わがままな婚約者

はる

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2話

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俺たちはもうすぐ結婚する仲だ。


しかし、寝室は別々。
彼女があんな感じだし、ここは豪邸…
しょうがないだろう…


俺の部屋にはキングサイズの広いベッドが1つ置かれている。


彼女の部屋も同じだ。


普段はもちろん別々で寝ている。


何が良くてモテる俺がこのだだっ広いベッドでひとり寂しく寝ているのだろう。


しかし、彼女の気が向いた時だけこちらに来る。





「ねぇ、抱いて???」


抱いてと言ったってこちらが思うように抱くのではない。彼女が思うようにやりたいように抱いてあげるのだ。




『いいよ。今日はどーしよっか?』


彼女の機嫌を損ねないようにこんなことを言う。


「優しく全身にキスして。」


チュッ、チュッと寝室に響き渡る音。


頭から肩、腕、首、鎖骨、お腹、太もも、足、全身に唇を落とす。


自分の愛が伝わるように…




そうとも知らない彼女から


「うぁっ、もういいから・・・あとはヨアンが好きなようなして?」


と言われた。



優しく全身を撫で胸の頂きに触れる。


「んっ、、」


『気持ちいい???』


「………」


途中で呼びかけても無視される。




『、、、次、下触るね』


無視された気まずさを払うようにそんなことを口にする。


下を触るとそこはもうぐしょぐしょ。


言葉なんて聞かなくても気持ちいいって分かる。





中を慣らすため、指をイれようとすると



「もう、いいから早くイれて?」


『でも、慣らさないと……』


「いいからっ」


好きにしてって言ったのに、結局は彼女のの思うように抱く。




せめて、アーシャが痛くないようにゆっくりといれる。


「んっ、、あっ、、」


『痛くない?大丈夫?』


「………」



彼女の中に入りきると中が慣れるまで待つ。


「ねぇ、キスして???」


頭、瞼、頬…ゆっくりとしっかりキスを落とす。



だんだん腰を振り始まると


「あっ、、ん、、んあ、、、」


彼女はしっかり感じてくれる。


『んっ、、ここ?気持ちいい?』


「あっ・・・んっっ、もっと、んっ、そこっ、んっ、ぐっって、してっ、」


アーシャの気持ちいいところに当ててあげると


「あっ、、ん、、イっちゃ・・・う、」


『んっ、イきな??』


下の薔薇も同時に触ってあげると気持ちよさそーにイく。


『アーシャ…はぁ、んっ、好き・・・』


「んっっ、あぁぁ、」




ああして、こうしてと言われ好きなようにやりたいようにしてあげる。


そして満足すれば俺に背中を向け、俺のベッドの隅で寝てしまう。


このときだけは一緒に同じベッドで寝てくれる。


アーシャは気まぐれに俺に抱かれたい時だけこちらに来る。


夜の生活はそんな感じだった…
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