【R18】フォルテナよ幸せに

mokumoku

文字の大きさ
42 / 43

41★

しおりを挟む
「フォルテナ殿……お、俺はもう我慢ができません!!」
クロードはそう叫ぶと朝食後フォルテナを押し倒した。

「あっ……クロード様ったら……」
フォルテナはそう言うと手の甲に当たるクロード男性器をそっと撫でた。バッキバキだ。「うっ……ぐぐぐ!」
「昨日したばかりではありませんか……あんなにたくさん?」
「し、した……したけど……」
「したけど?」
「全然足りないのです!」
クロードは泣きそうな声でそう言うとフォルテナの首すじに顔を埋めた。
フォルテナは興奮していた……
クロードが性行為の回数が少ないと駄々をこねている……

(なんてかわいらしいのかしら……!!)

「足りない?……じゃあ今回だけですよ?」
「う、うん!そ、それじゃあ、いいか?今日も……」
「はい、特別」
クロードはそれを聞いてニッコニコになった。
フォルテナは「今日だけ」と言ったけれど……(私はきっとこうしてクロード様が懇願すれば……明日だってその次の日だって許してしまうだろうな……)
優しい手つきで自分の服を脱がせるクロードの頭を撫でながらフォルテナはそう思う。
下着が外されて飛び出した……あまり大きくはない胸。
それにクロードはそっと唇を寄せると、舌でその先を愛撫する……ああ……心地よい……
フォルテナは快感に身体の力が抜けて行くのを感じて目を蕩けさせた。その様子に気付いたクロードがフォルテナをそっとベッドに押し倒す。
「あ……ハァ、ハァ……」
クロードが荒い息を吐きながらフォルテナを見下ろした。
(ああ……なんてかわいらしいんだろう……)フォルテナはその頬にそっと触れる。

「フォルテナ殿……かわいい……愛しています……」クロードはその手をそっと握り言った。
「私も……クロード様……」
クロードはフォルテナに顔を寄せるとキスをした。
二人はほぼ同時に口を開くと舌をお互いに差し込んだ。
甘い口づけだ。


フォルテナの小さな舌をクロードが舐めるとフォルテナの背中にはゾクゾクと心地よい寒気が走る。「ふぅ……ん……」快感にフォルテナが身を捩るとクロードがそれをキツく抱いた。
彼の逞しい胸にフォルテナは自身の胸を寄せた。
腹部に当たっていた男性器がビクッと震えるとそこが濡れていく……
「出そうですか……?」
フォルテナは口を離すと言った。
クロードは顔を真っ赤にすると「……は、はい……」とフォルテナの脚を抱え上げる。
「だ、あっ……出してもいいのですよ……んーっ……!クロード様ぁ……!」クロードはフォルテナの陰核に吸い付くとそこを唇ですり合わせた。フォルテナの陰部からもまたトプ……と愛液が溢れ出していく……クロードは口を離すとそこを観察した。

ハァハァ……と荒い息遣いが部屋に響く。

「が……我慢する……」

クロードは自分の陰茎をギュッと握り締めると、フォルテナのぷっくりと膨らんだ陰核を指先で撫でた。そこはもう愛液とクロードの唾液に塗れていてヌルヌルとした手触りになった。

「あっ……あっ……」
「フォルテナ殿……こ、心地よいですか?お、俺は……」
「は、はい……あっ…心地よい……あん……ですぅ……!」
フォルテナがヒクンヒクン…と陰核の脈動を早めた時、「ク……クロード様……一緒に……」と腰を引いた。

「え……?しかし……フォルテナ殿……」今達しそうではありませんでしたか?そう尋ねようとした時、クロードは精が出そうになったのでシーツをギュッと握り締めた。
「……いれてくださいませ……」
フォルテナがそう潤んだ目で見たものだから、クロードはフガフガが止まらなくなったのだ。

自分のビクビクと耐えず震えている陰茎を握り締めるとフォルテナの陰部にそっと当てた。フォルテナはこれから与えられる快感に身を捩らせるとすでに腫れ上がって外に飛び出しているであろう陰核を意識した。

(触って欲しい……)

その想いが伝わったのか、クロードがいつもより乱暴にフォルテナの中に侵入するとそっと陰核に指を添え、耳元で囁いた。
「君は……これが好き……?」
「あー……っは、はい……!」フォルテナは望んでいた快感を与えられて仰け反るとクロードは腰を数回振って腹の上に精をビュービュー放つ。
「あっ……クロード様……も、もう一回……」
「う、うん。次は長く保つ……」
クロードは再び硬さを取り戻した陰茎をフォルテナに挿入すると再び腰を打ち付けた。
フォルテナの腹に出された精はクロードが動く度にトロトロとベッドに垂れてシーツを汚していく。
クロードの指に優しく押し潰されたフォルテナの陰核はコリコリと硬さを帯びて彼女は震えるほどの快感に口を薄っすら開けた。

「あっ……クロード様……」フォルテナがそれに耐えきれず中をギューッと蠢かせ絶頂した時、クロードはフォルテナを抱きしめると腰をガンガン打ち付けてまた再び腹部に精を出したのだ。




「す、すまん……つい……」
クロードがフォルテナの身体を拭いてからドロドロに汚れたシーツをベッドからはぎ取っている。
フォルテナはその背後にそっとくっつくと「私も……心地よかったです……」そううっとり言った。

「そ、そうか?じゃあまた……」
クロードはシーツを床に投げ捨てると振り返りフォルテナを抱き寄せバッキバキの男性器をフォルテナに軽く押し付けた。
フォルテナは先ほどの快感を思い出してうっとりすると
「んー……もう一回?」と首を傾げたので、クロードは「う、うん、そうしよう!」とシーツを剥ぎ取りマットレスだけになってしまったベッドにフォルテナを押し倒した。
しおりを挟む
感想 316

あなたにおすすめの小説

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

どうやら夫に疎まれているようなので、私はいなくなることにします

文野多咲
恋愛
秘めやかな空気が、寝台を囲う帳の内側に立ち込めていた。 夫であるゲルハルトがエレーヌを見下ろしている。 エレーヌの髪は乱れ、目はうるみ、体の奥は甘い熱で満ちている。エレーヌもまた、想いを込めて夫を見つめた。 「ゲルハルトさま、愛しています」 ゲルハルトはエレーヌをさも大切そうに撫でる。その手つきとは裏腹に、ぞっとするようなことを囁いてきた。 「エレーヌ、俺はあなたが憎い」 エレーヌは凍り付いた。

愛された側妃と、愛されなかった正妃

編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。 夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。 連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。 正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。 ※カクヨムさんにも掲載中 ※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります ※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。

断る――――前にもそう言ったはずだ

鈴宮(すずみや)
恋愛
「寝室を分けませんか?」  結婚して三年。王太子エルネストと妃モニカの間にはまだ子供が居ない。  周囲からは『そろそろ側妃を』という声が上がっているものの、彼はモニカと寝室を分けることを拒んでいる。  けれど、エルネストはいつだって、モニカにだけ冷たかった。  他の人々に向けられる優しい言葉、笑顔が彼女に向けられることない。 (わたくし以外の女性が妃ならば、エルネスト様はもっと幸せだろうに……)  そんな時、侍女のコゼットが『エルネストから想いを寄せられている』ことをモニカに打ち明ける。  ようやく側妃を娶る気になったのか――――エルネストがコゼットと過ごせるよう、私室で休むことにしたモニカ。  そんな彼女の元に、護衛騎士であるヴィクトルがやってきて――――?

王子を身籠りました

青の雀
恋愛
婚約者である王太子から、毒を盛って殺そうとした冤罪をかけられ収監されるが、その時すでに王太子の子供を身籠っていたセレンティー。 王太子に黙って、出産するも子供の容姿が王家特有の金髪金眼だった。 再び、王太子が毒を盛られ、死にかけた時、我が子と対面するが…というお話。

婚約者の番

ありがとうございました。さようなら
恋愛
私の婚約者は、獅子の獣人だ。 大切にされる日々を過ごして、私はある日1番恐れていた事が起こってしまった。 「彼を譲ってくれない?」 とうとう彼の番が現れてしまった。

幼馴染を溺愛する旦那様の前からは、もう消えてあげることにします

睡蓮
恋愛
「旦那様、もう幼馴染だけを愛されればいいじゃありませんか。私はいらない存在らしいので、静かにいなくなってあげます」

私に告白してきたはずの先輩が、私の友人とキスをしてました。黙って退散して食事をしていたら、ハイスペックなイケメン彼氏ができちゃったのですが。

石河 翠
恋愛
飲み会の最中に席を立った主人公。化粧室に向かった彼女は、自分に告白してきた先輩と自分の友人がキスをしている現場を目撃する。 自分への告白は、何だったのか。あまりの出来事に衝撃を受けた彼女は、そのまま行きつけの喫茶店に退散する。 そこでやけ食いをする予定が、美味しいものに満足してご機嫌に。ちょっとしてネタとして先ほどのできごとを話したところ、ずっと片想いをしていた相手に押し倒されて……。 好きなひとは高嶺の花だからと諦めつつそばにいたい主人公と、アピールし過ぎているせいで冗談だと思われている愛が重たいヒーローの恋物語。 この作品は、小説家になろう及びエブリスタでも投稿しております。 扉絵は、写真ACよりチョコラテさまの作品をお借りしております。

処理中です...