【R18】フォルテナよ幸せに

mokumoku

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「本って面白いことがたくさん書いてあるのね」
フォルテナは一時期手が遠のいていた読書をまた始めることにした。図鑑があんなに面白いのなら、娯楽の小説などはもっと面白いに違いないと思ったからだ。
本棚から次々と本を出して読んでいるとついに読むものが経済本以外なくなってしまった。

「ねえ……ハーネット?」
フォルテナは窓を拭いているハーネットに声を掛ける。
「はい」
「書庫に行きたいんだけど……」
「……旦那様が許してくれないと思いますよ」
「……そうよね」

ハーネットはそう言うと再び窓に向いてしまった。
どうしよう……今度またハーネットが旦那様とお出かけした時に料理長に連れて行ってもらおうか……
フォルテナはそう思いもう読み終えた本をもう一度開いた。





夜になり、クロードが寝室にやって来る。
ゴソゴソと夜着を脱がされるとクロード自身も服を脱ぎフォルテナの首すじに顔を埋めた。
くすぐったさとなんだかよくわからない心地にフォルテナは身を捩らせて甘い吐息を吐いた。
クロードはフォルテナの脚を抱え上げると陰核を指先で撫でる。
一日ぶりのその刺激にフォルテナは腰をビクつかせるとクロードは陰部に指を這わせた。
そこはもう愛液がぷっくりと盛り上がっていて、その表面を指で触れた衝撃でたらりと外に垂れる。
クロードはそれを陰核に塗りつけると指先で優しく揺らした。

「……あっ……」
フォルテナが甘い声を出すと陰部がヒクヒクと蠢く。
触れるのを集るような動きにクロードは喉を上下させた。


陰核がヒクンヒクンと揺れてクロードに触れてくれと縋っている。彼はそこを押しつぶすようにゆらゆらと揺らす。
「ああ……!」
フォルテナが大きな声を上げた。
クロードの裏筋にツー……と自身から溢れ出た愛液が流れてくる。
中に指を挿し込んで代わりに陰核に舌を這わせる。
陰核を舐める度にフォルテナの中が蠢いてクロードは竿の部分まで我慢汁で濡らしている陰茎を握った。



暫く間を置いて再びクロードが陰核を舐める
フォルテナはねっとりと与えられる快感に震えながら耐えた。
腰が思わず動いてしまうのを努力して抑えつけた。

フォルテナの陰核はぷっくりた勃ち上がり存在を主張している。
クロードは陰核の包皮が戻ってしまわないように指で周辺を押さえた。フォルテナがそうする方が心地よさそうに腰を振るからだ。
ピク…ピク…とクロードが舌を這わせるたびに陰核の震えが舌に伝わっていく。

フーフーとクロードの荒い鼻息がフォルテナのそこに当たる。

「ん……ふぅ……」フォルテナは腰をビクつかせると中に入ったクロードのゴツゴツした指をキュ…キュ…と締め付ければクロードの息が心なしかドンドンと荒くなっていく……

フォルテナはその締め付けをやめたくて腹部に力を込めた。
それはプラスに働いたのか働いていないのか……次は陰核の刺激が強くなりその快感に耐えきれなくなったフォルテナはギューッとクロードの指を締め付けて絶頂した。

クロードはズル……とゆっくり指をフォルテナから抜くと慎重に身を起こしていく。その動作は緩慢でフォルテナはなんだか焦らされているような……眺められているような……そんな気分になり顔を横に向けた。

息を荒くしたクロードが奥まで入ってくるとフォルテナはあまりの快感に仰け反った。心地よさに眼の前に火花が飛んだ。
「あ……はぁー……」心の底から湧き上がる快感に思わずため息が出る。
その時、動きを止めるクロードにフォルテナは言った。

「だ……旦那様?私……明日、書庫に行きたいの……駄目ですか?」

普段交流がなく仲も良くない夫にお願い事をするにはものすごくベストなタイミングだった。繋がっている間は流石にクロードも逃げないであろう、とフォルテナは思っていた。


クロードはフォルテナを見つめるとコクコク頭を縦に振った。
「う、嬉しい……!あっ…ああ!」
その直後クロードが激しく腰を動かしたので、フォルテナは大きく喘いでしまった。
クロードが腰を振る度に快感が襲ってくる……
フォルテナは気がおかしくなりそうな快感にクロードをギューッと強く締め付けた。





「ハーネット私今日書庫に行ってくるわ。どのあたりにあるの?」
フォルテナは朝食を食べ終えた後で元気にそう宣言した。
ハーネットはため息を吐くと「……二階の突き当りですが……あの旦那様に……」「平気なのよ。旦那様が昨日の夜『いいよ』と言ってくださったの!いってくるわね!」

フォルテナはハーネットの返事も聞かずに部屋を飛び出した。
許可を貰ったから堂々と廊下を歩けるし、フォルテナはもうウッキウキだった。

ルンルンで廊下を歩いているとどこかへ出かけるのか正装したクロードがフォルテナに気付き駆けてくる。
フォルテナは嬉しくなってクロードに駆け寄ると「書庫へ行く許可をくださってありがとうございます!」とクロードに声を掛けた。
クロードは胸辺りを数回叩くと動きを止めてから、フォルテナの手を取り、手のひらを指先でくすぐったのでフォルテナはケラケラ笑う。
「く……くすぐったのでやめてください。ふふふ!」そうするとクロードはまた走ってどこかへ行ってしまったのでフォルテナは急いでいるのだろうか?とそれを見送り、また書庫を目指して歩いた。
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