「ヴァルハラの民は老人に至るまで抵抗しています、なかなか手ごわいですな」

「ふむ・・・ローランド王にその力があると思うか?」

「いえ、執務のゴーランでしょう、彼の力なら」

「やはりあの男は欲しいな、亜人だがヨハイネ様の力になる」

「私もそう思います、傲慢なローランド王が収めているだけならヴァルハラは脅威ではありませんが、ゴーランがいる国です、用心した方がいいでしょう」

その時、報告の者が走ってきた

「ローグ様、タイガー戦車2台損失!」

「なんだと?どういうことだ」

「突如と現れた沼に引きずりこまれました」

なにせ魔法や剣、弓矢が主武器のヴァルハラに置いては、よほどの能力者でもない限り、損失することは無いと思われたタイガー戦車が損失の報告である
狂戦死ガシップクラスの戦士でもいればわかる話だがローグが見る限り、それほど強大な魔力を発するものはいない

「俺が直接行く、エスケア、他の方面はそのまま進行しろ、必要なら本国から増援を要請しろ」

「は!」

ローグが馬に乗ろうとする横で町から連れてきた女どもをゴブリンが運んでいる

女は馬上のローグを確認するといきなり叫びだした

「ヴァルハラに栄光あれ!」

女の胸のあたりが光り出す
その瞬間大爆発が起きた
その爆発は馬上のローグを包む
遠くで指示していた腹心のエスケアは後ろを振り返った
煙が晴れてくると周りの狂信兵たちがなぎ倒されうめき声をあげている
馬上のローグは咄嗟に爆風を闘気で吹き飛ばしたようだ

自爆の魔法、火属性の魔法だが自らに課すのではなく他の者に課すのには最上位の魔法である

ローグは爆心となった女がいた場所みる、地面に穴が開き当然女を運んでいたゴブリンは形すら名乗っていない
女の魔力はそこそこあったようだが付与型だろう、これほど高度な魔法を覚えるほどではなかった
付与された者の魔力量に応じて爆発する・・・

ヴァルハラ・・・楽しませてくれるじゃないか。

エスケアが走り寄ってきた
「ローグ様大丈夫でしたか?」

「愚問だ、問題ない。エスケア、女も殺せ!連れて行こうとするな、罠もあり得る」

「はい」


















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