1001部隊 ~幻の最強部隊、異世界にて~

鮪鱚鰈

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ゲルマン皇帝ヨハイネバルグ

ローグが探す者

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ローグは第3部隊の戦場に来た

自信が作り出した魔人の消耗が激しいからである

第3部隊に配属していた魔人は10体、その後狂信兵500とゴブリン5000も追加で配属している
ローグが作り出した魔人は何れも元は剣士の聖職を持っていた高能力者である、それも十分に餌を食わせ殺しを行い強化している魔人たちである 
それがここにきて5体の魔人が葬り去られた

「ヤエン、どういうことだ?」

「申し訳ありませんローグ様、自爆を行う高能力者の部隊がいまして、5体も失ってしまいました」

「どういったやつらなのか?」

「戦いの能力も優れ、我らが戦うと、劣勢になったとたんに、ドカンです」

「ふむ・・・」

「いかがいたしましょう!」

「魔力が高まっているものは狂信兵を何人か洗礼しろ、新たな洗礼者を先遣隊に街に潜ませろ、高能力者が現れたらゴブリン共に突っ込ませろ、そして遠距離攻撃を徹底しろ、洗礼を行って魔力が下がった者は捉えた女共を殺せ、そして魔力を回復しろ」

「了解しました」

「本国に神官とゴブリンの追加を依頼している、ヴァルハラ人は女も捉えようと思うな、皆殺せ」

「は!」


そう言い残しローグは第2隊に向かう

第2隊はタイガー戦車部隊

タイガーは動力に魔力を使うため、十分に殺しを行っている魔人が運転手につき、戦車護衛の魔人、砲手の魔人の魔人3人で運用される
それが10台配備されていたのだから魔人の数は30人いる

バグラにより訓練された魔人共だが、現在の所属はローグ所属である
既に2台の損失が起きた

歩兵としてマスケット武装の狂信兵1000 ボブゴブリン2000の配備であった
だがローグが来た頃には狂信兵は400まで減り ボブゴブリンも500まで減っていた

タイガーの運用にはまだ限界があった、砲弾の開発ができていないのである
現在の砲弾はヨハイネが召喚した物を使用している
ヨハイネの魔力を使用しているため、多くの使用ができない

ヨハイネの魔力は既に強大ではあるが、砲弾を湯水のように使えば消耗する
砲弾一つ当たりの召喚魔力量が多い、というのもある、一般奴隷なら100人分の殺しを行ってその魔力が回復するぐらいだろう
タイガーは、既に魔人職人たちによる再現ができているが、ヨハイネの召喚した物のコピーなので、自作の砲弾だと、強度が足らず戦車内で暴発する事故が多く起きていた為である
無論、タイガー戦車の制作に成功したとはいえ、ほころびはある、ヨハイネが召喚したタイガーと違い制作したものはタイプ2と称し、強度、速度など大きく劣る、それにまだ量産までは程遠いし、運用する魔人の数も十分とはいいがたい

だが剣や弓で戦うものにとっては十二分に威力を発揮するものであるのは言うまでもない
その大事なタイガーを2台喪失してしまったわけだからローグが直接に来たわけだ

新生したゲルマン国家の中で、幹部であるローグはある意味一番冷静である

魔人は快楽を求めるが、ローグは一切を求めない、ただ魔力を高めるために殺す、奴隷だろうと、ゴブリンだろうと利用できるものは利用し、必要なら殺す

元防衛団の中で恭順したものは聖職は剣士どまりである
あまりもとの人間の能力が高いと洗礼するのに必要な魔力が高まり洗礼ができなくなる
故にバラクなどは洗礼用の神官魔人を作り、その神官が行える範囲の魔人を量産している
魔人になれば、殺しさえすれば魔力は上がっていくので強化も行えるとした

しかしローグは自身が魔人化した状態と、バグラなど先に魔人となった者を、冷静に分析する
魔力量はよく殺すバグラの魔力は高いが、魔力のコントロールができていない
だから無駄な洗礼を行ったりしているように感じていた
ただバグラは魔人兵器の開発や実験に携わっているのでそれでいいが

ローグに託されたのは戦闘である、普通の人間を魔人に変えたら、魔力も倍以上増え、身体能力も増すがそれだけである
そしていったん魔人になると、その辺りの成長が遅い、無駄に魔力が上がるがうまく使いこなせない
ゲルマンにはそういった魔人がゴロゴロといる
ローグ所属の魔人でさえも、そういった魔力の使いこなしができるのはエスケア位であろう。

兵士や剣士など鍛錬していた人間を魔人に変えた方が戦闘向きな魔人が出来上がる
魔力を攻撃にうまく使える魔人になるのだ、魔法士などは元から魔力を使いこなすため、魔人化するとそれは強力な魔法を繰り出す魔人になるが、肉体職の者は違う、己の肉体の他に魔力を攻撃に使用する所までできる人間は少ない、聖職を持つものでも兵士→剣士あたりはそれを取得していない
不屈の闘志の祝福のある戦士 猪突猛進の祝福を得る騎士 そしてローグがなっていた、統率力の祝福を持つ大剣士という具合の上級職だ

だがゲルマン国家はすでに聖の国ではない、ユニオンも連合軍に加わり、こちらに向かってくるという事からクロイサムの祝福は得られないだろう、

だからローグは奴隷になっていたミグアを養成員から出し、自ら洗礼した
すでにミグアは1人の子供を生ませられ、魔力も落ちていた
人間は子供を生むと魔力がごっそりとなくなる、だから魔法士の女性職の上位職である魔女は子を持たない女しかなれない

そしてミグアにはローグ隊に所属する狂信兵、特に吸収の早い若い兵に簡単な魔法を教えさせた
使えそうになったらローグ自ら洗礼し、ローグ隊の一員とする予定だ

だがまだ時間がかかる、現状は能力が高めの者を見繕って魔人化し、ローグ隊に加えている
そしてやはり魔人の損失も出ている

ヴァルハラの様な大国には、計り知れない者もいる
タイガー戦車まで損失している

さすがはヴァルハラという所だ。

ローグはぼろぼろになっている第2隊の現状を見て微笑む

ローグはすぐにゴブリン2万を有する第4軍を第2軍に合流させた。
骨のある強敵と戦えることを嬉しく思っているのだ。

一定のゴブリン隊を先行させ一定の距離を保ちながらその後方をタイガー部隊とマスケット狂信兵を追従させる。
ゴブリン隊を突破する様な強敵が出たらマスケット隊が集中砲火し、それをも交わす能力者が出たら、タイガー戦車により、前線のゴブリンごと吹き飛ばす

この戦法を取らせた、進軍速度は落ちるが確実に前進する

ゴブリンなどは簡単に補充できる

本国ではゴブリン量産に入っている、何せ子宮さえあればどんな種族にも種付けができるゴブリンだ、生まれて1ヶ月で戦闘可能にまでに成長する

牛や豚でさえゴブリンを増やす床になる
そして下等なゴブリンは簡単に洗脳ができる、すべてはヨハイネ様の覇権の為に、死ぬことに意義を持つ。

そしてヨハイネ様からは人間の女など、ゴブリンが喜ぶ祝福も得られる
家畜などにも種付けをするが、ゴブリンにとっては人間は至高の存在であり、人間の女に種付けを行うことは
何にも変えがたい快楽でもある

ローグは第1隊に戻りながら敵の気配を探る、かすかに感じる大きな魔力、魔力を抑え気配を消しているのだろう
ヴァルハラの抵抗が高くなったころからローグは探していた

間違いなく現存するヴァルハラ軍最高の能力者、魔力を駄々漏れさせていたガシック所ではない、その魔力量はガシックを超える
そして自爆魔法の付与などという高度な魔法を使いこなす者

ゴーランか?・・あるいは他にいるのか、どこにいる?



*******************

「ギネス様!ベルドアは新たな戦法により我らロギャク隊の攻撃が効きづらくなっています」

「ふむ、戦法を変えるか・・・間違いなくこの魔力の流れは魔である、ベルドアは魔に落ちたのであろう、調査によると新たなる転生者ヨハイネバルグによる支配により、人が変わった様になったと聞く・・・厄介じゃのう」



「いかん!気配を消せ!魔人が街にまぎれている」

「なんと、それは我々が対処しますギネス様は町を出てください」

しかしギネスの元には能力者が3人いた、ギネスは完全に気配を帰しているが、3人のロギャク隊は消しきれていない

ローグが放った先遣の『新生の魔人隊』はその魔力の集合体を発見した

「いかん見つかったようじゃ、戦闘準備に入れ」

「はい!」

魔人はその魔力の集合体に走り出す、ローグからの命令で、一定の能力者が現れるまで誰も殺すなという命令を忠実に守っていたが、魔人になったその男は暴れたくてうずうずしていた所だ

「がっは~見つけた・・・お前らは殺すに値する魔力!喜べ俺の最初の餌となることを」

魔人は襲い掛かる

「くそ!」
男たちはギネスを守るように布陣を取るが魔人の出足は早い

「うわああ、ギネス様お逃げください」

心臓を突き刺された男は魔人の手を握った

「なんだ?手なぞ握ってなにがしたい」


「ヴァルハラに栄光あれ!」

男の胸が光だし大爆発が起こった

魔人は爆発に巻き込まれ、それぞれの部位が消し飛ぶ

ギネスは咄嗟に結界を張っていた

「いかん・・・みつかった・・・」

「ギネス様!魔人は倒しました・・・この手の魔人はおそらくこれが5人目です、そして魔力探知するにこれが最後です」

「違うのじゃ・・・見つかってはならん相手に見つかったのじゃ・・・」

*******


ローグは西の空を見ていた

西の方面に魔力の爆発があった、間違いなく先遣の魔人がいったいそれに巻き込まれている

しかしそれを防ぐ大きな魔力

「この魔力だ、ふははは見つけた、見つけたぞ!エスケス、しばし軍配を任せる、このまま突き進んでおけ」

「は!」


ローグは自ら洗礼した愛馬『ゴリア』を走らせる、魔馬ダークユニコーンと化した『ゴリア』は疾風のようにかけだした























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